山に癒されて…♪

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弾け飛んだ数珠を納めに 比叡山へ…②

2015年06月13日 | 山登り 近畿 比良方面


ギシギシ

このギシギシを見かけると
夏が来たんだな…と感じます
地味だけど 良く見ると変わったお花の集まりで
一つ一つはかわいいものです


8:42 観光駐車場

さて…今回は参道から歩いて登る事になりましたので
無料の駐車場に止める事にします
少し離れていますが
無料にこしたことはありません
おトイレもありますし のんびり出発します


8:50 延暦寺表参道(本坂)入口

さて…参道入り口ですが
まぁ~階段が天にでも連れて行かんとするほど
上に上に続いて 長い階段歩きとなります





これも修行…功徳…と 頑張ります


9:05 

本格的山道…?
何やら意味ありげに立ちはだかる入り口の仕切り戸
あけると…ギギギギ・・・なんて音はしません
しかし、少し空気が変わり、何やら歴史の重みを漂わせ始めます


ユキノシタ


9:27

昔は、舗装された参道だったのでしょう
車でも、馬車でも なんでも通れたでしょう
でも…次第に姿が変わり 
自然の力に翻弄されたままの状態になっています

人が便利につくっても
自然は密かに元に戻そうと蠢いているのでしょうか…

その力は、人の考えには及ばないほどの力を秘めています


9:45 亀堂


亀堂の分岐から道は舗装されたものに変わります



樹齢何年の杉の木でしょうか…
人口林といえど…何やら神秘の趣で迎えられます

人口林の間に伸びる舗装道をゆっくりと進みます


さて…延暦寺は
比叡山の山内を地域別に、東を「東塔(とうどう)」、
西を「西塔(さいとう)」、北を「横川(よかわ)」の三つに区分しています。
これを三塔と言い、それぞれに本堂があります



今回は、比叡山頂を目指す事も目標になっておりましたから
東塔のエリアのみを歩きます


延暦寺大書院


根本中堂への境内

根本中堂
東塔の根本中堂はその最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂となります。本尊は薬師如来です。
延暦寺を開いた伝教大師最澄が延暦7年(788)に創建した一乗止観院(いちじょうしかんいん)が元であり、
その後何回も災害に遭いましたが、復興の度に規模も大きくなり
現在の姿は徳川家光公の命で寛永19年(1642)に竣工したものだそうです。



この中堂には本尊薬師如来が安置され 「不滅の法灯」が大灯籠の中で燃え続けています
薄暗い本堂の中で、この光は絶え間なくゆるぎない命のともしびのように燃えております
しかし…
この法灯は… 一度だけ途絶えた事があるそうです

8世紀に最澄が、延暦寺を開いて以来1200年もの間、守り継がれてきたものですが
その明りは途絶えたのは、今から400年以上も前の 1571年9月12日の事
織田信長が比叡山延暦寺を取り囲んで焼き討ちし、
根本中堂はもとより 比叡山延暦寺の建造物は、大多数が焼失してしまったのです

歴史に名の残る織田信長の気性…
僧侶だけではなく、女・子供にも容赦なく刃を向けて 首を刎ねたといわれます

その様相は 炎上される渦の中 まさに地獄絵図そのものだったと伝えられています

延暦寺はその後、寺領もすげて没収され、最澄以来の800年近い歴史は
ここに幕を閉じてしまうのです

しかし、延暦寺は、豊臣家や徳川家の寄進により再建する事ができます
そして、途絶えた「不滅の法灯」は 山形県にある立石寺に分灯していた法灯を 
延暦寺に移して 再び燃え始めたと言います

こうして復興を遂げた延暦寺は その後も多くの名僧を輩出し
日本の精神文化に大きな影響を与えています




現在は 吐き打ちの惨状の面影すらありません
しかし過去の歴史に残る惨事は消える事はなく伝えられるのでしょうが
神聖な地であるところから、惨事に巻き込まれた魂も沈められているのかもしれません
そのためでしょうか…人の出入の少ない山域は
苔むした山肌と樹林に包まれ、静かな眠りについているかのように
神秘で静寂な空気を 漂わせているところがあります





東塔     (延暦寺ガイドから地図をお借りしました)
比叡山三塔十六谷の中心で、延暦寺総本堂の根本中堂をはじめ、
大講堂、法華総持院東塔、戒壇院などの重要な堂塔や、国宝殿、延暦寺会館、書院などが集まっています



そんな比叡山の東塔を堪能しながら
もう一つの目的である大比叡山頂に向かうべく 
根本中堂で 数珠を返納した後、阿弥陀堂へと向かいます



10:09

大講堂の前の道を通り過ぎ
正面に見えだす階段を登ると 阿弥陀堂の境内に出ます


10:10 阿弥陀堂



右寄りの奥へと進んでいきます


10:11 阿弥陀堂裏

裏山に行く感じですね♪





階段を登ります

本当に…階段が多いです

最初から数えていたら…何段あるのでしょうね…





どんどん登ります
周りは薄暗く 自然の香りが充満しています


ミズタビラコ? ムラサキサギゴケ


10:24 杉の木


樹齢何年?
自然と闘った証のお姿?

自然のなせる技なのでしょうか? 
その横を九十九折りに延びる坂道を登って行きます



10:26


木の根が まるで飛び石のようでもあり
生き物のようでもあります…



10:30


山道にしたら広い道です
樹林の静かな空気が喘ぐ息を吸い上げていきます



10:33


山頂でしょうか?
何やら人工物が…


ウツギ 栗の蕾




10:39


朝日放送・関西テレビ 比叡山中継基地
こんなところに…!っと ちょっと驚いてしまいました



10:41



比叡山中継基地を回り込むように進むと
何やら…秘密基地入り口見たいな所が…
昔を思い出して、少しワクワク♪する私です





…ん?


大比叡山848m  一等三角点


ここが山頂?
ちょっと予想していたものと違って 一瞬 ボ~ …


神秘な雰囲気から 一気に現在に戻って
秘密基地入り口が…頂上…
ってな感じです(^^;


でも…一等三角点 思わず拝みます


フタリシズカコアジサイ


さて ここには長居は無用…
それは、じっとしていると 
冷たい空気が絡んで熱を奪ってしまいそうなので…
下界と違って…やはり肌寒いです…

一気に下って行きます

東塔の根本中堂手前の広場まで下ると、今度は ケーブルの方へ向かいます




11:20 ケーブル比叡駅


11:27 ケーブル比叡駅の裏


今回は歩いた事のないコースで下る事にしました

ケーブル横の鳥居はくぐらず
ケーブル比叡駅の裏側のケーブル沿いに道を取り
紀貫之の墓方面の標識に沿って
やせ尾根を下って行きます

思いのほか…山歩きをさせられるコースでした


それでは…続きは日を改めて…




長文になってしまいますが
最後までお付き合いくださってありがとうございます
続きは 早々にアップする予定にしておりますので
よろしくお願いいたします

nanekobi












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