ちはや園地からの続きです
開けた園地から再び樹林帯の中に入りますが
ここからは尾根道のアップダウンのある道を進むことになります
アップダウンといっても
階段状のものもあり 管理された道は歩きやすいです
しかし、お天気の影響で、泥濘となったところは
歩くときに注意が必要です
足元の泥は容赦なく 滑りますし 泥まみれにしてくれます
クマザサが道脇を覆います
少しまだ痩せた感じのクマザサ
昔、子供が小さいころ 毎年このクマザサで餅をくるんで、
チマキを作った事を思い出します
12:09
少し明るさを増してきたように思いますが
やはりガスった景色に視界は閉ざされております
途中の道で樹林帯から抜け出ることもありますが
今回ばかりは周囲の景色を楽しむことは終始できそうもありません
12:18
植林の間の道に連なる長い列が
山肌の彩に一役買っているかのようです
12:43 千早峠 784m
ダイヤモンドトレイル(金剛葛城山系の稜線を縦走する長距離自然歩道。奈良県香芝市の屯鶴峯から大阪府和泉市の槙尾山までのコースで、全長約45km)
「千早峠と天誅組」(峠の説明版から引用)
「千早峠は、奈良県五条と大阪府南河内地方を結ぶ最短コースとして
昔より交通軍事上の要地となっていました。
歴史上においても、江戸時代の末、天誅組が観心寺よりこの峠を越えて
五条代官所へ討ち入った事は有名です。
文久3年(1863)8月13日、孝明天皇の大和行幸が発せられました。
天誅組は、この行幸を機に幕府を倒して天皇親政を実現させようと考え、
その先鋒として8月17日に大和五条の代官を襲撃し、
桜井市に本陣を置き五条を天皇直轄地とする旨を宣言し、
いわゆる五条御政府を立てました。
しかし、その翌日、薩摩・会津藩連合による「八月十八日の政変」が起き、
大和行幸は中止、天誅組の後ろ盾となっていた長州藩は尊皇攘夷派の七卿とともに
京を落ちのびました。
討幕の先駆的役割を果たした天誅組は、わずか一日で挙兵の大義名分を失い
「暴徒」として追討を受ける身となり、苦戦の末、
9月中頃南大和の地で壊滅しました。」
河内長野市観光協会
「千早峠は、奈良県五条と大阪府南河内地方を結ぶ最短コースとして
昔より交通軍事上の要地となっていました。
歴史上においても、江戸時代の末、天誅組が観心寺よりこの峠を越えて
五条代官所へ討ち入った事は有名です。
文久3年(1863)8月13日、孝明天皇の大和行幸が発せられました。
天誅組は、この行幸を機に幕府を倒して天皇親政を実現させようと考え、
その先鋒として8月17日に大和五条の代官を襲撃し、
桜井市に本陣を置き五条を天皇直轄地とする旨を宣言し、
いわゆる五条御政府を立てました。
しかし、その翌日、薩摩・会津藩連合による「八月十八日の政変」が起き、
大和行幸は中止、天誅組の後ろ盾となっていた長州藩は尊皇攘夷派の七卿とともに
京を落ちのびました。
討幕の先駆的役割を果たした天誅組は、わずか一日で挙兵の大義名分を失い
「暴徒」として追討を受ける身となり、苦戦の末、
9月中頃南大和の地で壊滅しました。」
河内長野市観光協会
少し休憩を取りますが、抜いた団体さんが来られると同時に 入れ替わる様に出発します
13:21 行者杉 715.5m
行者杉です。
左に行くと国道371号線(五條側)方面、キリサコ尾経由で五條です
右に行くと国道371号線(河内長野・石見川)方面です。
紀見峠方面へはこのまま直進します
軽く休憩を取ってからの出発になります
金剛山地から和泉山脈への移り変わり、
緩くアップダウンを繰り返しつつ、高度は1,000mから400mまで次第に落としていきます
14:00 タンボ山 763m
ここからも軽いアップダウンになります
14:15 西ノ行者堂 733m
14:39
さてさて…ここから650段ほどあろうかという
階段を延々下っていきます
これを反対に登るとなると
苦難の登りとなるのでしょう…
しみじみ…下りでよかったと胸をなでおろしてしまいます
14:58 山の神 450m
祠があるらしいのですが
今回は祠すら探す余裕がありません
軽く休憩を取っていても、なぜか自由には動けない もどかしさはあります
山の神は、各地の登山道や山道の入り口などで見かけられ、
今なお信仰が続いていると思われます
お山にはお山の神がいらっしゃいます
山のお仕事の無病息災を祈るためのものと
お山を守るためのもの・・・?
その山の神のお姿は、蓑を着ている女の神様とか・・・
また、お空すらも飛ぶらしいのですが、その時は音が聞こえるといいます
ゴーゴーと天空を揺らすような風の音に似ているのでしょうか…
ざわざわと木々を揺らす音に似ているのでしょうか…
どれが山の神様の飛ぶ音なのでしょう…聞いてみたいです
そうそう…山の神は女の神なので、男のものを作って供えると喜ばれるそうな
だけど、女の人が山に入るとやきもちを焼くという話も耳にするそうな…
こんなおばさんでは、やきもちの対象にもなりませんでしょうか…(笑)
山の神の標識を通り過ぎて ダイヤモンドトレールの林道を避け
紀見峠の駅へと向かうため 左に伸びる細い山道へと入って行きます
15:00
後、もう少しです
頑張りましょう!
15:04
長い行列がきれいに続きます
15:09
開けた山道に変わる頃
民家が姿を現すと、その人の庭のようなところに出ることに…
15:10 金剛南尾根登山口
植木鉢の置かれた真ん中で
よく見なければ気が付かないであろう 標識を発見します
金剛南尾根を下ってきたことを実感します
やっと人里に下りてきて
安堵するときでもあります
暫し、紀見峠駅まで舗装された道を歩きます
ヒメリュウキンカ(姫立金花)
今回は スピードのある山歩きで、
お花と戯れるのは程遠い感じでした
その中で、お写真に収められたのは、この、ヒメリュウキンカのお花だけです
私の目の横を素通りした 他のお花は
ホトケノグサ ハルジョオンくらいだったでしょうか…
オッと… 土筆も見つけました♪
民家の庭には、春のお花が沢山ありました
梅の花も誇らしげに咲いています
しかし…今回は、雨上がりのガスったお山では
お花との会話もままならないまま 通り過ぎてしまいました
でも、お花の時期としてはもう少し先でしょうか?
早春を告げるお花のみが
その姿を見せてくれていたように思います
コースタイム
9:10 登山口 説明会 9:17 → 10:35 金剛山山頂 10:50 →
11:13 ちはや園地 11:30 →12:43 千早峠 12:50 → 13:21 行者杉 13:30 →
14:00 タンボ山 → 14:15 西ノ行者堂 →15:10 南尾根登山口 → 15:40 紀見峠駅
9:10 登山口 説明会 9:17 → 10:35 金剛山山頂 10:50 →
11:13 ちはや園地 11:30 →12:43 千早峠 12:50 → 13:21 行者杉 13:30 →
14:00 タンボ山 → 14:15 西ノ行者堂 →15:10 南尾根登山口 → 15:40 紀見峠駅
金剛山は、とても有名なようでネットでしばしば目にします。
もしかして、此方の高尾山のように、
多くの登山者さんが楽しんでいるポピュラーなお山なのでしょうか。
今時は、雪が融けてぬかるんでいる山道が所々ありますね。
その後バスや電車に乗るのに靴が泥だらけで
慌ててしまうこともありますよ。
地元の学校では、必ず耐寒登山に行かせられ、登ったことのない人がいないと言われています きっと高尾山と同じ感じではないでしょうか?
私も、一度高尾山に登りに行ってみたいと思います 関東の方では、よく耳にしますから
気になっているお山です
電車やバスでは 泥濘後の靴では 泣きそうになりますね(笑)
私の場合は、汗かきなので、椅子に座る事も出来ないです(笑)
マイカーで温泉に入って帰るのが一番うれしいのですが…(^m^;)
コメントありがとうございます♪