2018年4月1日(日)⛅ 御池岳 T字尾根~土倉岳(ハゼクラダケ)~ノタノ坂
T字尾根取付きからの続きです
取付きから植林帯の中の急登を
時にジグザグに登っていきながら高度を稼ぎ
尾根を目指します
もうすぐ枝尾根だよ!とチチの声

樹林帯から少し抜け出す感じで 小さな枝尾根に出ます
山腹の急斜面とお別れ…♪と思うと ホッとした時です
葉のない枝の向こうに見えるのは…?
T字尾根の枝尾根に出る
尾根に出ると 梢の向こう景色が変わり
少しだけ周りが見え始めます
この季節ならではの景色です 若葉が伸び始めると
この景色も緑の中に埋もれて見えなくなるのでしょう…
少し開けた尾根上からは…?

天狗堂 988m
枝尾根に出て 最初に顔を出してくれたのは
天狗堂でした
天狗堂から延びるサンヤリへの尾根姿が美しい
天狗銅を見ながらさらに進むと
再び樹林帯の入り口が見えてきます
その入り口ともいうべき所に
1本のヒノキがどんと立っています

ヒノキの門番?
一際目立つこのヒノキは まるで門番の様でもあり
その奥には ヒノキの植林と雑木林が待ち構えております
その雑木林と植林の間の道を通り抜けると
今度は 貧相にも見える 枯れ枝のような樹林帯が…
無造作な自然林
再び雑木林と植林の間の道
道が急になって…

P878
こうして…
様々に様相を変えて続く尾根道を進むと
尾根は広くなってきて
P878の標識を目にします
樹林帯の広めの尾根…
ここはT字尾根の左肩の部分にあたります
漸く T字尾根の横棒の端に出たのです♪
ここからT字尾根を歩くことになります

標識

まだ葉をつけない枝の向こうにテーブルランド
その姿を捉えて追う形になります…が
まだ…遠い感じ…
ならば この季節ならではの
見通しの良い景色を楽しみながら のんびりと
テーブルランドへと向かう事にしましょう
多少のアップダウンの稜線を描きながら
広いブナ林の広がる尾根を歩きます
広い尾根

気持ちの良いブナの回廊…?
不思議な感覚に陥りながら歩きます
二次林の中に入ると…

おっ!

恥ずかしがりやなイワウチワの蕾
開こうかどうしようか 迷っているのでしょうか…
最初に見つけたイワウチワの蕾が愛らしく 記念写真

今度は絨毯のよう広がるイワウチワの群生を見かけます
しかし 雪解けの後で赤黒い葉が広がっているだけ
覗いてみると 小さな蕾が沢山ついていますが
春の日差しを浴び出して 日が浅いのでしょう
少しずつ膨らみかけていました
その中で一つだけ 気の早いイワウチワを発見
少しずつ様子を見るように その花弁を開きかけています
春ですよ~
お目覚め下さいませ~
春の目覚めは ここにありました…
花言葉:春の使者 適応力
イワウチワ
この群生の間の道を進むこと10分後…

P918
T字尾根の交差点につきます
古き味のある標識

P918(T字尾根の分岐)
道は三方向に踏み跡が残っています
左よりに進めば T字尾根の横棒の右肩に行きますが
ここは右方向に曲がり T字尾根の縦棒へと進みます
ここは広くて迷いやすいようです
テープが沢山つけられてます
まだ 見通しが良い条件だったので 迷う事はありませんが
ガスるとしんどいかもしれません…
T字尾根の縦棒へ
あまりにものんびりとした雰囲気の尾根が続き
このままテーブルランドまで
穏やかな広い尾根が続くもの…と思っていました
緩やかに下る先に残雪があり…
樹間からのぞける土倉岳…
広場のような尾根には 蒐場もあり…

芸術的な木の姿を見かけながら
気持ちよく歩いています


少し尾根が狭くなってきたように思いつつも…
葉のない枝を広げる樹木の
向こうに見える山の姿を追いながら
まだ… 気持ち良く歩いていました

あれ…尾根が狭くなってきた…?
尾根らしく隆起した道は
狭い痩せ尾根の様になってきます
( ,,`・ω・´)ンンン?…と思いつつも
ふと…落とした目線の先に見えたもの…ピンクの…
それに惹きつけられて…
一気に舞い上がります♪



花をつけたワウチワ
愛らしい姿に目を奪われ…
清楚なアセビが目に留まり…
シャクナゲの固い蕾…❓
えっ!

これは何…!
忘れてました…
シャクナゲ=険しい道
あの穏やかな尾根道は何処に消えたの~!

チチ~どこですか~
早く来いよ~
チチ~ みえませ~ん


置いてくぞ~

根っこのお化けが うじゃうじゃです~
いいから 早く来いよ~

いつの間にか険し痩せ尾根になって
根っこの張り巡らせた急登を必死で登る事に…

お花を見ている余裕がなくなります…


P967
漸くチチに追いついたと思うと チチが指で前方を指します
見上げると 木に取付けられた標識が目に留まります
そのP967の標識を見ながら チチ曰く…
ここを下れば最後の登りだけだ
そこをがんばって登れば
もう テーブルランドだよ
ほんとう~
もうすぐ着くのね♪
これがアップダウンの最後のピークで
後は最後の登りを…登るだけ…
もうすぐ テーブルランドですね…
下って登ればテーブルランドと信じていました…
…
… 本当に信じていました
P967からは一旦下りになります
急な登りは急な下りは付きもの…?
真新しいザイルが 設置されています
そのザイルの長い事…と言っても
10メートルあったでしょうか?
ザイルは使わなくても下れますが
足元は崩れやすいので注意は必要です
ここでも…
この急坂を下って 次の登りをがんばればテーブルランド…
そう言い聞かせながら下っていきます
鞍部?
チチが声をかけてきます
休まなくていいか?
…?
ここから 最期の登りになるけど…
私の体力を心配しての事のよう…
大丈夫です♪
ここを登ればテーブルランドなんだから…
そうか…
最期に急な登りを登ると着くから…
この先の坂さえ登れば着くのね…
何度も 自分に言い聞かせる私…
さぁ~頑張るぞ!ファイト~

これを登れば…って
そんなに急じゃないけど…?
先週の藤原岳の孫太尾根に比べると屁の河童…だけど?
だけど… だけどなんだけど…
あれ…下るの?
何だかまだまだ道…続くよ?
最期の登りって幾つあるの?
先のない登りが続くみたい…
ふと…思い出してしまった…昔の事
まだ山を始めたばかりの頃に学習した事…
山屋は嘘はつかないけど よく騙す…
大した所じゃないよと言って騙し
必死で登る私にもうそこだよと言って騙し
よれよれの私を
騙し騙し連れて行ってくれた…ことを…
チチもまた 山屋の本質を強く持つ者…
そうか…
まだまだ歩かねばならないのね…
登れば着く…ではなかったのですね…
漸く 悟るわたし…
開き直って悶々とついていきます

地面とにらめっこしながら登っていた急坂で
一呼吸する為に ふと目線を上げると
天狗堂が見えます
あれ? 少し目線が近くなったよう…?
それでも…
急坂はまだまだ続きます
先のない急登に必死!
!
あれ…
スカイラインが…
チチ? もしかして…そこは…
T字尾根標識が…

T字尾根下降点
やった~♪
漸くテーブルランドに辿り着きました~

休もうか…
チチの言葉に素直に従います
カレンフェルト
カレンフェルトの岩肌をお借りして
暫し休憩をとります

天狗堂

T字尾根下降点
オニシバリ
花言葉:永遠 変わり者
暫し優し気に吹く風を絡めて
広い草原のようなテーブルランドを眺め
カルスト地帯特有のカレンフェルトを楽しみつつ
疲れた体を癒します
ここからは のんびりとテーブルランドを周回して
御池岳の最高点へと向かいます
つづく

取付きから植林帯の中の急登を
時にジグザグに登っていきながら高度を稼ぎ
尾根を目指します


樹林帯から少し抜け出す感じで 小さな枝尾根に出ます
山腹の急斜面とお別れ…♪と思うと ホッとした時です


尾根に出ると 梢の向こう景色が変わり
少しだけ周りが見え始めます
この季節ならではの景色です 若葉が伸び始めると
この景色も緑の中に埋もれて見えなくなるのでしょう…


天狗堂 988m
枝尾根に出て 最初に顔を出してくれたのは
天狗堂でした
天狗堂から延びるサンヤリへの尾根姿が美しい

天狗銅を見ながらさらに進むと
再び樹林帯の入り口が見えてきます
その入り口ともいうべき所に
1本のヒノキがどんと立っています

ヒノキの門番?
一際目立つこのヒノキは まるで門番の様でもあり
その奥には ヒノキの植林と雑木林が待ち構えております
その雑木林と植林の間の道を通り抜けると
今度は 貧相にも見える 枯れ枝のような樹林帯が…




P878
こうして…
様々に様相を変えて続く尾根道を進むと
尾根は広くなってきて
P878の標識を目にします
樹林帯の広めの尾根…
ここはT字尾根の左肩の部分にあたります
漸く T字尾根の横棒の端に出たのです♪
ここからT字尾根を歩くことになります




まだ葉をつけない枝の向こうにテーブルランド
その姿を捉えて追う形になります…が
まだ…遠い感じ…

ならば この季節ならではの
見通しの良い景色を楽しみながら のんびりと
テーブルランドへと向かう事にしましょう
多少のアップダウンの稜線を描きながら
広いブナ林の広がる尾根を歩きます


気持ちの良いブナの回廊…?
不思議な感覚に陥りながら歩きます


おっ!


恥ずかしがりやなイワウチワの蕾
開こうかどうしようか 迷っているのでしょうか…

最初に見つけたイワウチワの蕾が愛らしく 記念写真


今度は絨毯のよう広がるイワウチワの群生を見かけます
しかし 雪解けの後で赤黒い葉が広がっているだけ
覗いてみると 小さな蕾が沢山ついていますが
春の日差しを浴び出して 日が浅いのでしょう
少しずつ膨らみかけていました
その中で一つだけ 気の早いイワウチワを発見
少しずつ様子を見るように その花弁を開きかけています
春ですよ~

お目覚め下さいませ~

春の目覚めは ここにありました…

花言葉:春の使者 適応力



P918
T字尾根の交差点につきます


P918(T字尾根の分岐)
道は三方向に踏み跡が残っています
左よりに進めば T字尾根の横棒の右肩に行きますが
ここは右方向に曲がり T字尾根の縦棒へと進みます
ここは広くて迷いやすいようです
テープが沢山つけられてます
まだ 見通しが良い条件だったので 迷う事はありませんが
ガスるとしんどいかもしれません…

あまりにものんびりとした雰囲気の尾根が続き
このままテーブルランドまで
穏やかな広い尾根が続くもの…と思っていました





芸術的な木の姿を見かけながら
気持ちよく歩いています



少し尾根が狭くなってきたように思いつつも…

葉のない枝を広げる樹木の
向こうに見える山の姿を追いながら
まだ… 気持ち良く歩いていました



尾根らしく隆起した道は
狭い痩せ尾根の様になってきます
( ,,`・ω・´)ンンン?…と思いつつも
ふと…落とした目線の先に見えたもの…ピンクの…
それに惹きつけられて…
一気に舞い上がります♪








えっ!

これは何…!
忘れてました…
シャクナゲ=険しい道
あの穏やかな尾根道は何処に消えたの~!


チチ~どこですか~

早く来いよ~
チチ~ みえませ~ん



置いてくぞ~


根っこのお化けが うじゃうじゃです~

いいから 早く来いよ~


いつの間にか険し痩せ尾根になって
根っこの張り巡らせた急登を必死で登る事に…


お花を見ている余裕がなくなります…



P967
漸くチチに追いついたと思うと チチが指で前方を指します
見上げると 木に取付けられた標識が目に留まります
そのP967の標識を見ながら チチ曰く…
ここを下れば最後の登りだけだ
そこをがんばって登れば
もう テーブルランドだよ
ほんとう~

もうすぐ着くのね♪
これがアップダウンの最後のピークで
後は最後の登りを…登るだけ…
もうすぐ テーブルランドですね…
下って登ればテーブルランドと信じていました…
…
… 本当に信じていました



真新しいザイルが 設置されています
そのザイルの長い事…と言っても
10メートルあったでしょうか?
ザイルは使わなくても下れますが
足元は崩れやすいので注意は必要です
ここでも…
この急坂を下って 次の登りをがんばればテーブルランド…
そう言い聞かせながら下っていきます

チチが声をかけてきます
休まなくていいか?
…?
ここから 最期の登りになるけど…
私の体力を心配しての事のよう…
大丈夫です♪
ここを登ればテーブルランドなんだから…
そうか…
最期に急な登りを登ると着くから…
この先の坂さえ登れば着くのね…
何度も 自分に言い聞かせる私…
さぁ~頑張るぞ!ファイト~

これを登れば…って
そんなに急じゃないけど…?
先週の藤原岳の孫太尾根に比べると屁の河童…だけど?
だけど… だけどなんだけど…





ふと…思い出してしまった…昔の事
まだ山を始めたばかりの頃に学習した事…
山屋は嘘はつかないけど よく騙す…
大した所じゃないよと言って騙し

必死で登る私にもうそこだよと言って騙し

よれよれの私を
騙し騙し連れて行ってくれた…ことを…
チチもまた 山屋の本質を強く持つ者…
そうか…
まだまだ歩かねばならないのね…
登れば着く…ではなかったのですね…
漸く 悟るわたし…
開き直って悶々とついていきます

地面とにらめっこしながら登っていた急坂で
一呼吸する為に ふと目線を上げると
天狗堂が見えます
あれ? 少し目線が近くなったよう…?
それでも…


!






T字尾根下降点
やった~♪
漸くテーブルランドに辿り着きました~


休もうか…

チチの言葉に素直に従います

カレンフェルトの岩肌をお借りして
暫し休憩をとります

天狗堂

T字尾根下降点

花言葉:永遠 変わり者
暫し優し気に吹く風を絡めて
広い草原のようなテーブルランドを眺め
カルスト地帯特有のカレンフェルトを楽しみつつ
疲れた体を癒します
ここからは のんびりとテーブルランドを周回して
御池岳の最高点へと向かいます
つづく
ありがとうございます。
タカ長も無断訪問させて頂いています。
加齢とともに遠出する機会が少なくなっているので、関西の山情報など楽しみにしています。
これからも面白い記事を書いてくださいね。
自然がお好きなんですね!
私も農業をやる前は、ずっと都会暮らし、
便利で良よかったですが、
やはり、自然の中での生活があってるみたいです。
これからも、よろしくお願いします。
ご訪問有難うございます
私の方こそ読み逃げをしてスミマセン
関西以外の所の様子を見ることが好きで
楽しみに拝読させていただいております
人見知り激しく 読み逃げ常習犯ですが
どうぞよろしくお願い致します
コメントをありがとうございます♪
とても興味のある内容で
手作りの参考にさせていただきたいとお邪魔させていただきました
読み逃げばかりでスミマセン
自然が好きで いろいろと取り組んではいますが
自然程 優しく厳しいものはなく
それでも面白味があって好きです♪
読み逃げ常習犯の無礼者ですが
こちらこそどうぞよろしくお願い致します
イワウチワを拝見し、見に行きたくなりました。
こういう山道を見ると、静けさが読み取れます。
イワウチワは本当に春の使者ですよね
癒されながら登ることが出来ました♪
マイナーなルートの様で本当に静かでした
ですが距離はちょっとあるようです
山屋は騙す…
まだ山を初めての頃
もうそこだ!と言われながら 何時間歩かされたことか…
いつも騙された気分を味わっていました(笑)
それ以来でしょうか…
山屋は騙すと思ったのは…
これは私だけかもしれませんが…(笑)
遠い記憶の向こうの事ですが…(^^)
コメントをありがとうございます♪