山に癒されて…♪

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霧の鈴鹿 3 帰りのコクイ谷はロングコース?

2016年11月28日 | 山登り 近畿 鈴鹿 御在所
2016年11月20日(日)☁/霧 小雨 雨乞岳 イブネ クラシ 



イブネ~南東尾根経由の小峠からの続きです


南東尾根はこの天候ではちょっと辛いものがありました





小峠


そんな 南東尾根の急な下りを終えて
峠に辿りつきホッとした所で チチが問う


大きなツヅラと小さなツヅラ 
どちらがいい



???
小さなツヅラ



欲を出さずに 小さなツヅラを選択して答えると…


正解~♪


???




チチのいう
大きなツヅラ小さなツヅラとは…




 左側が大きなツヅラ クラシ谷方面へ下ります
 右側が小さなツヅラ 上水晶谷の愛知川の源流に出ます




左側の東斜面は急峻らしく 遠回りになります
右側の西面の方が近道になります


…なので 近道になる
小さなツヅラが正解だという事だそうです


しかし…私としては どちらも同じだったかも…

歩けど歩けど…中々終点が見えない歩きの
始まりの様に感じましたから…






急な斜面のトラバース




ここからも決して気の許されるものではありません
落ち葉のたまった急斜面
根っこの上で滑ります…

トラバースもまた…
油断すればそのまま谷底へ…って
その方が早く下れるかも…

決してタダでは済みそうにありませんが…



 下って…下って… 
 目の前に 開けた場所がみえます…




もうすぐ一般道に出るよ!


チチの言葉に目線を上げてみると
愛知側の上流の河原が見え始めます





愛知側の上流



景色が一変して
砂地の河原に出ました…



 冷たく澄んだ川の水…  怪しげな灰白色の空…



束の間の解放感…
再び谷間の薄暗い遡行が続きます

ただし ここからは千種街道を暫く歩くことになり
歴史のある街道筋を楽しむことにしましょう



 平坦な落葉の…  千種街道



街道といえど 山道の険しさは変わりなく
穏やかな広い自然林の道もあれば 
険しさの残る道もあります

木の根もとから苔が纏わりつき 
人を拒む自然の姿をどこかに偲ばせた
鎮守の森は続きます



そして 再び谷の出合に出ます



 川が近づく  コクイ谷出合の橋

コクイ谷出合




千種街道はここまで…

以前は この出合から
鈴鹿の上高地と呼ばれる水晶谷方面へと
歩いて行きましたが、今回は反対の
コクイ谷を登る形で遡行していきます






落葉の道を緩やかに上りながら
以前の歩いたコクイ谷を思い出しています

長かったような…
そんな朧気な記憶が蘇ってきます


 下って…川と合流…
 渉って…渉って…の始まりです
 時に 山腹の緩いトラバースも忘れずに…
 川のゴツゴツ岩の滑る事!
 あらよっと おっとっと 繰り返す渡渉… 
 何の跡?ここは 昔の…

濡れた落葉





乾いた落ち葉の上を歩くのは好きだけど
濡れた落ち葉の急斜面と岩は 嫌い


濡れた落ち葉の急斜面


その落ち葉の下に隠された 複雑社会
石 倒木 落ち枝 木の根 そしてズルズル
それを覆い隠し、怪しげに光る落葉
足を置けば 容赦ない
その社会に巻き込まれる私…

ありゃ~ ひゃ! あれ~~

無言の叫びが 心の中で木霊します


遡行だけではなく
山腹歩きのトラバース!
これは付きものの様に遡行と共に繰り返しますが
その先が必ずしも 同じとは限りません…



 トラバースしながら下って行くチチ



ありゃ・・・!



 えらいこっちゃ…!
 ここ 降りるの…?
 すっ滑ります~

渡渉の一場面の現場





ちょっとした岩場ですが
大きな障害物となんら変わりません

ましてや濡れた岩は 足場を不安定にします
中途半端に足を置くと そのまま ドボン!

少なくとも 痛い思いはしてしまうかも…

それだけは ご勘弁 ご勘弁です!




 まだまだ続きます  小さな渡渉は数知れず… ノコンギク




一輪だけ残っていました ノコンギク
11月も半ば過ぎというのに…
でも…とても癒されました その姿に…




 武平峠の標識



遠くにも 標識らしきものが…

 




標識がかなり上にあるのはなぜ…?

手前の方から見えていたのが この標識ですが
注意してみないと見落としそうです…



 標識の下を右側に曲がるとすぐ急下りです




再び川の縁沿いに…
いつになったら沢から離れられるのでしょう…







黒光りの岩は 嫌いです
だって…とてもよく滑りますので…



 まだまだ…渡渉を繰り返し遡行します 
 谷が分かれます




渡渉して右側の斜面を登りますが
ここもまた、かなり上の方に標識が付けられております
見落とさない様に…







急な斜面をばかり見て歩く
見過ごすかもしれません…




 大岩を巻く様に 落葉の急斜面をガンバ!




斜面を登りつめると 
大きな岩の陰から 標識が目に留まります!

そして…道は…?




 行き止まり?

沢谷




滝の上部に出ます
少し身体を乗り出して見ると
麗な帯を垂らした様なの姿が見えます







しかし…さて ここはどうしましょう…

行き止まりの道は 滝に沿って
上に登らねばならないようです




 ほれ ドッコラショ 
 滝沿いの道は 急斜面の道が多い…
 滝の上もまた 滑りやすい岩だらけ…




軟な道は 中々訪れてくれそうにありません…





 繰り返す渡渉も もう…飽いてきました…
 遡行はいつまで続きますか…?
 おっ! チチ…その辺りは もしや

クラ谷分岐(窯跡)




4番と書かれた標識が 何処にいるのかを教えてくれます
往路でクラ谷方へ進んだところ…


クラ谷分岐まで帰ってきました~♪ 

やっと コクイ谷とも お別れですね♪


しかし…
ここからは 訪れた人が多かったようです
ズルズル道が耕され 余計にズルズルとなっております
まだまだ 気は抜けない様です…




 ズルズル道は続いてくれる様です
 でも 然程 緊張もせずに歩けます
 緩い山道をボチボチと…




自然のアーティストは面白い
様々な姿を見せては 驚かせてくれます



 終わりを告げる最後の紅葉も チラホラ…






こんな山道も もうすぐ終わりそう…



 自然林から植林の道に変わります
 途中自然林との混生もあり 以前の道は通行止め…

植林の杣道

 


車の音が聞こえてきて
国道が樹間から見えます…
戻って来たという安堵感が湧いてきます



 登山口が目の前に見えてきました
 西登山口 ここから登って来たのですね

国道477号線




もう…4時を過ぎ
路肩に停まっていた車が
ほとんど居無くなっています

皆さんもう下山されて 帰られたのですね

私も早く 帰りましょう…
汗で濡れた身体が 少し寒さを感じます


温泉と甘~いものが無性に恋しい私です


温泉で疲れを癒した後は
いつものお立ち寄りの喫茶店へ…







温かいコーヒーと 甘~いケーキ♪
至福の時です


今回のお山はガスに包まれ
灰色の世界…
それもまた 神秘的で魅力的ではありますが
やはりお天気の良い日のイブネを見てみたいものです…


チチに頼んで 違うコースからのイブネを 
お願いしてみようかしら♪


 
心地よい疲れを感じながら
次の予定を考える私でした…








またもや長く綴ってまいりました
最後までお付き合いして下さって
本当にありがとうございます





















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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
錫杖様 (nanekobi5963)
2016-12-01 10:58:58
おはようございます

>クラシ界隈が素朴でいいと思います。

嬉しいお言葉
私もそう思います
視界は閉ざされても尚、その雰囲気に何とも云われぬ感情が湧きたちます

その時々で 本当に様々な様相を見せてくれるお山
やはり飽きる事がありません

錫杖様からのそういっていただけると
感無量です

ありがとうございます♪

いつもご訪問下さってありがとうございます♪
返信する
Unknown (錫杖)
2016-11-30 23:34:50
眠る前に見いってしまいました。
鈴鹿の山はイブネ
クラシ界隈が素朴でいいと思います。
返信する
延岡の山歩人K様 (nanekobi5963)
2016-11-29 21:29:24
こんばんわ

>いつも厳しいコースを歩かれますが…

いえいえ…大袈裟に書いてしまうので…
写真の取り方にもよると思います

私の方こそ K様のブログでドキドキの
ビビりながら拝読させて頂いている場面も…

谷のガレ場は本当にルートが分かりにくいですよね
印がしっかりと付いていてくれればいいのですが…
行くたびに道が変わっている事もありますから…

私はチチに後に付いて歩くだけですので…
能天気なものかもしれません(笑)

紅葉も終わりをつげ
もうすぐ雪景色のお山が楽しめそうですね♪

いつもコメントをありがとうございます♪
返信する
すご~い ルートですね・・ (延岡の山歩人K)
2016-11-29 07:47:02
お早うございます

いつも厳しいコースを歩かれますが
今回はまた 特にハードでロングですね
拝見していて ビビりまくりでした

谷のガレ場はルートが分かりにくいのですよね
自分も一人歩きすることが多いですが
このコース 一人では歩けません

無事に下山 お疲れ様でした。
返信する
J-Blue様 (nanekobi5963)
2016-11-28 23:08:36
こんばんわ

J-Blue様…ありがとうございます
とても恐縮していしまいますが
温かなコメントを頂いて嬉しく思います
そして 最後まで読んで頂ける事を 感謝いたします
何よりの励みになります

コースは殆んどチチ任せの私です
ただただ付いて歩くだけですので
せめて記録として書き残しておこうと頑張っております

低い山でも 面白いお山沢山ありますね
人の少ない所を 静かな山歩き選ぶと 
こうなっちゃいますが 以外に面白いコースで
嵌ってしまいます(笑)


嬉しいコメントをありがとうございます♪
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お疲れ様でした。 (J-Blue)
2016-11-28 17:21:44
それにしてもいつもnanekobi5963さんの行くコースはマニアックで凄いですね。
それに関東方面の山容と少し違い何時も標高の割にワクワクするようなコースで
羨ましいです。
此もチチさんのコース選定が素晴らしいのでしょうね!

そして写真と文章も素晴らしいので、楽しみです。

どうもお疲れ様でした。
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