藤原岳（孫太尾根）３

2019年2月24日（日）☁　孫太尾根経由　藤原岳

漸く最終章です

だんだん…ブログ更新が遅くなり
ダラダラ…長くなって　まとまりのないブログになっていますが
どうぞ　最後までお付き合い下さいませm(__)m

　藤原岳の肩からの続きです


難儀した泥状の斜面と　
難儀した分楽に感じた岩場の尾根を越えると
少しの雪を稜線上に残して誘う　
藤原岳の頭が見えてきました

冬の名残りの白い道を
ゆっくりと進んでいきます



藤原岳　1140m

カルスト地形の頂が
灰色の石灰岩を沢山抱えて迎えてくれます

藤原岳は　鈴鹿山脈の北部に位置し　
三重県と滋賀県の県境にあります

三角点は無く　標識には1120ｍとなっておりますが
もう少し高く　地図上では1140ｍより高いそうです



藤原山荘方面

今日はのんびりコースのため
久しぶりにチチがコーヒーを入れてくれると言います

ですので　山頂で吹く強い風を避けるように
東斜面の石垣の陰に身を潜め　一休憩をします

丁度　藤原山荘の方面を向いて休む事になります


入ったよ♪

チチがコーヒを入れてくれて
温かいうちに喉を潤します…と

あれ…チチの分は？

いいの　要らない

えっ？

密かに隠し持ってきたみそ汁を作って
おにぎりと一緒に味わっています

あっ！　私もそっちがいい！

だ～め

ケチ！

…てな調子で　休憩をしていますと

藤原山荘からの登山者が
どんどん登って来られます
ワンコも一緒です！

登山者は軽アイゼンで
ワンコは天然アイゼンで登って来られます
残雪の多さは　孫太尾根以上にあるのでしょう？



　来た尾根を辿ろう
　ゴロゴロの尾根
　一番の難関？ズルッずる！
　難関の峠は越えたが…？



雪の残る多志田山へ戻ろう

登り急坂…
登り返しがきついけど
登らねば帰れません…

ホッチラコ！　ボッチラコ！

腐った雪を　スローペースで登ります！


背中のピッケルとアイゼン…
今日はお役目御免…
歩荷訓練…にもなっていませんが…



　往路では見えなかった腐った雪庇
　多志田山



今回一番の残雪のピークに戻ってきました
今度はそのまま通過します


　草木への標識
　草木への急登


どんどん歩いて　草木の分岐まで来ました
ここからの急登もガンバです！


　草木は何処じゃ～


アップダウンを繰り返す尾根を歩いて探しますが
やはり　草木の標識は見つけることはできませんでした

草木の標識には　どうも縁がなさそう…
何処に取り付けられているのでしょう…
探すのが下手な私
道から外れて尾根沿いに歩いて見ますが
分かりませんでした…


ここから本来の目的の
春の妖精たちを探しながら歩く事にします

でもルート上では　見つけることはできません
小さな葉が腐葉土の下からのぞくだけ

お花は何処だ　出ておいで♪
隠れん坊は　もう終わりだよ～



　丸山



結局一輪も見つけられず
いつの間にか　丸山まで来ていました

空に切れ間が出来て　少し明るくなってきました
あれほど強かった風の姿もありません

何処に隠れている春の妖精
出～ておいで　出ておいで…
お空も明るくなってきたよ♪

すると…チチの声がします

お～い！　いたよ　見つけたよ！


あぁ…！


　春の妖精！　　

福寿草

黄色の妖精　見～つけた　

ルート上に2輪だけ咲いているのを発見します

往路の時は見つけられなかったけれど
帰りに顔を出してくれてありがとう～♪

福寿草の傍で暫く休憩を取る事に…

やっとお会いできました福寿草♪

お日様恋しいと上を見る福寿草を
愛おしそうに覗き込む　婆の顔
じっと見つめていると　閉じてしまいそう…
それでも　ず～っと見つめてしまいます



　帰ろう　帰ろう　目的果たした！



じっとしていると　まだ寒い…
そろそろ腰をあげましょう…

福寿草に別れを告げて下っていきます


目の前に広がる伊勢湾も
何時しか霞の中へと溶け込んで
空と一体化しています



　樒の蕾が緩んでいたよ



漸く樹林帯の中まで光が差し込みだしました
穏やかな山歩きが続きます♪


　植林の急登
　孫太尾根登山口



戻ってきたよ　墓場まで♪


時期的に早い事もあり　人は少なく
静かな山歩きが楽しめました
最後の最後に　福寿草に出合えて満足です

3月に入ると　人が増え　暫く花見の登山客で
此処もにぎわうのでしょう

その前の山歩き　漸く終わりとなりました♪

終

長いブログに最後までお付き合い下さって
ありがとうございます♪