書院から大刈込の庭
父の菩提を弔うために
大和の小泉藩主片桐石州が創建した慈光院へ
この寺の山門は摂津茨木城の楼門を移築したもの
徳川家康の発した一国一城令により
茨木城は取り壊されたが
片桐石州は生誕の地であった城の楼門をもらいうけ
茅葺の書院に合わせて茅葺に吹き替えて山門とした
片桐石州は茶道石州流の祖
質素ながら隙の無い作りの書院
柱 襖 が織りなす空間
どこから見ても どこに居ても心地よい
お茶を一服
開け放たれた書院から綺麗に刈り込まれた庭を眺め
奈良盆地を・・・・大和の山並みを望み
書院を吹き抜ける風に身を任せていると
時の経つのを忘れ日常から解放される