奈良県立美術館で開催中の「藤城清治 影絵」展
光と影のファンタジー
知人からチケットをいただいたので早速出かけることに
藤城清治氏は日本における影絵作家の第一人者
藤城の創り出す作品は幻想的で、鮮やかな色彩で彩られています
童話や聖書、実在する風景や建造物まで、藤城が描き出す作品の
テーマの多様さは見る者を飽きさせません。作品に光を透すことで
生まれる光と影のコントラストと豊かな色彩は、今までに見たことの
ない圧倒的な世界観を作りだし、多くの人々の感動を呼んでいます
・・・・・・展覧会案内より
藤城氏の切絵は雑誌等で目にしたことは有ったが
影絵としてお目にかかったのは初めて・・・
作品は歳を重ねるごとに繊細さを増し色彩表現が豊かになってゆく
光を透して迫ってくる微妙な色彩の変化とグラデーション
藤城ワールドに引き込まれ 彼のマジックの虜になってしまう
なかでも強く印象に残ったのは
半世紀を超えてビアホール「ピルゼン」の壁面を飾っていた作品
ビアホールが店を閉めることになり作者の手元にもどって来た作品
をはじめ「孫悟空」など 大胆でいて繊細な初期の作品が印象深かった
光と影の中に身を置いて藤城ワールドを堪能した一日
素敵な一日を有難うございました
繊細でいて大胆