囲碁将棋が、神奈川県の全市町村、政令指定都市に至っては区ごとの計58箇所を回るという、壮大な規模のツアー。
ライスがゲストの回に行ってきました。
思っていた以上に濃い内容で、大満足でした!
簡単に内容、ざぁっと感想。
ただ時間が経ってしまって、結構記憶が曖昧なところがあります。すみません。
ネタについては、若干ネタバレ気味なことを書いています。すみません。
感想については、かなり好き勝手書いてしまっていますので、不快な気持ちになった方いらっしゃったらすみません。
囲碁将棋
・二俣川についてのトーク
・口癖
・馬券
・結婚式の歌
・トイレ
・ズルい女の歌詞
いごしょの漫才は、ノンストップでたっぷり40分。
最初は、このホールがあるところ、二俣川にまつわるトークで場を温めて、段々とエンジンをかけていく感じ。
フリートークっぽく入って、お客さんに質問したりしながら、親しみやすい雰囲気で進めていました。
どちらからいらしたんですか~?という質問に、綾瀬市と答えた方が。
文田「あ~、綾瀬市って、まだあったんですね!なくなったかと思った!」(笑)
ひどいひどすぎる(笑)
それから文田さんが客席を見渡して、
文田「これ、お客さんが少ないんじゃないんですよー、会場が広すぎるんですよー」なんて言ったりも。
それで、実際何人お客さんがいるか数えてみることに。
一人ひとり指さしながら数えていく文田さんに対し、
根建「そんながっつり数えるのかよ」(笑)
本当に全員数えていました。
52人でした(笑)
根建「まぁでも、二俣川でこれだけ集まってくれたらありがたいよ」
文田「今回の会場で、もう12箇所を回ったことになって」
根建「もうそんなに回ったんだ?はやいですねー」
文田「それで、残り46箇所」
根建「……これ、本当に減ってる?どこかから湧いて出てきてない?」(笑)
その後、次々とネタが移り変わっていって、でもその全てが面白くて。
結婚式の歌は何度か見たことがあって、次に何が来るかわかっているのに、それでも面白くて涙出るほど笑いました(笑)
さらに感心したのが、馬券のネタ。
囲碁将棋の何がすごいかって、僭越ながら私の考えを述べさせてもらうと、情景が思い浮かぶからだと思うんです。
二人は「大学生の立ち話」なんて例えられることもあって、確かにそういう雰囲気はあるけれど、
でもそれと圧倒的に違うのは、この、情景を思い浮かばせる技術のような気がする。
隣の女子大生のネタもそうですが、特に文田さんの話し方は、淡々としているようなのに、
どうしてこんなに、世界に引き込まれるんだろう。
二人が作り出す話の波に乗って、同じように世界を体験しているような感覚になるからこそ、
文田さんが話を急展開させたときに、根建さんと一緒に「裏切られた!」っていうすとーんと落とされた感じがあるのかなと。
どのネタも本当に面白かった。
そしてすごいのが、いごしょはこのツアーで、一つもネタをかぶらせないようにしようという意気込みだそうで。(
こちら参照)
こんなクオリティのネタを出し続けるなんて信じられない。
本当にすごいツアーですね。
そして、すごいコンビですね。
・トーク
ネタが終わった後、一度暗転しサンパチマイクが下げられて、再びいごしょ二人が登場。
手持ちのマイクで軽くトークを繰り広げていました。
このツアーについて再び軽く説明したりした後で、ライスの紹介。
普段のネタライブとかでは、なかなか長いネタをやらせてもらえる機会はないけれど、今日は単独でやったネタをやってくれますよと。
根建さんは、ライスの単独を毎回見に行っているそうで、行けなかった回は記録用のDVDをもらうと。
根建「だから、みなさんも、欲しいって言えばもらえますよ」
えー!!ほしい!!(笑)
文田さんは、
文田「今日、ライスを見に来たって方いらっしゃいますか~?あ、ほとんどですね~!!」
などと言って、ハードルを上げに上げる(笑)
そんな愛のあるフリで暗転し、トレニアが運び込まれて、
白いシャツに白いズボンの田所さんがスタンバイ。
あーっ、ということは…!
・ライス 新しい動き
単独以来どこでもおろしていなかった、このネタを持ってきてくれました!
もちろん全体的に好きですが、特に初めの笑いが起こるまでがかなり好きです。
上下白の衣装で、そして関町さんの動きと一言目で、一気に世界観に引き込まれる。
二人のキャラクターが全く見えない。尋常じゃなくスタイリッシュ。
もし、ライスのことを全く知らない人が初めて見たネタがこれだったなら、
まさかこの人達が、ホモネタやったり、滑舌をいじられたり、コスリで笑いをとってるなんて予想だにしないだろうなぁという感じ(笑)
でもそこから、ライスらしさが段々出てくるのが、このネタのいいところですね。
そして単独の時も思ったのですが、どうしてもこの世界観をもっとつきつめたくなる、色々知りたくなる。
例えば、このお店の店主は、どうやって自然な動きを手に入れたのかとか。
この世界の人達は、どうやって生活しているのだろうかとか。
店主の「こういう基本動作が一番高いんですよ」っていう言葉にも、なんだか深い意味を感じてしまう。
答えなんて用意していないのかもしれないけれど、その裏に田所さんが込めた思いがもしあるのなら、知りたいなぁ。
それで、このネタが終わってまたいごしょが出てきて、それからライスを呼びこむという流れだったのですが、
その時の根建さんの言葉に耳を疑ったんです。
根建「ライスにネタをやってもらったんですけども、17分。あっという間でしたね。面白かった!」
…じゅ、17分!?
そんなにやってたの!?(笑)
私はネタ中全く時計を見ていなかったし、感覚としてもそんなに経ってる感じはしなかったので、
一瞬ボケなんじゃないかと疑うくらい信じられなかったです。
確かに言われてみれば、単独よりもたっぷりと間をとっていたように思いましたが、それでもそんなに経っていたとは…。
個人的な勝手な気持ちなのですが、単独で見たときに、このネタを賞レースで見てみたいなぁというのがあって。
コント好き、発想好きな人も満足させられる上に、ライスっぽさも存分に出している。
でも、これを4分にするのは難しそうですね……。
そんなに短くしてしまったら、このネタのよさがなくなってしまいそう。
だからちょっと残念な気持ちはあるけれど、これはこれとして楽しみたい、また見る機会に出会いたいです。
・二組でトーク
ということで、ライスのネタが終わった後は、二組でトークでした。
まずは今のネタが面白かったという話から。
でも、文田さんは気になるところがあると。
文田「仁がさあ、昔パントマイム習ってたからだと思うけど、そういうマイムを入れてくるよね!」
そう!そう!私もそこ気になってたんです!
恥ずかしそうに笑う田所さん(笑)
文田「別に、棚から出す仕草とか、あと下の方でホコリかぶってるとか、なくてもいいのに、わざわざやってる!」
見せつけてるんだ、と主張する文田さん(笑)
田所さんは、パントマイムを習ってたわけではないそう。
芸人1年目の時に、コント師たるものマイムがうまくなきゃだめだと考えて、パントマイムの本を買って自分で勉強したと。
田所「でもさ、本は写真だから、全然動きがわからないの!!」(笑)
でもその本を見よう見まねで練習して、マイムがうまくなったそう。
関町「だけど仁、自分は習得したのに、俺には全然教えてくれない」
先ほども話があった、ライス単独の話に。
単独の時には記録映像を撮っていて、そのビデオを置いているところは客席のうしろの方だから、芸人の笑い声がよく入る。
以前、ほとんど下ネタみたいな単独をやった際(たぶん
キリ・バトですね)、お客さんはしーんとしているのに、
いごしょの野太い笑い声ばっかり入っていたと(笑)
根建「映像で、仁が、ロッキーのテーマに合わせて走ってるんだけど、行った先が風俗案内所のやつとか」
あー、あった!懐かしいー!!(笑)
同期の二組で、もう100回くらい一緒にライブ出てるんじゃない、と(絶対それ以上だと思う)
でもNSCの頃のいごしょは嫌いだった、というライス(笑)
9期の頃のNSCは、1~4組まであって、その中で唯一3組だけが女子と一緒のクラスだったそう。
だから、1組だったライスは、3組だったいごしょのちょっとチャラチャラしてた感じが嫌だったとか。
田所「たぶん、嫉妬もあったと思う。3組だけ女子いてーって」
文田「でもさ、NSCに来る女子なんて基本イタいからさ」
関町「そんなこと言うなよ!ハリセンボンとかだっていただろ!」
文田「ハリセンボンみたいな、マジもんは別として~」ひどい(笑)
男子しかいないクラスはとがっている人が多くて、ネタ見せとかでも他の人のネタは笑わないような感じだったけれど、
3組は女子が結構笑っていて、雰囲気はよかったそう。だからうらやましく見られたんじゃないかと。
文田「女子は意識低いから」
田所「……そんな言ってるけどさぁ、お前(阿国と)付き合ってたじゃん!!」(笑)
文田「阿国は歌組だったから。もっとイタい」
あーひどい!(笑)
9期の同期には、ゴールデンボンバーのキリショーもいる。
しずる池田さんと一緒に「チョコサラミ」というコンビを組んでいた。
それを最近になって公表したと。
(チョコサラミという名前はよく聞いていたけど、確かに今まで、元相方が何をしているか聞かなかったですよね)
キリショーさんは、腰が低くて本当にいい人らしい。
前に文田さんが、偶然彼と再会した時、
「文田くーん!元気ー?」と声をかけてくれたそうです。
関町さんは、彼が芸人をやめると聞いたとき、もったいないなぁと思っていた。
関町「そしたら、あっちの方がすげえ有名になってて!俺らもついていけばよかったよ!!」
田所「バックダンサーとして(笑)」
そうなってたらたぶん売れてません(笑)
二俣川を通る相鉄線は、東海大学に通っていた4人にとってはいつも使っていた路線だったようで。
田所「海老名にビナウォークができた時とか、大ニュースだった!」
田所さんはいっつもそこのゲーセンに行ってたそうです(笑)
関町「クレープ屋さんもあったしね」
え、クレープ??となる一同。
関町「いや、クレープ重要じゃん!」
イライランキングを思い出した(笑)
文田「そうそう、綾瀬市ってなくなったんだって」
ライス「えぇっ!?」
まだ言ってる(笑)
この4人は全員東海大学出身。そしてさらに言うと、附属高校出身ということも一緒。
ただ、学部も学年も違ったから、現役の時には知り合っていなかった。
文田さんは数学科。
数学はそんなに得意ではなかったけれど、あえてそこに挑戦しようとしたらしいです。
このチャレンジャーな精神がすごいと思う。私には無理だなぁ。
根建さんは、動力機械工学科(間違ってたらすみません)
エスカレーター式に大学に上がれるんだけど、 高校の時に成績が悪くて、自分の希望する学科は選べなかったそう。
先生に「この中から選べ」と紙を出されて、その中で一番興味があったところを選んだ(車が好きなので)
ライスはどうだったの?と言われ、実は二人とも高校の時は本当に成績が悪かったんだとか。
クラスで下から数えて、1番2番くらい(!)
田所さんは文明学科(だっけ?)、関町さんはアジア文明学科……と言ったら、
根建「アジア文明学科って、付属の墓場って言われてるとこじゃん!!」
関町「墓場とかやめろ!!」(笑)
高校の時に成績が悪かった田所さんは、夏休みの時に教室に呼び出されて、先生と個人面談をやることになってしまった。
そして、関町も同じように呼び出されるんだろうなぁと思っていたら、
田所「俺は教室だったんだけど、こいつ(関町)、校長室に呼ばれてたの!一個上がいたんだ!って」(笑)
大学の頃の田所さんは、メッシュを入れて、サークルの部長をやっちゃうようなチャラい感じだったらしい。
で、そのサークルの名前が「タッチ」。
絶対いかがわしいサークルじゃんと言ういごしょ(笑)
根建「関町は、それに入ってなかったの?」
関町「俺は、彼女がいたから――」
と、ここで一部のお客さんが笑いだす。
文田「関町に、彼女なんかできるわけないだろうってことですか?」(笑)
動力機械工学科の根建さんの卒業制作は、二つのグループに分かれて、根建さんのグループが車、
もう一つのグループが、実物のガンダムを作るということだったのですが、
時間が足りず、ガンダムは足しかできなかったそう(笑)
根建「だから、今お台場に実寸大のガンダムあるじゃん?それよりオレらの方が早く作ってたから!」
田所「いや、そっちは完成してないじゃん!!」(笑)
こんな感じでトークは終わり。
最後に、4人のサイン入りチラシをプレゼント。
文田さんが最近ハマっているというアメリカンジョークのオチを当てるクイズと、なぞなぞを行って、
挙手して正解した人にプレゼントしていきました。
こうしてライブは終わったのでしたー。
本当に楽しかったー!
ネタもトークもたっぷり見れて、大満足でした。
このペースでネタを出し続けるなんて、囲碁将棋はまるで毎週単独をやっているかのようですね。
まだまだ始まったばかり、折り返し地点にも行ってないけれど、無事に走り切って欲しいですね!
そして、ライスの長尺ネタが見れたのもとても嬉しかった。
こういうところでこそライスの良さが出ると思っているのに、こういう機会はなかなかないから。
またお呼ばれしてくれると嬉しいな!