2022年3月6日。ロシアがウクライナに侵攻して11日目です。
昨日の書き込みで書きましたが、殺害されたとするキレエフ氏について、ウクライナ国防省が正式に死亡を認めましたが、殺害されたのではなく、特別命令中に死亡したと発表しました。ロシアの特別軍事行動とかこの特別という言葉がいろんなことを隠蔽していますね。
さらにウクライナ国防省は、キレエフ氏がロシアのスパイであったこと、他にも死亡したのは2人いて、この2人もスパイだったと氏名も発表しました。
キレエフ氏は銀行家だそうです。
ウクライナ大統領は1週間で3回暗殺されそうになったそうなので、もしかするとキレエフ氏らがそれに関与していたのかなと思います。昨日も書き込んだように、不明なこと、フェイクニュースなどたくさんあって、真相は永遠に闇の中、あるいは明らかになるのは戦後ということも多々あると思います。
今日改めて、人道回廊がマリウポリとボルノバハの民間人のために開かれました。
早く避難してほしいです。
と思ったのですが、赤十字国際委員会の発表によると、マリウポリの推定20万人の市外への避難開始を目指したきょうの2度目の試みは停止したそうです。
停戦交渉の意味がありません。
今日もマリウポリで市民の死傷者が出ました。街から避難しようとしている人の列に発砲があったからです。
攻撃したのはロシア軍だとウクライナ政府は発表し、ロシア側はアゾフ連隊が発砲したとしています。
アゾフ連隊はウクライナ内務省が管轄しており、どう考えてもウクライナ人に向かって発砲するわけがないのです。マリウポリが攻撃を受けたとき、市長はアゾフ連隊が勇敢に戦っていることに謝意を述べていました。
どうしてこんな発言をロシア側はするのか。それはアゾフ連隊はかつてドンバス地方での紛争で、新ロシア派を激しく攻撃したので、ロシア側から恨まれているからだと思います。
このアゾフ連隊さえ叩けば、ウクライナは即敗北決定だという見方もあります。
ロシア軍に掌握されたチェルノブイリ原発の職員はすでに10日間人質になって、原発の管理、運転をしていますが、休みも与えられず、食事も1日に1回です。
職員の体調が悪化して、原発を制御できなくなる可能性があります。不安です。
ウクライナの治安当局はハリコフの核物質を扱う研究所をロシア軍がロケット弾で攻撃したと発表しました。放射性物質も保管されている研究所だそうですが、ここから持ち出されたりすると深刻です。
ロシア国内でクレジットカードのVISAとマスターカードが決済停止となりました。
この決定についてウクライナ大統領は感謝しています。
アメリカンエクスプレエスもロシアとベラルーシでの決済を停止します。
フィンランドのビールとソフトドリンクの企業 Olvi がベラルーシ国内でのビール製造(ベラルーシのリードツコエ・ピーボは姉妹企業)と販売から撤退し、ロシアへの輸出を停止しました。
今日は日曜日。世界各地で反戦デモが行われています。ロシアではまたデモ参加者が何千人も拘束されました。
ロシア大統領はトルコ大統領との電話会談で、軍事行動を止めるのはロシアの要求が満たされた場合のみだと語りました。
ロシア大統領はウクライナを飛行禁止区域と認めると、すぐNATOが参戦したと見なすとしています。
ベラルーシの民間銀行プリオルバンクの頭取が先週初めにKGBに連行されたという噂が飛んでいます。詳細は不明です。
ウクライナ西部にあるビニツィヤ空港にロシア軍が8発のロケット弾を発射し、空港は壊滅的な被害を受けました。
この空港がウクライナ西部にあるのが重要です。
今西へ西へと避難しようとしているウクライナ民間人が大勢いますが、ロシアの攻撃が東から追いかけてきたとも言えます。
オデッサに近いミコラエフ近郊で市に向けてロシア軍が砲台を設置していましたが、ウクライナ軍が破壊しました。
ミコラエフの動物園では動物の餌代が届かなくなりました。このままでは餓死する動物も出てきます。動物園も避難するほうがいいと思います。が、難しいですね・・・。
私の娘のウクライナの友人たちは無事だそうです。学校は早めの春休みに入ったことになっているそうです。誰も学校に通っていません。
友人たちは、外国へ避難する予定はなく、今は街を離れて田舎の親戚宅にいるそうです。
ロシア軍は田舎の畑しかないような村は攻撃してこないと思われます。
キエフ市民は鉄骨を溶接してバリケードを作り、ロシア軍の侵入を防ごうとしています。
ドイツの雑誌ビルドはロシア大統領がキエフに総攻撃をかける命令を下したとしています。
キエフの北側から攻める作戦だそうです。もっともそれがいつになるのかは、記載されていません。
午後9時半ごろ、ウクライナの軍事ジャーナリストがベラルーシの飛行場から多数の軍用機がウクライナ上空に向かって離陸したとSNSで発信。大規模な空襲が起こるのではないかと警告しています。
TikTokが部分的にロシアで停止することを発表しました。
ウクライナの検察庁は、ロシアのテレビ司会者ティナ・カンデラキを国際手配しました。
ロシアの歌手のオレグ・ガズマノフも逮捕状が出ています。
このように反ウクライナ発言をしたロシアの芸能人を(実際には形だけですが)ウクライナ当局が起訴したり逮捕する例が出てきました。
(もう引退しましたが歌手の)アーラ・プガチョワが子どもを連れてロシアから出国しました。
夫のマクシム・ガルキンは、他の芸能人とともにロシアではなくウクライナを支持するメッセージを発信しました。
するとロシアのファンが一気に離れ、今月14日にアルハンゲリスクで予定されていたガルキンのコンサートを、中止するよう地元住民がコンサート主催者に訴えました。
その結果、コンサートは中止され、チケエットの払い戻しが始まっています。
妻のプガチョワがロシアを出国した理由やどこへ向かったのかは明らかにはなっていません。
ロシア人の芸能人がウクライナを支援すると、ロシアでコンサートができなくなり、ロシア人の芸能人がロシアを支持すると、ウクライナから形だけですが逮捕状が出る・・・という事態になっています。
北京パラリンピックなどスポーツの大会で出場が取り消されたロシアとベラルーシが代替の大会を行うとしていましたが、この2カ国以外にも参加したい国を広く募って、ユーラシア五輪なるものを行うそうです。
ロシア国防省は、ウクライナ国内の空港などロシア軍に制圧され、ウクライナ空軍が代わりにルーマニアの飛行場を使用していることを指摘。ルーマニアなどウクライナの西側の隣国がウクライナを支援していることは、ロシアとウクライナの軍事行動に関与している証拠である(敵の友は敵)と警告を発しました。