2022年3月28日。ミンスクは今日も強い風が吹き荒れています。
チェルノブイリ原発の職員が住むスラブチチの市長は今日、スラブチチからロシア軍が撤収したことを明らかにしました。よかったです。
あとは原発の周辺の森林火災が全て消火されることを願っています。
ところが・・・ウクライナの副首相はロシア軍がチェルノブイリ原発付近に数百トンの弾薬を運び込んで保管していると警告しました。
ロシア外相はショイグ国防相の結構悪化の噂を、うそであると否定しました。
在ベラルーシ・ウクライナ大使館の外交官などにベラルーシKGBがスパイ容疑をかけ、72時間以内に国外退去するよう要請していた件について、今日該当するウクライナ外交官がベラルーシを出国し、帰国しました。
ウクライナ北東部ハリコフ州のオルロフカ村でウクライナ軍の兵士らが捕虜のロシア軍偵察班の兵士らをひざまずかせ、銃撃した場面とされる動画が、インターネットに投稿されました。
ウクライナ政府はただちに調査するとコメントしました。戦争状態のときの人間の心理を考えると暴走することはありえると思います。
動画の投稿者は作戦に参加していたそうですが、自分は動画とは無関係だと主張しています。
ウクライナ国防省はロシア側がウクライナ軍への不信感をあおるため、捕虜の非人道的な扱いとされる動画を偽造しているとしています。
まあ、ロシア側もいろんな動画で、与えるイメージを操作するようしています。
戦争中なので、情報操作やイメージ操作はどこの国でもします。
ロシアのノーバヤ・ガゼータ紙が発行停止を決めました。編集長はノーベル平和賞受賞者ですが、政府から警告を受けたためです。
ロシアの複数メディアがウクライナ大統領にインタビューしましたが、その内容を報道することが政府から禁止されました。
ロシアでは、ウクライナ支持者、戦争反対者が緑のリボンやテープを町の中の柵などに結びつけるという運動を始めています。
ベラルーシでもありましたね。白と赤のリボンでしたが。
ベラルーシ政府はすぐにリボンを外す担当者を決め、その人達は見つけ次第リボンを切っていました。
さらにリボンを結んでいた人を見つけると身柄拘束。裁判にかけられました。
ロシアでも同じことが起こるのではないかと思います。
ウクライナ側の呼びかけに応じて、個々で降伏するロシア兵士がいます。
ウクライナ政府はロシア軍兵士が使用しているスマートフォンにSMSで送信しているそうです。
降伏すると侵攻が止むまで、快適な環境が与えられ、侵攻が収束した後は希望すればウクライナの市民権ももらえるそうです。さらに約124万円の報酬を受け取れて、新しい人生を始められます。
ウクライナ軍は、キエフ攻略を目指していたロシア軍の一部がベラルーシへ後退したことを確認しました。ロシア軍が今後の大規模攻撃に向けて部隊再編を急いでいる可能性もあり、そこへ極東艦隊などから兵士が合流する可能性もあるとのことです。
欧州委員会はEU各国政府に対し、加盟国が一定額の投資と引き換えに国籍を与える「ゴールデンパスポート」制度を終了するよう求めました。
富豪が外国に多額投資をすると国籍をもらえるという悪しき制度ですよ。お金をたくさん持っていたら、パスポートも複数持てるということです。これから加盟国各国で協議に入ります。
ロシア人とベラルーシ人へのビザの停止も欧州委員会は要請しました。
すでに制裁でロシアの政治家や軍人、その家族700人がEUに入国できなくなっていますが、一般人のロシア人やベラルーシ人も入国できなくなるのでしょうか。
各国によって対応が変わると思いますが、EU圏内で就労ビザで居住しているロシア人やベラルーシ人は、ビザの絵延長はされなくなるかもしれません。そうすると帰国しなくてはいけません。あるいは亡命申請する人が大勢出てくる可能性があります。雇用側もどのように判断するかによりますね。
対ロシア経済制裁の中にロシア人の政治家やビジネスマンの入国を禁止する西側諸国が出てきたことに対して、ロシア外相は新しい法令により、ロシアへ西側諸国の国民が入国することを禁止すると述べました。
ロシアに対して制裁を課したすべての国の国民がロシアに入国できなくなるかどうかは言及しませんでした。
日本がこの中に含まれているかどうかは分かりません。
ロシア新体操連盟会長は、ロシアとベラルーシのアスリートが国際大会に出場できなくなったため、国籍を変更するアスリートが次々出てくる可能性を示唆しました。ユースやジュニアでさえ公式の国際大会から出場を禁止されているため、プレーを続けたい選手(とその保護者)は、国籍を変更することを考え始めたということです。
もちろん、ベラルーシの選手も同様です。
もともとベラルーシはロシアの選手を受け入れてきたのですが、これからロシア選手はともかくロシアとベラルーシ以外の国の代表になりたいと考えるようになるでしょう。
一方で、ロシア大統領を支持し、胸にZマークをつけ、メディアからのインタビューにも厳しく反応し、ロシアとベラルーシが試合に参加できず、またスポンサーからも見捨てられても、自己主張を曲げないロシア人アスリートもいますね。
(ある意味、よく言えばまっすぐで、悪く言えば頑固な性格の人ほど、スポーツ選手に向いていますよ。オリピックに出場するレベルの人は、やっぱりこういう性格の人が多いですよ。でないと厳しい練習を続けられないです。でも、やっぱり戦争や侵攻を支持するのは、アスリートでもふつうの人でも、変な目で見られてしまいますよね。人前に出せない、出られない・・・になってしまって当然だと思います。)
G7はロシアの天然ガス支払いをロシア・ルーブルで求められたことに対して拒否しました。当然ですね。
ロシアがこれを求めた直後、ややロシア・ルーブルの為替レートは持ち直しました。しかし、今日のG7の決定後、また下落する可能性が出てきました。
ベラルーシ・ルーブルもドルとユーロに対してやや持ち直しています。
ロシアの大富豪、ロマン・アブラモヴィチ氏が毒薬による暗殺未遂にあったようです。
オリガルヒ(新興財閥)の一人であるアブラモヴィチ氏は、ロシアのウクライナ侵攻に批判的で、西側の経済制裁の対象にもなっていますが、ウクライナとロシアの仲介役を買って出ていました。
3月3日と4日にウクライナを訪問し、停戦交渉組織と会合した後、急に目の充血、涙が止まらない、手と顔の皮膚の剥離などの中毒症状が出て、数時間視力を失ったそうです。
同じ症状が会合に同席していたウクライナ高官2人も同じ症状が出た・・・とウォールストリートジャーナルが今頃報道しています。
やはり毒物による暗殺未遂なのでしょうか。
世界各国の高校生などが参加して物理の知識を競う国際物理オリンピックが、今年ベラルーシで開催されることになっていましたが、参加できない国があり公平ではないとして、日本は参加を見送ることを決めました。
今年は新型コロナの影響のためオンライン形式でベラルーシが主催して、7月に開催されることになっていました。(いやあ、ベラルーシのようなネット接続をかんたんに国が遮断するような国をオンライン形式のイベントの主催者にするものじゃないですよ・・・)
今回の大会ではドイツやポーランド、それにフィンランドなど複数の国も参加を取りやめているということです。
それどころではない、ということですが、参加する予定だった高校生が本当にかわいそうです・・・
チェルノブイリ原発の職員が住むスラブチチの市長は今日、スラブチチからロシア軍が撤収したことを明らかにしました。よかったです。
あとは原発の周辺の森林火災が全て消火されることを願っています。
ところが・・・ウクライナの副首相はロシア軍がチェルノブイリ原発付近に数百トンの弾薬を運び込んで保管していると警告しました。
ロシア外相はショイグ国防相の結構悪化の噂を、うそであると否定しました。
在ベラルーシ・ウクライナ大使館の外交官などにベラルーシKGBがスパイ容疑をかけ、72時間以内に国外退去するよう要請していた件について、今日該当するウクライナ外交官がベラルーシを出国し、帰国しました。
ウクライナ北東部ハリコフ州のオルロフカ村でウクライナ軍の兵士らが捕虜のロシア軍偵察班の兵士らをひざまずかせ、銃撃した場面とされる動画が、インターネットに投稿されました。
ウクライナ政府はただちに調査するとコメントしました。戦争状態のときの人間の心理を考えると暴走することはありえると思います。
動画の投稿者は作戦に参加していたそうですが、自分は動画とは無関係だと主張しています。
ウクライナ国防省はロシア側がウクライナ軍への不信感をあおるため、捕虜の非人道的な扱いとされる動画を偽造しているとしています。
まあ、ロシア側もいろんな動画で、与えるイメージを操作するようしています。
戦争中なので、情報操作やイメージ操作はどこの国でもします。
ロシアのノーバヤ・ガゼータ紙が発行停止を決めました。編集長はノーベル平和賞受賞者ですが、政府から警告を受けたためです。
ロシアの複数メディアがウクライナ大統領にインタビューしましたが、その内容を報道することが政府から禁止されました。
ロシアでは、ウクライナ支持者、戦争反対者が緑のリボンやテープを町の中の柵などに結びつけるという運動を始めています。
ベラルーシでもありましたね。白と赤のリボンでしたが。
ベラルーシ政府はすぐにリボンを外す担当者を決め、その人達は見つけ次第リボンを切っていました。
さらにリボンを結んでいた人を見つけると身柄拘束。裁判にかけられました。
ロシアでも同じことが起こるのではないかと思います。
ウクライナ側の呼びかけに応じて、個々で降伏するロシア兵士がいます。
ウクライナ政府はロシア軍兵士が使用しているスマートフォンにSMSで送信しているそうです。
降伏すると侵攻が止むまで、快適な環境が与えられ、侵攻が収束した後は希望すればウクライナの市民権ももらえるそうです。さらに約124万円の報酬を受け取れて、新しい人生を始められます。
ウクライナ軍は、キエフ攻略を目指していたロシア軍の一部がベラルーシへ後退したことを確認しました。ロシア軍が今後の大規模攻撃に向けて部隊再編を急いでいる可能性もあり、そこへ極東艦隊などから兵士が合流する可能性もあるとのことです。
欧州委員会はEU各国政府に対し、加盟国が一定額の投資と引き換えに国籍を与える「ゴールデンパスポート」制度を終了するよう求めました。
富豪が外国に多額投資をすると国籍をもらえるという悪しき制度ですよ。お金をたくさん持っていたら、パスポートも複数持てるということです。これから加盟国各国で協議に入ります。
ロシア人とベラルーシ人へのビザの停止も欧州委員会は要請しました。
すでに制裁でロシアの政治家や軍人、その家族700人がEUに入国できなくなっていますが、一般人のロシア人やベラルーシ人も入国できなくなるのでしょうか。
各国によって対応が変わると思いますが、EU圏内で就労ビザで居住しているロシア人やベラルーシ人は、ビザの絵延長はされなくなるかもしれません。そうすると帰国しなくてはいけません。あるいは亡命申請する人が大勢出てくる可能性があります。雇用側もどのように判断するかによりますね。
対ロシア経済制裁の中にロシア人の政治家やビジネスマンの入国を禁止する西側諸国が出てきたことに対して、ロシア外相は新しい法令により、ロシアへ西側諸国の国民が入国することを禁止すると述べました。
ロシアに対して制裁を課したすべての国の国民がロシアに入国できなくなるかどうかは言及しませんでした。
日本がこの中に含まれているかどうかは分かりません。
ロシア新体操連盟会長は、ロシアとベラルーシのアスリートが国際大会に出場できなくなったため、国籍を変更するアスリートが次々出てくる可能性を示唆しました。ユースやジュニアでさえ公式の国際大会から出場を禁止されているため、プレーを続けたい選手(とその保護者)は、国籍を変更することを考え始めたということです。
もちろん、ベラルーシの選手も同様です。
もともとベラルーシはロシアの選手を受け入れてきたのですが、これからロシア選手はともかくロシアとベラルーシ以外の国の代表になりたいと考えるようになるでしょう。
一方で、ロシア大統領を支持し、胸にZマークをつけ、メディアからのインタビューにも厳しく反応し、ロシアとベラルーシが試合に参加できず、またスポンサーからも見捨てられても、自己主張を曲げないロシア人アスリートもいますね。
(ある意味、よく言えばまっすぐで、悪く言えば頑固な性格の人ほど、スポーツ選手に向いていますよ。オリピックに出場するレベルの人は、やっぱりこういう性格の人が多いですよ。でないと厳しい練習を続けられないです。でも、やっぱり戦争や侵攻を支持するのは、アスリートでもふつうの人でも、変な目で見られてしまいますよね。人前に出せない、出られない・・・になってしまって当然だと思います。)
G7はロシアの天然ガス支払いをロシア・ルーブルで求められたことに対して拒否しました。当然ですね。
ロシアがこれを求めた直後、ややロシア・ルーブルの為替レートは持ち直しました。しかし、今日のG7の決定後、また下落する可能性が出てきました。
ベラルーシ・ルーブルもドルとユーロに対してやや持ち直しています。
ロシアの大富豪、ロマン・アブラモヴィチ氏が毒薬による暗殺未遂にあったようです。
オリガルヒ(新興財閥)の一人であるアブラモヴィチ氏は、ロシアのウクライナ侵攻に批判的で、西側の経済制裁の対象にもなっていますが、ウクライナとロシアの仲介役を買って出ていました。
3月3日と4日にウクライナを訪問し、停戦交渉組織と会合した後、急に目の充血、涙が止まらない、手と顔の皮膚の剥離などの中毒症状が出て、数時間視力を失ったそうです。
同じ症状が会合に同席していたウクライナ高官2人も同じ症状が出た・・・とウォールストリートジャーナルが今頃報道しています。
やはり毒物による暗殺未遂なのでしょうか。
世界各国の高校生などが参加して物理の知識を競う国際物理オリンピックが、今年ベラルーシで開催されることになっていましたが、参加できない国があり公平ではないとして、日本は参加を見送ることを決めました。
今年は新型コロナの影響のためオンライン形式でベラルーシが主催して、7月に開催されることになっていました。(いやあ、ベラルーシのようなネット接続をかんたんに国が遮断するような国をオンライン形式のイベントの主催者にするものじゃないですよ・・・)
今回の大会ではドイツやポーランド、それにフィンランドなど複数の国も参加を取りやめているということです。
それどころではない、ということですが、参加する予定だった高校生が本当にかわいそうです・・・