2022年3月19日。
数日前、ベラルーシ大統領は「リトアニアはベラルーシに小麦など食料を売ってくれるようたのんできている。」と話しました。つまり、世界的にこれから食料品が不足・高騰する。リトアニアはそのことを非常に心配している。いわば敵対国であるベラルーシにすらなりふり構わず、輸出してくれるよう頼んだ。リトアニアにそう思われているぐらいベラルーシは食料の備蓄がある・・・ということです。
ところが、実はベラルーシはロシアから小麦、そば、ひまわり油を分けてもらえるよう約束をとりつけていることが分かりました。
韓国のLGエレクトロニクスもロシアへの製品輸出を停止しました。
欧州議会は、議会の建物内部にロシアとベラルーシ関係者が立ち入ること自体を禁止しました
最近は周りに軍事施設など何もなさそうなウクライナの田舎の村にもロシア軍が攻撃しているようですね。市長ではなく村長も拉致されています。幸い解放されましたが、負傷していたのでどんな扱いを受けていたのかと思います。
大きい町に食料を供給できるポイントになっている村や町も攻撃対象になっているようです。
ウクライナの市長や村長は、今拉致される危険があり、しかも拷問や情報を言えと脅迫される可能性もあります。
一方で自ら銃を手に取ったり、市民にパンや水を手ずから配る市長もいます。
TBSがベラルーシ大統領にインタビューをし、その様子が日本でも放映されたと思います。私は日本に住んでいないのでそれは見ることができないのですが、ベラルーシの国営テレビ、ベラルーシ1チャンネルでも、ベラルーシ側が撮影した映像が放映されました。
内容はほぼ同じだと思いますが、どうしても編集されてしまいますからね・・・
私が見たベラルーシ国営放送のほうでは・・・
ベラルーシとロシアは単なる同盟国ではなく、国家システム、経済ともに切り離せない関係にある。つまり両国は一心同体だが、ウクライナと欧米諸国が一心同体であるのと同じ。
ロシアとウクライナの間に紛争が起きないように、私(ベラルーシ大統領)は努力した。しかし2月23日、24日にいウクライナはベラルーシに攻撃をした。(これを聞いて私は、あ、そうだったの?と思いました。)その後もベラルーシにもウクライナは砲撃をした。(私はこれを聞いて、コパニ村のこと?と思いましたが、ベラルーシ国営通信社は否定しています。)
とにかく欧米諸国が、ウクライナを戦争状態に押し込もうとしており、それはアメリカが得をするからだ。
ベラルーシは中立の立場を取っている。停戦交渉の場をベラルーシから提供しているのが何よりの証拠。
ウクライナ政府は対ベラルーシ国境地帯に兵を増強しており、ベラルーシと戦う準備をしている。
私は(ロシアの)軍事行動を支持したことはなく、するつもりもない。戦争は容認できない。人々が死ぬを止めないといけない。
国連、アメリカ、西側からウクライナ大統領にこの戦争を終わらせるための一つの強力なシグナルを送ることが必要。アメリカ大統領がウクライナ大統領に一本電話すれば、戦いその日の夕方までに終わるだろう。
チェルノブイリ原発の使用済み核燃料を冷却するための電気を送ったのはベラルーシ。それはロシア大統領から要請があったから。夜中に電話がかかってきて、放射能漏れ事故があったら、ヨーロッパが大変だと心配していた。電気をウクライナに売ったのではない。(ベラルーシはウクライナに電気を売って儲けたりしていません。)
日本では日本人がロシア語や英語でしゃべるのを禁止しないでしょう? しかし、ウクライナではナチズムが開花しつつある。
ロシアのプーチン大統領は、生き生きしていて、まともで心身ともに健康。西側諸国はロシア大統領の精神状態を疑うのをやめなさい。
ゼレンスキー大統領は、アメリカに利用されていて、それはアメリカに得だから・・・ととにかくアメリカに責任があるという姿勢を崩しませんでした。
さらに、日本がベラルーシを非友好国扱いにしたことについては「落胆した」そうで、日本がアメリカの言うことを何でもきくと思っていなかった。兄さんの言うことを何でもきいて、使いっぱしりをする弟みたいに・・・と述べましたが、ここでも、悪いのはアメリカだと暗に言っています。
他にもベラルーシに報道、ジャーナリズムの自由がないですがとTBS(金平茂紀さん)が質問すると、「ベラルーシは日本よりジャーナリズムの自由がずっとある。」と答え、そこへ金平さんが、逮捕されたベラルーシ人ジャーナリストが多くいますが、と質問を重ねると、
「それはジャーナリストが法に触れることをしたからだ。」と回答。日本でもどこの国でも同じようにしていると主張しました。犯罪者は犯罪者ということですね。
同じくジャーナリストで、ノーベル賞作家のアレクシエーヴィチについては、「今では自分にとって何者でもない。興味はない。彼女は自分の意思で勝手にドイツに出ていっただけ。追い出したわけではない。」と回答。金平さんが「追い出したのではないのですか。」と念を押すと「追い出していない。彼女は自ら出ていった。祖国であるベラルーシにいつでも帰国できる。しかし、法に触れたことをしたのであれば、そのように対応する。」そうです。
確かにアレクシエーヴィチは追い出されたのではありません。ベラルーシに残っていたら逮捕される可能性があったので、国外に移動(逃げた)のです。もちろんドイツに移動したのは彼女の意思でしょう。
TBS側が「ミンスク市民にインタビューしたらある女性が、『こんな発言をすると逮捕されるかもしれないけど、早く戦争が終わってほしい。』」と答えていたと話すと、大統領は「だから戦争を早く終わらせるために今もベラルーシは努力しているんですよ。どうしてその女性を逮捕しないといけないんですか? そんなことはしません。逮捕するのは違法です。」と答えました。日本の視聴者はこの女性の身の安全を心配されていたようですが、大統領がテレビカメラの前でこのように発言したから、大丈夫だと思いますよ。
さらにTBSがベラルーシは先月憲法を改正して、ロシアの核兵器をベラルーシ国内に配備できるそうですが、と質問すると、大統領は、
「私は広島と長崎の原爆についてよく知っている。」と述べ、アメリカがこんな最新の兵器を持っていると世界に知らしめるために、原爆を投下したという説を話し、ロシアの核兵器をベラルーシ国内に配備するのではない。もともと(ソ連時代)ベラルーシが所有していて、その後ロシアに返却した核兵器を、再びベラルーシに返してもらうだけ。ロシアが配備するという情報はまちがいで、西側諸国が言っていることが、日本大使館などを通してあなた(金平さんや他の日本人)の耳に入っただけ。
・・・と、あくまで「返してもらうだけ」であることを強調しました。
金平さんがウクライナのルーマニアに近いところにいたと話したら、大統領から「つまり何も見ていないってことですね。」と言われていました。
ウクライナの国境地帯は避難民で混乱していて、ウクライナに入国するのに4時間かかったと金平さんが話すと、「だったらベラルーシ経由でウクライナ入りすればよかったのに。」と答え、
ウクライナからベラルーシに避難する人は少ないと返すと、「すでに大勢避難してきている。2000人もいる。困っている避難民をベラルーシは助けている。」と強調。
全部で300万人を超えたウクライナ避難民のうちの2000人ですからね・・・。
このインタビューでは最後に金平さんが、ベラルーシと日本には放射能汚染という共通点もあり、将来の日本とベラルーシの友好関係を願っていると、美しい言葉で締めていたのですが、今日のベラルーシのテレビ放映ではカットされていました。日本の放送ではどうだったのでしょうか・・・。
ロシア国防省は今日、ロシア軍が極超音速ミサイル「キンジャル」で18日にウクライナ西部イワーノ・フランキーウシク州の地下軍事施設を破壊したと発表しました。
ただ、これは本当にキンジャルだったのかどうか懐疑的な見方をする軍事専門家もおり、ロシアが「こんな最新の兵器を持っていると知らしめるために使ってみた。」という作戦では?という意見もあります。
そうだとすると、上記のベラルーシ大統領の原爆に関する発言と、重なってくるように思えます。
数日前、ベラルーシ大統領は「リトアニアはベラルーシに小麦など食料を売ってくれるようたのんできている。」と話しました。つまり、世界的にこれから食料品が不足・高騰する。リトアニアはそのことを非常に心配している。いわば敵対国であるベラルーシにすらなりふり構わず、輸出してくれるよう頼んだ。リトアニアにそう思われているぐらいベラルーシは食料の備蓄がある・・・ということです。
ところが、実はベラルーシはロシアから小麦、そば、ひまわり油を分けてもらえるよう約束をとりつけていることが分かりました。
韓国のLGエレクトロニクスもロシアへの製品輸出を停止しました。
欧州議会は、議会の建物内部にロシアとベラルーシ関係者が立ち入ること自体を禁止しました
最近は周りに軍事施設など何もなさそうなウクライナの田舎の村にもロシア軍が攻撃しているようですね。市長ではなく村長も拉致されています。幸い解放されましたが、負傷していたのでどんな扱いを受けていたのかと思います。
大きい町に食料を供給できるポイントになっている村や町も攻撃対象になっているようです。
ウクライナの市長や村長は、今拉致される危険があり、しかも拷問や情報を言えと脅迫される可能性もあります。
一方で自ら銃を手に取ったり、市民にパンや水を手ずから配る市長もいます。
TBSがベラルーシ大統領にインタビューをし、その様子が日本でも放映されたと思います。私は日本に住んでいないのでそれは見ることができないのですが、ベラルーシの国営テレビ、ベラルーシ1チャンネルでも、ベラルーシ側が撮影した映像が放映されました。
内容はほぼ同じだと思いますが、どうしても編集されてしまいますからね・・・
私が見たベラルーシ国営放送のほうでは・・・
ベラルーシとロシアは単なる同盟国ではなく、国家システム、経済ともに切り離せない関係にある。つまり両国は一心同体だが、ウクライナと欧米諸国が一心同体であるのと同じ。
ロシアとウクライナの間に紛争が起きないように、私(ベラルーシ大統領)は努力した。しかし2月23日、24日にいウクライナはベラルーシに攻撃をした。(これを聞いて私は、あ、そうだったの?と思いました。)その後もベラルーシにもウクライナは砲撃をした。(私はこれを聞いて、コパニ村のこと?と思いましたが、ベラルーシ国営通信社は否定しています。)
とにかく欧米諸国が、ウクライナを戦争状態に押し込もうとしており、それはアメリカが得をするからだ。
ベラルーシは中立の立場を取っている。停戦交渉の場をベラルーシから提供しているのが何よりの証拠。
ウクライナ政府は対ベラルーシ国境地帯に兵を増強しており、ベラルーシと戦う準備をしている。
私は(ロシアの)軍事行動を支持したことはなく、するつもりもない。戦争は容認できない。人々が死ぬを止めないといけない。
国連、アメリカ、西側からウクライナ大統領にこの戦争を終わらせるための一つの強力なシグナルを送ることが必要。アメリカ大統領がウクライナ大統領に一本電話すれば、戦いその日の夕方までに終わるだろう。
チェルノブイリ原発の使用済み核燃料を冷却するための電気を送ったのはベラルーシ。それはロシア大統領から要請があったから。夜中に電話がかかってきて、放射能漏れ事故があったら、ヨーロッパが大変だと心配していた。電気をウクライナに売ったのではない。(ベラルーシはウクライナに電気を売って儲けたりしていません。)
日本では日本人がロシア語や英語でしゃべるのを禁止しないでしょう? しかし、ウクライナではナチズムが開花しつつある。
ロシアのプーチン大統領は、生き生きしていて、まともで心身ともに健康。西側諸国はロシア大統領の精神状態を疑うのをやめなさい。
ゼレンスキー大統領は、アメリカに利用されていて、それはアメリカに得だから・・・ととにかくアメリカに責任があるという姿勢を崩しませんでした。
さらに、日本がベラルーシを非友好国扱いにしたことについては「落胆した」そうで、日本がアメリカの言うことを何でもきくと思っていなかった。兄さんの言うことを何でもきいて、使いっぱしりをする弟みたいに・・・と述べましたが、ここでも、悪いのはアメリカだと暗に言っています。
他にもベラルーシに報道、ジャーナリズムの自由がないですがとTBS(金平茂紀さん)が質問すると、「ベラルーシは日本よりジャーナリズムの自由がずっとある。」と答え、そこへ金平さんが、逮捕されたベラルーシ人ジャーナリストが多くいますが、と質問を重ねると、
「それはジャーナリストが法に触れることをしたからだ。」と回答。日本でもどこの国でも同じようにしていると主張しました。犯罪者は犯罪者ということですね。
同じくジャーナリストで、ノーベル賞作家のアレクシエーヴィチについては、「今では自分にとって何者でもない。興味はない。彼女は自分の意思で勝手にドイツに出ていっただけ。追い出したわけではない。」と回答。金平さんが「追い出したのではないのですか。」と念を押すと「追い出していない。彼女は自ら出ていった。祖国であるベラルーシにいつでも帰国できる。しかし、法に触れたことをしたのであれば、そのように対応する。」そうです。
確かにアレクシエーヴィチは追い出されたのではありません。ベラルーシに残っていたら逮捕される可能性があったので、国外に移動(逃げた)のです。もちろんドイツに移動したのは彼女の意思でしょう。
TBS側が「ミンスク市民にインタビューしたらある女性が、『こんな発言をすると逮捕されるかもしれないけど、早く戦争が終わってほしい。』」と答えていたと話すと、大統領は「だから戦争を早く終わらせるために今もベラルーシは努力しているんですよ。どうしてその女性を逮捕しないといけないんですか? そんなことはしません。逮捕するのは違法です。」と答えました。日本の視聴者はこの女性の身の安全を心配されていたようですが、大統領がテレビカメラの前でこのように発言したから、大丈夫だと思いますよ。
さらにTBSがベラルーシは先月憲法を改正して、ロシアの核兵器をベラルーシ国内に配備できるそうですが、と質問すると、大統領は、
「私は広島と長崎の原爆についてよく知っている。」と述べ、アメリカがこんな最新の兵器を持っていると世界に知らしめるために、原爆を投下したという説を話し、ロシアの核兵器をベラルーシ国内に配備するのではない。もともと(ソ連時代)ベラルーシが所有していて、その後ロシアに返却した核兵器を、再びベラルーシに返してもらうだけ。ロシアが配備するという情報はまちがいで、西側諸国が言っていることが、日本大使館などを通してあなた(金平さんや他の日本人)の耳に入っただけ。
・・・と、あくまで「返してもらうだけ」であることを強調しました。
金平さんがウクライナのルーマニアに近いところにいたと話したら、大統領から「つまり何も見ていないってことですね。」と言われていました。
ウクライナの国境地帯は避難民で混乱していて、ウクライナに入国するのに4時間かかったと金平さんが話すと、「だったらベラルーシ経由でウクライナ入りすればよかったのに。」と答え、
ウクライナからベラルーシに避難する人は少ないと返すと、「すでに大勢避難してきている。2000人もいる。困っている避難民をベラルーシは助けている。」と強調。
全部で300万人を超えたウクライナ避難民のうちの2000人ですからね・・・。
このインタビューでは最後に金平さんが、ベラルーシと日本には放射能汚染という共通点もあり、将来の日本とベラルーシの友好関係を願っていると、美しい言葉で締めていたのですが、今日のベラルーシのテレビ放映ではカットされていました。日本の放送ではどうだったのでしょうか・・・。
ロシア国防省は今日、ロシア軍が極超音速ミサイル「キンジャル」で18日にウクライナ西部イワーノ・フランキーウシク州の地下軍事施設を破壊したと発表しました。
ただ、これは本当にキンジャルだったのかどうか懐疑的な見方をする軍事専門家もおり、ロシアが「こんな最新の兵器を持っていると知らしめるために使ってみた。」という作戦では?という意見もあります。
そうだとすると、上記のベラルーシ大統領の原爆に関する発言と、重なってくるように思えます。