2022年3月18日。ウクライナ侵攻から23日目の現地時間朝6時ごろ、ウクライナ全土の多くの都市で空襲警報が鳴り響きました。
ウクライナ西部のリヴィウにある飛行機修理工場がロシア軍のロケット弾による攻撃を受けました。
6発のロケット弾のうち2発は防空ミサイルで迎撃され、4発は命中したということです。
この工場はすでに攻撃目標になりやすい場所として、人は近寄らないようにしていたので、人的被害はありませんでした。ただ、ウクライナで飛行機を修理できる場所が一箇所減ってしまいました。
ベラルーシではベラルーシ・ルーブルが下落し続けており、特に輸入品の価格設定ができていません。市場では、1日に3回商品の値段が変更になり、上がっていくということが起きています。
ベラルーシ大統領は昨日の大統領令で、財務省と国内の銀行に、外貨建て国債の元利払いを自国通貨のベラルーシルーブルで行う権限を与えました。
ロシアも同じことをしていますが、ベラルーシ・ルーブルの価値はもともと低いので、ロシア・ルーブルほど世界経済に影響は与えないと思います。
この国に住んでいる者としては、問題は国内が混乱することです。
ベラルーシ大統領は、ロシアとウクライナの混乱により、農作物の価格が急上昇する予測から、今、ベラルーシの農業を活発化させ、高い値段で他国に食料を売ってベラルーシが儲けるチャンスが来た、と発言しました。ベラルーシの農業国ですからね・・・。経済制裁で、どこの国もベラルーシ産の農作物を買ってくれないんじゃないかという予測もありますが、友好国で人口の多い中国に輸出すればいいと考えているでしょう。
ベラルーシの大企業、グロドノ・アゾトが予定外の操業中止となっています。
ゴメリ化学工場も一部の従業員に今月末まで突然、休暇を与えました。出勤してもする仕事がないのだと思います。
ベラルーシでも、ビザとマスターカードを利用できる銀行が限られてきました。
ポーランド首相は、ポーランド国家が「経済の非ロシア化」のための道筋を公式に設定したと述べました。
リトアニア政府は、リトアニアからロシアとベラルーシへ持ち出せる現金でのドルとユーロの上限額を決定しました。
ユーロの場合一人あたりたったの60ユーロです。
メトロポリ市長が拉致されていましたが、解放され、再び市長職に戻りましたが、拉致の次の日、新市長に就任した女性議員はロシア寄りの就任挨拶をしたため、これからウクライナに対する反逆罪で裁きを受けることになりました。
昨日、ミンスク市内で死体で発見された元ポーランド軍人、エミル・チェチコですが、ベラルーシに亡命した後、ベラルーシ政府からマンションの一室をもらい、人権擁護機構で仕事をしていたそうです。
昨日の朝、出勤してこなかったので、人権擁護機構長がチェチコ氏のマンションへ行ったところ、死体の第1発見者になり、警察に通報したそうです。
この第1発見者である上司ですが、チェチコ氏が前から「命を狙われていると心配していた。」「チェチコ氏の現住所がポーランド側に突き止められていた。」と警察で証言しています。
つまり、ポーランド軍が難民を殺害していたことを、ベラルーシに亡命してから訴えたチェチコ氏をポーランド側が暗殺し、自殺に見せかけたのでは?という筋書きに誘導できる報道がされています。
昨日の記事でも投稿しましたが、ベラルーシ大統領がTBSの取材に応じ、一部が今日日本で報道されました。
それによると、チェルノブイリ原発について、電力の供給はベラルーシから行っており、それは、ロシア大統領から「使用済み核燃料を冷却できないとヨーロッパが危機にさらされる」から、ベラルーシに要請があったから、と話しています。
つまり、チェルノブイリ原発の送電線を破壊しているのはウクライナ軍で、ヨーロッパを危機にさらしているのもウクライナ。それを心配したロシア大統領が、ベラルーシに応援を頼んだ。つまりロシアとベラルーシはヨーロッパを救っている・・・ということが言いたいわけです。
ロシア大統領はドイツ首相との会談で、停戦交渉をわざと長引かせているのは、ウクライナ側だと非難しました。
バルト三国は自国内のロシア外交官をロシアに追放することを決定しました。完全な国交断絶に近づきつつあります。
ポーランドは自国軍の兵士の数を今の2倍に増強することを発表しました。
今日から来週末までロシアでYouTubeがブロックされる可能性があります。ロシアで全く視聴できなくなるということですね。ベラルーシはどうなのでしょうか。
これはロシア政府側がロシア国内で視聴できなくなるようブロックするものです。
Youtubeに対して、ロシア人の自宅住所など個人情報が分かる内容の動画を削除するよう求めています。
またYoutubeの広告がロシアの通信システムとベラルーシの鉄道ネットワークを停止するように求めていると、ロシア当局は指摘。(私自身はYouTubeを視聴していても、そのような広告を見かけたことはありません。)
アメリカ大統領と中国国家主席がオンラインで会談をしました。習主席は「ウクライナ危機は私たちが見たくないものだ。衝突と対立は誰の利益にもならず、平和と安全は国際社会が最も大切にすべき富だ。」と述べました。
この発言をロシア大統領はどう考えるでしょうか。
ロシア大統領はモスクワのスタジアムで演説をし、アメリカがウクライナを利用してロシアを脅している。ロシアはウクライナによるジェノサイドから新ロシア派を守らなければならないため、ウクライナでの戦争が必要だったという主張を再びくり返しました。
そして絶対に全ての計画を達成すると宣言。
数万の観客はロシア国旗をふっていましたが、やらされている可能性もあります。
この演説を放映していた国営テレビで、演説が途中で切り上げられ、事前に録画された愛国歌の映像が流れたが、その後、演説の放映が再開されました。
ロシア通信はロシア大統領報道官がこれはサーバーの技術的な欠陥が要因と説明したと報道しました。大統領の演説をつつがなく放映できなかったとは、あとで責任者は叱責されますよ。もしかするとサイバー攻撃では?と勘ぐってしまいました。
ベラルーシ大統領は今日、地方にある牛乳と缶詰の工場を視察訪問し、「今年は歯を食いしばって耐え忍ぶ年だ。」と従業員と報道陣の前で述べました。
「もしかすると来年も。」
と付け加えました。
マリウポリ市の劇場が破壊され、地下をシェルターとして使っていた避難者が生き埋め状態になった事件。
今日、重傷者1人だけで全員生存していることが分かりました。よかった! 地上部分は破壊されても、地下は大丈夫だったようです。
しかし、子どもが地下室に大勢取り残されているわけですから、体調を崩す人が出てくるかもしれません。今は難しいと思いますが、心のケアもお願いしたいです・・・。
ウクライナ西部のリヴィウにある飛行機修理工場がロシア軍のロケット弾による攻撃を受けました。
6発のロケット弾のうち2発は防空ミサイルで迎撃され、4発は命中したということです。
この工場はすでに攻撃目標になりやすい場所として、人は近寄らないようにしていたので、人的被害はありませんでした。ただ、ウクライナで飛行機を修理できる場所が一箇所減ってしまいました。
ベラルーシではベラルーシ・ルーブルが下落し続けており、特に輸入品の価格設定ができていません。市場では、1日に3回商品の値段が変更になり、上がっていくということが起きています。
ベラルーシ大統領は昨日の大統領令で、財務省と国内の銀行に、外貨建て国債の元利払いを自国通貨のベラルーシルーブルで行う権限を与えました。
ロシアも同じことをしていますが、ベラルーシ・ルーブルの価値はもともと低いので、ロシア・ルーブルほど世界経済に影響は与えないと思います。
この国に住んでいる者としては、問題は国内が混乱することです。
ベラルーシ大統領は、ロシアとウクライナの混乱により、農作物の価格が急上昇する予測から、今、ベラルーシの農業を活発化させ、高い値段で他国に食料を売ってベラルーシが儲けるチャンスが来た、と発言しました。ベラルーシの農業国ですからね・・・。経済制裁で、どこの国もベラルーシ産の農作物を買ってくれないんじゃないかという予測もありますが、友好国で人口の多い中国に輸出すればいいと考えているでしょう。
ベラルーシの大企業、グロドノ・アゾトが予定外の操業中止となっています。
ゴメリ化学工場も一部の従業員に今月末まで突然、休暇を与えました。出勤してもする仕事がないのだと思います。
ベラルーシでも、ビザとマスターカードを利用できる銀行が限られてきました。
ポーランド首相は、ポーランド国家が「経済の非ロシア化」のための道筋を公式に設定したと述べました。
リトアニア政府は、リトアニアからロシアとベラルーシへ持ち出せる現金でのドルとユーロの上限額を決定しました。
ユーロの場合一人あたりたったの60ユーロです。
メトロポリ市長が拉致されていましたが、解放され、再び市長職に戻りましたが、拉致の次の日、新市長に就任した女性議員はロシア寄りの就任挨拶をしたため、これからウクライナに対する反逆罪で裁きを受けることになりました。
昨日、ミンスク市内で死体で発見された元ポーランド軍人、エミル・チェチコですが、ベラルーシに亡命した後、ベラルーシ政府からマンションの一室をもらい、人権擁護機構で仕事をしていたそうです。
昨日の朝、出勤してこなかったので、人権擁護機構長がチェチコ氏のマンションへ行ったところ、死体の第1発見者になり、警察に通報したそうです。
この第1発見者である上司ですが、チェチコ氏が前から「命を狙われていると心配していた。」「チェチコ氏の現住所がポーランド側に突き止められていた。」と警察で証言しています。
つまり、ポーランド軍が難民を殺害していたことを、ベラルーシに亡命してから訴えたチェチコ氏をポーランド側が暗殺し、自殺に見せかけたのでは?という筋書きに誘導できる報道がされています。
昨日の記事でも投稿しましたが、ベラルーシ大統領がTBSの取材に応じ、一部が今日日本で報道されました。
それによると、チェルノブイリ原発について、電力の供給はベラルーシから行っており、それは、ロシア大統領から「使用済み核燃料を冷却できないとヨーロッパが危機にさらされる」から、ベラルーシに要請があったから、と話しています。
つまり、チェルノブイリ原発の送電線を破壊しているのはウクライナ軍で、ヨーロッパを危機にさらしているのもウクライナ。それを心配したロシア大統領が、ベラルーシに応援を頼んだ。つまりロシアとベラルーシはヨーロッパを救っている・・・ということが言いたいわけです。
ロシア大統領はドイツ首相との会談で、停戦交渉をわざと長引かせているのは、ウクライナ側だと非難しました。
バルト三国は自国内のロシア外交官をロシアに追放することを決定しました。完全な国交断絶に近づきつつあります。
ポーランドは自国軍の兵士の数を今の2倍に増強することを発表しました。
今日から来週末までロシアでYouTubeがブロックされる可能性があります。ロシアで全く視聴できなくなるということですね。ベラルーシはどうなのでしょうか。
これはロシア政府側がロシア国内で視聴できなくなるようブロックするものです。
Youtubeに対して、ロシア人の自宅住所など個人情報が分かる内容の動画を削除するよう求めています。
またYoutubeの広告がロシアの通信システムとベラルーシの鉄道ネットワークを停止するように求めていると、ロシア当局は指摘。(私自身はYouTubeを視聴していても、そのような広告を見かけたことはありません。)
アメリカ大統領と中国国家主席がオンラインで会談をしました。習主席は「ウクライナ危機は私たちが見たくないものだ。衝突と対立は誰の利益にもならず、平和と安全は国際社会が最も大切にすべき富だ。」と述べました。
この発言をロシア大統領はどう考えるでしょうか。
ロシア大統領はモスクワのスタジアムで演説をし、アメリカがウクライナを利用してロシアを脅している。ロシアはウクライナによるジェノサイドから新ロシア派を守らなければならないため、ウクライナでの戦争が必要だったという主張を再びくり返しました。
そして絶対に全ての計画を達成すると宣言。
数万の観客はロシア国旗をふっていましたが、やらされている可能性もあります。
この演説を放映していた国営テレビで、演説が途中で切り上げられ、事前に録画された愛国歌の映像が流れたが、その後、演説の放映が再開されました。
ロシア通信はロシア大統領報道官がこれはサーバーの技術的な欠陥が要因と説明したと報道しました。大統領の演説をつつがなく放映できなかったとは、あとで責任者は叱責されますよ。もしかするとサイバー攻撃では?と勘ぐってしまいました。
ベラルーシ大統領は今日、地方にある牛乳と缶詰の工場を視察訪問し、「今年は歯を食いしばって耐え忍ぶ年だ。」と従業員と報道陣の前で述べました。
「もしかすると来年も。」
と付け加えました。
マリウポリ市の劇場が破壊され、地下をシェルターとして使っていた避難者が生き埋め状態になった事件。
今日、重傷者1人だけで全員生存していることが分かりました。よかった! 地上部分は破壊されても、地下は大丈夫だったようです。
しかし、子どもが地下室に大勢取り残されているわけですから、体調を崩す人が出てくるかもしれません。今は難しいと思いますが、心のケアもお願いしたいです・・・。