2022年3月20日。
前日、ウクライナ当局が、ウクライナとベラルーシの間にある鉄道を廃線とする決定を発表しました。
これはウクライナがベラルーシに対して制裁を行っているわけではなく、この区間の鉄道を使って、ロシアがベラルーシからウクライナに向けてロシア軍の装備を輸送したのが理由だそうです。
今日からベラルーシはSWIFTから排除されます。
昨日キエフにあるべラルーシ大使館の職員11人全員がウクライナを出国し、帰国しました。(単なる帰国ではなく避難した、という報道もあります。)
在ウクライナのベラルーシ大使と職員がキエフから退避し、ベラルーシへ帰国しようとしたとき、ウクライナ側の国境警備隊から、嫌がらせ(長時間検問所に留め置かれた。外交レターを開封された。トランシーバー3台を没収された。積んでいた段ボール箱を燃やされた。)を受けたことを述べました。
それを聞いたベラルーシ自由民主党は支持者を集めて、ミンスクのウクライナ大使館の前で抗議デモを起こし、入り口の前にじゃがいもの袋とウクライナ大使宛のお金を置きました。これはつまり、「銀貨30枚」の代わりなのだそうです。銀貨30枚とは、キリストを裏切ったユダが報酬として受け取った金額のことで、代わりのじゃがいもを受け取るということは、お前は裏切り者だということです。もっともウクライナ大使はユダとちがって、何も受け取りたいとは思っていないでしょう。
在日ベラルーシ大使のルスラン・イェシン氏は、二国間、特にミンスクとの長年の友好関係にもかかわらず、日本側が国に対して制裁を科したことを遺憾に思っているとベラルーシのテレビ局STVに述べました。このSTVがミンスク市役所付きのテレビ局なので、ミンスクと姉妹都市である仙台市との交流を同大使は特に指摘しています。
「日本側は不当な制裁を発動しており、これは、紛争について外交的な解決策を提唱してきたベラルーシに対しては間違った行動です。日本はG7の一員として、ベラルーシに反対の動きを見せています。両国間の主に地域間交流による友好を無視していることは不快です。日本による経済制裁により、日本側のビジネスマンがすでに苦境に立たされ、日本社会のさまざまな層の代表者から、問題解決するよう要請を受けています。ベラルーシ側としては、今の両国間の混乱が一時的なものに終わることを望んでいます。」
ウクライナのマリウポリの市議会は19日、一部の住民がロシアへ強制的に移送されていると声明を出しました。わざとロシアの遠い地域に送られているそうです。
市長は第2次世界大戦中のナチス・ドイツによる強制連行のようだと非難。
私はスターリンの民族強制移住を思い出しました。
ジトーミル市近郊で、ロシア軍のロケット砲の攻撃により100人の外国人義勇兵が死亡したとロシア国防省が発表しました。
(実際には何人の死傷者が出たのかは遠くから攻撃したほうの軍は、正確に計算・発表できません。)
公式発表はされていませんが、ロシア海軍の黒海艦隊副司令官が、ウクライナ軍の攻撃により死亡したようです。知人の知人であるセヴァストポリの海軍学校関係者のSNSに追悼文が投稿され、それがネット上で広がっています。
ウクライナからの避難民の数が1000万人となりました。国民の4人に1人が国外へ逃れたということになります。
ニューヨーク・タイムズによると、マリウポリ市民がロシアへ連行されたのは4000人から4500人に上ると見ており、ロシアのロストフ州のタガンログに強制移住させられる可能性があるそうです。
市民は地下室などに避難しているところをロシア軍に見つけられると、パスポートを取り上げられ、ロシアへ連れて行かれるそうで、人権侵害だとか、強制労働させられるとか批判されています。
一方でロシアの言い分だと、地下室に水や食料もなく閉じ込められているかわいそうなマリウポリ市民を救出してあげた。非道なウクライナ軍は市民を人間の盾にしている。戦火のない安全なタガンログへ避難させてあげるのだから、人道的支援をロシアはしている。ウクライナのパスポートなんか持っていないほうがいいよ。タガンログで就職先まで斡旋してあげますね。・・・ということだと思います。
ロシアはマリウポリからロシア領へ市民を「避難」させるためにバス200台を用意しました。
「マリウポリ市民が、『ロシアへ連れて行ってくれてありがとう。避難所には食べ物もなくてね。ロシアの避難所ではあったかいスープをくれるんだね。』と感謝されるよ。」とバスの運転手たちに言って回っているかもしれません。
ロシアは自国民向けには特別軍事行動という善行を行っていることにしていますから。
ベラルーシの鉄道員6人がウクライナ国内で仕事をしているときに戦争が始まり、帰国できなくなってしまいました。
今日、ようやく帰国できましたが、侵攻が始まってから25日経っていました。他にも取り残されているベラルーシ人もいるかもしれません。
下落していたベラルーシ・ルーブルはこの3日やや値を戻しています。公式レートでは1ドルが3.25ベラルーシ・ルーブルで、1ユーロが3.60ベラルーシ・ルーブルです。
ベラルーシのゴメリ空港がロシアの戦闘機の離発着用に使用されているそうです。ここから離陸してウクライナへ空爆をしに行っているということですが、正式な発表ではありません。
ロシア国防省が19日、ウクライナ西部にあるミサイル貯蔵施設を新型ミサイル「キンジャル」で破壊したと発表しましたが、実際にはウクライナ東部の農業地帯らしいとアメリカなどの複数メディアが伝えました。
国威発揚を目的にわざと「ミサイル貯蔵施設を破壊した。」と発表したのかもしれません。が、もしかすると・・・ミサイル貯蔵施設を攻撃目標にしていたが、失敗。それをそのまま報告すると、大統領から叱責される。それは困るので、とにかく作戦成功と発表しておくか・・・ということもありえると思うんですよね。
ウクライナ大統領は、ロシア大統領と直接協議をしたいと再三要請しています。
交渉なしではこの戦争を終わらせることはできず、もし交渉が決裂したら第三次世界大戦が始まると発言しました。
前日、ウクライナ当局が、ウクライナとベラルーシの間にある鉄道を廃線とする決定を発表しました。
これはウクライナがベラルーシに対して制裁を行っているわけではなく、この区間の鉄道を使って、ロシアがベラルーシからウクライナに向けてロシア軍の装備を輸送したのが理由だそうです。
今日からベラルーシはSWIFTから排除されます。
昨日キエフにあるべラルーシ大使館の職員11人全員がウクライナを出国し、帰国しました。(単なる帰国ではなく避難した、という報道もあります。)
在ウクライナのベラルーシ大使と職員がキエフから退避し、ベラルーシへ帰国しようとしたとき、ウクライナ側の国境警備隊から、嫌がらせ(長時間検問所に留め置かれた。外交レターを開封された。トランシーバー3台を没収された。積んでいた段ボール箱を燃やされた。)を受けたことを述べました。
それを聞いたベラルーシ自由民主党は支持者を集めて、ミンスクのウクライナ大使館の前で抗議デモを起こし、入り口の前にじゃがいもの袋とウクライナ大使宛のお金を置きました。これはつまり、「銀貨30枚」の代わりなのだそうです。銀貨30枚とは、キリストを裏切ったユダが報酬として受け取った金額のことで、代わりのじゃがいもを受け取るということは、お前は裏切り者だということです。もっともウクライナ大使はユダとちがって、何も受け取りたいとは思っていないでしょう。
在日ベラルーシ大使のルスラン・イェシン氏は、二国間、特にミンスクとの長年の友好関係にもかかわらず、日本側が国に対して制裁を科したことを遺憾に思っているとベラルーシのテレビ局STVに述べました。このSTVがミンスク市役所付きのテレビ局なので、ミンスクと姉妹都市である仙台市との交流を同大使は特に指摘しています。
「日本側は不当な制裁を発動しており、これは、紛争について外交的な解決策を提唱してきたベラルーシに対しては間違った行動です。日本はG7の一員として、ベラルーシに反対の動きを見せています。両国間の主に地域間交流による友好を無視していることは不快です。日本による経済制裁により、日本側のビジネスマンがすでに苦境に立たされ、日本社会のさまざまな層の代表者から、問題解決するよう要請を受けています。ベラルーシ側としては、今の両国間の混乱が一時的なものに終わることを望んでいます。」
ウクライナのマリウポリの市議会は19日、一部の住民がロシアへ強制的に移送されていると声明を出しました。わざとロシアの遠い地域に送られているそうです。
市長は第2次世界大戦中のナチス・ドイツによる強制連行のようだと非難。
私はスターリンの民族強制移住を思い出しました。
ジトーミル市近郊で、ロシア軍のロケット砲の攻撃により100人の外国人義勇兵が死亡したとロシア国防省が発表しました。
(実際には何人の死傷者が出たのかは遠くから攻撃したほうの軍は、正確に計算・発表できません。)
公式発表はされていませんが、ロシア海軍の黒海艦隊副司令官が、ウクライナ軍の攻撃により死亡したようです。知人の知人であるセヴァストポリの海軍学校関係者のSNSに追悼文が投稿され、それがネット上で広がっています。
ウクライナからの避難民の数が1000万人となりました。国民の4人に1人が国外へ逃れたということになります。
ニューヨーク・タイムズによると、マリウポリ市民がロシアへ連行されたのは4000人から4500人に上ると見ており、ロシアのロストフ州のタガンログに強制移住させられる可能性があるそうです。
市民は地下室などに避難しているところをロシア軍に見つけられると、パスポートを取り上げられ、ロシアへ連れて行かれるそうで、人権侵害だとか、強制労働させられるとか批判されています。
一方でロシアの言い分だと、地下室に水や食料もなく閉じ込められているかわいそうなマリウポリ市民を救出してあげた。非道なウクライナ軍は市民を人間の盾にしている。戦火のない安全なタガンログへ避難させてあげるのだから、人道的支援をロシアはしている。ウクライナのパスポートなんか持っていないほうがいいよ。タガンログで就職先まで斡旋してあげますね。・・・ということだと思います。
ロシアはマリウポリからロシア領へ市民を「避難」させるためにバス200台を用意しました。
「マリウポリ市民が、『ロシアへ連れて行ってくれてありがとう。避難所には食べ物もなくてね。ロシアの避難所ではあったかいスープをくれるんだね。』と感謝されるよ。」とバスの運転手たちに言って回っているかもしれません。
ロシアは自国民向けには特別軍事行動という善行を行っていることにしていますから。
ベラルーシの鉄道員6人がウクライナ国内で仕事をしているときに戦争が始まり、帰国できなくなってしまいました。
今日、ようやく帰国できましたが、侵攻が始まってから25日経っていました。他にも取り残されているベラルーシ人もいるかもしれません。
下落していたベラルーシ・ルーブルはこの3日やや値を戻しています。公式レートでは1ドルが3.25ベラルーシ・ルーブルで、1ユーロが3.60ベラルーシ・ルーブルです。
ベラルーシのゴメリ空港がロシアの戦闘機の離発着用に使用されているそうです。ここから離陸してウクライナへ空爆をしに行っているということですが、正式な発表ではありません。
ロシア国防省が19日、ウクライナ西部にあるミサイル貯蔵施設を新型ミサイル「キンジャル」で破壊したと発表しましたが、実際にはウクライナ東部の農業地帯らしいとアメリカなどの複数メディアが伝えました。
国威発揚を目的にわざと「ミサイル貯蔵施設を破壊した。」と発表したのかもしれません。が、もしかすると・・・ミサイル貯蔵施設を攻撃目標にしていたが、失敗。それをそのまま報告すると、大統領から叱責される。それは困るので、とにかく作戦成功と発表しておくか・・・ということもありえると思うんですよね。
ウクライナ大統領は、ロシア大統領と直接協議をしたいと再三要請しています。
交渉なしではこの戦争を終わらせることはできず、もし交渉が決裂したら第三次世界大戦が始まると発言しました。