ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年3月9日。チェルノブイリ原発で停電

2022-03-09 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月9日。ミンスクは気温が下がり、マイナス5度です。

 チェルノブイリ原発が停電しました。ロシア軍が電力を切ったとウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴが発表しています。
 隣接する原発職員など関係者が住む街でも停電しています。軍事行動も続いているようです。原発内部は全く電気がない状態と思われます。
 使用済み核燃料の保管施設では核燃料を冷却するための電力が必要で、このままでは温度の上昇や放射性物質の放出につながる恐れがあると警告しています。
 警告をしてくれるだけでもまだましかとも思います。

 ウクライナ外相は予備のディーゼル発電機で48時間は電力が維持できるとしていますが、その後は、その後は使用済み核燃料の冷却システムがストップするだろう」としています。

 逆にIAEAは、チェルノブイリ原発の使用済み燃料貯蔵プールの熱負荷と、冷却水の量は、電力供給を必要とせずに効果的な熱除去をするのに十分だから大丈夫だと言っています。

 どちらの主張を信じたらいいのか。
 ロシアの国営テレビのニュースでは、チェルノブイリ原発のチの字も報道されていません。


 ベラルーシの3銀行がSWIFTから排除されました。ベルアグロプロム・バンク、ダブラブィト・バンク、ベラルーシ発展銀行の3行です。

 4連休が終わりました。為替市場ですが、1ドルが3.30ベラルーシ・ルーブル。1ユーロは3.61ベラルーシ・ルーブルです。またベラルーシ・ルーブルが下落しました。銀行によっては1ドルが3.90ベラルーシ・ルーブルのところもあります。(今日の午後6時頃)
 ロシア・ルーブルはベラルーシ・ルーブルに対して下落しています。

 ロシアはこれから半年間外貨にロシア・ルーブルを両替できないそうです。経済制裁の効果が出てきて、外貨確保に躍起になっているのでしょう。

 ベラルーシでもVisaカードが今日から利用できなくなっていると話している人がいます。

 EUはベラルーシにユーロ紙幣を供給することを停止しました。

 ウクライナの人道回廊ですが、ようやく再開しました。
 早く逃げられる人は逃げてほしいです。
 幸い、攻撃はされていないようです。

 私が心配しているのは、今回の人道回廊での避難がうまくいった後、ロシア軍が、
「はい、約束通り逃してあげたよ。逃してあげたのに逃げなかった人は、殺されてもいいという覚悟のある人だけだよね? じゃあ、心置きなく攻撃します。」という行動をとることです。
 その後、非難しても、「え、前もって言っておいたのに。逃げなかった人が悪い。」と主張するだけだと思います。

 ウクライナ大統領は国外に亡命政府を創る可能性について、否定しました。
 キエフ市長も死ぬまで戦うと発言しています。

 もし、ロシアが大敗したら、責任を取らされ、ロシアの国防相が逮捕、重罪に課される可能性があります。
 ロシア大統領はそのまま。別の人が国防相に任命されるでしょう。
 それに反発した軍人がクーデターを起こして、とりあえず軍事政府を樹立する可能性もあります。
 一方でそんな可能性のことをとっくに予想しているロシア大統領はちゃんと対応策を考えているでしょう。


 昨夜遅く、ローマにあるベラルーシ大使館の敷地内に何者かが爆竹を投げ込みました。
 死傷者などの被害はありません。
 べラルーシ外務省は今回の事件をテロとしています。

 中国も軍に戦争準備を始めるよう命令が出ました。
 本当に第三次世界大戦が始まりそうで憂鬱です。
 

 ベラルーシでドイツのニュースメディア、DWが過激派認定されました。

 ベラルーシ国内で国家総動員令が出されたという噂(偽の情報)が流れているが、そのようなことはないとベラルーシ国防省は否定しました。もうこの噂を否定するのは何度目なのでしょう。

 ベラルーシ大統領が、アブダビのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン(ベラルーシのメディアでは「王子」となっていたけれど、調べたら首長世子兼連邦軍副最高司令官なんですね。)とウクライナ情勢について電話会談しました。急にアラブ首長国連邦が登場した感じです。


 マリウポリで子ども病院が空爆を受け、ウクライナ大統領が瓦礫の下に子どもがいると非難する動画を公開しましたが、ドネツク州知事の発表によると、子どもの死傷者はなく、17人の職員が怪我をしたそうです。
(続報です。死者は3人で、うち1人は女の子だったとウクライナ大統領自ら発表しました。)



 ウクライナ大統領はポーランドの戦闘機を供与を訴えていますが、ポーランドは賛成しているものの、ドイツなどが反対しています。
 確かに本格的戦闘(世界戦争)につながる可能性があるので、慎重にならざるを得ません。
 話し合いで解決しましょう、と言われても、今この瞬間にも死んでいくウクライナ人がいるので、大統領としては、強い発言をしないわけにはいきません。

 マクドナルドがロシアで閉店するとなり、駆け込み入店をするロシア人が殺到し、さらにハンバーガーを買った人が、3万円に値を吊り上げて転売しています。あーあ。そんなにマクドナルドのハンバーガーが食べたいの? 私はそんな執着がなくてよかった。自由ですよ。
 ベラルーシはマクドナルドは通常営業しています。(ロシア人はロシアからベラルーシへ食べに来たら?)
 もっともベラルーシも閉店するかもしれません。
 
 コカ・コーラもペプシもロシアでの販売を停止します。
 ベラルーシもそうなるかもしれませんが、ベラルーシにはベラ・コーラというコーラに似せた清涼飲料水が開発されているので、それで我慢するしかないですね。

 アマゾンが、クラウドコンピューティング部門のロシアとベラルーシの新規契約の受け付けを一時停止しました。

 今日も銀行の前に長蛇というほどではないですが、列が伸びていて現金を引き出そうとしていうベラルーシ人がいました。

 西側のベラルーシに対する経済制裁への対応策として、木材の輸出先をヨーロッパからアジアに転換するとベラルーシ副首相が発言しました。
 アジアと言っても中国といった、対ロシア・ベラルーシ制裁を出していない国を指していると思われます。
 
 
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者93万4187人。死者数6608人

2022-03-09 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月9日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は934187人になりました。1日の新規感染者数は1238人です。新規検査数は13261件です。
 
 死者数は6608人です。

 927014人が回復しました。

 1257万件を超える検査数となりました。
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者93万2949人。死者数6594人

2022-03-08 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月8日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は932949人になりました。新規感染者数はたったの742人です。が、新規検査数は4119件です。
 今日は国際女性デーのため、祝日なので検査自体が検査機関が休みで行われなかったようです。

 死者数は6594人です。

 925111人が回復しました。

 1256万件を超える検査数となりました。



2022年3月8日。国際女性デー

2022-03-08 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月8日。今日は国際女性デーで祝日です。こんな日ぐらい戦闘を休止してほしいです。
 昨日の停戦交渉で決めたように、今日は人道回廊で多くの人が逃げられますように。

 
 反撃により、ミコライウ空港はウクライナ軍が奪還しました。
 黒海でもウクライナ軍がロシア艦船を撃退しています。

 日本政府はロシアとベラルーシに追加制裁をします。ベラルーシ大統領の長男と次男も含まれています。この長男はベラルーシオリンピック委員会長です。またべラルーシ大統領報道官、内相など12人の個人を対象としています。


 アノニマスがロシア国営テレビにハッカー攻撃をし、ウクライナの映像を流しました。
 
 ベラルーシ国営放送「ベラルーシ24」はポーランドなどでは視聴できなくなりました。


 ロシアの歌手、ソフィヤ・ロタルの息子と孫を含む9人の男性グループが、ウクライナからモルドバに不法入国しようとして、ウクライナ側で身柄拘束されました。
 ロシア国籍を持っているから、ウクライナ難民指定されないから、不法入国しようとしたのか、男性ばかりなので、工作員としてモルドバに入国しようとしたのか、詳細は不明です。


 すでに200万人がウクライナ国外に避難しました。
 ほとんどが女性と子どもです。逆に外国人からなる義勇軍がウクライナ入りしています。
 国際女性の日だというのに、ウクライナには女性の数が減りました。つまりウクライナがどんどん戦地化しているということです。
 
 ベラルーシ人のテニス選手アザレンカは、女子テニス協会のWTAなどからベラルーシという国名や国旗の使用が不可となる措置を取られています。ツアーや四大大会には出場できるものの、ベラルーシを代表して参戦することはできなくなってしまいました。
 サバレンカ選手も同様の措置を取られています。
 両選手とも戦争反対を表明し、平和を祈っています。
 プロテニスプレーヤーはベラルーシ人であっても、外国を練習拠点にしていることも多く、ベラルーシ国内にいる(身動きできない、発言が自由にできない)というわけではないので、このような反戦メッセージもできますね。


 ウクライナの元大統領でロシアに亡命していたヤヌコーヴィチ氏がヘリコプターでロシアからベラルーシ入りしたもようです。
 ロシア大統領がウクライナ侵攻を完遂した後はヤヌコーヴィチ氏を次の大統領に据えて、傀儡政権を発足させる計画があると言われています。


 アルミ、パラジウムに続き、ニッケルの価格がここ二日間で急騰しています。1トンあたりの価格が10万ドルを超えています。ニッケルは電気自動車用の電池に使われるそうですね。(私の頭の中のイメージは50円玉・・・。)

 マリウポリ市に食料品や薬品を運び入れる予定だったバスがロシア軍の砲撃を受け、破壊されました。死傷者はいません。

 ケンタッキー・フライド・チキンとピザハットがロシアでの営業を停止することを決定しました。
 マクドナルドもロシアでの全店舗を一時閉店します。閉鎖中も従業員には給与を払うそうです。しかし閉店の期間が長くなったらどうするのでしょうか。
 スタバもロシアでの全業務を停止します。

 ユニクロは下着などをウクライナの避難民に提供すると同時にロシアでの販売は続けるとして、矛盾しているように感じます。

 ちなみに・・・ベラルーシにはユニクロ、スタバは一軒もありません。


格付け会社フィッチ・レーティングスがベラルーシの格付けをBからCCCに格下げしました。
格付け会社スタンダード・アンド・プアーズは3日、ロシアの格付けを「BB+」から「CCC-」に引き下げています。

 ベラルーシの銀行、3行がSWIFTから除外される可能性があるとロイター通信が伝えています。この3行が何という銀行なのかは明らかになっていません。

 ロシア政府が指定した非友好国に対し、ロシアの政府機関や企業は対外債務の返済をルーブルで行えるようにしました。
 ルーブルで返済した後、ロシア経済がデフォルトとなったらルーブルは紙くずです。


 イペリン、ジトーミルなどの街にある正教会が砲撃を受け、消失したり破壊されたりしています。

 ウクライナ大統領がNATOへのウクライナ加盟について、関心を失い、この問題について凍結することをメディアのインタビューで述べました。
 あれ、どうしちゃったの?という意見もあると思います。
 まあ、NATOにあんなに文字通り必死で、支援を頼んでも、大した支援は得られず、この問題に踏み込んでこない。理由は第三次世界大戦につながるからとか・・・EUには加盟したいと申請したから、チャンスはあるけど、いつになるかも分からない。
 世界中から外国人義勇兵を集めるほうが早くて有力だと思ったのか、NATOに入りませんと言ったら、ロシアが少しはおとなしくなるか・・・などとウクライナ大統領は緩急剛柔の対策法を繰り出しているのかもしれません。
 

 イギリスのタイム誌は、ロシアの情報機関、連邦保安局の内部文書の内容を報じました。完全な信憑性があるわけではありません。
 それによるとロシア軍に1万人以上の死者が出ているそうです。
 これは予想以上の大損害だとロシア政府は思っているでしょう。
 
 他にもネット上で、ロシアの大統領と国防相の電話での会話を盗聴したとされる音声が出回っています。これも真偽は定かではありません。
 まあ、聞いてみましたが、ロシア大統領は非常にあせっていて、ショイグ国防相に「あと2日だけの猶予を与える。」と言っているのですが、この音声が録音されたのがいつなのか分かりません。しかし、もうそれから2日以上は経過していると思われます。


 NHKは国際放送NHKワールドJAPANの英語のテレビ放送について、ロシア国内での配信が停止したと発表しました。
 現地の委託先から、ロシア政府が情報統制を強めていることに加え、非友好的国リストに日本を含めたことを受けて、放送を停止せざるを得なくなったと連絡があったそうです。
 ベラルーシでは今のところ通常通り視聴できています。

 ニューヨーク・タイムズ誌はロシアにいる編集スタッフを国外へ退避させることを決定しました。


 ウクライナ大統領は、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国、クリミア半島をめぐる問題で、いわゆる落とし所があると述べました。
 

 ベラルーシは今日で4連休が終わり。明日、何が起こるのか心配です。特にベラルーシ・ルーブルのレートです。
 毎日、明日になったら、魔法のように戦争がすっかり終わっていないかなあと願っています。

ベラルーシのコロナウイルス感染者93万2207人。死者数6579人

2022-03-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月7日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は932207人になりました。新規感染者数は1205人です。減りました・・・が、新規検査数は前日の2分の1の9125件です。陽性率は上がりました。月曜日の幻想ですね。

 死者数は6579人です。

 924423人が回復しました。


2022年3月7日。ウクライナ侵攻から12日目

2022-03-07 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月7日。ロシアがウクライナに侵攻して12日目です。

 ウクライナ軍とともに戦う外国人の義勇軍志願者がおよそ2万人になりました。一部はすでにウクライナ入りしています。
 ウクライナ人の民間人も志願兵に次々と登録しています。若い女性もいます。
 アメリカの情報では、ロシアがシリア人を戦闘員を募集しているそうです。ロシア側はシリア人戦闘員に200ドルから300ドルの給与を与えるとしています。
 ウクライナへの義勇軍参加はボランティアということになっています。


 ロシア軍がチェルノブイリ原発やザポロジエ原発を制圧し、またハリコフの核研究施設がロシア軍の攻撃を受けていることから、もし事故が起きたらどうしようかと心配している人が、ヨウ素剤を買おうとしています。
 
 ザポロジエ原発はネット通信が遮断されました。


 日本外務省はロシアで航空機の運航停止が相次いで、出国が困難になっていることからロシア全土の危険情報を4段階で上から2番目のレベル3(渡航中止勧告)に引き上げたと発表しました。 
 クレジットカードが使えなくなると生活に困る人も増えるでしょう。ただ飛行機が次々と停止になっていて、チケットを入手しづらくなっています。

 ネットフリックスがロシアでのサービスを停止しました。

ルガンスクでウクライナ側の攻撃による爆発があり、石油施設で火災が発生しています。

  ロシア軍は一時的に停戦し、キエフ、ハリコフ、マリウポリ、スムィから民間人が退避できる人道回廊を設置しました。しかし、今まで2回設置された人道回廊ですが、本当にこれを伝って避難できた民間人はほとんどいないし、避難中に攻撃されて死亡した人もいます。

 追記です。この人道回廊の避難先の多くがロシアやベラルーシとなっていることから、ウクライナの副首相は「民間人をロシアに連れて行くためで、容認できない」として拒否しました。

 さらにこの人道回廊のルートに地雷が埋められているのが分かりました。幸い被害者はいません。


 3回目の和平交渉のため、ロシアの代表団がベラルーシに到着しました。具体的な場所ははっきりと報道されていません。

 中国が仲裁役を名乗り出ました。

 西ヨーロッパでガスの値段が上昇し続けています。

 ロシア側が、ウクライナ国内で、ウクライナ政府が生物兵器を製造していた証拠を見つけたと発表しました(ウクライナはこんな非人道的な武器を作っている国だから、成敗しても良い、ロシアは言いたい。)が、発表された最近は、サルモネラ菌など、食中毒を起こすようなありふれた菌だったそうです。

 ロシアがロシアの非友好国を発表しました。ウクライナ、アメリカ、EU諸国、イギリス、モンテネグロ、台湾、韓国、日本、スイス、カナダ、モナコなどです。

 ロシア大統領報道官はウクライナが憲法を改正すれば、ロシアは特別軍事行動を停止すると条件を提示しました。
 ウクライナ政府が反発するのは必至です。

 3月10日にロシアとウクライナの外相会談がトルコで行われるようです。

 午後5時過ぎ、第3回停戦交渉がベラルーシ領内の世界遺産の森で始まりました。第2回目と同じ場所です。

 ベラルーシの民間銀行プリオルバンクが1日に引き出せる額を700ベラルーシ・ルーブルまでと今日から制限しています。

 独立系メディアが現地取材をしたウクライナ北部の町、チェルニゴフでは、「薬局の前に並んでいた人たちのそばにロケット弾が落ちて、たくさんの遺体があった。」などの証言をっしています。
 「ロシアは何がほしくて私の家を燃やしたの?」という住民も。

 原発のあるザポロジエの街にある、いわゆる孤児院の子ども200人が職員に引率されてリヴィウに避難しました。
 他の子どもは親に手を引かれて避難していますが、親のない子どもたちは、2列ずつになって、手をつないで組になって列車で避難していました。
 リヴィウでバスに乗り換えてポーランドへ出国します。リヴィウで水やおもちゃをもらう子どもたち。引率の職員の女性は、ザポロジエでは殺戮が繰り広げられていると泣いていました。
 
 ウクライナを出国した避難民の数は170万人を超えました。

 ロシアの歌手、ニコライ・バスコフがウクライナ当局から逮捕状を出されました。
 このように芸能人など著名人にウクライナ政府が逮捕すると表明することが続いているのですが、これだとウクライナも言論の自由や権利を人に与えていないことになるのでは?と思う人もいると思います。
 そのとおりだとも思いますが、国としてはその国そのものや国民を侮辱するような発言、命を軽んじるような発言に厳しい態度を見せるのが当然、というのがウクライナ政府の考えでえあり、姿勢なのでしょう。今戦時下にあるわけですし。日本だったら、遺憾を表明する、ぐらいだと思うのですが、ウクライナは逮捕、と言い切ってしまうのですね。
 

 国際司法裁判所はオランダ、ハーグの法廷で、ロシアのウクライナ侵攻をめぐる審理を開きましたが、ロシア側は出廷を拒否しました。
 出廷そのものを拒否できるんですね。何のための裁判所なのでしょう。

 ウクライナの前大統領ポロシェンコ氏(チョコレート会社社長)がスカイニュースの取材に軍服姿で応じました。場所はキエフ州で、キエフ防衛のために他の兵士たちとともにいると答えました。軍人として司令官をしているわけではなく、あくまで志願兵の一人という立場のようでした。
 ポロシェンコ氏は「これはウクライナに対する戦争ではありません。これは私達の価値観に対する戦争です。全てのヨーロッパの国、西欧の価値観に対する戦争」と述べました。
 また「ウクライナでは学校や正教会などが攻撃を受け、地獄絵図のようであり、文明が破壊されている。」とも話しました。
「プーチンを信じてはいけない。人道回廊も安全ではない。プーチンは約束を守らない。」
「西側諸国が防衛のための軍備を分けてほしい。アメリカ人のパイロットや兵士を送ってほしいわけではないんです。ウクライナの領空を守らないといけない。」
と、ロシア軍の空からの攻撃を危惧する発言もありました。


 ロシア全土でウクライナ侵攻に反対する抗議デモが起こり、また身柄拘束です。
 今日までで累計1万3500人が拘束されたそうですが、留置所が足りているのか・・・。
 いや、足りていないから、拘束された人はウクライナ侵攻の前線に送られるという噂が飛んでいます。

 一方でカザフスタンでは、国内でウクライナ反戦デモを行うことを許可しました。
 今年はじめのカザフスタン争乱では、鎮圧のためにロシアに助けてもらったのですが、今野ロシアに対しては距離を取ったようです。
 ロシア大統領の新生ソ連創設の夢が本当だとすると、それにカザフスタンが入らないこともありえる事態になりました。
 自分の夢を叶えるために強引な手段を選び、親露国から引かれているといったところでしょうか。中国もここでうまく立ち回ろうとするでしょうし。

 
 ポーランドで反ベラルーシ政府派を支援しているバイポルが、KGBがネットでの取締を強化したと主張しています。

 ポーランドではロシア製品を商品棚から撤去しましたが、同じことがリトアニアでも始まっています。ベラルーシ製品も同様です。
 すでにベラルーシ製品を仕入れた業者が、在庫をどうしたらいいのか頭を抱えています。

 ベラルーシ製品なんか、イメージ悪くて買いたくないわ、という顧客も大勢いるでしょうか、そういう感情面のことだけではなく、ベラルーシ製品を製造しているのはベラルーシの国営企業ばかりなので、つまり売上が全てベラルーシ政府に還元されるシステムになっており、不買運動は日本人が想像するより、ずっとダイレクトにベラルーシ政府に影響を与えるのです。

 在日ベラルーシ大使館のバックアップによりベラルーシ食品が日本でも売られています。当然ですが、製造元は全てベラルーシ国営企業です。
 

 キエフ郊外のパン工場が空爆を受け、死傷者が多数出ている模様です。
 このようなパン工場は人口が多い首都専用のパン工場のはずで、ロシア政府はキエフ市民を兵糧攻めにしようとしているのでしょうか。
 ハリコフでもスーパーマーケットが爆撃されました。わざと狙ったのか、偶然命中したのか分かりませんが。
 ウクライナはホロドモールという1930年代にスターリンによって人工的に起こされた飢餓により、大量の餓死者が出ました。
 第二次世界大戦のときにも食料の調達がうまく行かず、奪い合いになり食糧危機に陥った地域もありました。
 戦後すぐも農業がすぐに立て直せるわけでもなく、食料不足が続いていました。
 ウクライナは世界の穀倉地帯と言われていますが、皮肉なことに歴史を振り返ると飢餓が多く起こっており、死因は餓死でしたというウクライナ人はとても多いのです。
 そして食べ物の恨みというのは怖いものです。ウクライナ人のロシア人に対する心情がますます悪化しそうです。
 

 EUはウクライナのEU加盟について協議に入るそうです。しかし、ドイツとオランダが慎重な姿勢を見せています。
 またロシアからエネルギー供給が得られなくなることを危惧しているのだと思います。そこのところをロシアは計算に入れていて、今回の侵攻を始めたのでしょう。


 ロシアルーブルは1ドルが141ルーブルにまで下落しました。
 アメリカ格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスはロシアの信用格付けを下から2番目の「Ca」に引き下げました。

 午後9時頃、第3回停戦交渉が終わりました。
 ウクライナ側は、人道回廊の問題について前向きな話し合いがなされたと発表しました。
 明日こそは多くの人が無事に避難できますように・・・。

 

ベラルーシのコロナウイルス感染者93万1002人。死者数6566人

2022-03-06 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月6日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は931002人になりました。とうとう93万人台です・・・。
 1日の新規感染者数は1662人で減りました。新規検査数は20032件なので、陽性率が下がりました。

 死者数は6566人です。

 923241人が回復しました。

 1255万件を超える検査数となりました。

2022年3月6日。ウクライナ侵攻から11日目

2022-03-06 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月6日。ロシアがウクライナに侵攻して11日目です。

 昨日の書き込みで書きましたが、殺害されたとするキレエフ氏について、ウクライナ国防省が正式に死亡を認めましたが、殺害されたのではなく、特別命令中に死亡したと発表しました。ロシアの特別軍事行動とかこの特別という言葉がいろんなことを隠蔽していますね。
 さらにウクライナ国防省は、キレエフ氏がロシアのスパイであったこと、他にも死亡したのは2人いて、この2人もスパイだったと氏名も発表しました。
 キレエフ氏は銀行家だそうです。
 ウクライナ大統領は1週間で3回暗殺されそうになったそうなので、もしかするとキレエフ氏らがそれに関与していたのかなと思います。昨日も書き込んだように、不明なこと、フェイクニュースなどたくさんあって、真相は永遠に闇の中、あるいは明らかになるのは戦後ということも多々あると思います。


 今日改めて、人道回廊がマリウポリとボルノバハの民間人のために開かれました。
 早く避難してほしいです。

 と思ったのですが、赤十字国際委員会の発表によると、マリウポリの推定20万人の市外への避難開始を目指したきょうの2度目の試みは停止したそうです。
 停戦交渉の意味がありません。

 今日もマリウポリで市民の死傷者が出ました。街から避難しようとしている人の列に発砲があったからです。
 攻撃したのはロシア軍だとウクライナ政府は発表し、ロシア側はアゾフ連隊が発砲したとしています。
 アゾフ連隊はウクライナ内務省が管轄しており、どう考えてもウクライナ人に向かって発砲するわけがないのです。マリウポリが攻撃を受けたとき、市長はアゾフ連隊が勇敢に戦っていることに謝意を述べていました。
 どうしてこんな発言をロシア側はするのか。それはアゾフ連隊はかつてドンバス地方での紛争で、新ロシア派を激しく攻撃したので、ロシア側から恨まれているからだと思います。
 このアゾフ連隊さえ叩けば、ウクライナは即敗北決定だという見方もあります。
 

 ロシア軍に掌握されたチェルノブイリ原発の職員はすでに10日間人質になって、原発の管理、運転をしていますが、休みも与えられず、食事も1日に1回です。
 職員の体調が悪化して、原発を制御できなくなる可能性があります。不安です。


 ウクライナの治安当局はハリコフの核物質を扱う研究所をロシア軍がロケット弾で攻撃したと発表しました。放射性物質も保管されている研究所だそうですが、ここから持ち出されたりすると深刻です。

 ロシア国内でクレジットカードのVISAとマスターカードが決済停止となりました。
 この決定についてウクライナ大統領は感謝しています。
 アメリカンエクスプレエスもロシアとベラルーシでの決済を停止します。
 フィンランドのビールとソフトドリンクの企業 Olvi がベラルーシ国内でのビール製造(ベラルーシのリードツコエ・ピーボは姉妹企業)と販売から撤退し、ロシアへの輸出を停止しました。 

 今日は日曜日。世界各地で反戦デモが行われています。ロシアではまたデモ参加者が何千人も拘束されました。

 ロシア大統領はトルコ大統領との電話会談で、軍事行動を止めるのはロシアの要求が満たされた場合のみだと語りました。

 ロシア大統領はウクライナを飛行禁止区域と認めると、すぐNATOが参戦したと見なすとしています。

 ベラルーシの民間銀行プリオルバンクの頭取が先週初めにKGBに連行されたという噂が飛んでいます。詳細は不明です。

 ウクライナ西部にあるビニツィヤ空港にロシア軍が8発のロケット弾を発射し、空港は壊滅的な被害を受けました。
 この空港がウクライナ西部にあるのが重要です。
 今西へ西へと避難しようとしているウクライナ民間人が大勢いますが、ロシアの攻撃が東から追いかけてきたとも言えます。

 オデッサに近いミコラエフ近郊で市に向けてロシア軍が砲台を設置していましたが、ウクライナ軍が破壊しました。

 ミコラエフの動物園では動物の餌代が届かなくなりました。このままでは餓死する動物も出てきます。動物園も避難するほうがいいと思います。が、難しいですね・・・。


 私の娘のウクライナの友人たちは無事だそうです。学校は早めの春休みに入ったことになっているそうです。誰も学校に通っていません。
 友人たちは、外国へ避難する予定はなく、今は街を離れて田舎の親戚宅にいるそうです。
 ロシア軍は田舎の畑しかないような村は攻撃してこないと思われます。

 キエフ市民は鉄骨を溶接してバリケードを作り、ロシア軍の侵入を防ごうとしています。
 
 ドイツの雑誌ビルドはロシア大統領がキエフに総攻撃をかける命令を下したとしています。
 キエフの北側から攻める作戦だそうです。もっともそれがいつになるのかは、記載されていません。

 午後9時半ごろ、ウクライナの軍事ジャーナリストがベラルーシの飛行場から多数の軍用機がウクライナ上空に向かって離陸したとSNSで発信。大規模な空襲が起こるのではないかと警告しています。

 TikTokが部分的にロシアで停止することを発表しました。

 ウクライナの検察庁は、ロシアのテレビ司会者ティナ・カンデラキを国際手配しました。
 ロシアの歌手のオレグ・ガズマノフも逮捕状が出ています。
 このように反ウクライナ発言をしたロシアの芸能人を(実際には形だけですが)ウクライナ当局が起訴したり逮捕する例が出てきました。

 (もう引退しましたが歌手の)アーラ・プガチョワが子どもを連れてロシアから出国しました。
 夫のマクシム・ガルキンは、他の芸能人とともにロシアではなくウクライナを支持するメッセージを発信しました。
 するとロシアのファンが一気に離れ、今月14日にアルハンゲリスクで予定されていたガルキンのコンサートを、中止するよう地元住民がコンサート主催者に訴えました。
 その結果、コンサートは中止され、チケエットの払い戻しが始まっています。
 妻のプガチョワがロシアを出国した理由やどこへ向かったのかは明らかにはなっていません。

 ロシア人の芸能人がウクライナを支援すると、ロシアでコンサートができなくなり、ロシア人の芸能人がロシアを支持すると、ウクライナから形だけですが逮捕状が出る・・・という事態になっています。
 
 北京パラリンピックなどスポーツの大会で出場が取り消されたロシアとベラルーシが代替の大会を行うとしていましたが、この2カ国以外にも参加したい国を広く募って、ユーラシア五輪なるものを行うそうです。


 ロシア国防省は、ウクライナ国内の空港などロシア軍に制圧され、ウクライナ空軍が代わりにルーマニアの飛行場を使用していることを指摘。ルーマニアなどウクライナの西側の隣国がウクライナを支援していることは、ロシアとウクライナの軍事行動に関与している証拠である(敵の友は敵)と警告を発しました。

 

ベラルーシのコロナウイルス感染者92万9340人。死者数6550人

2022-03-05 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月5日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は929340人になりました。1日の新規感染者数は1876人です。新規検査数は20171件で前日とほとんど変化がありません。

 死者数は6550人です。

 920791人が回復しました。

 1253万件を超える検査数となりました。

2022年3月5日。ウクライナ侵攻から10日目

2022-03-05 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月5日。ロシアがウクライナに侵攻して10日目です。

 ウクライナ政府はベラルーシからの軍事的脅威はないと発表しました。
 ベラルーシ軍はロシア軍と合流していないということです。

 ウクライナ裁判所は、ロシアの映画監督、ニキータ・ミハルコフ氏を逮捕する決定を出しました。
 同監督が、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を独立国家と認めるロシア政府を支持したからです。

 Booking.comがロシアとベラルーシの営業を停止しました。

 ラトビア国籍の家族(子供二人)が大爆発があったとされるチェルニヒフ市からベラルーシ国境地帯に車で逃げてきました。ベラルーシのビザを持っていなかったのですが、ベラルーシ国境管理局の判断により、入国できました。

 キエフでボランティア活動を行っていたベラルーシ人が死亡しました。砲撃に巻き込まれたようです。

  今日午前ロシア側は休戦を宣言し、マリウポリとボルノバハの住民を退避させる人道回廊を設置しました。民間人は早く逃げてほしいです。
 ・・・と思っていたら、ウクライナ当局はロシア軍が人道回廊を定めた合意に違反したとして、包囲された南東部の都市マウリポリからの退避を中断しました。結局ロシア軍が攻撃を続けているとウクライナ政府は主張し、ロシア大統領はウクライナ軍が民間人を攻撃していると主張しています。
 マリウポリは水道や電気などライフラインが途絶えており、食料品店も爆撃で破壊され、生きていけない状況です。
 現地入りした国境なき医師団によると、水がないので、雨水や溶かした雪を住民は飲んでいるそうです。

 
 ロシア大統領は4日、ドイツ首相との電話会談で、ドネツク、ルガンスク両州全域で親露派の主権を認めること、ウクライナの非武装化と中立化、クリミアでの主権承認などを停戦への条件として求めました。
 ロシアの全ての要求が実現するという条件下なら、ウクライナ側との対話にはオープンだ、とも語りましたが、はっきり言って、ウクライナからしたらわざわざ代表団を送って停戦交渉をする意味がないですね。


 ロシア航空アエロフロートが今月8日からミンスク行き以外の全ての国際線のフライトを中止しました。

 停戦交渉の場にウクライナ代表団の一員だったデニス・キリエフ氏がキエフで殺害されました。
 キレエフ氏は国家反逆罪の容疑をかけられ、ウクライナの治安部隊に拘束されたのですが、その際、ウクライナ治安部隊により殺害されたと報道されています。
 停戦交渉代表団の一員だったのに、ロシアに寝返ろうとしていた? 水面下で工作していた? はっきりしません。真相が明らかになるのは戦後になってからでしょう。

 
 ロシア国内のアメリカ人外交官らを国外退避させるための飛行機がサンクトペテルブルグからアメリカに向けて離陸しました。

 ウクライナ国内にあったロシアとベラルーシの貨物列車が差し押さえられました。

 フランス政府はロシアの石油大手ロスネフチのCEOが所有する豪華ヨットを差し押さえました。

 イタリア政府はロシア大統領の側近など制裁対象になっている人物がイタリア国内に所有する別荘を差し押さえました。


 ロシアの検索エンジン大手企業ヤンデックスは、ドル建て債の利息分を支払いましたが、それがドルつまり外貨だったので、ロシア企業で初めて外貨でクーポンを支払った最初の企業となりました。これから後に続くロシア企業が現れるかもしれません。


 3月2日にロシア軍が完全制圧したとされるウクライナのヘルソン市で、住民が大規模な反戦デモを行いました。ウクライナの国旗や、「ヘルソンはウクライナだ」というプラカードを掲げています。

 ロシアの歌手など芸能人の中で、戦争反対を訴える人たちが出てきました。一方で片道チケットを買ってロシアを出国した芸能人もいます。

 ベラルーシ人男性の出国が急増しているそうです。バルト三国のメディアによると、ベラルーシからバスに乗ってリトアニアに出国するベラルーシ人が増えており、1日に200人ほどになっています。 
 徴兵されそうな18歳から60歳までの男性がほとんどで、戦争に参加したくないからというのが理由とされています。
 外国メディアはこの状況から、早くて2日後にはベラルーシに国家総動員令が出されるのではないかと書いていますが、どうでしょう?
 ベラルーシは今日から4連休で、3月8日の国際女性デーに合わせて、あちこちで花が売られているし(値段は高くなっていますが)祝日ムードになっています。
 
 一方で、とうとうベラルーシでもいわゆる取り付け騒ぎが起こりかけています。
 市民が貯金のベラルーシ・ルーブルを口座から引き出し、ルーブルが大暴落する前にドルやユーロなどの外貨に両替しようとしています。
 銀行も外貨を保存しておきたいので、ベラルーシ・ルーブルから外貨への両替を希望する人は前もって予約してくださいと言い出す銀行も現れました。

 ベラルーシ保健省は経済制裁により、不安が広がっている国民に対し、薬品の在庫が最大9ヶ月分あると発表しました。
 
 ベラルーシから事業撤退を決める企業も連日現れています。H&Mは期限なしの一時閉店。  
Airbnbも撤退し、ロシアとベラルーシから撤退。
 Revolutも取引停止。Intelも事業停止。Snapchat も停止。IKEAは5月31日まで店舗閉店。しかしベラルーシにはIKEAの店舗がそもそもありません。しかし、ベラルーシの家具製作企業がIKEAからの注文を請け負っていました。その発注も停止されました。
 DHLはベラルーシに何も運んでくれない。Booking.com のサイトでロシアとベラルーシのホテルを予約しようとしたら、「この行き先周辺の宿泊施設のうち、0軒に空室があります」と表示されるだけになってしまいました。

 格安航空会社フライドバイがミンスク・ドバイ間の全フライトを3月26日まで欠航することを決定しました。

 ポーランドでは商店の棚からロシアとベラルーシ製の商品が撤去され始めました。商品を輸出しても全く売れないです。

 
 第3回停戦交渉が明後日7日に行われることになりました。

 北京パラリンピックに出場できなかったロシアとベラルーシだけで、ソチの元五輪会場を使って大会をするそうです。

 今日、ベラルーシ大統領は三男を連れてバイアスロンの試合会場を訪れ、親子そろってバイアスロンを楽しみました。

 ロシアを支持しているらしいインド。そのため、ウクライナに嫌インド感情が湧き、ウクライナ国内にいるインド人留学生をウクライナ政府は拘束して人質とし、地下シェルターに押し込め、人間の盾にしている・・・とロシアの国営テレビが報道しています。
 ただインド人が安全を求めて、シェルターに自ら入って身を潜めているだけではないでしょうか。

 キエフ周辺が砲撃を受け住宅などが崩壊。数百人が生き埋めになっているという情報があります。
 
 ロシア大統領に戦争責任を取らせようという動きがあります。民間人に対しての非人道的な武器を使用した攻撃など証拠集めもすでに始まっています。スマホで撮影した動画や画像なども証拠になります。
 
 ウクライナから国外に避難した人が120万人を超えました。
 
 支援物資がウクライナ国内に届けられ始めました。

 ウクライナ大統領はNATOが飛行禁止区域を定めなかったことについて、
「明日から(ウクライナで)死ぬ人たちは、あなた方のせいで死ぬ。」
と厳しい口調で批判しました。
 一方で、NATOが派兵したら、一時的にはウクライナの人たちの中で助かる命も出てきますが、本格的な第三次世界大戦勃発になる可能性があることはウクライナ大統領も重々承知していると思います。
 しかし、一国の大統領として自国民の命を世界大戦回避のための犠牲にしたくないでしょう。
 ウクライナには兵器の支援、外国人義勇兵の派兵をしていますが、とにかく経済制裁が効き目を表してきてほしいというのがNATOならびにEUなど西側諸国の戦術のようです。

 ウクライナ大統領は再びロシア大統領に対して、一対一の対話を求めました。会談の場所はトルコのイスタンブールかアンカラをしていますが、ロシア大統領がわざわざ来るでしょうか?

 最後に今日配信の河北新報の記事より。
・・・・・
 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に協力するベラルーシを巡り、首都ミンスク市と国際姉妹都市の仙台市に対し「提携をやめるべきだ」との意見が寄せられている。日本政府がベラルーシへの制裁を実行する方針を示す中、市は50年近い都市間交流の歴史を踏まえ、近く対応を協議する。

 市によると、2月28日~3月4日に電話や市のホームページを通じ「姉妹都市の提携はいかがなものか」「(市バスの車体広告でミンスク市を紹介する)ラッピングバスの運行をやめるべきだ」などの意見が9件届いた。姉妹都市の継続を求める声はないという。

 日本国内でベラルーシの都市と姉妹都市を結ぶのは仙台市だけ。1973年に仙台市代表団がミンスク市を公式訪問し、都市提携共同コミュニケを交わして始まった。5年ごとに交流事業を実施しているほか、毎年5月の仙台国際ハーフマラソン大会に、ベラルーシの選手を招待している。

 市交流企画課の担当者は「本来、国家間の問題と都市間の交流は別の話だが、日々状況が変化していて、はっきりしたことが言えない。今後、市役所内で対応を協議したい」と話した。

・・・・・

 ベラルーシのアスリートが国際試合から締め出されているので、仙台のハーフマラソン大会にベラルーシ人選手を招待しなくていいという発想につながるのは分かります。
 イメージが悪くなるからラッピングバスもやめましょうというのも分かります。ちなみにミンスクには仙台号というラッピングのトロリーバスが昔ありましたが、もうとっくに走行していません。
 しかしミンスク市には仙台広場という広場があります。東日本大震災のときには、ミンスク市民の多くがこの広場に花を手向けろうそくを灯し、折り鶴をたくさん折って仙台市から贈られた桜の木の枝に結びつけました。

 「国家間の問題と都市間の交流は別の話」つまりレベルがちがう、という仙台市役所の担当者の意見も分かります。
 仙台市長とミンスク市長で戦争反対の共同宣言を出せば?という意見もありますが、ミンスク市長は大統領による任命制であることをここに書いておきます。ミンスク市民が選挙で選んでいるのではありません。

 同時に、東日本大震災のときにはミンスク市役所から仙台市民に支援物資が届けられたことも書いておきます。
 そして震災後、コロナ禍が始まるまで毎年、仙台市だけではなく宮城県や福島県、その他地震などの災害の被害に遭った日本人高校生がベラルーシのサマーキャンプ場で保養滞在し、ベラルーシの子どもたちと交流しています。
 受け入れているサマーキャンプ場は国立だったり、ミンスク市立だったりです。
 国立のキャンプ場での滞在費用は、ベラルーシ大統領基金が出しており、日本側は出していません。日本とベラルーシ間の飛行機代はベラルーシの企業複数(ほとんどウォーゲーミング社)が出しています。
 両市が姉妹都市提携を結んで49年で、その間ルカシェンコ大統領が大統領就任中の期間は28年間、ソ連構成国だった期間は18年です。
 私は仙台市民ではなく、ミンスク市民ですが、今後の判断は仙台市に任せるほかありません。
 私の想像の世界ですが、仙台市役所がどうしようと考えている間に時間が経ち、やっぱり姉妹都市提携やめよう、市民の声を反映しよう、じゃあそのことをミンスク市役所に言うか・・・で、言われたミンスク市役所は、ちょっと考えさせてください、と考えるのにまた時間がかかって、気がついたら戦争が終わっていた・・・ということになるんじゃないかなあと思います。
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者92万7464人。死者数6535人

2022-03-04 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月4日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は927464人になりました。1日の新規感染者数は1949人です。久しぶりに2000人を切りました。新規検査数は21696件で前日とほぼ同じです。

 死者数は6535人です。

 918284人が回復しました。

 1251万件を超える検査数となりました。
 
 

 

2022年3月4日。ザポロジエ原発に攻撃

2022-03-04 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月4日。2回目の停戦交渉で民間人を避難させると合意して、数時間しか経っていない午前3時頃、ザポロジエ原発がロシア軍の攻撃を受け、火災が発生しています。
 消防隊がロシア軍の攻撃で現場に到着できていません。原発職員が燃え広がらないように応急処置をしたようです。

 こちらの午前6時頃のようすでは、火災は収まりつつあるようですが、燃えたのは敷地内になる訓練用の建物で、5階建て。そのうち3階より上の部分が火災になっているそうです。
 原発の主要部分(原子炉家屋)で火災が発生しているわけではないです。
 そのため放射線量の上昇は見られないとのことです。
 チェルノブイリ原発がロシア軍に掌握されてから、自宅に常備してあるヨウ素剤を飲んでいます。念の為今日も飲んでおきます。
 ザポロジエ原発で放射能が拡散される事態にならないよう祈っています。
 攻撃しているロシア軍は、怖くのないのでしょうか。兵士たちが防護服を来ているとも思えません。

 ザポロジエ原発は今日の朝、ロシア軍により掌握されました。
 地元住民の方々が、昨日ロシアの戦車を止めようと必死になっていたことを思うと・・・大変つらいです。
 火事は消防隊が消し止め、原発そのものに異常はありません。
 死傷者は確認されていません。

 ロシア国防省報道官は、原発付近で昨夜、ウクライナ側が挑発行為を仕掛けようとしたからロシア軍も攻撃を開始したと説明しました。まずウクライナの妨害工作グループが、ロシアの警備隊を攻撃したから、攻撃(報復)が始まったということです。


 最近、ミンスク上空にヘリコプターが飛び交っていることを投稿しましたが、今日、その理由についてベラルーシ非常事態省から説明がありました。
 私と同じように、なんでこんなにヘリコプターがしょっちゅう飛んでいるのか不審に思ったジャーナリストが質問したのですが、その回答によると・・・
 ベラルーシはセントラルヒーティング方式の暖房なのですが、つまり熱いお湯が通っているパイプが地面の下を通っています。ヘリコプターからサーモスタットで地表を見ると、パイプが通っているところは温度が高いので、見分けることができます。
 そうすると、パイプの破損箇所や漏れている箇所がすぐ分かるそうです。
 このようにパイプの点検をしていただけというのがベラルーシ非常事態省の見解でした。
 このような点検をしたのは今年は3月3日が最初です、という説明に、引っかかりましたが。ヘリコプターは3月3日より前から連日飛んでいたし、非常事態省のヘリではなく、軍用ヘリらしいのも飛んでいました。

 

 ロシア第7空輸師団長兼第41連合軍副司令官スホベツキー氏が、ウクライナでの特別作戦中に死亡したと報道しましたが、イギリスのメディア、インディペンデントは3日、軍事消息筋を引用し、ウクライナ軍の狙撃手が撃った銃弾にあたって死亡したと伝えました。
 ただ、具体的な場所時刻などは不明です。本当にスナイパーに撃たれたのかどうかも分かりません。
 ウクライナにも凄腕のスナイパーがいるでしょう。
 ロシア軍の砲撃に対して、スナイパーでなくてもゲリラ戦法を選択するウクライナ人が増えていくと思いますし、仮にロシア軍がウクライナを占領しても、地下活動は続き、抵抗するウクライナ人が必ず出てきます。 


 ポーランド政府は自国民に対し、ロシアとベラルーシからの退避を勧告しました。
 ベラルーシにはポーランド系住民がたくさんいるのですが、どうなることか・・・。

 チェコはウクライナ難民が流入すること懸念から30日間の非常事態宣言を出しました。
 ポーランドに比べたらウクライナ難民の数は少ないのに、もう非常事態宣言ですか?


 イギリスで、ウクライナ出身の億万長者ミハイル・ワトフォード(元の名字はトルストシェヤ)が死亡しているのが発見されました。警察によると、自分の家で首をつっていたそうです。
  1990年代のロシアで石油とガスの生産で大富豪(オリガルヒ、新興財閥)となり、2000年代の初めにイギリスに移り、姓を変更しました。
 イギリス政府がロシアへの経済制裁の対象となるオリガルヒの名前を発表した数時間後に起こったこの事件。
 しかしワトフォード氏はこの制裁対象リストには含まれていませんでした。イギリスに渡って年数も経過しており、プーチンに近いオリガルヒでもなかったそうです。自殺なのか他殺なのか分かりません。友人の話ではワトフォード氏はロシアの特別軍事作戦について非常に心配していたそうです。

 
 ウクライナは人道回廊のために、世界赤十字に支援を求めました。

 3回目の停戦交渉が早ければ明日(5日)か6日に行われる予定だそうです。

 マイクロソフト社も自社製品のロシア国内の販売、歳ービス提供を中止しました。

 ロシアはフェイスブックのアクセスを遮断し、ツイッターにも制限をかけることを決定しました。


 国連人権理事会は4日、ジュネーブで、ロシアの侵略を強く非難すると表明する決議を賛成多数で採択しました。
 ロシアによる国際人道法違反の疑いを調査する委員会の設置を規定。
 決議には、日米欧やブラジル、韓国など32カ国が賛成した一方で、ロシアとエリトリアが反対。中国、インド、パキスタン、キューバなど13カ国が棄権した。
 国際刑事裁判所も戦争犯罪などの疑いでロシアに対する捜査開始を宣言しています。

 大国インドが棄権しているのが気になりますね。
 しかし、こういった決議の場がリトマス試験紙のようにそれぞれの国家のありようをあぶり出しています。

 中国も棄権していますが、ロシア軍によるザポロジエ原発に対する攻撃については「ウクライナの核施設の安全保護の情勢を深刻に懸念している。関係各国は冷静さと自制を保ち、核施設の安全を確保するよう呼び掛ける」と強調しました。ロシアを厳しく批判はしていませんが、中国が懸念を表明すること自体が珍しいと思います。
 というより、やはり原発を攻撃するのは常軌を逸していますよ。
 もし爆発が起きたときロシアが風下だったら、ロシアに被害が出るのに。
 
 
 ベラルーシ大統領とロシア大統領は電話会談を行い、2時間かけて主に経済制裁について話し合いました。
 
 ロンドン証券取引所は今日、同取引所に上場する全てのロシア証券の取引を停止したと発表しました。

 ロシアから未来の戦争?経済的困窮?人権弾圧?国境閉鎖?を避けてロシア人もロシアから脱出することを始めました。
 ロシアからEU圏内に入れる現在唯一の鉄道は、ペテルブルグ・ヘルシンキ間だけになっており、今は飛行機が飛んでいないのでそれを使って陸路ロシアを出国するロシア人が増えているそうです。多くは戦争に巻き込まれるのを怖がっており、外国に永住することを希望しています。


 北京パラリンピックが始まりました。
 ロシアとベラルーシの選手はいません。ウクライナの選手が開会式に登場したのは、本当によかったです。北京までたどり着けるかどうか心配していました。しかし、家族や友人を戦火に残しながらの対戦。ウクライナ選手の皆さんの胸中はいかばかりか・・・。
 国際パラリンピック委員会パーソンズ会長の挨拶も感動しましたが、まさかこんなに平和を訴えるスピーチを開会式ですることになろうとは本人も予想していなかったでしょう。
 会長のスピーチの一部を中国国営中央テレビは中国語の同時通訳を行いませんでした。


 ロシア議会の上下両院は今日、刑法に「露軍に関する虚偽情報を広める行為」に関する規定を新設し、最大15年の禁錮刑を科す法案を可決しました。
 ロシア政府は、海外メディアが偏った報道をしていると批判しており、BBCは名指しでロシアの内政や安全保障に悪影響を及ぼすために利用されているとしました。
 そしてロシアの通信規制当局は4日、BBCやボイス・オブ・アメリカ、ドイツ公共放送ドイチェ・ウェレなどへのインターネット上のアクセスを遮断しました。
 ベラルーシはまだ大丈夫です。ただベラルーシではウクライナのニュースメディア2社のサイトが今日からアクセスできなくなりました。

 これらの状況を判断してBBCは、ロシアでの全ジャーナリストとサポートスタッフの業務を一時的に停止すると発表しました。取材や報道がしづらくなっています。


 ウクライナが求めている飛行禁止区域の設定について、NATOが直接的に介入すれば、ヨーロッパ戦争に発展する恐れがあるとして、現時点では設定しない方針を示しました。
 あれだけウクライナ大統領が必死で訴えていたのですが・・・
 ウクライナ大統領は、飛行禁止区域の設定が無理なら、空軍機を派遣してください、とやはり必死で要請していました。
 どうしたらよいのか・・・
 EU外務代表ボレル氏は、
「これはプーチン氏の戦争であり、プーチン氏しか終わらせることはできない」
と発言しました・・・。
 それはそうなんですが、たった一つの国の一人の国家元首に世界中の人間の運命が握られていて(放射能被爆の恐れがあるでしょう?)そういうシステムがこの世界にあることが、人類の大きな誤り、あるいは未熟度の表れなのではないかと思えます。どうして「一人の戦争」を他の何十億といる人間のうち誰も終わらせることができない構造の世界になっているのですか?


ベラルーシのコロナウイルス感染者92万5515人。死者数6521人

2022-03-03 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月3日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は92万5515人になりました。1日の新規感染者数は2083人です。新規検査数は21811件で、前日と変化がありません。
 しかし、ピークのときと比べると落ち着いてきました。

 死者数は6521人です。

 915723人が回復しました。

 1248万件を超える検査数となりました。

2022年3月3日。ウクライナ侵攻から8日目

2022-03-03 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月3日、ミンスクはこのまま春になるのだろうという予測が外れて、再び雪がうっすら積もりました。

 日本政府はベラルーシへの経済制裁を発表しました。大統領を含む7人の高官と、ベラルーシ国家軍需産業委員会など2団体が対象となっています。資産凍結をするそうですが、ベラルーシの大統領が日本に資産を持っているとはあまり想像できませんね。まあ、資産の移動も凍結しますが。

 
 ウクライナ政府は世界遺産の森の中で2回目の停戦交渉が行われることを否定しました。

 キエフの鉄道駅が攻撃を受け、地下の連絡通路でロケット弾が爆発しました。死者はなく、負傷者が一人だけです。ただこの駅から列車に乗って、西の方角へ避難しようとしている人も大勢いる中で、ロシア軍は駅を標的にしています。

 日付が変わったころ、マリウポリ市長が市民に対してメッセージを発信しました。同市役所の公式サイトで公開されましたが、簡単に訳します。
「この7日間の間で今日が最も困難な日でした。ロシアは今日、市民全員をとにかく破滅させたかった。しかしウクライナ軍、州兵、アゾフ連隊がそれを阻止した。敵軍は市のインフラを破壊したため、市役所は電気、ガス、水道を復旧させる努力をしている。病院では医療従事者が院内にとどまり、市民の治療に従事している。マリウポリ市民はみんな偉大な英雄です。私達は自由のために、故郷の地のために戦っている。私達は誰も攻撃しなかった。家であるここに踏みとどまっている。それは神が私達とともにいるということなのです。真実は私達とともにあります。それは私達が勝利することを意味します。」


 ドイツ当局は、ロシアの大富豪ウスマノフ氏が所有する約6億ドル相当の豪華ヨットを差し押さえました。
 ウスマノフ氏はEUによる資産凍結の制裁対象となっているためです。このヨットはハンブルクの造船所で修理中だったそうです。

 明日開幕する北京パラリンピックに、ロシアとベラルーシの選手の出場を認めないと発表しました。
 昨日の段階では、国旗を掲げないで、中立の立場で出場するとしていましたが、他の国から、ロシアとベラルーシの選手とは対戦しないという申し出が多数IOCに届いて、試合そのものが成立しない、つまりパラリンピックそのものが成立しないことが分かったためだと思います。
 そうならないために二つの国の選手は切り捨てざるをえなかったのでしょう。 


 ウクライナ避難民の数が100万人を超えました。

 アメリカとフランス政府は自国民に対して、ウクライナからだけではなく、ロシアからも退避するよう勧告しました。

 日本外務省はベラルーシの危険レベルについて、ウクライナとの国境地帯はレベル4退避勧告に引き上げました。他の地域はレベル3渡航中止勧告(コロナのせいですでに長期間レベル3のままで変化なし)です。

 ベラルーシの長距離輸送トラックおよそ35台がウクライナとルーマニアの国境で立ち往生しています。
 ウクライナにベラルーシのトラックは入れないのでしょう。
 昨日、中国人が退避しようと荷物を運んでいただけで、軍需物資を運んでいると誤解され、射殺されているぐらいですから。


 昨日、ロシアの軍用ヘリコプターが根室沖を飛行して、領空侵犯を犯しましたが、同じことをスウェーデン領空でしています。
 4機のロシア軍戦闘機がスウェーデン領空を飛行しました。
 スウェーデンも対ロシア制裁に乗り出しているので、ロシア側が威嚇しているのだろうと思います。


 ロシア軍がウクライナ最大の原発、ザポロジエ原発を掌握したとしていますが、ザポロジエ原発がある街、エネルホダル市の住民がロシア軍戦車が侵入しないようにバリケードを作り、阻止していると市長が主張しています。
 証拠の動画や画像もあります。さらに道路に市民が大集合して1キロの長さに渡り人間の鎖を作っています。
 今、ロシアに原発を渡すのは非常に危険です。世界中に影響が出ます。
 逆に言うと、ロシア大統領は原発を世界を脅す武器と見なしているということです。
 そしてこのエネルホダル市の武器も持っていない市民のみなさんが、自分の命を危険にさらして世界の人類の命と健康を守ろうとされているのです。


 ロシアの資産家が、ロシア大統領を生死に関わらず、拘束した人に100万ドルの懸賞金をあげますと、SNS上で広報しています。

 2日で終わるはずだったウクライナ侵攻が1週間も続いて、経済制裁も始まり、苛立っているはずのロシア大統領。
 やけを起こして、非人道な命令を出さないことを祈ります。
 こちらの検索サイトでは、「核兵器が爆発したらどうしたらいいのか?」と説明してくれるサイトの紹介がトップページに表示されるし、憂鬱です。
 

 今日、行われる予定の停戦交渉がなかなか始まりません。もしかすると午後3時から始まるかもという報道をこちらのメディアは伝えています。


 ウクライナ大統領はロシア大統領と一対一の会談をしようと呼びかけました。
「話し合おうじゃないか。私はふつうの男だ。噛みつきはしない。」
とも発言しました。


 IKEAはロシアとベラルーシから事業撤退を決めました。もっともベラルーシにはもともとIKEAの店舗はなく、オンラインショッピングだけです。
 ロシアとベラルーシのH&Mの店舗が全店閉店しました。


 ベラルーシ大統領は、西側はベラルーシをこのウクライナ問題に無理に引き込もうとしている、と述べました。
 ベラルーシで国家総動員法が発令され18歳から60歳までの男性は出国できないというフェイクニュースを受けての発言かもしれません。
 また、ベラルーシ軍がウクライナ領内に入ったとたびたび報道されていますが、それに対しても何度も、大統領は否定しています。
 

 フランス大統領はまずロシア大統領と、その後ウクライナ大統領と電話会談しました。
 ロシア大統領は、「特別軍事作戦は完遂させる。現時点でも成功している。」と持論を曲げなかったそうです。
 さらにフランス大統領は、ウクライナが最悪の事態になるという見方をしているそうです。
 最悪の事態とは、具体的にはどういう事態なのでしょうか・・・(それでロシアから自国民の退避を呼びかけたのでしょうか。)
 ウクライナ大統領は、ウクライナの次はバルト三国がロシアの目的になると警鐘を鳴らしています。


 ロシアの独立系ラジオ局モスクワのこだまが政府命令により解散させられました。
 テレビチャンネル、ドーシチも今日で放送を終了しました。


 ロシアのテレビニュースを見ていると、内容が西側メディアの報道とは正反対です。いえ、正反対すぎてそっくりになっています。
 ドンバス地方の住民がロシアに避難して、それを暖かく迎えるボランティアの人たち。大量に集まった救援物資。感謝するドネツク人民共和国の人たち。ロシアには平和があると喜ぶ母親たち。故郷ではウクライナ軍の戦車が路上を走り、商店は閉店。中にある商品はウクライナ軍兵士により略奪された。水道、ガス、電気、通信、何もない。地下室やシェルターに入って身を隠し、ウクライナ軍に見つけられないようおびえている。ロシアは自由のために戦う!というプロパガンダが流れ、ドンバス地方に自由を! 平和な暮らしがドンバス地方に戻るよう、ロシア軍はウクライナ軍を蹴散らさないといけない・・・。
 他にも、ロシア軍はこんな軍事作戦を成功させた、これがロシアの最新兵器ですとロシア人視聴者に紹介。
 今日のニュースでは、EUがどれほどひどい経済制裁をしていることか・・・悪者はEUです、とアナウンサーが話しています。

 ネットニュースを見ず、テレビでしか情報を得ていないロシア人は、ドンバス地方を救うための特別軍事作戦だけが行われており、それは崇高な目的であり、ドンバス地方にロシア兵がやってきたら、解放軍が来てくれた、ありがとう!と住民に感謝される。欧米はどうして邪魔するのか? 我が家が貧乏になったのは欧米のせい・・・と思い込んでしまうだろうなあと思いました。

 捕虜になったロシア兵が、訓練だと思っていた、ドンバス地方を解放するためだと言われた、ドンバス住民から歓声をもって迎えてくれる解放軍になると思っていた・・・と話したことも辻褄が合いますね。


 午後5時50分ようやく停戦交渉が始まりました。場所は結局世界遺産の森のようですが、はっきりしません。

 チェコはベラルーシ人にビザを発給することを停止しました。

  エストニアが所有する貨物船(船籍はパナマ)がウクライナのオデッサ沖で沈没しました。機雷に接触した可能性があります。
 どうしてそんなところに機雷があるのでしょう・・・
 乗組員は6人で、4人がウクライナ人、2人がロシア人。
 救命ボートに2人乗っているのが確認されています。4人が行方不明。
 ウクライナ側の情報によると、ロシア海軍が自分たちの船が機雷に当たらないように、エストニアの貨物船に移動するよう脅迫し、言うことを聞かなければ発砲するぞと言われたので、進路を変えたところ、機雷にぶつかった・・・そうです。もちろんはっきりしたことはまだ分かりません。

 カナダ政府はロシアとベラルーシに対する最恵国待遇の適用を停止し、両国からの輸入品に35%の関税がかけることを決定しました。
 ウクライナに対してはロケット弾発射機や手榴弾などの兵器を追加的に提供すると発表しました。
 カナダにはウクライナ移民がたくさん住んでいますから、親戚がいる人も多くもともとウクライナと友好国だったので、当然の支援ですね。

 ジョージアとモルドバがEU加盟申請をしました。

 ようやく2回目の停戦交渉が終わりました。民間人を逃すための人道回廊を組織することで合意しました。
 それはそれでいいことですけど、やっぱり「それだけ?」という感がありますね。
 
 日が変わったころ、市民に向けてマリウポリ市長がメッセージを市役所HPに載せましたが、夜が明けた今日、マリウポリが完全にロシア軍に包囲され、封鎖されたと非難のメッセージを発信しました。ロシア軍が列車を破壊したため、女性や子ども、高齢者を避難させることができなかったそうです。
 マリウポリでは水道が止まってしまいました。
 食料品や薬品を街に運び入れることもできなくなり、市では残ったパンを市民に配給しましたが、そのパンももうなくなってしまいました。もう電気もありません。
 暖房も切れて、まだ夜間は0度以下に気温が下がるマリウポリ。
 住民の一人は何とかメディアに情報を送り、
「今朝も朝6時から砲撃が始まった。数時間は静かだったがまた始まった。あちこちから爆発音が聞こえる。窓の近くにいて、爆風でガラスが吹き飛んだら危険なので、アパートの通路部分にいる。80歳になる祖父と祖母を助けるために、1週間前にマリウポリに来た。避難させようと思ったが二人とも年で体が動かず間に合わなかった。夜は真っ暗で、どこの家の窓にも電気はついていない。」
 ロシア軍は2月24日に、民間人は避難しておくようにと通告しておいたと主張していますが、マリウポリ市民によると、そんな通告はなく突然攻撃が始まったそうです。
 市長自身、両親と兄弟と月曜日から連絡がつかない状態で、攻撃がやまないので、確認しに行くこともできない、とBBCのインタビューで話しました。

 ウクライナで最初にロシア軍に制圧された街、ボロジャンカのようすがドローンが撮影した映像などで明らかになってきました。
 BBCが放映した映像によると団地の真ん中に爆弾が命中して二つに避けていたり、窓から炎が今も燃えていたり、ひどすぎます。街中に瓦礫の山ができ、煙が出ている場所もあります。焼け焦げた軍用車が道路のあちこちに残されています。住民の証言では軍用機から空爆を受けたそうです。
 

 ウクライナ北部、ベラルーシの国境に近いチェルニヒフの集合住宅や学校がロシア軍の砲撃を受け、33人が死亡しました。

 今日もミンスクは何度もヘリコプターが飛行する音が鳴り響いていました。
 窓からそのうち一機を見ることがきたのですが、軍用ヘリではなく、非常事態省のヘリでした。救急ヘリとして使われることもあるタイプです。

 最近のベラルーシの話です。軍人の夫の家族のスマホにその夫の顔写真を白黒にして喪章をつけた加工画像が送りつけられ、「あなたの夫が戦争に参加する(ロシア軍を助ける)とこうなります(戦死します)から、妻であるあなたは夫を止めてください。」というメッセージもついています。
 ベラルーシ軍はウクライナ領内に入っていません。
 そもそも軍人の家族の電話番号など個人情報がどこで漏れているのでしょうか。加工画像が悪質ですね。
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者92万3432人。死者数6506人

2022-03-02 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年3月2日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルスの感染者数は923432人になりました。1日の新規感染者数は2169人です。増えましたが、新規検査数も23051件と前日の4倍です。

 死者数は6506人です。

 912797人が回復しました。

 1246万件を超える検査数となりました。