それは寒い寒い日でした
当番がストーブの石炭をもらいに行って
また空のバケツを下げて戻ってきました
「どうしたの?」
「お前らのクラスは焚きすぎるから
今日は出せないって」
「そんな、豪快には焚いていたけど
ストーブなしでは凍えてしまう..」
すると一人が、「転校して行ってあいている
机とイスを燃やそう」
六人で必死に足で蹴って細かくして
ストーブで燃やし始めた
その時、教室の後ろの戸が開いていて
通ったのが鬼の現代国語の教師、
「こらーッ、おまえら、何をやってんだ!! 」
大声で怒鳴ると担任を呼びに行った
忠臣蔵じゃないけど、かかわった六人が前に出され切腹..?
いや、一時間、正座させられた
でも 僕らはなぜか落ち込んではいなかった
クラスのみんなを寒さから救ったのだから...?