coco ノート

ロッキーと行く
不思議な空の旅...♪

インコのピー助物語。

2017年03月30日 10時54分13秒 | Photo diary


写真スタジオの店主が
大切に育てていた手乗りインコ

僕が手に乗せてもらって
喜んでいると

「欲しけりゃ、やるよ。」
「えっ、いいんですか?」

 ☆****☆

その夜、家に帰って
早速、手に乗せようとすると

すぐに飛んで行ってしまう
店ではあんなに乗っていたのに...

インコの奴、
店では気を使っていたのかな...?

それとも慣れない環境なので
落ち着かないのかもしれない..

しかしインコは二度と僕の手に
乗ることはありませんでした

 ☆****☆

ピー助は部屋で放し飼い
自由に飛び回っていましたが

フンは巣の中にしかしないので
とくに困ることはありませんでした

 ☆****☆

ある夜、僕が夕飯を食べていると
突然僕のテーブルへ降りてきて

おかずの野沢菜を
おいしそうに食べ始めたのです

よっぽど塩分が不足していたのか?
野沢菜が好きだったのか..?

☆****☆

ピー助のお得意は物まね
とくに電話のコール音はそっくりで

僕はよくだまされました
急いで受話器をとると「ピーピーピー、」

横でピー助は涼しい顔、
「どうしたの?」

 ☆****☆



ピー助がこぼすエサを食べに
巣の下にはスズメがやってくる

多いときには
10匹ぐらい着ていました

それを待ち構えていて
僕は写真を写す、

ロッキーが
我が家へきたのはその頃で

飛び回るピー助をじっと
見上げていました

 ☆****☆

その年の秋、
12才でピー助は亡くなりました

毎日ロッキーと散歩に行った
自転車道の土手に埋めてあげました

そこには毎年
綺麗な野バラが咲くんです

今年はロッキーのお墓に
その野バラを飾ってあげようと思います