心も体も凍りそう
なんて寒いんでしょう
こんな季節を
通り抜けてきた
あの14歳の冬...、
☆****☆
その日 僕は当番で
バケツをつるして
ストーブで燃やす
石炭をもらいに行くと
「お前らのクラスは
石炭を燃やしすぎるから出さない。」
と、小使に言われた、
「どうしよう。」クラスで困っていると
一人がとんでもない行動に出た
転校していってあいている席の
イスを蹴って壊し
ストーブで燃やし始めたのだ
その行動に触発されたのか 何人かが今度は机を
蹴って壊し始めた
「バキン、ボーン
ゴンゴン、ドカーン!!」
ところがこの時、、
隣のクラスの教師が廊下を歩いてきた
そして大きな音に気づくと
顔が引きつった
「お、お前ら何をやっているんだ。」
「待ってろ、」
走って担任を呼びに
☆****☆
すぐに担任がぶっ飛んできた
「こら、すわれ! 」
そして僕たち六人は
前に出されて一列に正座をさせられた、
「自分らのやったことを反省しろ。」
でも、
あんまり反省はしていなかった
みんなを寒さから救ったんだと? 勝手に思い込んで
ストーブが赤々と燃えているのを
満足気に見ていた