ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

出会いの空間

2010-02-10 05:09:55 | 【コンサート後記】 愛媛にて 
2月7日は道後にある松山ユースホステルさんで

インド楽器シタール奏者のアタサさんとジョイントコンサートでした。



ユースホステルさんの会場いっぱいのたくさんのお客様に囲まれて

あたたかい雰囲気でスタート




ジョイントコンサートということでまずはお互いのソロタイム。




開始早々使うはずだったマイクやPCが急遽使えないなどいろんなアクシデントもあり、

スクリーンに映し出す私の震災体験の絵本『さっちゃんとピアノちゃん』は

急遽、主人の手書きの紙芝居で行うことに




主催の柳原さんが紙芝居を持ってめくってくださり、

一色眞由美さんはマイクなしで心を込めて大きな声で朗読してくださいました。



物語に合わせてピアノを弾きながら、

地震のシーンを書いた紙芝居を一生懸命にめくってくださる柳原さんを見て、

あの時、この人は松山からわざわざ被災地まで助けにきてくれていたのだな・・

と思うと、涙がこみあげてこらえるのが大変でした。



そして、一色さんはダンサーなので身体全体で声が響いている感じで

マイクなしでも私のピアノの音にも負けることはありませんでした。



追悼の意味も込めて真剣に、心を込めて読んでくださったからこそ

皆さんにもしっかり伝わったのだと思います。



お客様からは

「アナログだからこそ、さらに伝わってくるものもあってとても感動した」

というご意見もあり、アクシデントも楽しんでくださり救われました






アタサさんは、当日、高知の四万十川の山奥からシタール、笛、ギターや

他にもたくさんの楽器を持って来て素晴らしい音楽を聴かせて下さいました



その後、シタールや笛に合わせてピアノで3曲ほど即興演奏



演奏しているときも本当に気持ちがよく、風を感じるような、

風景が見えてくるような幻想的な深い音楽が生まれました



シタールの音色、以外にもピアノにぴったりでとても大好きになりました



ちなみにアタサさんは日本人で「アタサ」という名前は、

インド名で「魂」という意味だそうです。

その名前通り、魂のこもった素晴らしい音色でした



そして柳原さんの撮られた光の写真の映像に合わせて曲も初披露



今回、ピアノのソロバージョンと、

アタサさんとのコラボバージョンの2パターンでおとどけしました。

優しい光と共にさらに良い『気』が流れたような不思議な空間でした




このユースホステルさんは柳原さんとボランティアで、

神戸から39名ものお年寄りを連れてきて長い間お世話してくださっていた

優しい気持ちと想い出が詰まった大切な場所でした。



そして、今回、機材をいろいろと担当して下さったかたは

私が講演コンサートなどで、助け合いや「ありがとう」を伝える時に使用している

松山からの救援物資の写真(神戸の方が私の活動を知ってわざわざ送ってくださいました)

を見てびっくりされていました。



【『神戸グラフ』より】


なんと柳原さんとユースホステルさんが毎日

救援物資を持って神戸へと運んで下さっていた想い出の車だったのです!




よく見るとユースホステルの文字が!


なにもなかったあの時、この救援物資にどれだけの人が救われたでしょう。

空腹を満たすだけじゃない、心の支えとなる大切な存在でした。

あの時、皆さんに支えられて今があることをまた思い出しました。



きっと全国の皆さんいろんな形で支えて、助けて下さったと思います。

あの時のように、ハイチではたくさんの苦しんでいる人たちがいるのに

今の私にはなにができるだろう・・



先日のコンサートでは

せめてもの思いで

祈りの気持ちと復興を願い、ハイチにも届くように心を込めて

震災復興のために作曲して賞をいただいた

『 Twinkle memory & Bright future 』を弾かせていただきました。



この曲は今まで不思議な奇跡がたくさん起こったと

お客様からも言われている不思議な曲ですが・・








もっとできることがあればいいのだけど。。











先日はお忙しい中会場にお越し下さった皆様、

応援メールを下さった皆様、

そして、一緒に演奏してくださったアタサさん、

絵本を朗読してくださった一色眞由美さん、

主催をしてくださったNPO法人夢のまちえひめ

柳原さんご夫婦、ユースホステルさん、

お世話になった皆様・・、優しい気持ちを本当にありがとうございました。



一色眞由美さん(左)と柳原さんご夫婦と最後にパチリ。

(今回、コンサート中のアタサさんとの写真を撮れなくって残念


私もまた、初心に戻って

自分にできることを考えて頑張ります