ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

みんなと共に・・・

2011-01-14 13:47:45 | 【コンサート情報】

明日はいよいよ大切なメモリアルコンサートです。

1年目は皆さんに避難所の方々の気持ちを感じてもらおうという思いで、

暖房を使用せず、寒さも感じていただいていましたが、今年は特に寒いそうですので、

皆さんのご厚意でストーブを用意して下さることになりました。

とはいえ会場は広いのでくれぐれもあたたかくして気を付けていらしてくださいね。

 

いつもコンサート終了後、ご希望の方にCDにメッセージを書かせていただいているのですが

私にとってその一時はお客様と接することができるとても大切な時間です。

毎年一人ひとりのあたたかい笑顔に出会えて、いろんなお話を聞けて

一緒に成長させていただいているようなとても不思議な感覚になります。

 

みんながいろんな想いを抱えてこの会場に来て下さって、辛い想いを乗り越えて一生懸命今を大切にしていて

そして当時の震災を知らない人や子供達も一生懸命に感じてくださっていて

今年も色んな想いを抱えた方々が来て下さると思うので、

私も心を込めて、そして今年もまた、皆さんと過ごすこの大切な時を感じながら精いっぱいがんばります。

 

以前NHKのニュースを見てお手紙をくださったお客様がいるのですが、

「あなたの音楽と活動にとても勇気をもらったのですごく行きたいけれど

今は心に辛いことを抱えていて家を出られるかわからないのです」と書かれていました。

そしてその翌年、コンサート後のアンケートにその方のお名前を見つけて、大きな一歩を進めたことに感動して泣いてしまいました。

それ以降毎年コンサートに来て下さり、毎年少しずつ心の傷を癒して頑張って前進された現状を報告して下さって

昨年は「今年は亡くなった同級生の家に勇気を出して行こうと思います。ご家族の方が

同級生の僕を見たら辛いかと思い避けていましたが、今年は勇気を出して手を合わせに行こうと思います。

このCDをプレゼントに持って行きますので、天国の友達にメッセージを書いてあげてください。」

と言ってくださいました。あまりに大切な想いがこもっているので 

どんな言葉を書かせていただこうか少し戸惑いましたが、

お客様の優しい気持ちを感じてご家族の方々を想い、心を込めてメッセージを書かせていただきました。

そのお客様から

「今年は当日会場で、新しく出たCD『組曲Poco a poco』の購入することを楽しみにしています」

というありがたいメッセージをわざわざいただいて、今年もお会いできると思うと感謝の気持ちでいっぱいです。

 実は機材の都合でCDは今回、数が少ししかご用意できなくなり、大変申し訳ないのですが、

心を込めて精いっぱい作りましたので ぜひお手に取ってご覧いただけたら嬉しいです。

(会場の一番後ろで販売予定です)

 また、インターネットでも随時郵送販売しておりますので、またそちらもご利用いただけたら幸いです。

※インターネットでは、中谷幸代HPでのみ販売しています。

(お問い合わせ・ご注文はこちらまで⇒piano_hearts@yahoo.co.jp

 

今年もたくさんの想いを感じながら 新たな旅立ちをテーマに想いを込めて奏でます。

今年も地域のあたたかい皆さんや東灘小学校の先生方と力を合わせて 

みなさんの心に届きますよう精いっぱい頑張ります

 

   2011年1月15日() 
  
   
     阪神・淡路大震災メモリアル
 
    中谷幸代 心のピアノコンサート 
    
   『新たな旅立ち』 

     場所:神戸市立東灘小学校アリーナ(体育館)
              (兵庫県神戸市東灘区深江北町2丁目4-1)
 
     開場:午後1時~(震災当時のビデオが上映されます)
 
    開演:午後1時30分~

     入場無料 (定員400名。)
 
   ☆実話絵本『さっちゃんとピアノちゃん』の読み聞かせ
   ☆震災復興受賞曲『Twinkle memory & Bright future~きらめく想い出・輝く未来』他オリジナル曲
   ☆妹・竹下佳代との即興連弾(パッヘルベルのカノン等)
   
   ☆お客様からリクエストやテーマをいただくコーナーやお客様との即興連弾
   ☆みんなで歌いましょう『世界に一つだけの花』『しあわせ運べるように』『ふるさと』  など
 
  (※一期一会を大切に会場のお客様のインスピレーションで進めていきますので上記の順番とは異なる場合がございます。)
       
 
      お問い合わせ先:東灘小学校区防災福祉コミュニティ
                  会長 広瀬隆作 090-8218-4276
 
                  本庄ふれあいのまちづくり協議会
                  会長 佐野末夫 090-3466-2519
 
   主催:東灘小学校区防災福祉コミュニティ
       本庄ふれあいのまちづくり協議会
   
   共催:東灘小学校 
 
 

新たな世界

2011-01-14 07:31:01 | 【その他】日々のつぶやき

昨日はピッピちゃんの命日でした。

ピッピちゃんというのは小学校3年生のころ私が飼っていた黄緑色のセキセイインコです

当時志村けんさんのだいじょうぶだぁをよく見ていて、

「だ~いじょうぶだぁ~」 ドドンドドン(太鼓の音)

「ウェツウァッウェッ(←確かこんな感じ)」というのを真似して

ピッピちゃんに「だ~いじょうぶだ~」と言うと ピッピが「ウェッウァッウェッ」

とすごくリズム感良く言ってくれるかわいいお茶目な子でした

すごく大切に飼っていたつもりでしたが、いつも寝る前にかけていた毛布をかけるのを忘れてしまい、

さらに餌をやるのも忘れていて、鳥かごの底に落ちた餌を一生懸命に食べようとしたようで

亡くなった時はくちばしの所から血がでていました。

私は自分のせいでピッピちゃんが死んでしまったことがかわいそうでたまらず、

学校へ行ってもずっと泣いて、責任を感じ、その後はとてもペットを飼う気にはなれませんでした

近所のみんなからもかわいがられていたので、お礼の言葉を添えて

皆さんあてに亡くなったことを知らせるお手紙とピッピの似顔絵を書いて

しばらく鳥かごを置いていた玄関に飾っていました。

 

そして20年以上も経った今でも、ピッピちゃんを忘れられず、ある作品を作りました。

いつものように曲ではなく、新しいチャレンジをしました

数年前、ラジオで私の出演した放送を聴いてくださって、即興連弾をしたいと遠い今治から飛んで来てくださり、

それ以来、よくコンサートに来てくださるお客様の一人で、世界的にも活躍されている石彫家の馬越正八さんが

私がまだ松山にいたころ近くに引っ越して来られたので、

昨年、お仕事場を見せて下さり、「作ってみる?」と一から教えてくださいました

 

私は絵を描くのは好きですが、昔からマイペースなので、

図工や美術の授業でも粘土の時はどんどんひび割れ固まっていくので

すごく苦手でしたが、馬越さんは自由な私の感性をとても褒めてくださり、

勇気をだしてまた粘土に触れて天国のピッピちゃんを思いながら心を込めて作りました

 

馬越さんの素敵な作品は皇居にも作品が置かれていて、全国のあちこちに作品があるので

きっとみなさんもどこかでお目にかかったことがあると思います。

作品は一つ一つお顔の表情がとてもきれいで、童の作品は子供のほほえみがすごく愛らしくて

思わずこちらまで笑顔になります(^^)

作りながらいろんなお話を聞かせていただいていると、

作品には馬越さんの優しく前向きなお人柄がそのまま出ているから魅力が溢れているんだなぁ、

やっぱり芸術には心がそのまま出るんだなぁとあらためて思いました

 

十何メートルもある大きな石像から、お部屋置けるような小さなかわいい小物まで

何万体もの作品が全国のお寺や神社などにあるすごい方なのですが

亡くなった私の大好きなおじいちゃんに似ていて本当に優しくて、

会話を楽しんでいるうちに数十分で作ることができました。

焼きあがるとこんな感じになりました

 

背中にお花をさして花瓶にもなるように作りました

ピッピちゃんは私に大切なことをたくさん教えてくれたました。

天国で幸せに羽ばたいてますように・・・。