ヒーリング・即興作曲ピアニスト中谷幸代のありのまま気まぐれブログ

心のままに奏でたピアノ曲と共に、日々の気づきや感謝、祈りを綴っています。たまに育児奮闘記。二児の母

となりの人間国宝さん♪

2012-08-05 23:28:59 | 【作曲】想い

北には山、南には海。


昔から変わらない、私の大好きな芦屋川の風景。



ここから東へ5分ほど歩くと・・



セシリアホールがあります。


1階は着物の似合う素敵な奥様が喫茶店をされていて、


2階には140年前のスタインウェイピアノがある100名収容の素敵なホールがあり、


3階はピアノ工房になっているんです。


 


以前、その貴重なピアノでメモリアルコンサートをさせていただいたので


とっても想い出深く懐かしい場所です。



写真は追加公演でお昼に行った分ではっきり映っていませんが、


綺麗なステンドグラスがあって夜はまた違った雰囲気。


いつも天使が舞っていそうな 気持ちのいい空間なんです


 


さて、ここのオーナー、篠原さんが なんと先日、


関西の人気番組、【よ~いドン!】で


となりの人間国宝さんに認定されました



何気な~く書棚に貼っていますがすごいことなんですよ


 


篠原さんは ピアノを一台一台、人間のように大切に愛して作られる素敵なかた


テレビを見ていてとっても嬉しくなり、久々に会いに行ってきました。



相変わらずダンディで、いろ~んなことを知っています


音楽話に花が咲き とっても勉強になりました 


 


140年前のスタインウェイピアノが ここにあるのは


篠原さんが阪神淡路震災で被災されて大変な中、


海外からぼろぼろで届いたピアノを約10年もかけて直してあげたからなんです。


 


番組内で、月亭八光さんが取材に来られて細かく紹介され


円 広志さんが「このピアノを弾ける人は幸せだろうなぁ」って


行っていましたがまさにその通りで


 


篠原さんの想いと、ピアノからのありがとうが詰まったような、


あのなんとも言えない優しい音色のピアノを弾いた時、


私は本当に幸せな気持ちになり、涙が溢れました


(↓140年も前なのにこんなに綺麗に彫刻もされている貴重なピアノ。


私の大切なピアノの破片も一緒に写っています。) 


 


震災時にピアノが身代わりになって命を救ってもらった私が


約10年もかけて生き返らせてもらったあの140年前のスタインウェイピアノで


故郷で初めてのメモリアルコンサートをできたことは 


奇跡のようなありがたいことだったなと、今改めて感じています。


 


あの時、篠原さんに出会っていたら 私のピアノも生き返ったかなぁ。。


 


まだ松山にいた頃、たまたま帰省してふと寄ったお店が


セシリアさんだったことから偶然にもこのピアノの存在を知りましたが、


今でも何かに導かれていたような気がしてなりません


 


そんな私のコンサートが成功するように協力して下さった篠原さんと素敵な奥様


応援してくださったみなさんのおかげで私はあの時たくさんの方々とあの大切な1・17を


乗り越えることができたんだと思います


 


真夏にこんな内容の事を書いているのもなんだか不思議ですが


お盆も近いし、最近手がしびれたりでピアノを弾けていなかったからかな。



またいっぱい弾こうと思います


 


今回、息子を連れて行くととても喜んでくださって なんだか里帰りしたような不思議な感覚でした。


奥様お手製のおいしいシソジュースまでいただき、


愛情いっぱいの素敵なひとときでした。



篠原さんはこれからも心の奥まで染みわたる記憶に残るピアノを作り続けていくんだろうな


これからどんなピアノに出会えるか、私も楽しみです。


篠原さん、奥様、お忙しい中、楽しい時間をありがとうございました


 


素敵なお店の詳細 セシリア楽器 0797-32-4333

 


 


みなさんにとって素敵な毎日になりますように