では、プログラム初めに戻りましてトークの流れを。
(※ 言い回しはてきとうにまとめています)
土地柄か、尺八だからか、年配のお客さんが多い中(前列中央はいつも通り近藤ファンで占められている)、そろってご登場のご両人。
まずは「春の海」を演奏し終えたところで、
「こんにちは、尺八の藤原道山です」「こんにちは、ピアニストの近藤嘉宏です」
近藤さん、若干声がかすれ気味なような・・・
道:「ピアニストの、ですね、僕、尺八のって言ったら、僕が尺八みたいですね」。
近:「フハハハ」 (あ、いつもの調子だわ・・)
道:「尺八の場合は「尺八奏者」と言いますのが。尺八ストとか言うとちょっと・・ね」
近:「フハハ、それもおもしろいですね」
おっさすが道山さん、ウワサどおり近藤さんを引っ張っていくトーク進行をわかっていらっしゃるのね。今日もその役割でいくのね、頼んだわよ。 ←道山さんを司会役に使おうとする近ファン(の端くれ)
場が馴染んだところで
道:「この曲は皆さんもあちこちできかれたことと思いますが、僕は年間100回は吹くという曲です。皆さんも、ちょっと前にテレビ、ラジオ、商店街などでさんざん聞かれたかと思いますが。」
今日は、ピアノと一緒ということで、琴などと演奏するときのような微細な表現法とはまた違って、よりダイナミックな演奏になるというお話。
道:「だからと言って、今のが繊細じゃないかというとそんなことはないんですが」
(近藤さん、背中を反らし元気に笑。)
近:「その話を聞いて今、ピアニストがコンチェルトをするときと似てるんじゃないかと思いましたね。オーケストラは音量がすごいですから、もちろん細かい色彩感も大事なんですが、よりダイナミックな表現になるというか・・」
お、ちょっと張り切ってきたね近藤さん。
道:「そうですね。僕は尺八コンチェルトというのは2~3回しかやったことがないんですが、そんな感じもしますね。
今日は近藤さんという素敵なピアニストとの演奏ということで、お正月に聞かれたのとは一味も二味も違った「春の海」だったんじゃないかなと思います。」(まとめ役は常に道山さんの役割であるらしい)
ーーーーー
尺八ソロのとき、道山さんの尺八の説明などのトークがありましたが、(演奏編)に内容は書きましたので、ここでは省略です。
(近ファン(の端くれ)による少々偏りのある記録でございますので)
休憩ーー
後半、近藤さんのソロのときも、最初に説明をされました。
ショパンは39歳という若さで亡くなったけれども、80年生きたくらいに内容が濃かったとか、
悲愴はモーツァルトの影響がまだ色濃く残っている若い時代の作品で、ベートーヴェンの激しい・ロマンティックな音楽を大きく羽ばたかせることになったドラマティックな作品であり、3楽章はモーツァルトの影響がよく出ている、などのお話。
それと、ベートーヴェンは30歳くらいで耳が聴こえなくなってきてから、自殺を図ったが、遺書をしたためることで、精神的解決ができるようになったというお話も。。
なんだか不穏な展開・・のお話に加えて今回も「39歳というと、ちょうど今の僕と同じ歳なんですけど。」とおっしゃいましたが、いつかのように 「僕も、もうそろそろ死ななきゃいけない歳なんですね・・」 などと口走る、ということはなかったのでよかったです。(笑)
♪ ♪ ♪ ♪ ♪
ソロを弾き終えて、再び道山さんと一緒にご登場の近藤さん、なんだか表情が緩んでいます。
舞台裏で談笑していて、そのままの調子で出てこられたようです。
近:「というわけで。」
道:「というわけで。・・ってどんなわけだよ」
まあ、道山さんたら。 近藤さんに直接突っ込まないで反復して間接的突っ込みとは、さすが私の見込んだ司会者。
さりげなく近藤さんを立てていらっしゃるのね。
・・というのは考えすぎかしら。
どちらにしても、突っ込み方までも、お上品なのですわ。
そして・・ここから、近藤さん、楽しそうにおしゃべりモードに入られましたのよ
吉見町はの産地だそうで、
「楽屋にいっぱいいちごがあったけど、すぐ食べてしまいましたね。僕は大好きなんです いちごキライな人っているんですかね?」←ブログでも見たよなセリフね(笑)
「でも僕、いちご牛乳ってのはどうも許せないんですよ。乳臭くて甘い、みたいなのが。でもいちごヨーグルトは大好きなんですよ。」
そこから、健康に良い食べ物の話に。
近藤さんは健康のためというより、もともとヨーグルトや野菜がお好きで(牛乳はあまり飲まないらしい)、道山さんは、健康オタクでサプリメントも大量に飲んでた時期があったのですと。
近藤さん、食べ物を語るのがお好きなようですね。
しかも今回は大好き宣言。(だからますますお肌に磨きが?)
「乳臭い」発言がちょっとオトメ(私ですよ。)としては刺激的でしたが、全体的には、のほほんとかわいいお話でした
そのあと、通販も好きだという道山さんにつられて、近藤さんも「通販で(寝るときの)マットを買っちゃいましたよ」と公表。(寝るときのというのは、サイン会のやりとりしてらっしゃるので聞きました)
なんでも、最初はこんなの良くないだろうと思っていたのが、BSの民放は連続してやってるのでずーっと見てたら、良いものなんじゃないかと思ってしまったんですと。
へぇー、近藤さんもそんな番組見ることあるのねー
って・・それって、インフルエンザのときなんじゃ??
そしてそこから、今はCDも、昔と違ってすごくレアなアイテムでさえクリック1つで買えてしまう・・という話になりました。
お2人とも、雑音の多い昔の巨匠の録音(超レアもの)などを聴いて、どこから聞こえてくるんだというような、雑音の中にも素晴らしい演奏を見つけて、悦に入るのが好きなんだそうです。
それに、その時代時代の流儀みたいなものがあって、面白いし、そこからエッセンスも取り込むんですって。
近:「こんな誰も聞かないであろう録音を聴いている、そんな自分が、みたいなね。」
やっぱりねぇ。並大抵のマニアックさじゃないですね、音楽家は。とてもついていけないけど・・・。
そのマニアックな音楽案内講義を聞いてみたいものだわ・・・・
というか、そこまで深く音楽に取り組む姿勢っていうのが、すごいですね。
その音楽に対する想いに感動もし、そこまで追求できることがうらやましく切なくもあり、、なんともいえない気分だにゃ。
いじょう、まぁこんなところです。長ったらしくレポート書くのが癖になってしまったネコ型でした。
まぁ話し上手な相方がいらっしゃるときは、あれこれいろんなことを口走る近藤さんなことだし、もちろん他の方の音楽にも触れられるし、こういうデュオもありがたいですね♪
あ、このレポでもし、近藤さんが「ちょっととぼけたおにいさん」みたいに思われるといけないので(笑)、罪滅ぼしにインタビュー記事をリンクしておきます
念のため断っておきますが、私はファンの端くれながら、ちゃんと近藤さんを尊敬しております
こんなミーハーな気分になるのも、近藤さんの正直で熱い(見かけはクールだけどね)お人柄と努力(研究心)がよく表われた演奏を愛すればこそ。
近藤さんインタビュー
(※ 言い回しはてきとうにまとめています)
土地柄か、尺八だからか、年配のお客さんが多い中(前列中央はいつも通り近藤ファンで占められている)、そろってご登場のご両人。
まずは「春の海」を演奏し終えたところで、
「こんにちは、尺八の藤原道山です」「こんにちは、ピアニストの近藤嘉宏です」
近藤さん、若干声がかすれ気味なような・・・
道:「ピアニストの、ですね、僕、尺八のって言ったら、僕が尺八みたいですね」。
近:「フハハハ」 (あ、いつもの調子だわ・・)
道:「尺八の場合は「尺八奏者」と言いますのが。尺八ストとか言うとちょっと・・ね」
近:「フハハ、それもおもしろいですね」
おっさすが道山さん、ウワサどおり近藤さんを引っ張っていくトーク進行をわかっていらっしゃるのね。今日もその役割でいくのね、頼んだわよ。 ←道山さんを司会役に使おうとする近ファン(の端くれ)
場が馴染んだところで
道:「この曲は皆さんもあちこちできかれたことと思いますが、僕は年間100回は吹くという曲です。皆さんも、ちょっと前にテレビ、ラジオ、商店街などでさんざん聞かれたかと思いますが。」
今日は、ピアノと一緒ということで、琴などと演奏するときのような微細な表現法とはまた違って、よりダイナミックな演奏になるというお話。
道:「だからと言って、今のが繊細じゃないかというとそんなことはないんですが」
(近藤さん、背中を反らし元気に笑。)
近:「その話を聞いて今、ピアニストがコンチェルトをするときと似てるんじゃないかと思いましたね。オーケストラは音量がすごいですから、もちろん細かい色彩感も大事なんですが、よりダイナミックな表現になるというか・・」
お、ちょっと張り切ってきたね近藤さん。
道:「そうですね。僕は尺八コンチェルトというのは2~3回しかやったことがないんですが、そんな感じもしますね。
今日は近藤さんという素敵なピアニストとの演奏ということで、お正月に聞かれたのとは一味も二味も違った「春の海」だったんじゃないかなと思います。」(まとめ役は常に道山さんの役割であるらしい)
ーーーーー
尺八ソロのとき、道山さんの尺八の説明などのトークがありましたが、(演奏編)に内容は書きましたので、ここでは省略です。
(近ファン(の端くれ)による少々偏りのある記録でございますので)
休憩ーー
後半、近藤さんのソロのときも、最初に説明をされました。
ショパンは39歳という若さで亡くなったけれども、80年生きたくらいに内容が濃かったとか、
悲愴はモーツァルトの影響がまだ色濃く残っている若い時代の作品で、ベートーヴェンの激しい・ロマンティックな音楽を大きく羽ばたかせることになったドラマティックな作品であり、3楽章はモーツァルトの影響がよく出ている、などのお話。
それと、ベートーヴェンは30歳くらいで耳が聴こえなくなってきてから、自殺を図ったが、遺書をしたためることで、精神的解決ができるようになったというお話も。。
なんだか不穏な展開・・のお話に加えて今回も「39歳というと、ちょうど今の僕と同じ歳なんですけど。」とおっしゃいましたが、いつかのように 「僕も、もうそろそろ死ななきゃいけない歳なんですね・・」 などと口走る、ということはなかったのでよかったです。(笑)
♪ ♪ ♪ ♪ ♪
ソロを弾き終えて、再び道山さんと一緒にご登場の近藤さん、なんだか表情が緩んでいます。
舞台裏で談笑していて、そのままの調子で出てこられたようです。
近:「というわけで。」
道:「というわけで。・・ってどんなわけだよ」
まあ、道山さんたら。 近藤さんに直接突っ込まないで反復して間接的突っ込みとは、さすが私の見込んだ司会者。
さりげなく近藤さんを立てていらっしゃるのね。
・・というのは考えすぎかしら。
どちらにしても、突っ込み方までも、お上品なのですわ。
そして・・ここから、近藤さん、楽しそうにおしゃべりモードに入られましたのよ
吉見町はの産地だそうで、
「楽屋にいっぱいいちごがあったけど、すぐ食べてしまいましたね。僕は大好きなんです いちごキライな人っているんですかね?」←ブログでも見たよなセリフね(笑)
「でも僕、いちご牛乳ってのはどうも許せないんですよ。乳臭くて甘い、みたいなのが。でもいちごヨーグルトは大好きなんですよ。」
そこから、健康に良い食べ物の話に。
近藤さんは健康のためというより、もともとヨーグルトや野菜がお好きで(牛乳はあまり飲まないらしい)、道山さんは、健康オタクでサプリメントも大量に飲んでた時期があったのですと。
近藤さん、食べ物を語るのがお好きなようですね。
しかも今回は大好き宣言。(だからますますお肌に磨きが?)
「乳臭い」発言がちょっとオトメ(私ですよ。)としては刺激的でしたが、全体的には、のほほんとかわいいお話でした
そのあと、通販も好きだという道山さんにつられて、近藤さんも「通販で(寝るときの)マットを買っちゃいましたよ」と公表。(寝るときのというのは、サイン会のやりとりしてらっしゃるので聞きました)
なんでも、最初はこんなの良くないだろうと思っていたのが、BSの民放は連続してやってるのでずーっと見てたら、良いものなんじゃないかと思ってしまったんですと。
へぇー、近藤さんもそんな番組見ることあるのねー
って・・それって、インフルエンザのときなんじゃ??
そしてそこから、今はCDも、昔と違ってすごくレアなアイテムでさえクリック1つで買えてしまう・・という話になりました。
お2人とも、雑音の多い昔の巨匠の録音(超レアもの)などを聴いて、どこから聞こえてくるんだというような、雑音の中にも素晴らしい演奏を見つけて、悦に入るのが好きなんだそうです。
それに、その時代時代の流儀みたいなものがあって、面白いし、そこからエッセンスも取り込むんですって。
近:「こんな誰も聞かないであろう録音を聴いている、そんな自分が、みたいなね。」
やっぱりねぇ。並大抵のマニアックさじゃないですね、音楽家は。とてもついていけないけど・・・。
そのマニアックな音楽案内講義を聞いてみたいものだわ・・・・
というか、そこまで深く音楽に取り組む姿勢っていうのが、すごいですね。
その音楽に対する想いに感動もし、そこまで追求できることがうらやましく切なくもあり、、なんともいえない気分だにゃ。
いじょう、まぁこんなところです。長ったらしくレポート書くのが癖になってしまったネコ型でした。
まぁ話し上手な相方がいらっしゃるときは、あれこれいろんなことを口走る近藤さんなことだし、もちろん他の方の音楽にも触れられるし、こういうデュオもありがたいですね♪
あ、このレポでもし、近藤さんが「ちょっととぼけたおにいさん」みたいに思われるといけないので(笑)、罪滅ぼしにインタビュー記事をリンクしておきます
念のため断っておきますが、私はファンの端くれながら、ちゃんと近藤さんを尊敬しております
こんなミーハーな気分になるのも、近藤さんの正直で熱い(見かけはクールだけどね)お人柄と努力(研究心)がよく表われた演奏を愛すればこそ。
近藤さんインタビュー