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10/31木:愛知の主な私大の総合型選抜の倍率(2024年度版)ちょっと見せます

2024年11月01日 | 今日のネクサス
明日、11月1日は大学の推薦入試の合格発表解禁日です。

2024年度版(昨年の)ですが、

愛知の主な私大の総合型選抜の倍率をまとめてみました。



愛知学院大、愛知淑徳大が2倍台とそこそこの倍率で、

次いで、愛大、中部大、中京大と2倍弱の倍率があります。

名古屋学院大や最近、総合型選抜に力を入れだした南山大が1.6倍前後となっています。

一方で、名城大は数が少ないので例外としても、

名古屋外大、椙山女学園大、金城学院大は倍率1.2倍前後と

(ほぼ)落ちない推薦

となっています。

これらは大学全体の倍率ですので、

学部ごとに難易度に差があるということはご了承下さい。

さて、今回まとめてみてはっきりしたのが、

中京大は学校推薦型選抜同様、総合型選抜が入試の主戦場になっていることです。

こちらに掲載したのはグローバル特別入試(英語の資格等が基準)で、

総合型選抜は学校推薦型選抜の方にまとめて掲載しています。

それくらい中京大は、総合型・学校推薦型選抜とグローバル特別入試が多いということです。

さらに、中京大の学校推薦型選抜(公募型)は、

事実上の「年内学力入試」となっており、

関西では近大を始め一般選抜よりも主流の入試方式になっています。

また、今年から関東でも、東洋大が同じように年内学力入試を始めます。

一方、総合型選抜は、

・志望理由書
・小論文
・活動報告書
・事前課題
・プレゼンテーション
・面接
・グループワーク
・模擬授業+確認テスト
・実技試験

など非常に手間がかかります。

丁寧に受験生を見れば、基礎学力は十分測れる入試スタイルとなっていますが、

それはあくまでも丁寧に見た場合です。

つまり、総合型選抜が入試として機能するのは

適性のない子は落とす

ことができる「ブランド大学」に限られます。

定員割れしていたり、

一般選抜の偏差値ボーダーが低かったりするなど

なりふり構っていられない大学は

総合型選抜=落ちない入試

となっているため、賛否両論あります。

さて、先ほど触れた年内学力入試は、

・文系なら国語(+英語)
・理系なら数学(+英語)

といった1~2科目だけの超軽量入試となっています。

適性とか基礎学力という点では大いに疑問はありますが、

残念ながら

今後は、中堅私大はこのような年内入試が主流になるのは明白です。

なぜなら、

・早くに合格が決まる
・私大型の3科目(文系:英国地歴、理系:英数理)の勉強をやらなくていい

からです。

今後は、

3科目がっつり勉強するのが嫌な受験生は

志望理由書や小論文、グループワークを中心とした総合型選抜へ、

そういうのも苦手な受験生は

年内学力入試の公募型推薦に殺到することでしょう。

もう中堅私大以下は、

一般選抜で教科書の勉強をして行くところではなくなります。


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