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【中1】江南周辺の中学校の定期テスト(中間・期末)の点数分布からわかる格差

2021年07月17日 | 学力診断テスト
江南市の勉強のやり方専門塾の伊藤です。

1学期の定期テストが終わりました。

中学1年生にとって最初の定期テストだったわけですが、ちょっと気になったのが中1の成績の分布がどうなっているかです。

■A中学校(中間)


みんな、英語がずば抜けて高い。中間テストですが、旧課程の去年ほど簡単ではありません。

実際、平均点は68点です。

それでも90点より高い子が60人ちょっと。とはいえ、60点以下や、30点も決して少なくありません。

全体の約4分の1が91点以上ですが、次いで約4分の1が80点前後、約半分が70点以下なので、塾に通っていなかった子にとってかなり厳しい結果になったのではないでしょうか。

中学校の最初のテストからしてこれですから、小学校英語の闇は深そうです。

社会は平均点が50点と最初のテストにしては難しかったのか、分布を見ると高得点も少なく、40点以下や30点以下がたくさんいます。

小学校の内容も出題されていただけに、やはり小学校からの学力の定着に問題ありのようです。

■B中学校(期末)


これはずいぶん二極化しています。

中間テストがなく、中1には中学最初のテストが期末テストというのはちょっと考えものです。

5教科の合計を見てみると、典型的なフタコブ分布。

特にひどかったのが社会と理科です。

基礎的・基本的な知識の定着に問題ありと言わざるを得ません。

英語も81点以上が19名と2割強いるのに対して、30点以下が20名とこちらも2割強います。

小学英語からつまずいている子が少なくないことがわかります。

■C中学校(期末)


こちらは結構大変です。

社会のテストの平均が46.3点、中1の最初のテストとしてこれはどうかと。20点未満が23名と約1割。30点未満が48名ですから、約4分の1にあたります。

生徒の方がさぼったのかと思いましたが、問題を見てびっくり。資料を読み取るかなりやっかいな問題ばかりです。

確かに、学習指導要領とか大学入試センター試験に代わって実施された大学入学共通テストでは、複数の資料を読み取る力が求められています。

でもねー、何も中学校に入って最初のテストでそんなとんでも問題出すこともないでしょ。

このまま社会科嫌いになったらどうするのか?

英語は90点以上が40名と2割もいる一方、20点未満が15名と、ちょっと二極化がはげしいのでは。

■D中学校(期末)


最後に、K中学校ですが、こちらは国語や理科を見る限り、そんなに問題がないように見えますが、英語と数学はやはりスタートダッシュがうまくいかなかった子が少なくないようです。

特に英語は30点以下が48名と約2割ほどいます。71点以上の子が50名ですから、見事なまでに二極化しています。


英語の格差はやはり小さくなく、社会などの覚えることが必要な教科の二極化も結構激しいことがわかりました。

やっぱり、勉強は基礎的なことから身につけないとしんどいですから、小学生のうちから基礎基本を大切にしたいものです。


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