僕の旅と彼方の友と

旅が好きアマチュア無線が好き、そんな僕の呑気な日々を綴ります。

伊豆ヶ岳に登りました。

2008年06月03日 20時49分15秒 | 岳人倶楽部

 平成20年6月1日は、日頃の行いの悪さにも係わらず好天に恵まれました。この日、先週登る予定でしたが悪天候の為中止となった『伊豆ヶ岳』に登りました。


 利用して鉄道は西武池袋線で「正丸駅」にて下車。この日多くの観光客の方が来られていました。左に写っているのは売店で、お土産・お酒・うどん・そば等があります。お弁当は売ってませんでした。僕は少しお腹が減っていたので「きつねそば」を頂きました。味は普通の立ち食いと同じでした。

 天気が良かったせいか、多くのライダーも集まって来ました。峠でぶっちぎり合いでもするんでしょうか、元気が良くて羨ましいです。


 正丸駅から伊豆ヶ岳に向かうには、一つしかない改札を出て右側直ぐの階段を下ります。この階段少し変わっていて、普通斜面に直角に造られていますが、こちらは斜めに造られています。降りにくくて手摺りが無いと転びそうでした。


 階段直下にある標識です。登山口までちこちにあって迷う事は無さそうです。


 西武線のガードを潜ります。


 良く晴れた日、長閑な山村の道をダラダラと歩いていきます。


 伊豆ヶ岳山頂までの今回のルートは殆んど渓流脇の登山道でした。水の流れの音がとても心地よいです。


 『安産地蔵』まで来ましたが、登山口までは未だ少し先です。


 のんびり歩いています。別に疲れた訳ではありませんが、何となく小休止したい気分・・・、と思ったら。


 
茶屋がありました。休もうかなとも思ったのですが、三人とも自分では「若い!」と思っているので、そのまま行って帰りに休む事にしました。


 何をお土産にするか今のうちから品定めをしておきました。僕は自家製梅干、S氏はよもぎ饅頭。ちなみによもぎ饅頭は帰りには売り切れていました。お気の毒です。


 道には至る所に塩カルや砂が置いてありました。この道の冬季の様子が思い浮かびます。あんまり住みたくないですね。


 前日までの天候は芳しくなかったのですが、この日は本当に良い天気でした。他の二人はともかく、僕の日ごろの行いの良さが功を呈したのだと思います。


 殆んど朽ち欠け果てた橋がありました。一応バリケードはありますが、渡る人はいないでしょうねぇ。



 登山口が見えてきました。帰りは別ルートですがこの近くに下りてきます。

 「馬頭さま」の祠がありました。一応頭を下げておきます。



 ミラクルゾーン!巨岩がたった二本の細い枝で支えられています。もちろん嘘です!登山客の方が杖代わりに使ったものを置いて行ったのだと思います。

 さあ登山開始です。Y君の背中にあるのはヘルメットです。何故持ってきたかは後で分かります。


 うっそうとした森の中、新緑と相まってエネルギーが満ちているような感を覚えます。


 渓流の音を聞きながらひたすら歩きます。




 動画でもご覧ください。渓流の音をBGMにひたすら歩いている様子です。

 大きな石がゴロンと・・・。登山道ならではです。


 この登山道では渓流を渡る木橋を幾つも通ります。


 「ええっ、そっちじゃないんじゃないの。」実は画像右手に向かって坂を登っていく方達がいて呟いています。別の方達は直進していきます。僕達もそうすることにしました。


 「たぶんこっちですよ。」Y君がいいます。すると先ほど別方向へ登った方達が「すみませ~ん。こっちでいいんでしょうか~あ。」と声をかけてきました。距離はそんなに離れていません。「たぶん違うと思う。」と答えておきました。


 なにせ昨日まで雨が降っていました。渓流の水は増水してるのかもしれません、といってもたいしたことはありませんでしが・・・。登山道との区別がつきにくくなっているのも事実でした。


 森の木々に話しかけられたような気がしました。 「おい。喉渇いてないかい。」




 言われてふと下を見ると、木の根っこから水が湧き出ていました。渓流の水には寄生虫が存在する可能性があります。煮沸しても死なない強情な奴もいるそうな。でもこの水なら安全そうです。一応飲料水の確保は完璧ですのでここは遠慮しておきました。


 『Paramount Rock』と勝手に名付けました。パラマウントムービーのロゴに何となく似ている気がして・・・。でもまだ似ている岩がこの後登場します。

 少し急登になってきましたが、ここを過ぎればあとは稜線伝いの道です。


 道はぬかるんで滑りやすくなっています。ロープがあったので使いました。


 稜線にでたので一寸休みました。用意してあった水を飲んでいます。


 ここにあった標識は朽ち果てかけていました。まあ方角は分かるので別に問題ありません。


 先ほどの急登の道とこの稜線の道とは直交していて、急登の道から左は私道で通行不可。右へ向かえば伊豆ヶ岳山頂です。



 さあ!一服したことですし、さらに進みます。鎖場はまだかあ~っ!

 歩きます。


 歩き続けます。



 出ました!鎖場です。正面が男坂と呼ばれる鎖を使っての登りです。直下の右側に女坂と呼ばれる別ルートの登山道があります。さらに女坂の手前に正丸峠への道があります。帰りはこの正丸峠経由のルートで下山します。


 詳しい画像を載せます。この画像の左が男坂(鎖場)、右が女坂です。行けば分かると思いますけど。

 『落石危険』の看板がありました。ネットの情報で既に承知していました。ヘルメットを持ってきたのはこの為です。(僕は持って来ませんでしたけど・・・。)先にはロープも張ってありましたが、強行突破です。もちろん自己責任で。



 画像ではよく分かりませんが、直角ではないにせよそこそこの角度はあります。
さあ行きますか!


 エッチラ・オッチラ登ります。


 岩が其処此処湿っていて滑り易くなっていました。鎖があるので落ちる事は無いと思いますが、足を滑らせて向うずねでも打ったらかなり痛そうです。

 男坂を登りきるとまた平坦な道がと思いきや・・・。


 また岩登りです。始めこの岩の左側を迂回するのかと思ったのですが、道が途中で無くなっていました。岩を登るしかなさそうです。ちなみにこの岩には鎖はありません。



 さてこちらが先ほど書いた『Paramount Rock』のもう一つの似ている岩です。いま登った岩を振り返ったところを撮影しました。『Paramount Rock Second』と名付けました。

 なにやら人がたむろってます。山頂でしょうか。

 ※gooブログでは1回に投稿できる記事の文字数がHTMLのタグを含めて1万文字となっています。これ以上記載不能となりました。続きは後日掲載します。
ゴメンなさいです! 
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岳人倶楽部 番外編

2008年05月24日 12時22分12秒 | 岳人倶楽部
 消える富士山「永久凍土」 下限の標高300メートル以上上昇 産経新聞

 本日の「伊豆ヶ岳」登山が延期となり、代わって新聞記事の感想を書くことにしました。

 「永久凍土」って日本にもあったんですねぇ。僕はてっきりアラスカとかシベリアとかあっちの方にだけあるもんだと思ってました。それはともかく富士山の地表下にある凍土が解け出すとどうなるんでしょう。山そのものが無くなることはないにしても、あの美しい形状が崩れてしまうかもしれません。なにより「危険な為、登山禁止」となったら嫌ですねぇ。
 
 昔の昔のそのまた昔の大昔、この星は二酸化炭素で充満していたそうな。やがて命が生まれその命が二酸化炭素を吸収して酸素を排出するようになったそうな。何億年経ったのでしょう、彼らには毒である酸素がこの星に満ちてくるようになりました。するとこの毒を吸収する新しい命が誕生しました。自らの意思で動ける動物です。何億年いや何十億年が経ち、進化したその動物は大量の酸素を消費して替わりに大量の二酸化炭素を放出するようになりました。
 歴史は廻るといいますが、この星が再び二酸化炭素で充満して動物達は滅び、植物達の世界になる。やがてまた酸素が充満して・・・。

                 ちょっとした妄想でした。
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伊豆ヶ岳に登ります。

2008年05月18日 10時06分17秒 | 岳人倶楽部

 来る5月24日土曜日、天気がよければ伊豆ヶ岳に登ります。鉄道を利用して現地の麓まで行く予定で、そうなるとまた昼食は「駅弁」となりそうです。

 伊豆ヶ岳の地籍は埼玉県飯能市になるんでしょうか。昔、近くの正丸峠をよくドライブしたしたことを思い出します。

 今回も写真をたくさん撮ってこのブログで紹介させて頂く予定です。『日本一の大わらじ』なんかも見てくるつもりです。
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大霧山に登りました。

2008年05月04日 22時30分27秒 | 岳人倶楽部

 そこそこ天気の良かった2008年5月4日、大霧山に登りました。今年の初登山ということで、登山というよりハイキングに近い気分で登れる山を選びました。

 大霧山は埼玉県秩父郡東秩父村にある標高767m程の山で、「粥仁

田峠」まで車で来てそこから登ればかなり楽に登れますが、今回は公

共機関を使って少し歩くことにしました。


              

 総勢8名が東武東上線小川町駅に集合です。画像中央の人物はこのブログ初登場のSi氏です。これからタクシーで、「橋場」のバス停まで向かいます。


 「小川町」駅前から「橋場」のバス停まで少し走ります。祠が田舎っぽくていいですね。8名ですので2台に分乗してきました。料金は1台4,000円まで掛からなかったようです。
 県道を少し歩くと行程をショートカットできる登山道ありましたのでそちらを利用します。ちなみに標識には向かって右方向が「橋場バス停」左方向が「粥米田峠・大霧山」とありますが、これは県道利用者向けの案内でこの登山道向けではないようです。「粥仁田」が「粥米田」になっている理由は不明です。

 のどかな登山道です。勾配もほとんどありません。

 再び県道361号線です。一行はのんびりゆっくり歩きました。

 野菜の無人販売所があり、筍が一つ200円で売られていました。お金は左側に設置してある木の箱のなかに入れます。一行の誰も買いませんでした。

 販売所から少し行った所を左へ行くのですが、僕が一人で行ったら迷ったかもしれません。

 粥仁田峠まであと少しです。

 
 着きました。「粥仁田峠」=「大霧山登山口」。画像にはありませんが、この看板の左側には東屋があって、ちょっと一休みとなりました。ここから山頂まで40分位だそうな。楽勝ですね!


 のんびり楽しく登れます。
 余裕の笑みを浮かべながらの登山ですが、この後少しだけ急登があります。

 ここがその急登ヶ所です。この登山で一番の難所となります。これで難所ですから他のヶ所は言わずもがなです。ここを登りきればそこはもう山頂となります。


 着きました!山頂です。5月の気持ちの良い空が広がっていました。「う~ん、来て良かった!」
 とりあえず記念撮影を・・・。初登場のF氏と常連のY君です。



 大霧山からの眺めです。少し霞んでいますが、それでも良い眺めでした。

 山頂からの眺めの一部です。画像をクリックすると拡大します。よろしければデスクトップの背景にでもお使いください。

 さて山頂で食事を摂ることにしました。先日のブログ記事で「駅弁が食べたい!」旨の記事を書きましたが、大宮駅で朝から駅弁が売られていたので買ってきました。大宮駅限定販売の駅弁だそうで、1,200円とコンビニ弁当より高めですが美味しかったです。
 さて、食事も終え山頂からの景色も堪能したので下山します。

 下山は別ルートを利用したのですが、なんとそこには裏切りの急登箇所がありました。下りに何でこんな勾配が・・・。

 嘘か本当かは現地でご確認ください。

 定峰峠方向へ向かいます。

 さてここで一旦舗装された林道へでます。

 山桜?が綺麗に咲いていました。

 はてさて、「経塚」の案内表示に従って再び登山道へ。

 「ミラクルゾーンその1」
 木に木が巻き付いていました。自然界の不思議です。

 「ミラクルゾーンその2」
 井戸の跡でしょうか。誰が何の為に・・・。不思議です。

 音はすれども姿は見えず、の滝だったのですが何とか見えました。

 清流で一休みです。沢蟹でもいるかなぁ。もう少し下れば鮎が獲れるかも。

 生活道まで下りて来ました。地域の人々には失礼かもしれませんが、下山したという気分ではないです。

 あとほんの少しでバス停に着きます。山腹の民家が立派に見えました、暮らしたいとは思わないけど・・・。

 「経塚」のバス停に着きました。運悪くバスは出たばかりで、次のバス到着まで50分近くあります。このまま待つか少し歩くか迷いましたが、少し歩くことにしました。

 「経塚」バス停の時刻表を載せておきました。大霧山登山で同じコースを使われる方、参考にしてください、但し2008年5月4日現在のものであることを念頭に。画像はクリックすると拡大します。

念のためバス会社の時刻表は此方から。
  ↓     ↓
 イーグルバス「経塚」バス停発小川町駅行き時刻表。
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飯豊山残念記

2007年09月25日 00時44分03秒 | 岳人倶楽部

 9月21日から24日にかけて飯豊山登山を行う予定だったのですが・・・。



 21日夕方S氏の自宅のある練馬区を出発して、東北自動車道を経て磐越自動車道を深夜まで走りました。この日はサービスエリアで車中泊して翌朝この福島県喜多方市の川入の登山口へ来ました。



 登山口からの山道はまあハイキングみたいなものでした。しかしこれから飯豊連峰を縦走する訳ですから気を抜く訳にはいきません。ちなみにここを10時に出発しましたが、実はこれが失敗の一つの理由でもあったのです。



 こんな感じの登山道も次の分岐点まででした。



 ハイキングコースと登山コースの分岐点にあった石標です。昔は飯豊山本山にある神社にお参りする人が沢山いたそうな。その人達の為の設備跡も登山道には幾つか残されていました。



 一戸川の流れの音と木々の緑が気持ちが良かったです。それもこの辺りまで・・・。実はこれからが大変な道のりで、写真の撮影どころではなかったのであまり画像がありません。



 かつては登山道の所々に御休み所があったようです。整地されていて建物の基礎などが残っていました。



 少しでも歩きやすくするためでしょう、このように山を削って道が造られていました。ちなみに壁の両側には「砂」がありました。この山が僕の持ち山でしたら大金持ちです。



 ここも多分昔の御休み所「横峰」です。もっとも今でも登山客の人達はここで休んでいるようですけど。僕達もここで休んで昼食をとりました。



 少ない水場の一つです。冷たくて美味しかったです。



 剣ヶ峰まで来ましたがまだまだ先は長~いのです。



 「三国岳避難小屋」に着きました。なんとここまで6時間もかかってしまいました。この場所へ来る直前の岩場が難所で疲れきってしまい、また時刻も4時を過ぎてしまったのでここに泊まることにしました。



 避難小屋の内部です。いまの時期は無料で利用する事が出来ます。これだけの設備をタダで利用できるのですから、日本は良い国です。




 ここから「動画」となります。避難小屋にて酒盛りと夕食をしています。本当はもっと長時間の撮影でしたが、電気が無くつまりは明かりが無いため暗くて見えなくなってしまったので、後の部分はカットしました。




 三国岳から観た朝の景色です。雲海が綺麗でした。実はこの後雨が降り出して、飯豊山本山まで行くかどうか迷いました。ここからまだ片道3時間かかります。さらに登山口まで降りるとなると何時なるやら。ということで「面倒だから止めよう」ということになってこのまま下山する事にしました。


おまけ

 下山した後、麓の民宿「しゃくなげ荘」に泊まりました。翌朝の朝食の風景です。 
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地獄の縦走「両神山」。+1

2007年08月01日 23時45分53秒 | 岳人倶楽部
 両神山の落合橋近くから登る「八丁峠コース」は、山頂まで5時間近くかかってしまいました。下山の場合は多少短縮されるとはいえ、やはり相当の時間がかかります。登りでかなり体力を消耗しているのにこれは辛いです。そこで・・・。

 降りは別ルートを利用することにしました。登ってきた方向と反対方向へ降りていきます。木橋やクサリ場を過ぎてすぐに、左画像のように標識の脇に登山道が見えます。ここは通行禁止なのですが、あえてこの道で下山します。良い子はまねをしないように!

 普通の登山道ですがとにかく進んで行きます。

 すると作業道と書かれた標識があって右方向に道が見えます。

 ここにも通行止めの表示がありバリケードまでありますがあえて超えていきます。

 丁度、頭の高さ位のところに倒木がありました。ボヤッとしているとぶつかりそうです、気を付けましょう。


 沢にでました。整備された登山道でしたら、橋なりロープなりの渡沢手段があるのですが、ここは何もありませんでした。安全な足場を見つけて渡るしかありません。

 渡ってしまえばお好きにどうぞ。

 今度の沢は勾配がきつくなっています。足場の見極めをさらに慎重にする必要があります。


 慌てず・ゆっくり・落ち着いて、一人づつ行きます。ここの場所の場合、落ちても死ぬ事は無いと思いますが、かなり痛い思いはしそうです。

 ロープを渡してあるところがありました。この場所の場合、必ずしもロープを利用した方が良いとは限りません。足場を良く見ましょう。

 作業用のロープなんかも張ってあります。登山者が使うことは無いと思います。

 終点です。落合橋近くの登山道入り口になります。山頂から1時間半程で到着しました。登りとえらい違いです。

 とりあえず、危険と感じた箇所は記載しました。ただし、危険と感じる箇所は人により千差万別でここに書いてあることで完璧網羅とはいえません。特に道に迷うという点ではこの記事では情報不足です。とにかく、通行止めの登山道です。利用については、あくまで自己責任でお願いします。
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地獄の縦走「両神山」。 後編

2007年07月31日 20時02分27秒 | 岳人倶楽部

 「越~しても越~してもホンダラホダラタホイホイ」。幾つピークを超えたかなんてもうどうでもよくなっています。両神山山頂はまだか~っ!

 祠がありました。何の神様が祭られているのでしょうか。

 クサリ場といっても一箇所に一本とは限りません。

 一本登った後に更に幾本か続くこともあります。


 やっとの思いの東岳です。朝の8時半頃から登り始めて早お昼を過ぎています。休息を兼ねて昼食を摂ることにしたのですが、疲労の為か喉を通りません。おにぎり一個がやっとでした。対して水はよく飲みました。1.5L持って行ったのですが暑さのせいもあってか足りないくらいでした。この山は水場が無いので多目に持っていく事をお薦めします。1L=1kgです、常識といえばそのとおりですが、体力と装備品の兼ね合いを良く考えて・・・。

 あと1kmの標識です。頑張ります!

 東岳を過ぎたあたりから急に穏やかな登山道になりました。何やねんこれは!

 落ち葉のクッションに腰を下ろして、更なる休息を取るH氏です。疲労のせいもあるかもしれませんが、横になったら眠ってしまいそうなくらいの場所です。

 少し行くと両側が切り立った登山道になりました。落ちても立ち木があるので怪我をする程度ですみそうです。

 ここが最後のクサリ場です。実はこの写真の撮影時点では最後かどうかわかりませんでした。そんな訳でこの時はもうヤケクソで、どうにでもなれ気分で登っていました。


 やっとの思いで両神山山頂に到着です。苦しかったーーーっ。でもS氏はニッコリと微笑んでいました。ちなみに手に持っている標識は我が岳人クラブのY氏が作成したものでニスなども塗られていてよく出来ています。この山に登られた折りには是非とも記念撮影用にご利用ください。


 山頂にも祠がありました。

 山頂のなかでも更に高い所でポーズを決めている人がいました。誰だか知りませんがパシリとシャッターを切りました。


 一行の記念撮影です。どなたか知りませんが親切な人が撮ってくださいました。

 さて、次回は禁断の登山道の紹介です。ご利用になられる方はあくまで自己責任でお願いします。
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地獄の縦走「両神山」。 中編

2007年07月30日 19時35分05秒 | 岳人倶楽部

 登山道の途中で眺める山並みはやはり美しいです。でも余裕でもって観ていられるのも初めのうちだけでした。

 最初のクサリ場ですが、まだまだ序の口たいしたことはありません。クサリが無くても登れそうです。

 ピークを過ぎます。するとすぐに・・・。

 はい、またクサリ場です。ここもクサリが無くても登れそうですが、使った方が楽だと思います。

 クサリ場以外の画像を小さくしてあるのは、記憶の強弱を表しています。

 クサリ場といってもたいしたことないなぁ、別に無くても登れらぁ。はい、この辺りのはその様です。ただこれから先は分かりません。


 少し疲れが出てきていますが、まだ景色を堪能する余裕はありました。よく晴れていて、気分も良かったです。

 「ひとつや~ま越しゃホンダラッタホイホイ」この歌をご存知の方はそれなりの御歳かと・・・。またクサリ場が見えてきました。

 垂直に近いですが落差はそれ程でもありません。さあ一気に行きましょう。

 クサリ場以外でも急登が続きます。かなり堪えます。

 こちらもほぼ垂直のクサリ場で少し落差があります。クサリをしっかり持って、上半身を岩壁から少し離すと安定します。


 やっと行蔵峠まで来ました。既に疲労困憊、かなり参っています。ああ来るんじゃなかった、とも思いました。

 さて、これから西岳・東岳を越えていかねばなりません。両神山頂まであと1.8kmです。

 またクサリ場です。もうここまでくると何ヶ所目だか分からなくなっています。


 西岳です。疲労のためカメラを持つ手もおぼつか無くなってきました。


 「ふたつや~ま越しゃホンダラッタホイホイ」。登ったり降りたりの登山道です。

 クサリ場は足場を選んで登るのがコツのようです。



 この画像ですとよく分かりませんが、かなり深い谷になっています。「風穴」と標識に書いてありました。その名のとおり心地よい風が吹き上がってきていました。 
 まだまだクサリ場は続きます。見上げただけでうんざりします。


 ところで・・・。
 『両神山』の名前の由来はイザナミ・イザナギの2神を祭るから両神山だという伝えがありますが、日本武尊が戦勝祈願で筑波山へ登る途中、西方に8日間も見え続けた山に因んだ八日見山という伝えがあります。ほかにも、竜神山、竜頭山など、多くの呼び名と伝説を秘めた山となっています。
 『地獄の縦走「両神山」。後編』はやっとの思いの山頂の様子です。その後「+1」として、禁断の登山道をご紹介する予定です。  
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地獄の縦走「両神山」。 前編

2007年07月29日 22時10分28秒 | 岳人倶楽部

 好天に恵まれた2007年7月28日の埼玉県。この日両神山に登りました。今回このブログでは初登場のM氏を含め総勢5名のパーティーです。登山口は落合橋近くの「八丁峠コース」で八丁峠・行蔵峠・西岳・東岳を経て両神山山頂に至ります。近くの看板には「急峻な岩場が多く、クサリ場の続く難コースで、初心者向きではありません。」とありました。

 なにはともあれ登ります。ちなみに看板の他にも「遭難者情報」なる張り紙もありました。遭難してから日数が経っているので、お会いするとなるとかなり怖いです。

 清涼な流れのなかに緩やかな滝がありました。この辺はまだまだ余裕の登山です。

 なぜか鉄塔が崩れ落ちていました。登山道でなくてもこの様なものを見たのは初めてです。

 一行も異様さに少し驚いた様子でした。

 木々の間を通る風の音に清流のせせらぎ、そして何処に居るやら小鳥のさえずりさえ聞こえてきます。しばらく一人でたたずんでいたい気分です。

 この辺りは八丁峠付近です。 両神山山頂まで2.6kmとの標識がありました。たいしたことない等と思っていると大変です。

 先ほどの朽ち果てた鉄塔の基礎部がありました。直線距離にするとたいして落ちてないようです。いったい何のための鉄塔だったんでしょう。

 「クサリ場は一人ずつ安全を確認して登ろう」と書いてあります。当たり前ですが大事な事です。

 
ところで・・・。
 奥秩父の北方に位置する両神山は、標高2000mにも満たない山ですが、鋸歯状の奇岩峰を屏風のように見せている岩稜は、どの方面から見てもすぐにそれとわかる独立したような山容となっています。古くから信仰の山として麓の地域の人々の暮らしと密接に関わりを持ってきました。山頂は展望に恵まれ、条件がよいと北アルプスの一部も望めるそうな。
 さて次回『地獄の縦走「両神山」。中編』は、いよいよ一丁目に入ります。登り降りの登山道にクサリ場が加わり、息絶え絶えの様子をお伝えします。
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両神山に登りました

2007年07月28日 22時34分42秒 | 岳人倶楽部

 今日2007年7月28日、両神山に登りました。かなりキツイ登山でした。詳しい話は後日ということで、とりあえず今日はお休みさせて頂きます。
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登山報告です。

2006年11月26日 17時54分10秒 | 岳人倶楽部

 昨日の25日、「東篭の塔山」の山頂からお伝えしたとおり、登る山が変更されました。「浅間隠山」から「東篭の塔山」です。さて山の名前の内「塔」の字ですが地図やその他の案内に拠ると「登」となっていますが、現地の案内標識ですと「塔」の字になっています。このブログでは現地に敬意を表して、「塔」の字を採用しました。

 登山口近くの駐車場にある案内板は綺麗に出来ていました。別の案内板に書いてあってことですが、この池ノ平は三方ヶ峰旧火口にできた高層湿原だそうで、何万年も前に噴火した火口が長い時間と厳しい気象条件のもとで出来た貴重な自然の庭園だそうです。

 広い駐車場はシーズンオフのせいか空いていました。この辺りで標高は既に2,000mを超えています。そそくさと登山口に向かいます。

 登山に要する時間はここから、地図に拠ると50分で現地の案内板によると40分だそうな。「だったら30分で登ってやろうじゃねぇか。」などと言っている人がいました。まあ、楽な登山になりそうです。

 雪が散見されました。この時期のこの辺りですから、既に降っていても不思議ではありません。

 実は駐車場からも山頂は見えていたのですが、一応綺麗に見えたこの辺りで記念にパチリしました。

 急登になるのは頂上の少し手前です。それもほんの少しの間だけです。この辺りから後ろにアルプスの山々が綺麗に見えていました。山頂での眺めが楽しみです。


 なんやかんや言いながらも山頂についてしまいました。余裕の登山でした。小学生のお子さんでも(最後の急登だけは気をつけてください)大丈夫そうです。
 そんな訳で余裕のポーズを見せるY君でした。

 山頂に着いたら、景色を愛でるのそこそこに食事の用意です。今日はキムチ鍋です。

 浅間山を間近に眺めながらの食事は格別でした。

 山頂で2mのSSBで無線の運用を行いました。お繋ぎ頂いたのはJF1UPK/1・JN1WTS・JA2GQO/1の各局でした。有難うございました。また今回はJJ3BHN局と7N1GPD局の2局とアイボールQSOもさせて頂きました。どうも有難うございました。


 今回の登山の全員の記念写真です。たまたま山頂に居た他の登山客の方に撮影していただきました。さて来年はどんな山に登りましょうか。
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明日「浅間隠山」に登るかも知れません。

2006年11月24日 21時58分15秒 | 岳人倶楽部

 最近、登山についての表現が微妙になってきました。現地へ行って突然変更になる事が、ままあるからです。何れにせよ、何処かの山で無線をやる予定です。2mか6mのSSBで運用します。聞こえておりましたら応答願います。また、携帯電話が使用可能でしたら、山頂でモブログにてお知らせいたします。
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「大源太山」に登りました。

2006年10月15日 21時21分35秒 | 岳人倶楽部

 どうも「白毛門」には登山を拒絶されているようです。平成18年10月14日 、モバイルYahooの気予報では晴れマークでしたが、現地へ行くとどんよりと曇っています。「別の山にしよう。」ということで関越トンネルをくぐり抜けて、「大源太山」に登ることにしました。国境の長いトンネルを抜けると、そこは快晴の元にある山国でした。夜の底はとっくに白くなっていて眩しい位です。そんな中車は湯沢インターを降りて一路大源太山登山口へ。

 自己主張の強い登山口で、迷うことはまずありません。この日は土曜日ということもあってか、入り口の前の駐車場は10台位停められるスペースでしたが一杯でした。

 なにはともあれ出発です。どの山もそうですが、始めのうちはなだらかな登山道ですが段々とキツくなります。この山はちょっと極端でした。

 沢音が聞こえてきました。のんびりハイキング気分です。今のところ・・・。

 橋がありました。建設用の足場を転用しているようです。ちなみに手前に見える丸太は、以前使われていた橋のようで、雰囲気は此方の方が好きです。

 水の補給をします。この後には水場がありません。沢水ですが煮沸して飲めば大丈夫だと思います。絶対にとは言えませんけど。

 この登山道で二度目の沢渡りです。今度はロープを使います。流れは強くないので、水に濡れても平気な方はまったく怖くありません。でも濡れたくないない方は、ちょっとスリルがあります。
画像をクリックすると動画が見れます。

 沢を渡るといきなり急登になります。この後少しだけ平坦な箇所があるだけで、殆んどが急登です。

 山頂が見えてきました。う~ん、手前の木の枝にピントが合ってしまって、山がピンボケです。ごめんなさい。

 ここは僅かな平坦箇所の一つです。

 雲がまるでナイアガラの滝の様でした。関東の方角です。「白毛門」行かずに正解だったかもしれません。

 此処まで登ってくると、流石に紅葉が始まっています。とても綺麗でした。

 「百里の道を往かんと欲すれば、九十九里を以て半ばとせよ。」山頂は目の前です。しかし念のため最後の休息を取っておきます。


 やっと山頂に着きました。3時間余り掛かったでしょうか、急登続きで大変でした。それでも狭い山頂には沢山の人が居ました。ちなみにアマチュア無線は2mのSSBでの運用を行いました。JA1RHX局さんどうも有難うございました。

 山頂にあった標識です。「大源太山千五百九十八m」とあります。

 山頂から見える雲には圧倒されました。まるで海にいて巨大な波に襲われるようでした。


 おまけの画像です。ここは「大源太山」の麓にある「大源太キャニオン」と呼ばれる場所です。此処から見える「大源太山」は東洋のマッターホルンと呼ばれる(湯沢町観光課談)美しさです。冒頭の画像は此処から撮影したものです。
 画像をクリックすると大源太山の拡大画像が見れます。(注:この画像の拡大ではありません。)   
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苗場山に登りました。

2006年09月10日 18時47分41秒 | 岳人倶楽部
 
2006年9月9日、白毛山に登る予定が悪天候の為、急きょ「苗場山」に登る事になりました。関越自動車道を練馬ICから乗ったのですが雨が降り続き、携帯で天気を調べたところ、新潟方面は晴れだったので変更となりました。関越トンネルを抜けた後の天気の急変(雨→晴れ)には感動しました。
 登山口は良く整備されています。トイレもあり、駐車場は20台くらい停められるスペースがあります。
 画像をクリックすると案内板が拡大されます。このコース(祓川コース)に従っての登山となります。

 何はともあれ準備体操です。おいっちにさんし、にいにさんし。足がつったりしませんように。

 Y君の新兵器です。登山用のタイツで軽くて蒸れないそうな。

 登山口から20分程で「和田小屋」に到着です。リフトの設備が見えています。実は此処まで車道があるのですが、一般車輌は通行できません(タクシーは可)、歩いてきました。

 スキー場の中を歩いていきます。スノーマシンも見えています。この辺りはまだまだハイキング気分です。

 苗場山のこの登山コースはこの様な岩場が随所にあります。僕は二度目の登山ですが、前回こんなに苦労したっけ、などと心の中でぼやいています。歳を取ったのでしょうか。

 「中の芝」で一休みです。此処でだいたい山頂まで三分の二位でしょうか。

 「中の芝」から「上の芝」へ来ました。黙々と通過します。

 「神楽ヶ峰」に到着しました。此処から見える「カッサ湖」です。くすんだ緑色をしていて印象的です。「キャッツアイ」という宝石がこんな色をしていたような記憶が・・・。それは兎も角、此処から一旦下りになります。

 「神楽ヶ峰」からは「苗場山」も見えてきます。あの山の上に、雄大な高原の湿地帯があるなんて想像もつきません。

 「神楽ヶ峰」から少し下った所に「雷清水」があります。冷たくて汗をかいた体にはご馳走です。このコースの水場は此処だけ、と考えた方が良さそうです。

 尾根道が分るでしょうか。あそこまで一旦下って、それから少し雲に隠れていますがあの山頂へ向かいます。山頂直下は急登となっていますが、踏ん張りどころです。

 山頂直下の急登にはこのような階段箇所もありました。全てがこうなら楽なんですけど。

 「ふいぃ~っ!」そんなこんなでやっと山頂に着きました。登山口から休息時間も含めて、四時間半位かかったでしょうか。

 「未だ覚めず池糖春草の夢」の池糖です。苗場山の山頂には沢山あります。朱熹もびっくりです。

 地図を見ながら、山頂から見える周りの山を調べているS氏です。この熱心さには頭が下がります。

 「こんな所にまで来て無線をやるのか。」と考える人と「此処まで来たんだから無線をやろう。」と考える人とがいます。僕は後者です。2mのSSBで約1時間に15局の方と交信させて頂きました。
JE1RGW ・ JN6GZB/1 ・ JH1DMJ ・ JA1ICW ・ 7K4PMK ・ JA1HRB ・ JA1UK ・ JH0OLD ・ 7N4OBV/1 ・ JG1KPH ・ JA1HFB ・ JE0SSM ・ JA1IHM ・ JS1VCM ・ JL1NBY
の各局です。どうも有難うございました。

 さて、今回のブログも長くなってしまいました。まぁ長くなりついでに山頂の画像集を載せる事にしました。サムネイル画像をクリックすると拡大します。素晴しい風景です。どうぞゆっくりご堪能下さい。








終わり

                             
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白毛門に登ります。

2006年09月06日 22時47分58秒 | 岳人倶楽部
 来る、9月9日(土曜日)。白毛門に登ります。お昼頃、山頂にて2mか6mのSSBでCQ呼び出しを行う予定です。


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