彦根城の階段はとても急になっています、これは戦の時素早く駆け上がったり降りたりする為だそうです。
僕の、名前は言えませんが極近しい人に、彦根城に行って来たことを伝えた時の会話です。仮にOさんとしておきます。(注、分かりに難いと思われる方言は翻訳してあります。)
僕 :「こないだ、彦根城行ってきてん。」
(このあいだ、彦根城へ行って来ました。)
O :「ほうか、儂(わし)も子供の頃行ったなぁ。そんでなぁ、おもろい事したっ
てんでぇ。」
僕 :「何してん。」
(何をしたのですか。)
O :「天守閣の階段にな、落書きしたってん。」
僕 :「げっっ、こっ国宝に落書きぃ!」
O :「小学生ぐらいの時やったけどな。たしか、天守閣の一番上の階へ行く
階段やったか、二番目の階へ行く階段やったか、兎に角上から二段目
の板に書いたんやったと思うわ。しやぁけど、その頃は未だ国宝とちゃう
かったと思うで。(だけど、その頃は未だ国宝ではなっかったと思い
ます。)」
僕 :(心の中で「それでも重要文化財くらいにはなっていたろうに。」)「ほんで、
何て書いたん。」(それで、何と書いたのですか。).
O :「何やったやろ。忘れてもた。」
自分の名前でないことを祈るばかりです。ちなみに、現在この階段には滑り止めが施してあり確認は困難です。