日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

神秘の島

2017年08月06日 | 
『海底二万里』の続編とも言える
『神秘の島』を読みはじめた



タイトルのとおり
今回は海底ではなく島が舞台

訳あって嵐の夜に飛び立った気球は
墜落の危機にさらされながら
どことも知らぬ島にたどり着く

とりあえずの住みかを整え
たきぎを燃やし
野鳥の卵を料理する



『十五少年漂流記』を思わせるはじまりだ
でもこの物語で漂流するのは
大人の男4人と少年1人

サイラス・スミス
(技師で学者 45歳ぐらい)
ジェデオン・スピレット
(新聞記者 40歳そこそこ)
ナブ
(スミスの召使い 30歳)
ペンクロフ
(水夫 35歳から40歳そこそこ)
ハーバート・ブラウン
(ペンクロフのかつての船長の息子 15歳)



作者のヴェルヌは
物語のヒーローとも言える人物を
魅力的に描写するのが本当に上手い

『海底二万里』でネモ船長は
"年齢は35くらいか、
"それとも50に近いのか"
とされて謎めいた感じが増していた

今回のヒーロー的人物の
サイラス・スミスは
"その美しい顔立ちは
"まさに貨幣にきざまれるにふさわしい"
と来る



ところで
この上下巻ある分厚い本は
児童書ということになってる



漢字には仮名が振られているとはいえ
細かい字がびっしり

何年生ぐらいの子が読むのかなと
思うとともに
その前に読む子がいるのかなと思った



小学校の同級生に
シートン動物記を全巻読んだ子がいたのを
思い出した
ああいう子が読むのかもしれない

ちなみに私が読書好きになったのは
大人になってからで
長すぎた通勤時間のせいで
さらに言うと
スマホのない時代だったおかげだ



ところで今日は
シアター・ドラマシティ公演の
一般前売に挑んだわけだけど



案の定
見事に惨敗