日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

海底2万マイル(映画)

2017年08月07日 | 映画
ディズニー映画
『海底2万マイル』を見た



原題は
『 20,000 LEAGUES UNDER THE SEA』

調べてみると
leagueは約5kmらしいし
mileは約1.6kmだから
20,000 LEAGUESと2万マイルでは
全然違うことになる



原作の邦題も
『海底二万海里』だったり
『海底二万里』だったり



とにかくものすごく長い距離と考えれば
それでいい気はするけど
新訳版の『海底二万里』が
1番しっくりくるように思う



話がそれた

映画はドタバタしてる感じがして
最初はどうかと思ったけど
海底の様子だとか
ノーチラス号だとか
なかなかよくできてた



小説の世界は
海底らしい静けさが漂う
静かなのにエキサイティングで
退屈しない

映画でこの感じを出すと
眠たくなる映画になってしまうんだろうな



ネモ船長が
ペットとして飼ってるという設定で
アシカが登場するのが
いかにもディズニーらしいなと思った



ネモ船長の謎めいた感じは
映画では今ひとつだった
服装といい普通の船長さんぽかった

でも何よりもあれ?と思ったのは
銛打ち名人のネッド・ランドが
ネモ船長よりもアロナクス教授よりも
目立ってたことだ

若かりし頃のカーク・ダグラスが
筋肉ムキムキの体を見せつけ
歌まで披露してくれる



世にも恐ろしい『危険な情事』の
息子マイケル・ダグラスの方が
なじみがある
近年見た『恋するリベラーチェ』を思い出すと
やっぱり父親に似てるかな
Wikipediaによると
マイケル・ダグラスは72歳
カーク・ダグラスは100歳になるらしい
わーお!



ディズニーシーができてから
行ったことないから
実際に見たことはないけど
ミステリアスアイランドは
『海底二万里』に出てくる
死火山でできた島を再現したものらしい

ただ そこに再現されてるのは
ディズニー映画の中の世界だし
ミステリアスアイランドという名は
こちらの物語のタイトルにちなんでる



小説を読んで思い描いた
『海底二万里』の世界が
映画を見ることで変わってしまうのは
惜しい気がする

どんなによくできた映像も
ヴェルヌが文字で綴った素晴らしい世界には
及ばないと思う

とはいえ
この人はきっともっと
ネモ船長の謎めいた感じを出してくれると
期待している

…と ヴェルヌネタのオチは
いつもこれ



そういえば
ネモ船長の"NEMO"は
英語読みすると"ニモ"で
『ファインディング・ニモ』のニモと同じになる
それもそのはず
ニモの由来もネモ船長なのか

立秋だった今日
台風の影響で断続的に大雨が降った

台風が過ぎれば
まだまだ暑い日が続くだろう
でも夜ふと気づけば
もう秋の虫が鳴いてる



録画してるのに
夜中に見た