日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

『神々の土地』大劇場千秋楽ライブ中継

2017年09月25日 | Memories of ZUKA
今日は
『神々の土地/クラシカルビジュー』
宝塚大劇場公演の千秋楽だった



平日だから
行けない予定だったけど
行ける状況になってしまったので
行って来た

最後の大劇場の舞台に立つ
朝夏まなとを見届けに

…と言っても
ライブ中継なわけだけど



『神々の土地』の
開演アナウンスの声を聞いて
随分抑えめな感じだなと改めて思った
『クラシカルビジュー』と全然違う

そしてやっぱり
朝夏まなとの声好きだなあと思った
歌う声も好きだけど
セリフ言う声はもっと好き

宙の太陽は
今日はますます凛々しく美しく
輝いてた



オペラグラスで見る時は
顔を中心に見てるから気が付かなかったけど
フェリックスがドミトリーに
クーデターの話を持ちかけた後
ドミトリーの手をギュッと握って
去って行った

マリア皇太后が
"永遠の片思い"と呼ぶだけあるなと
中年の乙女心にキュンときた

時として友情は
恋愛以上にぐっとくる



娘役トップ不在のまま
卒業して行く朝夏まなとの最後の相手役は
伶美うららでもあり



真風涼帆でもあったんだなと思う

このコンビも見おさめかと思うと
さみしい



『クラシカルビジュー』の
2人が青い炎となって踊る場面で
真風涼帆が朝夏まなとを逆さまにする
リフトがなかったような気がする
危ないからやめたのかな
それとも私が見逃したのかな



木もれ日のように降りそそぐ
金色のライトの中に
朝夏まなとが1人立って
「惑星」が流れ出すと
もっと涙が出た

地上で磨かれた宝石は
広い宇宙へ帰って行くんだなあと思った

他の男役たちと
ほとんど違いのない黒燕尾にしたのは
何か意味があるのかなと
また思った



サヨナラショーは
プチ再演仕立てになってて
懐かしいやら笑えるやらだった
思い出せる限り書いてみると…

まず最初に
ラダメスが登場して
「エジプトは領地を広げている」を歌った

「世界に求むー王家に捧げる歌ー」は
実咲凜音のサヨナラショーで歌われたからか
今回はなかった



次に愛月ひかるが
「VIVA!FESTA!」を歌った
これと色違いの緑の衣装を着て



続いて「YOSAKOIソーラン」
本公演さながらに勢ぞろいして歌い踊り
大劇場はかなり盛り上がってるようだった



『クラシカルビジュー』にはなくて寂しかった
デュエットダンスもあった
相手はもちろん伶美うらら



最後は抱き合うんじゃなくて
ちょっと離れて見つめ合うところが
『神々の土地』と同じ感じだなと思って
見ていたら…

暗くなって再び明るくなった時には
伶美うららが真風涼帆にチェンジ
ダニエルとスタンになって
『メランコリック・ジゴロ』からの歌を歌った



そこへ『王妃の館』の早見女史が登場
スタンはルイ14世に
ダニエルは北白川右京になって
『王妃の館 』のテーマを歌い出した



もちろん
『エリザベート』からも
「最後のダンス」を歌った
トートには扮さなかったけど



最後の1曲は
『Shakespear
〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』から
「Will in the World」だった

♪この世界は一つの劇場
♪人は誰もがみな役者

金色の衣装の朝夏まなとが
黒燕尾の男役と
白いドレスの娘役に囲まれて歌い
最後は全員での大合唱になって
幕が下りた



私の記憶が抜けてるから
何曲か抜けてるけど
だいたいこんな感じ
楽しくて泣けるショーだった

最後の大劇場の大階段を下りる卒業生たち

伶美うららが清々しい表情で
悔いはないと言い切ったので安心した

涼華まやは最後の一言で
流暢な英語を披露した
I can’t be any happier right now.

彩花まりの言葉が
思い出せなくて堪忍
花束の上のほうにだけ
赤紫色の花が入ってて
きれいだなと思ったのは覚えてるんだけど



瀬音リサはラッダになって叫んだ
今がよければ
それでいいじゃないか!



朝夏まなとは
黒燕尾姿で大階段を下りて来た
期待したとおりだった

袴姿も見てみたい気はしたけど
黒燕尾姿の朝夏まなとは
本当に凛々しくて
本当にいい表情をしてて
輝いてた



黒燕尾に真紅のバラの花束が
よく似合った

銀色のリボンの付いた花束の半分を
抱えて現れたのは紅ゆずるだった
去りゆく同期の耳もとで
何を囁いたんだろう



最後から2番目のカーテンコールにこたえて
現れた朝夏まなとは
客席の人たちと
舞台の仲間たちに投げキッスした
左から右から
何度も何度も

スクリーンの前の私たちにも
飛んで来た

最後のカーテンコールに
下りたままの緞帳の前に現れて
また投げキッスした

左から右へ
戻りますからねと言って
右から左へ

思いきり笑うと
ほっぺたの上のほうに
えくぼのようなのができるのを
愛おしく眺めた