僕はラジオ

『僕はラジオ』のDVDを観ました。

《あらすじ》
ジェームズ・ロバート・ケネディ(キューバ・グッディング Jr.)は
学校や仕事へ行くこともなく、毎日ショッピングカートを
押しながら街をうろついていた。

彼には知的障害があり、唯一の友達はラジオだった。

ある日、ハナ高校のグラウンドを通りかかった
ジェームズは、アメフト部のボールを持って行ってしまう。

そのことが原因でジェームズは、
アメフト部の部員に酷いことをされる。

そのあともグランドへ現れるジェームズに、
アメフト部のコーチ、ハロルド・ジョーンズ
(エド・ハリス)は声をかける。

しかし、ジェームズは自分の名前さえ言わない。

そこでジョーンズは、ラジオが大好きなジェームズに、
「ラジオ」というニックネームをつけ、「ラジオ」に、
アメフト部の世話係を依頼する。

部員たちと次第に打ち解けてゆく「ラジオ」。

ジョーンズは、「ラジオ」を試合や学校の授業にも
参加させる。

持ち前の明るさと純粋さ、そして優しさから、
たちまち人気者になった「ラジオ」。

しかし、そんな「ラジオ」を快く思わない者もいた……。

実話がベースの作品です。

エンディングには、コーチ・ジョーンズと「ラジオ」
本人が登場します。

もー……ただ一言、感動!!!

ホントにいいお話です。

涙なしでは観られません。

これまで自分の居場所を見出せずにいた青年が、
ジョーンズのおかげで居場所を見出し、
生き生きと生きてゆくわけですよ。

そして「ラジオ」のおかげで、
周りの人々も変化してゆくんです。

みんな、「ラジオ」に教えてもらうんです。

自分が失ってしまった何かや、
生きるために一番大切な何かを。

「ラジオ」は純粋な子どものままだから、
ときには人を怒らせる言動をしてしまうんですね。

でも子どもの心を持つ「ラジオ」は、
相手がなんで怒っているのか理解できません。

人に騙されてヒドい目に遭ったりもするんですが、
それでも「ラジオ」は、決して騙した人を恨まないんです。

私は、「ラジオ」がこれ以上問題を起こさないように、
そして、これ以上「ラジオ」が傷つけられないように
祈りながら観ましたよ。

いつか、ジョーンズがブチキレてしまうんじゃないかと
ハラハラしましたけれども、ジョーンズは、
あり得ないくらい心の優しい人間なんです。

周囲の人たちに、「なんでそこまで面倒を見るんだ?」
と聞かれると、「正しいことだから」と答えるジョーンズ。

涙が出ましたね。

ジョーンズが、「ラジオ」を放っておけない本当の理由を
自分の娘に語るシーンが、とても印象に残っています。

「ラジオ」を演じたキューバ・グッディング Jr.、
コーチ・ジョーンズを演じたエド・ハリス、
共に素晴らしかったです!!!

この二人だったから、こんなに素晴らしい作品に
仕上がったのだと思います。

そしてジョーンズの妻リンダは、デブラ・ウィンガーが
演じているんですけれども、これまた素晴らしい!!!

陰で夫を支える、良き妻です。

もーホントにホントにいい作品でした。

是非、多くの人に観てもらいたいです。

僕はラジオ
ソニー・ピクチャーズ
エンタテインメント
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