大理州の中に、巍山彛族回族自治県と云う所がありますが、名前が表す様に彛族が多く住む地域で、毎年農業暦(旧暦)の6月24日に火祭りが行われます。私が、今滞在中の大理古城でも、白族の火祭りは行われるのですが、元々火祭りは彛族の方が伝統もあり、歴史も古いとの事です。
大理古城の火祭りは、近年大理を訪れる観光客が多い事もあり、やむを得ない事でもありますが、観光客向けと云う感じで、大分変質した様です。そう意味では、巍山県の彛族の火祭りは、大理の白族の火祭りと比べ、未だ未だ本来の姿を保って居る様に思います。
火祭りの当日には、道路沿いには、この様に沢山の火把が並びますが、この様な光景は大理では見かけません。
この様な飾りつけも巍山独特の物の様です。
近年は何処の祭もそうですが、巍山県の火祭りの場合も、別に大広場があり、そこでメイインの火祭りが行われますが、未だこの様に昔の名残を留めています。
この通りに店を構えている家が、それぞれこの松明を作る様です。大理鎮ではこの様な形の松明は見かけません。
松明の一番上に火を点けるので、松明の高さが3,4メートルもあるのが普通ですから一苦労の様です。
松明に火を点ける時間も特に決まっている様では無く、火が落ちる頃から始まります。
巍山県は、結構気に入っていて、既に7,8回訪れていますが、去年に続いて今年も巍山の火祭りの見学に行きます。