中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

昆明上海間の高速鉄道が11月末に全線開通

2016年08月27日 | 中国事情

中国中央TVや鳳凰網に拠れば、上海市と雲南省昆明市を結ぶ沪昆高速鉄道が2016年11月末に全線開通するとの事です。このブログで触れたのですが、上海市と貴州省貴陽市の間は既に開通していたのですが、残りの貴州省貴陽市と雲南省昆明市の間が11月末に開通することで沪昆高速鉄道約2266キロが全線開通する事になったそうです。(注:沪とは上海を指す)これで上海昆明間は、最速8時間で結ばれるとの事です。当面は時速300キロで運転されるとの事。元々は、時速350キロで走行するように設計されているとの事ですが、以前高速鉄道で事故があってからは、今は全ての路線で時速300キロで運転されていますが、近いうちに時速350キロに戻るとの話もある様です。 

雲南省内の駅は、雲南南駅、嵩明駅、曲靖北駅、富源北駅の4駅との事です。雲南南駅、嵩明駅は昆明市、曲靖北駅、富源北駅は曲靖市にあるとの事です。切符の値段については未だ詳しい事は、ネットにも乗っていませんが、800元から1000元程度と予想されるとの事です。オフシーズンには、昆明市と上海市間の飛行機代が500元程度になるので、高速鉄道が開通しても空との競争が厳しいと予想する向きもある様ですが、これで、漸く雲南省も本格的な高速鉄道を迎える訳で、高速鉄道沿線の期待も大きい様です。沪昆高速鉄道が開通する事で、昆明貴陽間は2時間で(注:現在は7時間)昆明湖南省長沙市は5時間で、(注:現在は20時間かかる)昆明市上海南駅迄現在34時間かかるのが、8時間に短縮される訳ですので、色々な問題はあるものの、高速鉄度は大変に便利と云えます。

私も昆明に以前語学留学して居た事もあり、何度か昆明市と上海間を往復した事がありますが、まさに隔世の感があります。また、年に何度かは、以前滞在していた貴州省貴陽市にも出かけるのですが、貴陽市まで2時間程度もあれば行く事が出来そうで、私としても大変に有難い事で開通したら是非乗ってみたいものです。

昆明南駅は、中国の西南地方でも最大規模の駅との事ですが、いづれ昆明市と四川省成都市を結ぶ高速鉄道、重慶市と昆明市を結ぶ高速鉄道,広西省南寧市と昆明市を結ぶ高速鉄度など合計四路線の高速鉄道の終点駅及び始発駅となるとの事。また、昆明南駅は、ラオス、タイ等の国々と間で、高速鉄道が結ばれた際には、その始発駅にもなるとの事で中国でも重要なターミナル駅の一つとなるとの事です。

 



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