夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

送り盆に

2017-08-16 10:20:25 | つれづれ

「にらですよ! 皆様お久しゅうございます。毎度毎度同じごあいさつですね、ボクは元気ですよ」

「今日はこんな景色のところに来ています」

「ここがどこかって言うと、、、どこでしたっけ?」

「思い出せないくらい過ぎた昔に撮ったお写真なわけよ」
いえいえ、そんな昔ではありません。
ちょっと前、春先に談合坂SAで撮った写真ですね。
思い出せないのは、にらさんがお呆けになったからじゃありませんか?

「失礼な!ボクは全然呆けてはいませんよ」
まぁ、完全に呆けたってわけじゃあないけど、かなり老いが進んだ感じの今日この頃です。
気難しくなって、扱いに困ります。

「ボクはボクの思う道を行くのみなのだ」
ブログをほったらかしている間、いろんなことがあって、めまぐるしい日々でした。
3月は甥っ子がまるまるひと月我が家に滞在していて、私は下宿のまかない叔母さん体験してました。
奴は食の好き嫌いが多ぎる!
春休みの子供が家に居るってこんな感じ?
うっとおしいー!っていう、貴重な経験でした。(^^)
帰ってしまえば、つかの間空の巣状態も味わいましたけどね。
ま、来てヨシ、帰ってヨシといったところかな。
GW前には、長いおつきあいのレナママさん家のりりあちゃんの訃報が届きました。
実際に会ったことはないのだけど、らぶりちゃん亡き後レナ家のよきお姉さんわんこだったし、にらにとっても遠くに住んでるお姉さんって感じに思っていたのでとても淋しいことでした。
よくがんばったね。
どうか安らかに。

「らぶりちゃんとりりあちゃん、揃ってお盆に帰ってきたのかな?」
そうね、きっとレナ家はにぎやかだっただろうね。
GWには、私の古い友人が急逝しました。
もう長いこと会ってなくて、でもとても大事な友達でした。
いわゆる突然死、そんな年代になったのね。
悲しくて悲しくて悲しくて、とても落ち込みましたが、やさしい顔で眠っていたので静かにお別れできました。
7月の東京のお盆と旧盆と、両方ちゃんと帰ってきたかな。

「そしてお空に戻るんですね」
空の上はいいところかなぁ。
こんなふうに、いつも晴れてるといいね。

「このところ、東京はずっと雨ですけどね」
ホント、びっくりするくらい毎日雨が降ってる。
先月はでっかいひょうも降りました。
家の窓ガラスが割れて、車もボコボコになりました。

「いろんなことがありますね」
まったくです。
自然と泣く子には勝てません。
6月は、これまたひと月の間、姉が我が家に滞在していました。
この下宿人は甥っ子と違って勝手にご飯作ってくれるから楽でした。

「ボクと一緒にお留守番しました」
春先から義父が体調を崩し私が出かけることが多くなりましたが、姉が家に居てくれるからにらのことは気にせず出歩けて助かりました。
その義父は先月とうとう入院してしまい、一時は生死が危ぶまれましたが、脅威の回復力でもちなおし、今週末に退院の運びとなりました。
天晴れな生命力です。

「たいしたたまげた」
軸のある義父のことだから、リハビリに励んで元通り歩けるようになるかもね、乞うご期待。
そしてまた、ここにきてもうひとつ、厄介な案件が。。。
お休み明けから、忙しくなりそうな予感が。。。
まぁそれも仕方ない、自分の役目だから、精一杯がんばりましょう!

「忙しくてもボクのごはんだけは忘れないでくださいよ」
しっかりご飯食べて、元気に過ごそうね!



熱い夏

2016-08-31 21:23:29 | つれづれ

「にらですよ。ボクは元気ですよ」
またまた更新の間があいてしまいました。
これじゃあ全然日記の体をなしてないね。
こまったものです。
ま、この夏、にら家もそれなりにいろいろありました。
義父をショートステイにぶちこんで楽したり、近い親戚に不幸があり葬儀に出たり、夏休みに食べすぎて体重が増えたり。
それはいいとして(ちっともよくないけど)一番の出来事は、硬い契りの義兄弟が結婚したことかな。
これだけは、この夏の出来事として、ちゃんと日記に残しておかないといけません。
私には親の血を引く兄が一人と、法律上の義兄が二人。
そのほかに、実の関係は『モンキチの古い友達』なのだけれど、いろんな所で私と兄妹に間違えられるなんちゃって兄が一人おります。
ゴルフ場のキャディーさんとか、飲み屋の大将とかに「こちらご兄妹?」と言われたり。
顔もさることながら、雰囲気というか性格がよく似てるみたいです。
そのなんちゃって兄がこの夏入籍したのでした。
難攻不落の砦、彼だけは生涯独身を貫くだろうと噂されていたにもかかわらず、あっさりと無条件降伏でした。
お相手も仲間うちのつながりの女子で、ヤツよりもひとまわりも若いの!

「うらやましいぜ! ちくしょー!!」
ホントはいろいろイイ話満載なんだけど、それは内輪の話。
なんちゃって妹としては、二人の幸福を祈るのみです。
ホント、嬉しい出来事でした。
皆喜んでるんだよー!
ヨカッタヨカッタ。




「シアワセのおすそわけを待ってます! 肉でいいから!!」

私も待ってまーす! ビールでいいから!!



「末永くお幸せに!! お前百までわし九十九まで!」

うん、彼はホントニ99くらいまでは、軽くいけそうなヒトだよね
健康第一、ガンバロー!


雨の季節になりました

2016-06-18 15:24:08 | つれづれ

「シルバーバックじゃありませんよ、ワイルドが似合うオトコ、にらですよ」
イイオトコは光ってるね~!
梅雨に入り、レインスーツの出番が多くなってます。
土砂降りならば首都高下の公園まで出かけていくんだけど、車を出すほどのこともないか。。。となると、レインスーツでご近所を一回り。

「雨はきらいです」
この歩道橋色の柔らかレインウエアは、霧雨や、雨上がりの跳ね上げ対策で着せています。
しっかり雨の時には、もっとしっかりしたレインコートを着ないとね。

「レインコートは暑いからいらないと思う」
着ないと、毎回嫌いなシャンプーしなくちゃならなくなるよ。

「拭くだけでいいですよ。ワイルドなオトコにはそれで十分です」
。。。くさそう。。。
*  *  *
こんなこと書いてるけど、本日、各地で猛暑になっています。
にら方面も、ピンボケ写真が涼しげに感じられるほどの暑さです。
みなさま、熱中症にはくれぐれもご用心くださいませ!


プチご無沙汰でした

2016-04-30 23:44:12 | つれづれ

「にらですよ。九州の皆様、お見舞い申し上げます」
リアル生活多忙につき、ブログ放置しておりました。
その間、九州の熊本大分方面でとてつもなく大きな地震が連続して起こり、半月たった現在も心配な日々が続いています。
遠い関東にいてできることは、一刻も早い収束を祈るばかりです。

「ボクもお留守番させられたり、お出かけしたり、チックンされたり、ロクなことがなかったです」
親戚に不幸があって連日出かけたり、田舎で法事があったり、せわしない日々でした。
春先に急に始まった福の神(義父)との同居生活にも慣れ、生活リズムが安定してきました。
なるべく快適に過ごしてもらえるように試行錯誤の連続ですが、とりあえずみんなが健康に過ごせれば、それで良しと思ってます。
87歳の義父にグランドシニアの12歳のわんこ。
にら家はおたっしゃクラブのクラブハウスのようになっています。
お年寄りは大事にしないとね。

「としより、としより、言うな~!」
だって年寄りなんだもん。
近頃、立ち耳になってることが多いにらさんです。
耳が遠くなったから、一生懸命音を拾おうとしているのかな。
けなげなヤツです。
犬もヒトも、月日を重ねて、いろいろ変化していくんですね。
”行く川の流れは絶えずして、しかももとの流れにあらず”
できるだけ澱まずに、さらさらと流れていきたいものです。

「ダイジにするつもりなら、まずは態度で示しなさい。ごはん、タラフク食わせなさい」
にらの食いしん坊がありがたいと思う日がくるなんてちょっと前には考えられなかったけど、しみじみ、元気に食べられることに感謝の日々です。
がんばれ、老犬!
がんばれ、日本!
* * *

必要に迫られて、断捨離しまくりの日々ですが、絵を衝動買いしてしまいました。
チープだけど、なかなかいい感じです。
満足、満足、ストレスはこまめに流さないとね!
ここで購入しました)


♪梅は咲いたか

2016-03-23 17:40:34 | つれづれ

「にらですよ。。。とっくに桜が開花したってのに、にら屋ときたら、まだ梅ですよ、ウメ。。。」

「まったく、やる気がないったら!」
ごめんごめん、やる気はあるんだけどね、なかなか手がまわらないのよ。

「こまったもんです」
ホント困ったもんだ。
各地で桜の開花が始まりました。
今年は暖かい日が多かったから、例年よりも早いようです。
にら屋はいつ、桜の記事をUPできるやら。。。

「ひと月か、ふた月遅れになるのやら。。。」
そのくらいなら、楽勝じゃん!

「5月の桜! にら屋は東北に移転するんですね!?」
まぁ、それも悪くない話だね。
この春、我が家に新しい家族が増えました。
って言うと、2匹目わんこかな~?と思うでしょうけど、さにあらず。(だったらよかったんだけどね~)
田舎でひとり暮らしをしていた義父が東京に来て、一緒に暮し始めました。
2週間が過ぎ、なんとなくペースに慣れてきたところです。
毎週の田舎詣でがなくなって、気持ちはラクになりました。

「ボクとじいちゃんは、割と相性がいいみたい」
じいさん犬と人間じいさんは、ソファーに並んで居眠りしてます。
波長があうみたい。
人間じいさんはうたたねから醒めると、横にいるにらを見て『にらは良く寝るなー』と言います。
ほぼ毎回です。(^^)

「じいちゃんに言われたくないよ」


Happy Halloween!

2015-10-30 23:01:56 | つれづれ

「Trick or treat!」
明日はハロウィーン。
いつの頃からか、この国でも初冬のイベントとして定着しましたね。
去年、モンキチが帰宅するなり『渋谷がすごいことになっていた!』と話していたのを思い出します。
多分今年はもっとすごいことになるのでしょう。
ご苦労様でございます。

「オバサンには縁のないお話ですね」
おじいちゃんわんこにもね。
私は今の時代に若くなくてよかったと心底思ってるよ。
さて先日トリミング後に、サロンでジャックのチョーカーをつけてもらったので、記念に写真を撮りました。
いつもはチョーカーは、馬のクッションにつけています。

馬に見えない。。。? ツチノコみたい。。。?
ま、いいや、明日までだもんね。

「アノ子のほうが似合うんじゃない?」
どうかな?
やっぱりらーちゃんが一番じゃない?
とっても似合ってるよ♪

「そうかしら。。。」

「おじさんわんこには派手すぎかなと。。。」

「でも似合うと言われたからにはその気になって。。。」

「お菓子をくれるか、いたずらか~!!」
おやつは今日の分はもう食べちゃったでしょ。
また明日ね!

「ちぇっ!お菓子をくれなきゃ、グレてやる!」
お菓子。。。我が家にあるのはこれだけなのよ。

「でっかいジャック。。。ボクのかしら?」
ちがいます、私のです。
撮影用に貸してあげただけです。
お土産魔のモンキチが、趣味の街歩きの時に買ってきてくれたクッキーです。
すっと飾っておいたんだけど、明日になったら食べようっと!
皆様も、良い週末を!


水無月

2015-07-01 18:30:55 | つれづれ

「にらですよ。線路脇の警備に余念のないオトコです。クンクン」
7月になりました。
今年も、もう半分過ぎてしまったわけですね。
2015年前半のシメ日に、新幹線で恐ろしい事件が発生しました。
多分、大方の諸外国よりは平和な日本ですが、いつどこで何が起きるかわからないのは同じです。
被害者の方のご冥福をお祈り申し上げます。
この写真の後方を走る山手線も、いつテロの脅威にさらされるか油断はできませんが、起こるかどうかわからないことを警戒しても始まらないので、いつものほほんと散歩しております。
にらさんが警備のために嗅いでるニオイもテロリストの残した怪しいニオイではなく、オトモダチわんこの残した妖しい香りに違いありません。
やっとトリミングをしたのできれいな状態のにらを写真に残そうと思いカメラを構えましたが、背景選びに失敗したようです。
相変わらず黒いかたまりにしか見えない。。。
写真のセンスのなさがわかるってものです、がっかり。

「そんなもの、あったためしがないでしょう」
まぁね、初めからなかったね。
今更嘆く必要ないか。

「人間諦めがかんじんですぞ」
最近新たに仕入れたスーパー胴輪ですが、後ろに似たような色の車両が走ってますねー。
何だろう、気づかずに撮りましたが。。。
山手線と平行して走る貨物の線路にはいろいろ乗り入れてる電車が通るので、乗り物にうとい私はちんぷんかんぷんです。
西に向かって成田空港行きが走ってると(地図的には反対方向)『そっちじゃないだろう~』って突っ込みたくなります。
あちこち乗り入れていて複雑な首都圏の路線状況はとても便利だけど、テロの標的にされたらたまったもんじゃありませんね。

「そんなこと、のんきな一市民が考えてみても始まりません。それよりも心楽しく平和に過ごすのが一番です!」
まったくだ!
先月、心楽しくなる良かったことがありました。
6月最後の日曜日には、朝一で百貨店に行って、京都のお菓子を購入してきました。

これは鼓月の水無月です。
一緒に仙太郎の水無月も買ってきたんだけど、写真を撮る前に食べちゃった。
季節のお菓子で厄払いです。

別のある日、中洞牧場の幸福の牛さんの牛乳とヨーグルトと冷凍カレーをモンキチが会社帰りに買ってきてくれました。
テレビで取材していて気になっていたので、とても嬉しかった。

「何か後ろめたいことがあるに違いない」
テレビから仕入れた知識を少々モンキチに伝えたわけですが、曰く『暗に、買って来いと言われてると思った』そうです。
脅迫したわけではないが、、、美味しい牛乳を飲めて良かった!
またお願いします。(ストレートに言ってみた)
モンキチは売り場でソフトクリームを食べてきたらしい。
デパ地下で一人、ソフトクリームを食べるサラリーマンおやじ。。。ppp

また別のある日、酒屋から届いたビールセット。(真ん中の能書き部分にもビールを詰めろ!と思わず言ってしまいました)
私へのお中元だそうです。fromモンキチ。

「よほど後ろめたいことがあるに違いない」


今年もよろしく

2015-01-29 20:35:55 | つれづれ

「おひさしゅうございます。今年もどうぞよろしくね!」
すっかり放置していて、新年のご挨拶もまだでした~
今更ですが、今年もにら屋をご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

「なんら代わり映えしないにら屋ですけどね」
そうね、にらがどんどん爺さん化しているほかは、何も変わらないね。
くうくう寝息をたてている時間が長くなって、ますます愛しく思う今日この頃。
人間の爺さんもにらくらい可愛いければ良いのになぁ~と思うこの頃です。

「誰のことを言ってるのやら。。。」
いえいえ、世間一般の話ですよ
特定の誰かを狙って言ってるわけではありませんよ。
も、とか。。。も、とか。。。も、とか。。。?
そのもんきちは、実はお土産好き爺でありまして、普段の会社帰りでも、時々お土産をぶら下げて帰ってきます。
お菓子だったりお酒だったり、パンだったり。
先週と今週、私が『食べた~い!』とさわいでいた季節のお菓子、ガレット・デ・ロワを買ってきてくれました。
先週はダロワイヨ(写真なし。にらがかぶってる王冠はこちらのもの)。
下の写真、昨日のジョエル・ロブション。
(エッフェル塔は、にらのおもちゃです。ぴゅーぴゅー)

どちらもフェーブは別添えでした。
大変美味しく頂きました!
自分で都心に買いに行く気にはならないけれど、こうして食べられるのはありがたいことです。
少人数のにら家ですので、ホールケーキは食べ切れません。
食べるのは1/4くらいで、残りは小分けして冷凍庫へ。
おやつストックが豊富でうれしい限りです。

「ストックにしなくても、ボクがおちからになりますのに。。。」
う~ん。。。そりゃにらにも食べさせてやりたいとは思うけど。。。
でもやっぱりロブションを犬にくれてやるのは、人としていけないことだと思うので、戦力外通告です。
お気持ちだけいただくことにしておきます。
にらさんには、王冠をさしあげましょう。
我が家の王様の座をおゆずりしますわ。

「いらんわ、そんなもの。腹のたしになりません」
あら、そう?
残念ね、よくお似合いなのに。(^^)

「もんちゃん、次はボクも食べられるお土産を所望します」
うちの王様がこう申しておりますよ。
また美味しいものを買ってきてね~
*  *  *
昼間も寒かったけど、夜になってさらに冷えこんでまいりました。
各地で明日は雪の予報が出ています。
みなさま、じゅうぶんお気をつけてくださいね。


また~りと。。。

2014-07-09 10:12:01 | つれづれ
沖縄のみなさん、イイコにしてますか?
台風がいなくなるまで、がまんですよ~
ブラジルがまさかの大敗。。。日本には危険な台風。
どちらもこまったものです。

「一緒にしないでほしいんですケド」
そうですか、そうですね。
たしかに、あまりにも無責任な発言でした。
生きてれば、自分の力ではどうしようもないことってたくさんあります。
じっと我慢して、通りすぎるのを待つのも大切なことです。

「台風はわかりますけど、ブラジルの場合、何が通りすぎるんです?」
う~ん、国民の落胆とか怒りや悲しみの嵐でしょうか。

「いつか過ぎていくのでしょうか?」
そりゃそうです。
そんなものを抱えたまま、長く過ごせるはずはありません。
そんなものに長い間こだわっていられるほど、ヒトは暇ではないのです。
悲しみや怒りの質にもよるけれど、どんなに激しい感情も、少しづつおさまっていくものなのです。
時間が癒してくれるのです。
台風一過の青空のように、カラッと晴れるのは難しいかもしれないけどね。

「そうですか、そんなものですか。ならば、ボクはこれからやってくる台風が行ってしまうまで、じっと待つことにしましょうか。。。」
静かなること山のごとし!
らーちゃんも年をとって寝てばっかりだから、じっとしてるのは苦にならないよね。
年をとって良いこともあるね。

「年寄りで、悪うござんした。。。zzz。。。」


おかあさん、ありがとう

2014-05-12 21:53:20 | つれづれ

「にらですよ。。。ここでおばあちゃんにお別れしてますよ」
先月末、義母が急逝し、GWのほとんどを田舎で過ごしました。
睡眠中に訪れた静かな旅立ち。
あまりにもあっけない別れに家族は大慌てでしたが、その安らかさは、周囲を安堵させるものでした。

「ここは淋しいところです」
斎場での葬儀には車中で立ち会ったにらです。

10歳にして3度目の火葬場。。。
めぐり合わせとはいえ、こんなわんこは珍しいのでは。。。?
(連れていく飼い主が珍しいんだと思うけど)

「おばあちゃんとは仲良しでしたから!」
にらはおばあちゃんにかわいがられて、田舎が大好きでした。
よくおやつをもらったね。

「元気に歩けているかしら?」
晩年はパーキンソン病を患っていました。
思うように動かない手足に辛い思いをしましたが、それでも自宅で穏やかに暮らしていましたから、まだまだ長生きしてくれると思っていました。
出来損ないの気の利かない嫁に、言いたい文句もたくさんあったでしょうに、小言一つ言われたことがありません。
いつも、何をしても喜んでくれました。
私にはとても優しい義母でした。
ちゃんとお礼もさようならも言えなかったけど、去り際の潔さ、あやかりたいなぁ。

「さようならじゃないんです」
そうだね、笑って「行ってらっしゃい!」と言いたいね。

「そしてコイツがやってきました。。。」
にらに子分が出来ました。
義姉の家のわんこ、イタグレのグリージオです。
今週、1歳になったばかりです。
葬儀のときはシッターさんに預けられていたので、2代目葬儀犬デビューはありませんでした。(^^)
同じ屋根の下に何日も寝泊りして、にらも少しは若返ったのではないかな?

「田舎は好きだけど、コイツは迷惑です」
「らーちゃん、遊ぼ!」(グリ)
ワカモノの元気さがうっとおしいようでした。
この犬種のすばしっこさも、にらには対処不能のようでした。
中学生の甥っ子もいたし、いつもの田舎の家の雰囲気とは違っていました。
出入りする親戚も多く、にらには落ち着かない日々だったようです。
それも仕方がないけどね。

「これ、少しじっとしていなさい!」
それは出来ない相談よ~。
帰京して、グリは聞き分けのないワンになってしまったそうな。。。
初めてのお泊りだったし、私達に甘やかされて、しつけを忘れてしまったのかも。
まぁ、じきに元に戻るでしょうけどね。
85歳の義父は人生初の一人暮らしのスタートとなりました。
心配は多々ありますが、前に進むしかありません。
こちらも出来る限りのサポートをするつもり。。。
昨日の日曜日、はじめて4日間ひとりきりで過ごした義父宅を訪れましたが、とりあえずのんびり気ままにやってるようでした。
先のことはわからないし、なるようになるでしょう。

折しも母の日、仏前に供えました。
実母はすでになく、義母も逝ってしまった。
来年は花を贈る相手が居なくなってしまいました。。。
おかあさん、ありがとう。