つり橋を渡って

駐車場に車をとめて、木立の中を歩きます。

「ここがいりぐちですよ」
塔のへつりにやってきました。
へつりは漢字で書くと「岪」(山冠に、弗と書く）
「へつり」 とは会津方言で、川に迫った険しい断崖のことだそうです。
長い年月の侵食・風化によって形成された断崖絶壁です。
にらの背後に一部写ってます。

階段を降りて行くと、こんな景色が目の前に。

「そこの重いヒトは、後からわたってくださいね！」
つり橋は重量制限があります。（30人制限ですよ、私が一緒に歩いても落ちやしませんよ！）
結構揺れて、スリルがありました。

断崖の一部が遊歩道になっているのですが、危険なため立ち入り禁止です。

「ボクを、おっことさないでくださいよ！」
手すりもないし足場も悪いので、抱っこで移動。

「モンちゃんが上って行っちゃいましたよ、だいじょぶかしら」
階段の上には虚空蔵菩薩のお堂があります。
私はにらと一緒にパスです。

すれ違いがやっとの狭い歩道。。。見てるだけでこわい。
おデートの若いカポー、ヒールの高いサンダルを履いた女の子の足元がコケそうで、見てる私がハラハラしちゃいました。

「きゃー、ボクをおとさないでね～！」
『あの赤い鉄橋を走る会津鉄道に乗って、こちら側を見たことがあるぞ！』
ドヤ顔で語るモンキチ。。。鉄っちゃんぶりを発揮。
そこは威張るとこなのかい？
この頃にはすっかり晴れて暑くなったうえに、ぎしぎし揺れるつり橋に冷や汗をかいた私は、茶店の前を素通りできませんでした。。。

氷コーラとところてん
お味噌汁は無料サービスでいただきました。
美味しゅうございました。

「東北の旅はこれでおしまいです！」
と言いたいところですが、帰りがけ、もう一箇所立ち寄りました。

「ムックじゃないですよーだ」
那須平成の森です。
皇室の那須御用邸の一部を公園として解放した場所です。
案の定、わんこＮＧでした・・・残念。
ここは観光客が多くバスもたくさんとまってました。
『ムックの犬だ！　かわいい～！』と言ってもらいましたよ。
まだまだムックは健在でした。

以上、にら家の夏休み、秋を感じる福島旅行でした。
東北復興への想いをこめて。。。
長々お付き合い、ありがとうございました。
＊　おまけ　その１

帰路の東北自動車道で、ぴちょん君号を見ました。
かわいかったぞ。
＊　おまけ　その２

お土産の一部です。
お酒と地ビールとラーメン。。。
右の２本のゴールドラベルは『平成の森』と『愛』
愛子様の愛かな？
他にもあったんですが、この時点ですでに飲んでしまいました。
おそまつ。

おしまい

昔の暮らしに思いを馳せる

「にらですよ。。。ド田舎に来てますよ」
あはは、ど田舎じゃないよ。
今や日本中、どんな田舎に行ってもこんな景色はないよ。
ここは福島県の大内宿です。
江戸時代の宿場町を復元して観光地化したところです。
道路舗装をはがし無電線化したり、屋根を萱葺きにしたり、いろいろ手がかかってるんだよ。
映画村のような作り物っぽい家並だけど、ここの建物は全て現役、生活している民家です。

このすすきに似た長いのが、屋根にふく萱ですって。
もう秋なんだなぁ～

民家はそれぞれ、土産物を売ったり食堂や民宿を営んでます。

震災前にはなかった商品も。

良い匂いにつられてフラフラと。。。

これぞ屋上緑化

「おなかすいた。。。」
立派な蔵と、とぼとぼ歩く黒わんこ。
その歩き方、じいさんっぽいぞ～

「オバケ屋敷だぞ～！」
本陣跡を再建した『大内宿町並み展示館』
わんこＮＧなので、モンキチだけ見学してきました。
にらと玄関先に座って待ってるときにやってきた家族連れ、小学生のお兄ちゃんが、幼少の妹に向かって『ここはオバケ屋敷だぞ！』って言ったら、素直な妹ちゃんは信じてしまい『怖い～』と大泣き。
なだめきれずに、お母さんと外で待つハメに。。。
悪い兄ちゃんでした。ほのぼの。

「いちばん奥まできました」
駐車場のある方面から歩くと、どんづまりに子安観音堂があります。
急な階段を上るのですが、横道に迂回路の緩やかな坂道があります。
そちらを歩きました。

道端のお稲荷さん、お賽銭が山盛り。
きっと私よりもお金持ち（笑）

上から眺める大内宿。
平成の今、ちょっと嘘っぽい景色。
遠くの山の上の鉄塔が残念。

お蕎麦屋さんの縁側で、ちょっと早いお昼ご飯です。

「ここでも客寄せです！」
らーちゃんパワー絶大でした！
もっとも、お昼のかきいれ時だったから、らーちゃんパンダがいなくてもお客さんは増えただろうけどね。（笑）

火鉢にガラスでふたをしたテーブル

名物のねぎそばです。

ねぎを使って食べるのが正当な食べ方。（切るとかきざむとかってのが、縁起が悪いからこうなったんだって）
ねぎはかじって薬味にもします。
私は早々にギブアップして、お箸でいただきました。

チャレンジャーモンキチは最後までがんばりました。

素浪人は仕官したいのかな？

「ボクはおとなしく待つ係りです」
わんこはねぎは食べられませんからね。

のんびりおそばを食べてたら、だんだんと空が晴れてきました！

「晴れれば暑い！」
まだ８月だもんね～　夏の日差しがまぶしいです。
水路の水は冷たくて気持ちよかったです。

エゴマを使ったじゅうねん味噌も名物です。
十年食べると十年若返るって言われてるんだって。
私ったら、十年若返ると、15歳だわ、どうしましょ！

「ボクも10年若返らなくちゃ！」
らーちゃんの場合、10年前は、お母さんも生まれてないんじゃない？

酒屋さんの店先にも、お金持ちのかえるちゃんがいました！
この村には、賽銭どろぼうはいないらしい。

「面白かったですね！」
うん、面白かった！
江戸時代にタイムスリップした感じ。
だけど、ここは、普通に生活してる人がいるってところがポイントだよね。
こんなところで暮らしたら、私でも善人になれる気がします。
田舎の幻想かしら。。。？

「さいせんどろぼうをたくらんでるヒトは、善人になんかなれません！」
あはは、やっぱそう思う～？

レジーナの森にて

今回の宿泊地は福島県の羽鳥湖高原レジーナの森です。

いろんなお友達のブログで見て、行ってみたかったのです。
ゴールデンウィークは満室でアウトでした。
今回は予約できました。
残念ながら到着してからチェックアウトまで、ず～っと雨。

ドッグランもドッグウォークもどろどろ。。。

「こんなキテレツな建物がお部屋です」
ピンク色のドームコテージ、なんじゃこりゃって感じ、ラブリ〜。

室内は案外広々、ゆったり過ごせました。



食事は湖畔のレストランにて。
わんこは備え付けのカートに乗るのがルールです。
写真はないけど、温泉施設が充実していて、とてもよかったです。

翌朝は霧雨になってたので、湖畔を散歩しました。

「涼しいです」
高原の朝は肌寒かった。
背後に写ってるのがレストランです。

晴れてたらカナディアンカヌーに乗りたかったのに、残念！

「雨でヨカッタ～！」
カヌーはにらにとってはイジメに近いかもね。（笑）

「良いところですね」
浮世を忘れるね～
レジーナドッグクラブってのに、入会してみました。（登録は無料です）
次回からの宿泊料や、別荘購入時にも割引になるそうです。

「別荘。。。購入するんですか？」
気持ちはあるんだけどね～　気持ちしかないからね〜！
温泉は魅力だから、また泊りには来たいね。

「わんこの温泉ってのもあるんです」
お風呂嫌いのにらだから、いれませんでした。
もしかして、ドッグスパ体験すればお風呂好きになったかなぁ。。。

「おふろはごめんこうむります」
でも、朝露でぐっしょりのその顔を見ると、温泉でリフレッシュさせてあげればよかったと思っちゃうよ。
この次は温泉に入ろうかね。

「温泉はいらないけど、別荘ならあってもいいかも！」
そうねぇ。。。地震が収まったら、考えてみましょうね～（考えるだけ）
滞在中、何回か地震を感じました。
やっぱ東京よりも頻繁だなぁ。。。
早く収束に向かってほしいですね。
つづきます

寄り道しながら

「にらですよ。車に乗って遠いところに来ましたよ」
出発日は朝から雨が降っていました。
東京の雨は昼ごろまで、目的地の雨の予報は一日中。。。

本当は早起きして裏磐梯まで足を伸ばし、猪苗代湖や五色沼を散策するつもりでしたが、雨ではそれもかなわないし。。。
他に、雨でもできることも行ける所も思いつかなかったので、一日目はただの移動日にすることに決定。
早起きもせず、出発したのは11時を過ぎてました。
途中東北自動車道の羽生PAで、昼ごはんは佐世保バーガーでした。（本当は佐野まで行ってラーメンの予定でしたが、途中でくじけました）
天気予報は雨だし、高速道路は雨80キロ規制が出てましたが、出発が遅かったのが幸いしてちょうど雨の後を追いかける形になり、ほとんどワイパーも使わずに走れました。
せっかく雨も上がってることだし、早く着いても仕方ない。
手前の那須ICで高速を降り、ちょっと寄り道しましたよ。

「看板につながれてるけど、看板犬ではありません！」
去年の那須旅行で寄れなかったbee＋beeで、新しいカラーとリードを購入しました。
お土産第一号はらーすけグッズ。

「薪が積まれてました」
早くも冬支度が始まってるのかな。
前日の東京も涼しかったけど、この日は悪天候もあって、那須は肌寒いくらいでした。

「まさに避暑地です」
まだ８月なのにね。
にらにも笑顔はありません。

「ここでは客寄せパンダになってます！」
せっかくだから、お茶していこうと、Borageに寄りました。
平日のティータイム、お客は私たちだけだったのに、その後は続々と（って言っても３組だけど）入店。
にらちゃんパンダの威力は絶大でした。（笑）

大きなガラス窓から緑を眺められるアンティークな店内。
ここでは時間の流れが緩やかです。

「お店の宣伝はいいから、ボクも何か食べるものください！」
私はロケーションにひたってたのに、現実的な奴じゃのう。
わんこメニューはないので、持参のおやつをさしあげましょう。

私はプチチーズケーキつきのハーブティーで小腹を満たし、モンキチはダブルベリージュースでビタミンを補給しました。

「ボクはどかんとカロリーを摂取したいです！」
車に乗って寝てただけのらーちゃんが、どかんとカロリー摂取したら土管になっちゃいます。
危険です、却下。
＊　＊　＊
那須から白河までは一般道で向かうつもりでしたが、私もモンキチもスマートICを利用したことがないって話から、路線変更して再度高速に乗ることに。
那須高原スマートICから白河中央スマートICへ、15.9キロメートル（平日昼間割引で400円）でした。
便利でよろしい。
＊　＊　＊
目的地羽鳥湖方面は、やはり雨でした。
ここでちょっと脱線。
大昔、結婚して間もない頃に、相方の友達連中と一緒にスキーに来て以来の羽鳥湖高原でした。
当時宿泊したペンション・チキチキバンバン。
誰が選んだのか忘れたけど、なんだそのださい名前は～！もっと洒落た宿がいい～って騒いだものです。
でも、かっこ悪すぎて20年近くたっても名前だけは覚えてました。
この辺だったっけって車で通ってみたら

ありましたよ、チキチキ・バンバン！
変遷の激しいペンション業界、とっくにつぶれてると思ってたのに～

現在はアパートに業態変更してましたが、名前は残ってました。（色もこんなだった気がする）
多分、オーナーさんは以前のままなのでしょう。
オーナーチェンジしてたら、チキバンアパートなんて名前にしないよね～かっこ悪いもん。（笑）
車中、ほっこり盛り上がりました。
つづきます

ちょっと遠くへ行きました

「にらですよ。。。車でＧｏ！」
月・火曜日　１泊２日で福島県の温泉に行ってきました。
残念ながら好天には恵まれず。。。
計画変更を余儀なくされましたが、楽しんでまいりまいしたよ。

「忠臣蔵ですよ！」
昨日、携帯電話からの投稿で、にらが討ち入りを気取ってたのは、下郷の大内宿という、昔の宿場町を再現した地域からでした。

桔梗の花が咲いていて、東北はすっかり秋の風情。。。

「あっちっち～です！」
だんだんと雲が切れてきて。。。帰る頃には夏が戻ってきたのでした！
写真を整理しながら、少しずつ旅行記アップします。

元禄？

大内にらの助でござる！

皆のもの、討ち入りでござるよ！