♪あ~、くじゅうくりはまぁ~♪♪
ここはひとつ松海岸、九十九里の最南端(一宮海岸)のちょっと手前くらいのところです。
夏場は海水浴客でにぎわう浜辺も、まばらに波乗り客がいるくらいでした。
「オットセイが、ながれついてきてるんですね!」
ちがうよ、らーちゃん。
海の中の黒い点々は、波乗りの人たちが波を待ってるんですよ。
あの中に『自称プロサーファー』もいるかしらね!
「たいへん!クスリはやめなさいね~!」
大丈夫、ほとんどの人は、イイ人だから!
こちらは九十九里から海沿いを南下すること約20㎞、御宿町の月の砂漠海岸です。
晩年を御宿で過した詩人の加藤まさをが、ここの美しい砂浜を見て作詞したのが、童謡『月の砂漠』ですって。
浜辺には記念碑と王子と姫の像があります。
観光客、意外に多し!
「王子さま、こんにちは! ボクも王子です!」
小心者らーすけは、このラクダを怖がってました(笑)
「べつに・・・こわくなんか、ありませんけどね・・・」
そぅお? 腰が引けてたけど?
「・・・ボクもお姫さまといっしょだったらいいのになって・・・」
え~、私が一緒で、すごくいいじゃないの~!
。。。見解の相違があるようです。。。
私の両親は共に東京の生まれのようですが、その親の世代となると出身は様々です。
父の父親(私の祖父)は、実はこの御宿の隣町の勝浦の出身で、父の母親(私の祖母)は、笠森観音のある長南町の出身なのです。
なので私の中には、房総の血が、かなり濃く流れているのです。
この旅は、私の根っこの旅って感じかな~
さてさて、今回の目的地は南房総の千倉町です。
海沿いに走っていけば、すぐに着くだろうとタカをくくっていましたが、行けども行けどもたどりつかない・・・
御宿からはノンストップで移動しましたが、約50㎞がこんなに遠いなんて!
高速道路ならあっという間なのに~
予想していた以上の長時間ドライブになりました。
・・・たいしたことないじゃ~ん!って声が聞こえてきそうだけど・・・
ひ弱なにら家的には、あっぷあっぷでしたよ。
「みっともないですよ!」
まったく・・・泣き言言ってる自分が情けないっす・・・
でも泣き言ついでに言っちゃうと・・・
今回、やたらと階段や坂道を歩いたので、なかなかハードな筋肉痛になりました。
日ごろの鍛錬の成果はどこに・・・?
そしてやっとこさたどり着いた千倉町の、こちらは
高家神社です。
*リンクには〔たかいえじんじゃ〕とありますが、神社のパンフレットには〔たかべじんじゃ〕と書いてあります。
後者が正式な読み方のようです。
ここの参拝は、今回の旅の目的のひとつでした。
なんでも、日本で唯一の料理祖神を祭る神社なんですって。
絵馬には料理の腕前の向上を祈願したものがたくさん。
私はといえば・・・いいの、これ以上、あがる腕はないのだ!
包丁塚もありました。
この前週の23日に、包丁式なるものが催されたようです。
知らなかったけど、ここでも逃した感あり・・・
こんな音頭碑があるのもご愛嬌。
たかべ音頭だって・・・こういうセンスって、日本ですよね~
スイッチを押すと歌が流れてきましたよ。
とりあえず押してきたけど、ちゃんと聴いてこなかった(笑)
目の前が海ですよ。
わんこ連れ専用のお宿なので、ドッグラン(お庭と室内)があります。
そして、人間は温泉に入れます。(千葉県ですから、沸かし湯ですけどね)
「もうボク、はらぺこぱーです」
レストランでは、らーすけもテーブルに着いて、ヨイコにできました。
お料理(一部撮り忘れあり)は多すぎず少なすぎず、ちょうど良い分量でございました。
「ボクも主役の、はしくれでした」
予約のときに、うちの子記念日旅行だと伝えてあったので、余分にデザートをいただきましたよ。
飼い主用
手前がワンコ用です。
この日は満室でしたが、宿泊客のおよそ半分の組が、なんらかの記念日だったようで、あちこちでスイーツセレモニーがありました。
特に証明するものも必要ない、申告オンリーなので、言ったもの勝ちでしたね。
逆に、もらえなかった方々に申し訳ない感ありです。
「ごちそうさまでした!」
ひげにごはんつぶをつけて、給仕のお姉さんに笑われたらーすけでした。
「よっぱらいは、お風呂にはいっちゃ、いけませんよ!」
ハイハイ、わかっちゃおりますが、温泉ですから、入るでしょう~
到着してすぐに温泉、寝る前に温泉、朝起きて温泉の、3風呂はお約束です。
「ボクはひとあしおさきに、おやすみです・・・」
こちらのお部屋は・・・驚愕の狭さで、居場所がなくて・・・
お世辞にもくつろげるとは言えない感じでしたので、早々に就寝してしまいましたよ。
ドライブ、くたびれたね~!
【続く】