津軽一の宮【岩木山神社】
青森県弘前市大字百沢寺沢27
東北自動車道・大鰐弘前ICより車で40分ほど。津軽富士と言われる火山・岩木山の裾麓にある神社。
【御祭神】
宇都志国玉(うつしくにたま)命
多都比毘売(たつひびめ)命
宇賀能売(うかのめ)命などをまつる。パワースポット。
780年、桓武天皇の時代の征夷大将軍坂上田村麻呂の創建とされる。
多都比毘売は端津姫(タギツ姫)のことで、宗像三女神の一柱。海の女神。
海の神様が山に祭られているという神社はあるが、
タギリ姫、タギツ姫、イチキシマ姫、の三女神のうち
タギツ姫だけが、山に祭られているというのは珍しいかもしれない。
たいがいイチキシマ姫が、弁財天として単独で祭られているか、
タギリ姫が大国主命と夫婦神として祭られていることが多い。
そして、この神社の狛犬は全国に比類なき狛犬の名所
上向きは金運
下向きは恋愛運
とのこと。皆さん、狛犬を撫でたり、狛犬と写メしている。
手水舎が楼門の横の奥にあり、うっかり気づかずにくぐってしまう。
拝殿
出雲大社の様なうねりを感じる存在感のある注連縄。
隣接する摂社は三社。右側の岩木山登山道入口の先に池があり、白雲大龍神神社が祭られる。
【白雲大龍神神社】
岩木山神社の右側にある多都比毘売(たつひびめ)の荒魂を祭る神社。
【稲荷神社】
【出雲神社】
本殿で大国主を祭りながら、わざわざ別に出雲神社(大国主)を祭っているというのも妙。
本殿の御祭神の宇都志国玉(うつしくにたま)は、大国主大神の別称。
・・・と、されてるが、ここへ来ると
どうもアラハバキの様な気もする。
宇賀能売(うかのめ)命は、水の神様で伊勢神宮の豊受大神の分神の様だが、
こちらは瀬織津姫かもしれない。
◇◇◇◇◇
大和朝廷から父と共に東北に侵攻した坂上田村麻呂は、東北の蝦夷族の雄・アテルイ酋長と激突。
制圧後、岩木山に神社を創建した。
アテルイは東北の神アラハバキを信仰していた。
【アラハバキ】は、日本の古い神様で謎が深く、書こうとするときりがないが、
出雲の蛇神信仰と鉄の民とも繋がる。
(鉄の民=もののけ姫参照)
後から日本列島に侵攻してきた勢力に追われアラハバキは東北へ逃れていったが、
国津神となり東北の神と早い段階で習合したらしい。
後から乗り込んできた征服者は元々あった神社の神を門客神にし、新たな神を祭ったりするが、
坂上田村麻呂の創建以前は、もしかすると別の神が祭られていたのかもしれない。
出雲時代からの古えの歴史を不思議に感じるパワースポット。
青森県弘前市大字百沢寺沢27
東北自動車道・大鰐弘前ICより車で40分ほど。津軽富士と言われる火山・岩木山の裾麓にある神社。
【御祭神】
宇都志国玉(うつしくにたま)命
多都比毘売(たつひびめ)命
宇賀能売(うかのめ)命などをまつる。パワースポット。
780年、桓武天皇の時代の征夷大将軍坂上田村麻呂の創建とされる。
多都比毘売は端津姫(タギツ姫)のことで、宗像三女神の一柱。海の女神。
海の神様が山に祭られているという神社はあるが、
タギリ姫、タギツ姫、イチキシマ姫、の三女神のうち
タギツ姫だけが、山に祭られているというのは珍しいかもしれない。
たいがいイチキシマ姫が、弁財天として単独で祭られているか、
タギリ姫が大国主命と夫婦神として祭られていることが多い。
そして、この神社の狛犬は全国に比類なき狛犬の名所
上向きは金運
下向きは恋愛運
とのこと。皆さん、狛犬を撫でたり、狛犬と写メしている。
手水舎が楼門の横の奥にあり、うっかり気づかずにくぐってしまう。
拝殿
出雲大社の様なうねりを感じる存在感のある注連縄。
隣接する摂社は三社。右側の岩木山登山道入口の先に池があり、白雲大龍神神社が祭られる。
【白雲大龍神神社】
岩木山神社の右側にある多都比毘売(たつひびめ)の荒魂を祭る神社。
【稲荷神社】
【出雲神社】
本殿で大国主を祭りながら、わざわざ別に出雲神社(大国主)を祭っているというのも妙。
本殿の御祭神の宇都志国玉(うつしくにたま)は、大国主大神の別称。
・・・と、されてるが、ここへ来ると
どうもアラハバキの様な気もする。
宇賀能売(うかのめ)命は、水の神様で伊勢神宮の豊受大神の分神の様だが、
こちらは瀬織津姫かもしれない。
◇◇◇◇◇
大和朝廷から父と共に東北に侵攻した坂上田村麻呂は、東北の蝦夷族の雄・アテルイ酋長と激突。
制圧後、岩木山に神社を創建した。
アテルイは東北の神アラハバキを信仰していた。
【アラハバキ】は、日本の古い神様で謎が深く、書こうとするときりがないが、
出雲の蛇神信仰と鉄の民とも繋がる。
(鉄の民=もののけ姫参照)
後から日本列島に侵攻してきた勢力に追われアラハバキは東北へ逃れていったが、
国津神となり東北の神と早い段階で習合したらしい。
後から乗り込んできた征服者は元々あった神社の神を門客神にし、新たな神を祭ったりするが、
坂上田村麻呂の創建以前は、もしかすると別の神が祭られていたのかもしれない。
出雲時代からの古えの歴史を不思議に感じるパワースポット。