大阪市西区の町中に忽然と鎮座している小さな神社。
【御祭神】天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神
総称して「サムハラ」とのこと。
この三神は、八百万の神々とは別柱で、天之御中主神は神道における唯一の創造主とされている。
聖書でいういわゆる創造主である、天の御中にまします主(エホバ)と同じよ〜な響きがある。洋の東西は違っても、創造主は天の中の唯一の存在なのだろうか。
サムハラ神社の指輪は、お守りの御利益があるということで有名で、入荷と共に完売してしまい、常に入荷待ちの状態らしい。月に一度か二度しか入荷せず、たまたま参拝した日がその入荷の日だった。(もちろん売り切れた後)
「サムハラ」とは身を守る言霊のようなもので、その言葉自体が護符となるようだ。
サムハラはサンスクリット語の「シャンバラ」ではないかとの説があるようですが、ふと神奈川県の「サガミハラ」や「サムカワ」を連想します。作家の金達寿によると「サム」とは、古朝鮮語で、「私達の家」を指すそうで、朝鮮半島かの渡来人によって開拓されてきた関東にはそうした由来の地名が多く残っているらしいです。
しかし、この 「サムハラ」 とは、古代日本語であるカタムナカタであるとのこと。
まだ万葉仮名よりも以前、ホツマツタエの時代よりもまだ遡る言語で、遙か昔しから日本列島に存在していた言葉。奥院が岡山県津山市にあり、豊臣秀吉の家臣が「サムハラ」と書かれた石碑を発見し、その神字を書き写して戦に臨んだところ矢や鉄砲が当たらなかったことから広まったとのこと。
時の彼方から伝わってくるような長大なエネルギーを感じる。