百合が原公園には2018年と2020年には1回づつ行ったことがあった
2024年は5/11~11/26の約半年 高山植物は21回も観てきました。
和名が付いた花だけでも120種にもなったので、まとめでは端折って行きます。
高山植物と山野草は緑のセンターの左にある「ロックガーデン」へ入ります


入口左右にある花壇から観て廻ります
※今年の初訪問5/11にはすでに開花していた花があります
「ミヤマキンバイ」 5/11~11/16 6月に花が無くなったが再び開花し雪が降るまで咲いていた

「ソウウンナズナ」 5/11~5/19 大雪、層雲峡で知られる

「スズラン」 5/19~5/26 野生は少ない

「エゾマルバシモツケ」 5/19~6/19

「レブンウスユキソウ」 5/19~8/2 ウスユキソウはエーデルワイスの一種で礼文島に咲くのがレブンウスユキソウ

「千島ウスユキソウ」 5/26~8/2 ウスユキソウは長く咲いていた

「コケモモ」 6/19 お馴染みの高山植物

「タカネマツムシソウ」 6/19 北海道の固有種「エゾマツムシソウ」は夏に咲く

「ツルコケモモ」 7/3~7/18 雨竜湿原など高層湿原に咲く

「ネジバナ」 8/2~8/10 ラン科の山野草で見たままの名 比較的どこでも見られる

「ツガルミセバヤ」「エゾミセバヤ」 8/2~10/14 山地の岩場に咲く


ここには超貴重種の「ヒダカソウ」の名札があったが、芽も観ることは無かった
日高のアポイ岳で有名だが今は登山者も観れることは稀だろう
見つかればまず盗掘されると言われる。

岩場に行く前に奥の花壇を見る
春先はチューリップが植えられており、柵には秋にクレマチスが咲く
「コウライウスユキソウ」 5/11~8/2 名前から朝鮮半島のウスユキソウだろう

「シコタンソウ」 5/26~6/19 高山の岩場に咲く 札幌では定山渓天狗岳に咲く

広場の一番奥には海浜植物の花壇がある 高山植物ではないが石狩の浜に咲く花が多い
「ハマエンドウ」 5/26~7/3

「ハマボウフウ」 6/12~7/3

「エゾフウロ」 6/19~9/29 長く咲いた

「エゾカワラナデシコ」 7/3~8/18

「コハマギク」 9/29~10/20 秋の花

岩場のロックガーデンへ 少し小高くなっているので軽い運動のつもりで鑑賞が出来る
「トチナイソウ(確認中)」 5/11~6/4 花弁が1枚足りない?
「栃内」は発見者の名前 ほぼ北海道の限られた入山禁止の場所にしかない貴重種

「チョウノスケソウ」 5/11~6/19
「須川長之助」氏が最初に採取したため名がつけられた 限られた高山にあり北海道では表大雪が有名

「チングルマ」 5/11~5/19 群生する高山植物でお馴染み

「ミヤマオダマキ」 5/11~6/19 園芸種はよく見るが野生は「花の山」に多く咲く

「エゾグンナイフウロ」 5/19~6/4 フウロは区別が難しい この花は定山渓天狗岳でしか見たことはない

「エゾルリソウ(白花)」 5/19~6/12 エゾルリソウもどこの山でも観れる花ではない 出来れば瑠璃色が観たかった

「チシマキンバイ」 5/19~6/4 お馴染みの高山植物

「薄黄チョウノスケソウ」 5/19~5/26 初見だった

「ウラジロヨウラクツツジ」 5/26~6/19

「トカチフウロ」 5/26~6/4 フウロ種で花弁の色が淡いのがトカチフウロ

「アカモノ」 5/26~6/4 コケモモに似た花弁

「エゾツツジ」 5/26~6/4 華やかな花

「キンロバイ」 6/4~9/29 三か月以上咲いてくれた

「光岳キリンソウ」 6/12~9/29 南アルプスの光岳のキリンソウは草丈が極端に低い

「エーデルワイス」 6/19~7/18 ヨーロッパアルプスや歌で有名なエーデルワイス 日本種ではウスユキソウ属をエーデルワイスと呼ぶことが多い

「ネムロコザクラ」 6/19~7/3 ロックガーデンに後から植えられた 別名ユキワリコザクラ

「ヤナギラン」 7/3~8/2 花の色と背の高い花で目立つ

「タチギボウシ」 7/12~7/18 丈の長い夏の花

「ギンバイソウ」 7/12 夏に梅のような白い花が咲く

「アポイギキョウ」 7/12~9/29 青花と白花あり 名前はアポイ岳に因む

「リシリヒナゲシ」 7/18、9/10~9/29 日本固有種で、日本で唯一自生するケシの種類 利尻岳に自生する

「ヒダカミセバヤ」 9/21~10/14 日高地方の海岸岩場に自生する 山に登ったのが「アポイミセバヤ」と言われる

「コマクサ」 10/14 後から植えられた 高山植物の女王と言われる

ロックガーデンには池があり、廻りには湿地を好む植物がある
「エゾノリュウキンカ」 5/11~6/4 北海道では最も早い時期に咲く水辺の花

「クリンソウ」 5/19~6/4 自生しているのは派手なピンク色をよく見る

「オオサクラソウ」 5/25~6/4 茎に毛があればエゾオオサクラソウで日高地方に多い

「スイレン」 7/3~9/10 池の上に綺麗な葉が咲く

「サギソウ」 9/4~9/10 百合が原公園では咲けばHPで告知される人気の花

残りはロックガーデンの岩場の丘から裏側の斜面に咲く花
鬱蒼とした感があるが貴重種がある
「ヤマシャクヤク」 5/11~5/19 自生は札幌市内でも見ることが出来る

「オオバナノエンレイソウ」 5/11~5/19 六花亭の包装でお馴染み

「シラネアオイ」 5/11 人気の高山植物

「クマガイソウ」 5/19~6/4 自生の花を見るのは難しく貴重だ

「桃色バイカイカリソウ」 5/19~5/26 北海道には自生はないようだ

「レンゲショウマ」 8/18~10/6 咲けばHPや園内で告知される人気の花

「モイワシャジン」 8/25~9/29 モイワは札幌の藻岩山のことで、基準標本がその藻岩山で採集された個体であることから。

「サラシナショウマ」 9/4~9/21

「キレンゲショウマ」 9/21~9/29 レンゲショウマ同様に咲けば告知される花

「ホトトギス」 10/6~10/20 全国に分布している 「ホトトギス」は日本固有種である

以前ここにはラン科の貴重種「アツモリソウ」が咲いていた
5/11の時点では名札があって期待したのだが、いつしか名札は外されて
花は咲かなかった だがこれで良いと思う 「ヒダカソウ」「キタダケソウ」なども
以前からここに植えるのは人目が届きにくく盗掘の恐れがあると思ったからだ。
札幌では有料だが「北大植物園」で観ることが出来るのと
「ある山」のどこかに自生している。

※2018年6月撮影
また礼文島に自生する「レブンソウ」も枝葉までで花は咲かなかった

※2018年6月撮影
自然の姿で植物を観てもらいたいというのは良く分かるし、ありがたい話だ
だが、貴重種に関しては園内の一般立入禁止地区での管理のほうが良いと思う
高山植物には自然の気候、気温などが必要だとはわかるが・・・ 難しい問題だ。
次回は「バラ」もまとめてみます