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北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

オダッシュ山 (132山目)

2022年02月11日 11時10分54秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2015/7/5

山名:オダッシュ山
標高:1,097m
場所:十勝
コース:安田川コース
標高差:728m

ガイド標準時間:登り2時間20分 下り1時間20分 計3時間40分
ガイド評点:45点 初級

札幌発:4:50
登山口着:7:45
出発:8:05
山頂:10:05
所要時間:2:00
駐車場着:12:35
登山時間:4:35


新得町の「オダッシュ山」に登って来ました。
当日の天気予報は午前から昼まで晴れ
さーどうなるか・・・

高速で清水町からオダッシュ山を見るとくっきり青空!

しかし平地に降りると濃霧でくもり・・・
そのまま登山口に向かう。


目印は国道38号線の新得町内で信号のある交差点(左にセブンイレブン)を
左折し山へ一直線。
途中の畜産試験場横を通るとダートになるが道は走りやすいね

そのままいくとJR根室線の陸橋をくぐる手前にゲートがあり
ここはカギがないので自分で開けて進む。

T字で右への標識。

 

そしてすぐに左折。

看板はあるけど夏は草の陰で見えずらい
その後は道なりで右に高速と登山ポストを見ると到着です。

先行車は2台だった。

 

相変わらずどんよりとした濃霧の中を8時出発。
まずは高速の下をくぐる。

 

高速を右に並走しながら歩いていくと標識があり山に入る。
少しの間は川沿いに山へ向かう。

 

出発から10分ほどで最後の水場。
ここを過ぎてから登りが始まるよ。

 

少し登りもきつくなったところで笹薮な中にコケイランを発見
もうすぐ終わりな感じだな~

 

登り始めて25分

やっと樹林帯がいっときなくなり下界が見えた!
でもガスだよな~~

 

登山道はこのあとも土道でたまに木の根に気をつけるくらいで
登りやすい。

ただ濡れるとすべりやすくなるのもやむを得ず
傾斜のきついところはロープがあった。

そして白樺平に到着
ここは立ったまま小休止。

 

さあここから急登が始まる

写真ではあまり感じないが結構な傾斜が続くから
勢いをつけるためしっかり休む。

 

急登といっても他の日高の山のほうが困難だが。

私的にはステップが踏める石道のほうが好きなので
平坦部では非常に気持ちのよい土道も急登ではちとツライ。

 

下界方面を見てみるがご覧のとおりの濃霧で・・・涙

しかも霧雨程度だが一瞬ポツポツと
だが、もっと登れば突き抜けるはずだとファイトが沸く。

 

休み休みで登りきると
実にいい感じの道に出る

ミズナラロードだ

 

若干の登りなので疲れることは疲れるが
実に気持ちが良い登りだ
こんな気持ちのよい道は初めてか?

おっとツマトリソウも咲いていた
上に行けば行くほど花は増えると思った。

 

カラマツソウと

 

ズダヤクシュも



ズダヤクシュは近くで見るとほんと綺麗な花だ。
ただ数は少なかったね。

 

少し青空が出てきたゾ!

白樺林が綺麗だなっと・・・さあまもなく前峰だ

 

やっとこさ前峰だ。

まさか前日の酒が残っているかのような疲れ方・・・・

だがなんとか前峰に到達
ここでリュックを下ろし休憩ターイム。

 


ダッシュどころか疲れた・・・
日頃の運動不足だから仕方がない

これから本峰へ向かう
相変わらずガスが立ち込めているが平坦な道で
とっても楽でした。

 

おっと黄色の花
オトギリソウがもう咲く季節になったんですな

 

 

最後の登りはフウロロードだった。
薄いのや濃いのや
チシマフウロにトカチフウロかな?

 


もうラストスパートなので登りも辛くないね
しかも上空は綺麗な青空だ!

さー山頂へ

 

無事に誰もいない山頂へ躍り出る。

残念ながら上空は青空だが廻りの7割はガスのまま。

往路ですれ違ったのは2組3人
抜いたのが1人だった。

 


 

 

少しの時間でいきなり山なみが顔を出した!
あーこれは感動ですわ

真っ白の中からいきなりだからね

双珠別岳~狩振岳

 

ニペソツ他、東大雪と然別湖の山々は雲海の上
雲海がすごいね

だが雲で山頂付近は見えず!残念

 

 

雲の向こう
佐幌岳は意外と近い

 

十勝連山も一時だけ顔を出した

富良野岳~三峰山~カミホロカメットク山~十勝岳

 

山頂だけで咲いていた?
マルバシモツケ。

 


山頂ではコンビニで購入したパンを食べ
温度もよくのんびり状態。

ただハエが多い!

後から登ってきた地元の単独男性と山の楽しい会話をし
名残り惜しく下山へ
カラスアゲハが映りこんだのがわかりますかね?

 

さあガスの中へ降りていこう

 

帰途中にハクサンチドリを発見

この花ももう終わりですな

 

別の色も

 

お コケモモもあるんだ

 


前峰から下るとあの気持ちのよい道に出る。

駆け足でも全然平気だけど
時間があればゆっくり歩きたい場所だね。

 

お~下界がくっきりと
晴れですなぁ

 

この辺が最後の下界を見れる場所。

新得町の町並みと右端には1直線に往路が見える
帰りはあそこを通って帰る。

 

振り返ると最後に山頂まで見えた

 

川の水でちょっと顔を冷やす

 

登山道から高速沿いの作業道をとぼとぼと戻る

ウツボグサの綺麗な紫が目立つね
この山、最後の花見であった。

 

 

結局この日は5組6人の入山であった。

確かに遠くから高速代まで出して登りにいくまではないかも知れないけど
いい山だと思うよ。

特に急登を終えた後のミズナラの樹林の中を歩く道
あんな感じの道はあまり覚えがなくとても新鮮。

加えて山頂からの眺めは素晴らしく1000メートルを超えているのもいい
そうそう クマの生息が感じられなかったね。

 

今回のアフタースィーツは「道の駅 樹海ロード日高」にある「ラ・フランスのソフトクリーム」
これお気に入りです。




8:05出発~10:05山頂~休憩~12:35登山口
所要約4時間35分

7月5日 訪問

 

 

 


ウペペサンケ山 (116山目)

2022年01月15日 10時23分40秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2014/9/7

山名:ウペペサンケ山(糠平富士)
標高:1,834m
場所:東大雪
コース:糠平コース
標高差:948m(最高地点)

ガイド標準時間:登り4時間20分 下り3時間10分 計7時間30分
ガイド評点:65点 中級

札幌発:2:30
登山口着:6:00
出発:6:30
山頂:10:30
所要時間:4:00 
駐車場着:13:50
登山時間:7:20

 

上士幌のウペペサンケ山に行って来ました

同じ街のニペソツには今年含めて4年も連続で登っているのに
ウペペサンケには一度もない



てなことで札幌を2時半の早立ち
高速に乗っても登山口まで3時間もかかるのです。

駐車スペースはほぼ満杯で当方が最後のスペースを確保!
その後は転回スペースや林道などに停めざるを得ない
意外と人気があるけどニペソツはもっと混んでいるだろうなぁ


身支度し6時半出発


天気は上々!予報も上々!

 

 

ガイドに出ている最初のチェックポイントの最終水場。

登り始めなので飲む気にならなかったけど
これ下りで水がなかったらガブガブいったかも



結局はポールを洗ったけどね

 

 

結構古い標識が残っています。



登り一辺倒ではないが
ニペソツほどではないけど最初の登りはやはりきつくなる。

 

 

最後は急登になりやっと最初の休憩場所1399ピークに到着。

同行者もがんばってガイドにそんなに遅れなく到着
ここから見える景色も中々よろし。

 

 

では遠くの山を

西クマネシリ、ピリベツのおっぱい山とクマネシリ山塊。

 

正面遠くに見える影は阿寒の山々。

右から阿寒冨士、雌阿寒岳
雄阿寒岳は切れてしまった・・・

 

終始、綺麗に見えていたのがおそらくピシカチナイ山であろう

山頂に飛び出た岩峰が特徴的だ。

 

そして目の前には次のポイント1610ピーク。



ここから下ってからあそこまで一気に登る。

見るだけで疲れてきた・・・

 

 

1399ピークから右側に糠平湖を見ながら進むので景色が見えて気持ちがいい



お、あれはタウシュベツ橋梁ではないか?
ズームはイケルが手持ちではブレてこんな感じ
この橋は崩壊が進み数年で壊れる可能性ありなんだけど
帰りに見る時間が無かったなぁ

 

 

1610ピークまでの登りが一番ツライところとガイドにあった



確かに面倒だけど特に急でも険しくもない
黙々と登れば到着だ

しかしもはやこの頃には登山口の青空はどこへやら
直下は暗い雲、低い位置だけ見える青空がうらめしい
やはり疲れてしまったがピークに到着!


さあ休もう!

 

 

本当はこのピークから糠平冨士~最高点までの稜線が綺麗に見えるはずだったのに立ち込めてきたガスがうらめしい

特に真上にはガスではなく暗雲が!?
おいおい天気予報は3時まで快晴だろうが!!




怒っても仕方ない早々に出発。

菅野温泉ルートへの分岐点だが?そのルートへの部分がない
もしかして廃道になったのかなぁ

 

暗雲立ち込める前に何とか見えるところを撮影しておこう

然別湖周りの山々。



ここで登ったことがあるのは白雲山だけだね。

 

 

ここからはハイマツが酷いよ

快適な稜線歩きを想像したのにこれかー
まぁ日高を歩く人たちからすると楽勝なんでしょうけど
あー邪魔くさいw

でもちょっと抜けると
ウラシマツツジの紅葉が綺麗だね

 

 

おお! 一瞬ガスと雲が切れて
山頂付近が明るくなったゾ

糠平冨士から最高点まで見えた見えた!

 

 

これこれ!これでなきゃ

山頂は1800メートルあるんだ
高山の雰囲気じゃないとね



紅葉が綺麗だな。

 

 

常に右側を見下ろしながら登ってきた

糠平湖と周りの溶岩塔がポコポコしてなんかかわいいね


あと少し!

 

 

やっとのことで山頂&糠平冨士だ

ここまで4時間。



ガイドでは3時間半だから同行者もよく頑張ったよ
ニペソツんときはもっとだったからね。



でもね
廻りはまたもやガスで何も見えず・・・

 

 

一瞬だがある方向の雲が切れて山が見えた。



今思うと石狩岳と音更岳
それとシュナイダーコースではないかな?


お楽しみのニペソツ、トムラウシ、表大雪など
かけらも見えず・・・


ああ今回もダメだぁ

 

 

山頂標識は西側にもあるそうだが
ここから2、3メートル離れて糠平冨士の標識がある



どうしてこちらを高くしてあげないのかな?
山頂標識は普通最高点もしくは1点かと思うが
ココには二つあるらしいんだよね。




この稜線を辿れば最高点まで行けるがおそらく景色を望むことは無理だ
それなら無理して往復2時間近くを歩くよりはリベンジ用にとっておこう。





簡単に昼食を摂り下山とする。

結構人が登ってきたね
でも天気はさらに下り坂だ


東側の谷間はすでに紅葉が綺麗でした。

 

1610ピークまで一気に下る。



再び糠平湖がガス晴れで綺麗に見えてきた
温泉街だけぽっかりと樹木が切れて見えるんだなぁ

 

東側の山側が再び一瞬だが雲が切れた。

おそらく今日最後の撮影チャンスだろう
おそらく?ユニ石狩岳と右に三国山ではないか



ハイマツも下りはまだ楽だね

 

 

1610ピークにて

ここでウペペサンケともお別れだ
だが暗雲は低くなり手前の1700ピークがギリギリ
下界はこんな感じ



小休止してから降りようと思ったが
ポツポツと・・・


雨かぁー最悪だ

休憩なしで下山する
ここからの降りも一気なので足元注意だ。

 

 

一気に駆け下り
1399ピークで小休止。



雨はたまにポツポツくるくらいになった。


しかしここからの下山で雨は小降り程度だが間断なく降りつづける。

足元は泥が多くなりせっかくのニューシューズが泥だらけだ
まだ上の人たちは濡れているだろうなぁ

まぁ今日くらいの天気ならカッパの一枚でも持ってきているだろう。


登山口に降りたころには雨はすっかりあがった

だが上空はくもりのまま

 



またもや天気に恵まれない登山になったが
こうなればとことん付き合うまで

いい山なんだけど
ニペソツ山も選定された日本二百名山から外れてしまった
そのためか、まずまず静かな登山が出来ると思う。

ウペペもいつかリベンジに来るよ。


下山時間 14:00 所要時間 7時間半


9月7日 訪問

 

 


ペケレベツ岳 (115山目)

2022年01月13日 21時46分04秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2014/8/31

山名:ペケレベツ岳
標高:1,532m
場所:日高山系(十勝)
コース:日勝峠コース
標高差:727m

ガイド標準時間:登り2時間50分 下り1時間40分 計4時間30分
ガイド評点:45点 初級

札幌発:5:00
登山口着:7:30
出発:8:00
山頂:10:20
所要時間:2:20 
駐車場着:12:30
登山時間:4:30


ペケレベツ岳に行って来ました。

日高山脈の北側から最初に1500mを超える山で十勝側から山容が望め登山口も十勝側にある山

日勝峠を十勝側に下りすぐのところにある除雪ステーションの隣に駐車場と登山ポストがあります。



到着は7時半なのですでに日は昇り登山時間としては早くもないけど
1台の車もなし・・・

でもまぁ3時間もしないで登れる山だから余裕を持って来るんかなと……


さて今回からおニューの靴と帽子で出発!

 

 

前回の緑岳は8月のお盆前だけど、今回は8月最終日

さすがに花は殆どなくアキノキリンソウがちらほらと
そんな中ちょっと頭上に視線を向ければ鮮やかな赤のクロツリバナが身となって出迎えてくれた。

 

ガイドブックや他の方のブログを見ても

書かれているのは笹!

最初はまだ胸くらいの背丈で芽室岳のほうが大変かと思ったが・・・
踏み分けはちゃんとしているが足元の道は見えない。

 

この山の登山道は残りいくらの表示が多くて助かります。

 

ずっと深い笹薮が続くわけではなく所々で深くなる。

山頂が見えた!



左側で右は前ピーク。

 

 

それにしても久々に天気が良い!

これは山頂からの展望が楽しみだが・・・

遠くの山はモヤがかかり見えづらいけど十勝平野は良く見える。

 

 

そして眼下には登山口に隣接している除雪ステーションがくっきりと

それにしても暑いなぁ

 

 

1343mのポコに到着!



ここまで来たら8割終了。

いや~暑い!

久々に水を飲むペースが速い

今日の水分はペット350mlが3本とノンアルコールビール350mlが1本。

普通なら充分だけどね

 

 

前ピークを目指しコルへ巻き気味に降りていく。

帰りは登り返しかぁ ちょい疲れるな

尾根沿いに上ったルートをかえりみる。

まだいい天気だ

 

 

ええーっというまに廻りはガスに囲まれる・・・

ここまで来て勘弁してほしいよなー

久々に山頂景色が見れるいい天気のはずなのに!

多少のアップダウンと笹刈り後のトラバースは滑るので慎重に

まずは山頂到着だがガスが



8:00出発~10:20山頂

 

 

なんとも残念でならないが若干見える方向もある。

北日高方面は中央やや右にチロロ岳の双峰峰の頭と右端は

登ったことがあるペンケヌーシ岳。



左端には芽室岳西峰が見えたのだがあっというまにガス中へ・・・泣

 

 

目の前には沙流岳。



この方向はまだ綺麗に見えたがやはり全体的にモヤがかかった感じで

それこそ遠くに見える夕張山地や東大雪、十勝連山は遠すぎて見えない

沙流岳は車で結構上まで行けるのでちょっと思案したが

今回はスルーして帰る。

 

 

ガスはやはり晴れないと判断
これにて下山に入る

最近はリベンジ山が多くなったなぁ



もううんざりの笹地獄・・・



そりゃ登りより楽だけど足元見えないのがつらい

時々根や枝があるし
なにより山側へ向いている折れ枝刺さったら大変。


ポールで捌きながら足元を確認。

 

 

高度をぐんぐん下げて清水町の市街地も見えてきた
やはり下はすっきりいい天気




左手から日勝峠を下る車のエンジン音
車道が見えたらまもなく登山口だ。

 

ちょっと間隔が空いた登山はちょっと疲れたね

そうそう今回からシューズと帽子が新しくなった。
履き心地はまずまず帽子は気に入った

この次の登山こそリキ入れて
晴天を望む!

背の高い黄色の花と青空
なんだろう?

 

登山口スタート8:00~山頂~登山口到着12:30

都合4時間半の所要時間だけど

山頂景色が良ければもっと写真撮っていたなぁ

まあ笹以外はまずまずの登りで

笹以外(しつこい)は楽な下山でした。


少し下ったところの展望台より。




8月31日 訪問

 

 

 

 


ニペソツ山(108山目)

2022年01月04日 20時55分26秒 | 山登り 十勝

 

登山日:2014/7/3

山名:ニペソツ山
標高:2,013m
場所:東大雪
コース:一六ノ沢(杉沢)コース
標高差:987m

ガイド標準時間:登り5時間30分 下り4時間20分 計9時間50分
ガイド評点:65点(中級)

札幌発:0:00
登山口着:4:20
出発:4:50
山頂:11:30
所要時間:6:40 
駐車場着:17:00
登山時間:12:10


ニペソツ山は2011年初登頂、2012年最高の天気で2年連続登頂、2013年標高年だが途中撤退
そして4年目の2014年 満を持してのリベンジ。

前回の撤退を反省に9月から日照時間の長い7月に、
登山口到着からすぐに登れるように時間を調整した。

 

前年涙をのんだ同行者を誘い札幌を0時に出発。


登山口駐車場の位置はまずまずで6~7台目だったであろうか

さ~て準備運動をゆっくりとして4時50分に出発!

 

いつもどおり沢を渡りいきなりの急登に入る。

この日は雲のため直射日光が当たらず
またゆっくりペースで進んだためか汗が少ない。



いいコンディションだ

途中の看板が新品になっていた・・・

 

小天狗の肩から再度の急登に入る。

いつもはこの辺は快晴で右手に西クマネシリ、ピリベツのおっぱい山
そして左手にはウペペサンケ山が見える。

残念ながらおっぱい山は雲に覆われはっきりとは見えず
ウペペサンケは何とかこのような状況で見ることは出来た。

 



しかしニペソツ本峰が見えるか心配になって来た・・・

 

 

小天狗の岩場はいつもどおり上を乗り越えて行く
この中段をへつっていく人が多いが、私は断然上だ。




ここから緩い下りになるのだが
ここから望む前天狗が素晴らしくカッコイイ!

 

天狗のコルで一休み。



ここからの前天狗への登りも一苦労なのだ
だが疲れを忘れさせる花々がここからスタートする。

まずはエゾノツガザクラ。

 

続いて現れたのがエゾコザクラの群生だ
年に一度はこの花を見たかったので
ニペソツで見れたからうれしさもひとしおだね。

 

水滴が付いてさらに美しくなるミツバオウレン。

 

エゾノツガザクラ

 

そしてこの花がないとね!

チングルマは群生じゃないと。

 

これからつらい登りの前に清涼感
花好きにはこの辺は楽しいでしょうねぇ

キバナシャクナゲも見ごろか。

 

前天狗の基部にてチシマヒョウタンボクも見る。
次から次へと撮影するのも忙しいうれしい悲鳴だ。

 

前天狗の登りも小天狗の高さを超え始めるころ岩場にたどり着く

ここにはナキウサギがいるのだが・・・

岩場ならイワブクロとイワヒゲだね。

 

 

イソツツジ

 

クモマユキノシタ

 

イワウメ

 

ホソバイワベンケイ

 

さてここまで来ると
石狩連峰の奥にトムラウシ~表大雪の連山が見えるのだが・・・

残念!山頂付近は厚い雲に覆われていた・・・

 



これではニペソツも無理か・・・

 

天狗平に登ってきて・・・


あの切れ間から……





おっとー!あきらめていた本峰が一瞬顔を出した!

さー撮影だ

 

 

 

もう少しズームで



本当に見れて良かった良かった!

これで先へ進むモチベーションになったね

 

 

振り返ると石狩連峰も見えて来たぞ

音更山と石狩岳は撮影できたが
ユニ石狩岳はこの日は見ることは出来なかったなぁ

 

 

さあ行こう
まずはコルまで一気にガレ場を降りていく

 

コルにはお花畑が
エゾツガザクラとエゾコザクラのピンクの競演。

アオノツガザクラとチングルマも咲いている
珍しいところでウズラバハクサンチドリまで撮影出来た。

 

ミネズオウ

 

 

花は本当に青空に合うな~

 

振り返る あれを登り返して下山するんだ

 

 

さあ~天狗岳を巻いて
いよいよ最低コルまでの嫌な下りへ



何が嫌かって・・・


これをまた登らないと帰れないのが嫌なんだよ

 

 

長い下り・・・
こんなに降りなくてもなぁ

数株だがコマクサも咲いていた
これは帰りに撮影しよっと


ん?このしおれかかっている花は・・・



ツクモグサじゃないの!


ただ一輪だけ
それも枯れる寸前だ
だがこの場所に数株(葉)があるのを確認できただけで次回の楽しみが出来た

 

 

やっと最低コルまで降りた
あとは1k登るだけ!

2年ぶりの山頂へ



それにしても看板のキズは何だ?

クマ??

 

 

最後の急勾配を黙々と登っていく。



一旦上りきればそこは切れ落ちた危険箇所
だがそこは人が立ち寄れないお花畑だ

チシマノキンバイソウ、カラマツソウ、ほか
ミヤマアズマギクが崖にへばりついて咲いている。
登山道にはクモマユキノシタがいくつも咲いていた。


ミヤマキンバイ

 

エゾノハクサンイチゲ

 

そこからトラバースに入るとガレ場に出た。

ここはナキウサギがいる場所でもある
耳をそばたて目を凝らしたが今回はついにナキウサギは見れなかった。


その代わりというか
枯れオニクがまだすっくと立っていたのでビックリだ



ツクモグサにオニク

ニペソツは珍しい花が多いね

 

 

トラバースから裏側に廻ると山頂が見えて来た。



もうここまで来たら焦ることはない
残念だがトムラウシは見えず、山頂付近もガスが多くきっと視界はほとんどないであろう

 

 

山頂までの最後の撮影花はエゾイワツメクサ。



わずかなので時期的には早かったのだろう

そして目の前が山頂だ。

 

 

そして2年ぶりの山頂へは6時間半で到達。

一人の時は4時間半だが昨年あきらめた同行者と、あわてずペースでリベンジできたのが何より嬉しい。

名峰ほど急ぐのはもったいないよなぁ




初めて会う新しい標識だ

古い標識も良かったけど

個性的な標識が似合う山じゃないかね!

 

 

さあこの山頂直下のわずかなこの場所しか咲かない花が多い
ロープが張られているのは転落防止で落ちたらただでは済まないだろう。
あくまでも自己責任の範疇で・・・


チシマキンレイカ(タカネオミナエシ)

 

途中の崖に咲いていた以外は見れなかった

ミヤマアズマギクもそこに咲いていた。

 

そして本日の花のメインになろうか

エゾルリソウ。



寂しくなった富良野岳と違い4~5株はあったろうか
でもこの山頂直下しか見ていない・・・

 

そしてこれもあまり見ない

シコタンソウの咲き始め。




他にもミヤマオダマキもこの山ではここしか見ていない。



さらに特徴のある葉を持つ花。
おそらくトカチオウギかと思う

 

ホソバイワベンケイはもはや果実か?

 

キバナシャクナゲとミヤマキンバイ



小さなスペースのここにはニペソツ山の花の宝庫がある。

 

 

いつまで待っても山頂のガスは晴れず
ついぞ景観は一切見ることが出来なかった

ならばと楽しみはやはり花めぐりとなる。


さあ帰途に入る
まずは本峰の大きな降りだ。

切れ落ちた崖にはエゾノハクサンイチゲの群落が

 

その切れ落ちた崖だが上部にかすかに黄色が・・・



オオバキスミレが咲いていた。
ここでキスミレを見ることが出来たとは

だがここも崖の斜面だ十二分に注意をしないとね

 

 

少し下界のガスが晴れてきてこれから帰るべくルートが見えた。



まずは本峰のコルまで降りたらあの天狗岳への上り返し
さらに天狗平からコルへ降り前天狗への上り返しと
最後は小天狗への上り返し。

まったく嫌になるが、じゃなきゃ帰れないからねぇ

 

 

花のラストはニペソツ山4度目の登りで初めて見た

コマクサとメアカンキンバイ

 



大雪山ではよく見るがここへはいつも秋ぐらいなので見たことはなかった
群生ではなくほんの数株が登山路で見れるだけである。

 

 

上り返しは行きに無理をしなかったので今までで一番楽に感じた。

そのかわりに小天狗の岩場を越えてからの下りがやけに長く感じラストで疲れ果てた。

登り始めの急登を一気に下りる やがて沢の水音が聞こえた
登山口の沢出会いにたどり着いたときの安堵感は誰しも持っているものでしょう。




さあこの渡渉で終了。

 

 

4年連続のニペソツ登山もまったく飽きはしない

その時々で見れるもの景観や花などが違うからだ。

本峰が綺麗に見れるのか、他の山々は見れるのか、季節の花は見れるのか

総キロ数はそうでもないがたくさんのアップダウンにより身体も心も疲れ果てる

それでも登りたい山がニペソツ山

昨年の標高年に比べ以前の状態に戻ったこれからこそ
静かに名峰を楽しみたい。

 

帯広で泊まって翌日に札幌に帰ろうと思い
豚丼を食べて、お土産を買って相談すると

やはり帰ろうと下道をゆっくり走る
家に着いたのは翌日の1時すぎ 前日の0時に出発してだ。
こんなことはもうないだろうなぁ


7月5日 訪問

 


剣山 (105山目)

2021年12月28日 19時55分46秒 | 山登り 十勝

 

登山日:2014/5/31

山名:剣山
標高:1,205m
場所:十勝
コース:剣山神社コース
標高差:780m

ガイド標準時間:登り3時間 下り2時間 合計5時間
ガイド評点:65点 中級

札幌発:4:10
登山口着:7:50
出発:8:05
山頂:11:05
所要時間:3:00
駐車場着:13:50
登山時間:5:45

 

十勝日高の剣山に行って来ました。

山脈から十勝平野に突き出す形の山なので地元では親しみがあるのでは?

初登山であるので気合を入れて準備体操
出発は剣神社の向かって左へ。

 

道中にはお地蔵さんが右に左に置かれている。

そのお地蔵さんのたもとで見覚えのある花が・・・



スズランだ。

管理された場所でしか見たことがなかった野生?のスズランを初めて見て感激!

急いだこともあり道中はこの一株だけ
偶然に見つけたようなものだねぇ。

 

 

もはやこの時点で花のオンパレードで
登山口には珍しいサクラスミレをはじめ、オオサクラソウ、チゴユリ、ツマトリソウ
ツボスミレ、シラネアオイ、ナンブソウ、タガネソウ、センボンヤリなどなど

 

エゾオオサクラソウ

 

チゴユリ


サクラスミレ

 

ツマトリソウ

 

ツボスミレ

 

シラネアオイ

 

ナンブソウ

 

ムラサキヤシオツツジ

 

そして
目立っていた ケエゾキスキレ。

 

 

段々と景色を見ながらの登りに。

 

 

 

 

そして何と言ってもこのヒダカイワザクラの群生。

斜めに走る岩の割れ目にびっしりと咲く可憐な花
この季節にきて良かったと思う瞬間だね~。

 

 

 

 

 

さて道中も山頂を意識できるくらいまで登ってきた。

こんな登山道もあり変化があって楽しい行程。

 

 

 

所々でロープ場などあるが登りはさしたる困難はなし

ここを上りきれば先が見えない?
きっと展望が良さ気な場所に。

おおっと!十勝平野が見事だね

 

 

右手に目標の山頂が見える。

登頂意欲は確かにわくが
怖いなっとww



ハシゴも見える・・・

怖いわ これ

 

十勝幌尻岳(カチホロ)は大きな山でかっこいいね

 

もう少しで岩峰の基部だ

 

岩峰の基部からハシゴをがんがん登って行く
ハシゴは大小、都合4つ。



思った以上に安定しており登るほうは心配がなかった

でも角度はキツイとこもあるよ

 

最後のハシゴを上りきると
まさに山頂に躍り出るという感じ。

すぐ左手にあの剣が刺さっている標識に。



天気は上々
最高の気分だね

 

さて山頂へ無事に着いたが
ここまでの行程も非常に素晴らしいものであったけど
この山頂がまた凄い。

切れ落ちた断崖絶壁はもちろんだが
その北日高を望む山なみの美しさ
十勝平野に目を移せばはるか遠くに大雪連峰まで見えた!

 

 

それでは大展望を見てみよう

左から十勝幌尻~札内岳~エサオマントッタベツ~神威岳~妙敷山~そして伏見岳



登ったことがあるのは右端の三角山の伏見岳のみ。

今年登りたいのが十勝幌尻岳だ。

 

札内岳~エサオマントッタベツをアップで

 

 

伏見岳から~ピパイロ岳~1967峰~



縦走路になっている山々。

 

 

チロロ岳~ルベシベ山~そして中央の三角錐が芽室岳



芽室岳は登ったので近いうちにチロロに挑戦したいね!

 

 

十勝連山も見えた!

さらに右にはトムラウシまで・・・



まさに絶景だよ

 

 

おーニペソツが見えた! 

ちょっと右切れたけど左奥のウペペサンケも
どちらも今年登りたい山。



特にニペソツは去年のリベンジがあるのでね

 

 

名残り惜しいが
最後に写真撮りまくりで下山にはいる。




この廻りは切れ落ちていて
てっぺんに立とうものなら危険大だ。

 

 

さてまずは嫌なハシゴ降り。



登るより降りるほうが嫌なんだけど
リュックを下にデポしたこともあって楽勝楽勝


岩峰の基部あたりで大きなエンレイソウを・・・



これはシラオイエンレイソウではないか

 

帰途に気づいた花も多いね

コミヤマカタバミ

 

ミヤマハンショウヅル

 

ノウゴウイチゴ

 

最後にもう一度ヒダカイワザクラ

 

 

 

 

 

 

最高の天気だった

 

 

 

そして登山ポストに戻ってきた。

足元のサクラスミレに混じりやけに紫が強いスミレが・・・




おっとやった!

最後の最後で初見のアカネスミレを撮影できた!

 

 

無事に駐車場にたどり着く。



時期的なチョイスも良くこの山を代表する花々を見ることが出来た。

いい天気に恵まれ山頂からの大展望もあり
ここまでの山登りの中で忘れられないお山になったな。



いい山だよ。


5月31日 訪問

 

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ニペソツ山(敗退)(91山目)

2021年12月02日 23時47分58秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2013/9/22

山名:ニペソツ山
標高:2,013m
場所:東大雪
コース:一六ノ沢(杉沢)コース
標高差:987m

ガイド標準時間:登り5時間30分 下り4時間20分 計9時間50分
ガイド評点:65点(中級)

札幌発:19:30
登山口着:23:30
出発:5:40
山頂:
所要時間: 
駐車場着:13:40
登山時間:8:00


かねてより計画通り、ニペソツ山へ。

なんと言っても2013年は標高年だからね
ただブログとかでめちゃくちゃ混んでいるのを見たし
何より先週の3連休がすべて雨なのでこの3連休に集中するな!と

前日からの早立ちして正解! 
さすがに登山口のPは無理だったけど徒歩1分の林道脇をキープ

仮眠してスタートした。

 






天気は快晴!!

ウペペサンケが綺麗で前途を約束してくれている

 

反対側に目を向ければ
おっぱい山「西クマネシリ山」と「ピリベツ岳」がいつものようにお出迎え。
最初に樹林地帯から開けて見えるのはこの山々だ。



私は2年連続で登っているのでいつもの光景ですがねぇ

 

 

小天狗の岩場は登山者で渋滞し順番待ちになっていた
前天狗がきれいだなぁ~ちょっと紅葉入っているね。

 



何度も書くけどニペソツが後ろにいなきゃこの山も
単体でいい山なんだけどね

 

お花もラスト
これは天狗のコルにて。

この一群が一番みずみずしかったね
ウメバチソウもすでに花は終わっていたのに
本当にラスト

エゾオヤマノリンドウ。

 

 

前天狗の岩場ではたくさんの登山者が休憩していたため
お楽しみのナキウサギはまったく見れず
前回は間近で見れたのにねぇ

それでも各山々は見える

石狩連山

 

左に石狩岳、右に音更岳

 

中央左がユニ石狩岳、右に三国山

 

北海道の最高峰 旭岳は左寄り



 

さ~前天狗を巻いて降りて上がって・・・

雲が多いな

ダメか

どうかな?




ドーン!!

 

今回もくっきりはっきりで雲は上空であった。

本当に見事だ
上がってくる登山者が必ず何かしらの感嘆の声をあげる
みんなの憧れの山だな!

 

すでに山頂にはたくさんの人が



今回は表大雪とトムラウシ、十勝連山とも上部に雲がかかり全景が見えない。
この方角からだと三角山の下ホロカメットク山と境山が良く見える。

 

 

今回の登山は同行者があり体力的に山頂往復は時間的に無理と判断し
ここを今日の山頂にした。

良くここまで頑張ったよ

自分は2年連続で山頂まで行っているので標高年だからと無理する必要もないし
花がほとんどないニペに苦労して行く気もおきないかなぁ


では、次はまた来年に

また来るよ!!

 

 

何十人?百人?のほとんどがまだ山頂か、向けて登っているので降りるのは本当にまばらだ

やはり登らなくてもニペソツの姿を見て満足する人もいる。

そのおかげで先ほどの前天狗の岩場でナキウサギ発見!
あー良かった良かった

 

ここから雌阿寒岳と阿寒富士も見えるんだなぁ

 

糠平湖も綺麗に見えた。




ニペソツ登山に必要なのは一にも二にも体力!
来年は春の花をぜひ見に来たいね

 

 

帰途で小天狗を見上げる。

紅葉もあるね
しかし天狗のコルのテント場は有効な場所なのかな?



もっと本峰に近いほうがいいね
前天狗の中腹でもテントを張っている人がいた。
自分は・・・熊が怖くて前天狗上しか無理。

 

長い下りもゆっくりと降りて
無事に駐車場へ

山頂まで行かなかったのに時間は14時近くだった
あれから山頂を目指して登れたとしても下山中に日没になる可能性があった
特に同行者がいる時は無理はいけない
山は逃げないのだ。

 

それでは帯広あたりで豚丼でも食べて帰ろうか

大人気のニペソツ山でした。

(来年は静かになるね)


9月22日訪問

 


芽室岳 (90山目)

2021年11月28日 22時05分20秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2013/8/4

山名:芽室岳
標高:1,753m
場所:日高山系
コース:芽室川・北尾根コース
標高差:1,146m

ガイド標準時間:登り3時間20分 下り1時間50分 計6時間10分
ガイド評点:70点(中級)

札幌発:2:50
登山口着:6:20
出発:6:50
山頂:10:00
所要時間:3:10 
駐車場着:13:15
登山時間:6:25

 

二週間ぶりのお山は二か月ぶりの新山です
ここんところリベンジだリピートだと同じ山が多かったからね
すごく楽しみにしていた。

 

かねてより予定に入れていた芽室岳に行ってみた。

日高の中では伏見岳と並んで登りやすく展望が良い山で
天気予報はまずまずと

登山口までは二つのゲートを自分で開け閉めして行く。


ダート道を進み、やがて山小屋のある駐車スペースへ

(ちなみに小屋の中は他の登山者が覗いたが虫だらけで入る気にならない
とのことであった)



1団体さんが車5~6台に分譲し総勢15~6名はいたかなぁ
出発を待ってしんがりにつかせていただいた。

 

やがて団体さんが休憩だ
いや、暑さ?で少し参った人がいるみたいだ

仕方なく先へ行く・・・



というのも情報通り笹薮が深いからさ
出来れば後に通過したかった。

こんな感じが結構ある



足元は問題ないが結果として3匹のマダニ発見だった。

 

 

イチヤクソウ発見

 

 

スタートして1時間40分ころ

目指す山頂と西峰が見えてきたぞ。

 




まだまだだけど
あと1時間半くらいのペースかな?

う~~ん
やはり姿は西峰のほうがカッコイイな
でも今回は最初から山頂だけと決めているので
次回は西峰に登ろう
年内でもいいかもね

 

山頂と西峰の分岐に到着。



山頂は左へコブをトラバースして稜線に出る。

そこからは快適な見晴らし抜群な快適な歩きになるはずだ

 

季節的にもそうだろうがあまり花はお目にかからなかった。
リンネソウは結構咲いていたね



 

やっとこの辺でシナノキンバイを見る。



といってもココだけだった
黄色の花は気持ちが和むね

 

 

稜線に出てしまえば左右の景色が広がる

やはり稜線歩きは最高だね
しかし市街地側から霧がどんどん登ってくる。

先に撮影をと山頂手前のピークから
右奥はチロロ岳かな。

 

振り返ると西峰がかっこいいねぇ



ただ登り見ても辛そうだから今回は予定通り本峰だけで終了としよう
別角度から以前登ったペンケヌーシ岳も見えた。

 

 

そして無事に山頂へ
山頂標識はネットで見た通りのレリーフ。



このスタイルは初めて見たかな?
それにしても霧がひどい・・
ピパイロ~伏見岳方面など一切見えない
う~~ん 景観としては残念ながら×だ


でもまたいつかはリベンジする

 

最高に霧が晴れた瞬間。
西峰の奥にペンケヌーシがなんとか




山頂はひとりぼっちで好きなように撮影したけど
10名以上のパーティが到着し賑やかに。

賑やかな山頂も平和でいいもんだよ

 

 

山頂での花は・・・




このイワギキョウ1つだけ
そりゃ目立ちますわ
団体さんもかわいいと喜んでいた。

 

靴を脱いでたっぷりと休憩した
自分にしては長い時間だったね


霧のため見切りをつけ下山に入る。
団体さんもあきらめたか早めの下山だ。

次にまたリベンジに来るよ!

 

 

下山のペースは早い!

笹薮が多いので足元注意だが膝がなんともないかテストもあって早足で。

今回は膝の調子も良く
いいペースで降りることが出来た。



これからのシーズンは花がなくなるので
余計?な撮影タイムも減るのでもっと早くなるはず。

ちなみにマダニが2匹ついていたが
1匹はオーバーシャツの内側まで侵入していた
あー危なかった

ぐしょぐしょに汗を掻きながら登山口の沢に到着
顔を洗う
無事下山したこともあり最高だね




二つのゲートの開け閉めが面倒な芽室岳だけど
帰途は開けっ放しだったよ
後から出る団体さんがいるからいいか


うん

いい山行だったよ


8月4日訪問

 

 


伏見岳(84山目)

2021年11月21日 17時33分54秒 | 山登り 十勝

 

山名:伏見岳
標高:1,792m 
場所:日高
コース:芽室山の会コース
標高差:1,062m

ガイド標準時間:登り3時間 下り2時間 計5時間
ガイド評点:40点(初級)

札幌発:3:10
登山口着:7:17
出発:7:33
山頂:10:39
所要時間:3:06
駐車場着:13:10
登山時間:5:37

 

伏見岳に来るのは4回目
日勝峠を超えるのは本当に遠くへ来た感じだ。

一番最初は
雨中と濃霧の中で山頂からは一切何も見えず
リベンジを誓って下山したら登山口は晴れていた。


二度目は昨年
麓は晴れていたが登山口に着くと猛烈な風と雨から雪へ
泣く泣く撤退した。


三度目はその1ヶ月後
登山口までは快適であったが登り始めてすぐに道は雪に覆われ
7合目で吹雪になりこれも撤退。



そしてこの四度目の挑戦

天気予報は晴れのちくもり
とにかく行くしかない
北日高の残雪残る今しかない

登山口では初めての晴天
これ以上はないスタートを切る。

 

花の少ない山と聞いていたがそれでも一通りの花は咲いているのだ
道中の楽しみはやはり花見。



まだミヤマスミレが見れるとは思わなかった。
雪が多かったせいかな

 

ムラサキヤシオツツジが登山道で咲いている

 

まずは登り登り登りだ
途中で向いのトムラウシ山に架かるトムラの滝が見えるスポットを通るが
木々が邪魔をして見えない。
まあこの滝は何度も撮影しているからいいか

 

 




やっと隣の妙敷山が見えた

この山が同じ高度に見えると山頂は間近なのだ。

まだまだ

 

 

なぜか最近、この小さな花が目についてすぐ見つけてしまうんだよね
3年前までは見たことがなかったはずなのに

ツマトリソウ。

 

タカネナナカマド

 

そしておなじみのシラネアオイ
しかも白花のツインズ。




濃い目の紫もいいけど
白花もいいねぇ

 

ショウジョウバカマも

 

 

 

前回の撤退場所を通り抜けて9合目へ
もうここまで来たら登頂は間違いない。

問題は山頂向こうの北日高の山々が見えるかどうかだ
やっと?雪渓を一つ超えるところ
最後のひと踏ん張りだね

 

正確にはこの雪渓を登っている段階で・・・



もう見えている

向こう側の山々が見えている

いやがうえにもテンションが上がる



おっと

桜??

遅いね~

でもこれも大事な一息入れる撮影になる。

 

おー

最高だね

さすがの素晴らしい景観
それもこれもこの晴天のおかげ


ここまで約3時間
前回より30分も余計にかかっている

いや
ゆっくりでいいんだな。

 

 

なんと言っても北日高の盟主で100名山の幌尻岳
手前に戸蔦別岳を従えて。



憧れのカールも見える。

 

 

この山へ行くには伏見岳山頂から縦走することが多い

ピパイロ岳。



左に1967峰。

 

 

隣の妙敷山は登山道が無いが積雪時の稜線で到達出来る。

まだ残雪で行けそう



奥に十勝幌尻岳。

 

 

こちら方面も良く見える。

奥に芽室岳~久山岳
剣山だけ切れてしまった。

 

剣山

 

十勝平野

 

札内岳は登山道なし

 

 

 

 

 

 

山頂にはこれまでの道程で見れなかった花が
まずはイワブクロ。

 

山頂直下の岩場で綺麗な黄色が鮮やかだった
ミヤマダイコンソウ。

 

これも山頂でしか見れなかった
イソツツジ。

 

コケモモ

 

エゾノツガザクラはこれからだ

 

 

 

 

下山中では残念ながらハクサンシャクナゲがもう少しだった

 

オオサクラソウは終わりごろ

 

 

やっぱりこの山は素晴らしい。

山を見るための山だがそんな山が持つ存在感

主役にはならないが主役を引き立てる脇役

しかし登っている登山者には充分に主役になりえる

これからもこういう山、初心者でも大展望を見ることが出来る山が増えていってくれたら

なおさら嬉しいね

7月1日訪問

 

帰途中に車内から見た剣山 今度はあそこに

 

 


伏見岳

2021年11月10日 20時07分27秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2012/11/11

山名:伏見岳
標高:1,792m
場所:十勝
コース:芽室山の会コース
標高差:1,062m

ガイド標準時間:登り3時間 下り2時間 計5時間
ガイド評点:60点(中級)

札幌発:4:00
登山口着:7:40
出発:7:55
山頂:
所要時間:
駐車場着:12:51
登山時間:


11月に入って雪が降ってきたところで行ってみたかった山、伏見岳へ再挑戦

初挑戦は2年前。
雨天の中、あの大展望も一切見えず山頂でも寒すぎですぐ下山

そして今年も晩秋に行ったがみぞれまじりの雨の
ため登山口で撤退。

三度目の挑戦。

 

駐車場から向かいの山を見る
半分から上は真っ白!


あの山で1200~1400メートルくらいか
伏見岳は1700メートルを超える・・・

 

登山口は積雪ゼロ
上空はまずまず

さあ行こう


入山してすぐの沢 ここを登って沢登りもあり

 

登り始めの一合目。

いきなりうっすらと雪が積もっている
まぁこのくらいならまったく問題はないんだけどね・・・

 

天気は基本、青空!!
しかし時折、ガスがかかるが流れが早く
此の辺では晴天状態だ

樹氷がキレイ!

 

 

そして、「トムラの滝」展望台へ

2年前には有った小さな看板は発見出来なかった。
やはり枝葉のない時に見るのが一番!

 

先へ進む

そろそろ急登が続くところ
雪はすでに笹を多い木々も樹氷状態だ

それでも地面はまだ雪は深くなく
ところどころに霜柱が・・・

 

3合目はこんな状態

確かに段々と思ったより積もっている雪に
少々ビビリながらさらに上って行く。

 

ぽっかりとお向かいのトムラウシ山が顔を見せた。

もちろんあの大雪のトムラウシと比べるまでもないが
山は雪をまとうと綺麗だね。

 

すでに平坦なところを過ぎて
雪はくるぶしを超えて来た。

今まで先行者のトレース跡をたどってきたが
ここでスノーシューに履き替えている。
さすが用意周到だ


それに比べて夏靴・・・
雪が中に入り冷たい

7合目 ここまで2時間40分
夏山なら3時間で山頂だ。

 

七合目で小休止していると
頭上が暗くなる。

雪だ
山頂付近は真っ白でガスもある。

これでは北日高の展望は望めないだろう
15分ほど待ったが状況は変わらず
足元もよろしくないので決断する。



下山だ・・・

 


何のためにこんなTシャツ着て来たのだろうか……

やる気はあったんだけどね
こんな形で断念するのは本当に残念だ

 

またもやリベンジならず!


でも・・・
山は逃げないからね


下山中にやっと下界が見えた!
右は帯広岳かな

 

今度は反対側

剣岳に行っていれば山頂は晴れていたなぁ・・・

 

この時に跳ね枝に目を当ててしまい痛い

おかげで翌日は眼科のお世話に
なんでも枝は菌が付いているので甘く見てはいけないとのこと

この病院嫌いの私がすぐ行ったくらいだから痛さがわかる…

 

ふんだり蹴ったりの伏見岳登山

すべては自身の責任なので誰のせいでもなし
絶対に晴天に登ってやるのリベンジを誓い、日勝峠を後にしたのだ。

 

これが2012年最後の山、登山を始めて4年目のシーズンを終える。

11月11日 訪問

 

 


白雲山 (77山目)

2021年11月09日 19時28分33秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2012/10/21

山名:白雲山
標高:1,186m 
場所:東大雪
コース:然別湖畔コース
標高差:387m

ガイド標準時間:登り1時間30分 下り1時間 計2時間30分
ガイド評点:40点(初級)

札幌発:3:00
登山口着:9:30(伏見岳より移動)
出発:9:35
山頂:10:55
所要時間:1:20
駐車場着:12:30
登山時間:2:55

*伏見岳から白雲登山口まで約2時間

 

今回は本来は十勝の伏見岳に登りに来た
だが登山口に着いたら雨から雪になり、とても大展望を期待しての登りではなくなった

目的の山が登れないので
せっかく十勝へきているから然別湖へ行って見る


湖畔に着くと天気はまずまずで
片道1時間半の案内があった白雲山へ登ることにした。


白雲山から天望山を通り湖畔沿いに戻ってくる
コースがあるがまずは一つ登ることを目標にして

 

スタートからずっと登りで。


しかし苔蒸した樹木や岩が風情がありいい感じ 
時々振り返ると湖が見えるしね


尾根に出てしまえばしばしの稜線歩きで十勝平野が木々越しに見える
やがて下りから見上げると岩塔の山頂が。

 

 

ここは最低コル
ちょっと一休みにちょうどいいね
これからの登りは岩が中心になる。

 



 

特に頂上付近はゴロゴロした岩の重なりで
ちょっと注意が必要だ



山頂直下はピンクテープで巻き道がついているが
山頂目指し岩の上を登って行ったほうが近道。

 

本来は山頂から然別湖が綺麗に見えるはず
しかしすでに雪が降り始めておりガスも立ち込めてきたおかげで湖は見えず残念!

 

この山頂の岩石帯にはあのナキウサギが生息している。
しかし時期なのか鳴き声も聞こえず・・・


南側は少し晴れてきた。
真下に岩石山を見下ろし十勝平野を

 

 

少し山頂から下ったところで湖側の雲が切れて湖と温泉ホテルが見えて来た。
それでも山頂付近ではこれが最良であった。

 

雪のせいもありここからピストンで下山にはいる
若者のグループは天望山へ向けて行った。




コルから稜線、そして下りに入るとガスはすっかり
消えて湖が綺麗に見えた
山頂からだったらなー

 

結局、この日は目的の山は登れずだったが
思わぬ白雲山に登れて良かったと思う

東西のヌプカウシヌプリや天望山など
登山用の山はまだあるが泊まりになるかな?
機会があればだねぇ

 

 



行きは高速だったので帰りは日勝峠へ



この日、一番紅葉が良かったのは日勝の日高側だった
綺麗だった

 




10月21日訪問