登山日:2012/9/2
山名:永山岳、比布岳、安足間岳、当麻岳
標高:2,046m 2,197m 2,200m 1,967m
場所:表大雪
コース:愛山渓温泉コース
標高差:1,187m
ガイド標準時間:登り4時間30分 下り3時間10分 計7時間40分
ガイド評点:65点(中級)比布岳までの場合
札幌発:2:20
登山口着:5:13
出発:5:40
山頂:8:50(永山岳)9:40(比布岳)10:30(安足間岳)11:10(当麻岳)
所要時間:4:00(比布岳)
駐車場着:14:30
登山時間:8:50
ニペソツ山に8/15に登り、次はどこへ行こうかと考えたときに
滝があって、プチでもいいから縦走をしたいなと思った
それならやはり大雪山系がベストだなと。
半月ほど間隔が開いたので体調も充分
下調べをして計画を立てた今回のルートは高速道央道を行った場合
札幌からもっとも近い大雪の登山口にした。
札幌~道央道~愛山渓温泉~永山岳~(愛別岳)~比布岳~安足間岳~当麻岳~沼の平~愛山渓温泉
このうち愛別岳は行けたら行こうと
また比布岳を頂点として調子が良ければ安足間岳方面へと
イマイチならピストンで来た道を降りると決めた。
愛山系温泉から入るのはいつも層雲峡を超えて別の山へ行っていたから
非常に近くに感じるね
登山口まで道路もしっかりしているし
今日も長丁場
じっくり準備体操をして出発!
ニペソツほど最初から急な登りがないので楽だ
早朝の林間は涼しくいい感じで進む
やがて沼の平の分岐をまっすぐ登っていくと
やっと正面に稜線が見えた。
沢も苔むした岩が綺麗だね
約40分で久々の滝、昇天の滝へ
どうしても遠目の逆光
うまく撮影出来ない・・・
汗かき登る登山道から見える滝は気持ちを涼しくしてくれるね
続いて二つ目の滝の村雨の滝
こちらのほうが豪快で登山道はこの向って右側を
登り超えて行く。
木々が無くなれば直下まで行けそうだがこの時期は藪が多くて無理そうだ
超える途中に横側から
少し滑状に2段になっているのがわかる
最後はロープもあるが困難なく超えて行く。
そういえばこの坂道が凍結したときに登った人が滑落した
登りか降りか忘れたが可哀そうな事故だったなぁ。
登り終わるとここに出る
絶好の休憩場だ
このあと左から尾根に取り付くので
その前に一服ね
おおお すごい!
尾根に乗り樹林限界を超えるとこの景色だ
沼の平と雲海が見事だね
遊歩道のある沼付近をアップで
雲海がなんとも言えませんな
高原の台地上に点在する沼
とても好きな光景になった。 この頃が最初の登り疲れのピーク 小休止の回数が増える。
登山口の愛山渓温泉がちいさく見えた
あ モミジカラマツ 久々の花だけどもう今期の花は大雪では終わりだねぇ
さらに高度をあげて山々を
まずは北側の独立峰
天塩岳
この山を見たのはこの時が初めてだったろうか
続いて南西方面に十勝連山
この山並みはキレイだね
左に夕張岳と右に芦別岳の夕張山地
忠別湖は旭岳と天人峡温泉への入口
山頂が開けた銀名水あたりから
水は枯れていたね
左がまず目指す永山岳
中央のとんがりが国立峰、奥に安足間岳方面か
まだまだずっと登りが続く
このベンチは道中だったかなぁ 忘れた💧
なんとか残りの一株レベルが続く
エゾノツガザクラ
イワキキョウ
ふぅ 見た目近いのになかなか着かないんだなぁこれが
お メアカンキンバイの蕾だよ
そして永山岳に到達~~
3時間5分くらいかな
思ったより時間がかかったのは体力不足による
休憩の摂り過ぎだよ はぁ
格別に美味かったぞ
永山岳山頂から谷を挟んで
愛別岳 かっこいいね!
この山も見るのがいい山だねぇ
せっかくだから、この後に行ってみるかい
来た道を振り返る
沼の平も見れたし最悪は、ここからピストンで下山もありえた。
もう少し大雪の花を
おそらくこの後に咲く花はないであろう
時期的にはキキョウやリンドウが咲いていたが
なんとか残っていた種類から
イワウメ
これはこのひと花しか見れなかった。
春先の花だけどね
二つ目の山頂を目指す。
まずは安足間分岐から愛別・比布岳方面を見る
稜線の右側をトラバースぎみに歩くが
もちろん左側は落ちたら危険
右側も思ったより滑落に注意して進む。
もとより愛別岳に登る予定はないが
この稜線からの降口には高所恐怖症の
自分はびびった・・・
完全にパス!www
そして少しで比布岳に到着
山頂は平坦でベンチもありゆったり出来る
どの山もそうだがこの山も360度の展望が素晴らしい
時間さえあれば目の前の北鎮岳まで足を伸ばしたいね
画像バックは旭岳
来た道を振り返ると安足間岳が残念ながら山頂標識がなく?
通過点としてあっという間に過ぎていった
戻りのほうがトラバースは楽であったね
比布岳からの展望も素晴らしい
左に二度登った、白雲岳
右に遠目でニペソツ山だ
よく見るとニペソツの奥にウペペサンケ山も見えるね
比布岳で再び大休止して下山のために休む
他に2組いたけどどちらもゆっくり休んでいるね
さて、ここからは先へ進み北鎮岳に登るか
来た道をそのまま下山するか
当麻岳から沼の平を経て下山するかの3択
北鎮岳まで登る余裕はないのと、ピストンじゃつまらないので当麻岳経由で下山にする。
下山中、振り返り比布岳山頂
安足間岳から当麻岳へ向けて適当に下る
踏み跡が見つけれなかった
安足間岳には山頂標識が無かったので果たして本当に山頂を踏んだかは?だねぇ
これだと思うけど…
当麻岳はかなり下に見えるが
当麻岳との間が初夏にはいかにもの花園
チングルマの大群落だっただろう
旭岳をバックにチングルマの穂
季節の花で コガネギク
この時期、黄色の花があるとうれしい気分♪
ここがおそらく当麻岳だろうと
標識の名残りが・・・
ここまでずっと下りだがこの山は左へ巻きながら進む
タカネトウウチソウがあった!
当麻岳山頂下より当麻乗越しと沼ノ平
沼はまだまだたくさんみえます
遠くに忠別湖も見える
これはキバナシャクナゲか
春から夏の花じゃあないか
当麻岳~当麻乗っ越し~沼の平までの時間が上から見るのと実際に歩いてみるのと違い
随分と時間がかかった気がする
それというのもいつもの右膝が悲鳴を上げてきた・・・
沼の平で休憩するも時間は刻々と過ぎて行き
ゆったりすることも出来ず
全行程で当麻岳から当麻乗越しまでの下りが一番難儀したかも
まぁそれまでに随分歩いたしね
ふう小休止 現在12時ちょうど 出発から6時間20分経った。
沼の平はガスが増えた 登山者も少なく静かだ
当麻岳もガスで隠れてしまった。
湿原にも花が咲いていた ワタスゲは定番だね
ウメバチソウはたくさんあり
シラタマ
それから分岐に到着 ここから登山口の愛山渓温泉まで2通りあり
最後の下りはキツイと書いてあったが
時間短縮のコースを選ぶ
膝はもつのか・・・
結局、とにかく下り下りの道だが
騙し騙しなんとか無事に帰ることが出来て
ひと安心。
最後の最後に初見の花を見れた! エゾクロクモソウ
あとで行程図を見てみると18キロもあった
平地の徒歩と違いアップダウンなので
弱い膝が悲鳴を上げるのも止むをえない
どうやらこれはもっと短い距離でも辛そう
やはり運動不足がすべてか
ウォーキング、ジョギングなど山登りを
するために鍛えなければならないかも知れない
今回のようなロングランは今年は諦めた。
来年も縦走はしたいなぁ
ならば
努力をしなければならない。
9月2日訪問