我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

帰省旅、第四話(山口市~中津市)

2023-04-01 17:14:50 | 老いの暮し

8時頃ホテルを出て瑠璃光寺に向かった、

同じ山口市内だけど距離がある、

新山口は新幹線の駅が出来て開発された地域だ、

通勤時間帯と重なって少々混雑、

ナビに導かれて瑠璃光寺に9時頃到着、

瑠璃光寺は知らなかったけど山口市を検索して

国宝の五重塔があることを知った、

歴史が有り雰囲気のあるいい寺だ、

五重塔の佇まいは素晴らしい!

これまで五重塔は幾つも見てきたけれど

ここのは国宝だけあって洗練されている、

池に映りこむ構図は写真にもってこいだ、

池に泳ぐ緋鯉とコラボさせて撮った、

裏手に若山牧水の歌碑があった、

歌碑には次のように刻まれていた、

❝はつ夏の 山のなかなる 古寺の

 古塔のもとに 立てる旅人❞ 

司馬遼太郎の「街道を行く」の

一節が刻まれた碑も立っていた、

観光客は少なく静かな境内は

しばし池の鯉でも眺めながら

思索にふけりたい気分にさせた、

1時間半ほど居て角島に向けて出発した、

これ又距離がある、

田舎道を延々と2時間程も走ったろうか、

坂を下ると漁村らしき風景となり

標識に導かれて進むと一変して海の景色が広がった、

先ずは小高い丘に登って橋を眼下に

写真を撮った、

透明感のあるマリンブルーの海の色がいい、

橋が映える、

島が映える、

1,780Mの橋を渡った、

角島灯台を目指した、

その間2Kmほど人家はない、

島の人口は900名ほどだと言う、

灯台に登った、

ほどほどの観光客がいた、

充分堪能して角島を後にした、

海沿いの道を関門橋に向けて走った、

夕方5時頃中津の実家に到着した。