我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

帰省旅,第六話(芝原善光寺、杵築城)

2023-04-05 06:09:37 | 老いの暮し

実家で4泊を過ごした、

その間博多に住む甥が家族連れで会いに来てくれた、

1才になる娘のカワイイこと、

人見知りすることもなく私の膝の上に来て

写真を撮らせてくれた、

                真帆ちゃん  

兄の家に滞在していた時予告もなく

横浜に住む甥が突然現れた、

兄の所有する車の廃車手続きをするために

帰って来たらしい、

兄本人はまだ車の運転に未練を感じて

手放したくはない様子だったが

そこは周りの意見も聞いて甥が決断したらしい、

老いては子に従え

必要な事だ、

この日一族郎党10人の大集結になった、

写真を撮った、

この幸せがいつまで続くことやら?

滞在5日目の朝帰宅の途に就いた、

アマリリスの鉢植え、スズランの鉢植えなど

車に積みきれないほどの土産を載せて

8時実家を後にした、

目指すは大分港、

ここから神戸までフェリー サンフラワーでの船旅だ、

北九州から東京までのフェリーもあるが

運賃が約8万円と高すぎて手が出ない、

出航までには余裕がたっぷりある、

そこであちこちより道をした、

まず豊前善光寺、

別名芝原善光寺、

                芝原善光寺

善光寺と言えば長野県だけど大分にもある、

詳しいことは分からない、

ところがその昔

祖父は毎年縁日にはこの寺にお参りしていた、

土産には決まって❝ケンポナシ❞と言う

干しブドウのような果実を買ってきた、

この正体は今もって何なのか分からない、

その寺は広い敷地を持ち

歴史のある寺の様相を呈していたが

人影は無く寂しいものだった、

祖父の思いも込めてお賽銭を上げてお参りした、

次の寄り道は杵築城、

杵築市は国東半島に西海岸沿いにある、

今に色濃く残る城下町としても

又坂の多い街としても知られている、

城の裏手は断崖になっており海が見渡せる、

ブランド品の城下カレイはこの城の下の入り江で

取れることから名づけられた、

城主の木下家は秀吉の正妻ねねの実家でもある、

写真撮影をしていると和服姿の娘が二人近づいてきた、

城をバックに桜を入れて撮らせてくれ

と言うと快く応じてくれた、

           杵築城

19時15分出航に間に合わせるために

15時頃この地を離れた、

大分港までは40Kmほどの道のり、

ところがナビが入らない、

港の待合室では大分市在住の友人タケシ君が

待っていると連絡が入った、

あちこちで大分港を聞いたが要領を得ない答えばかり、

焦りに焦った挙句到着したのは出航の1時間前、

取りあえず乗船手続き、

旅行支援で船賃が1万円引き:40,650円(2人)

兵庫県で使えるクーポン券:4,000円(2人)

有難きことこの上なし、

待合室でタケシ君と暫しの旧交を温めて

サンフラワーに乗船した。