はぁぁぁ~、毎日暑いねぇ・・・
植物も人間も悲鳴がでそうです。
凄まじい暑さの中で走り回っていますが、木陰の下を通る風は気持ち良いよ~
木陰で休憩最高
今日のは格別!奥さんの手作り梅サワードリンク
夕方打ち水した後はさらに涼しいです。
数十年前は当たり前だったこんな生活の知恵が消えていくのは悲しいですね。
コンクリートやアスファルトに打ち水してもこうはならない。
オシャレ、スタイリッシュ、シンプル、今の住宅事情を形容する言葉の裏にはいろんな企業努力があると思います。
安く早くできれば誰でも家を手に入れることができるし、
言葉のちからで素敵なキャッチコピーを纏えば、「イメージ」という武器が手に入る。
それも大切。
今を生きなきゃならないから。
溢れる情報の中で手がかりを見つけていかないといけないし、
限られた範囲で折り合いをつけたり、妥協しなきゃいけない。
でも一番大切なのは本質。
本質はどこだろうって考える。
私は土地の気候風土や土地の神様だと思う。
人間も樹木も木材も建築様式もその土地に合ってれば、病気や災いを避けられて、
自然に溶け込む過ごしやすい空間になるんだと思う。
庭で言えば、日照、風通し、湿度、夜温、土質、水はけ、潮風などの環境条件。
建築様式も高温多湿や積雪などの環境で生きていくため、土地ならではの工夫がある。
それともう一つ、そこに住まわせてもらう感謝の気持ちが土地の神様を敬い、
土地への愛着となって代々受け継がれていくんだと思う。
それが繋がって、地域を作ってきたんだろな。
先日聞いた話ですが、ある方の地区では、もう何十年も
お盆に子ども会の行事で灯篭流しをされているそうです。
ご先祖を想う気持ちを子どもたちに伝えていきたいという願いから続いてきましたが、
今ではその地区の子どもは5~6人しかいません。
そのうち、マンションに住む子どもの親から、
「知らん土地で誰のご先祖に灯篭流しせんといけんのんか!!自分の先祖にも墓参りできんぐらいなのに!!」
・・・という苦情がきたそうです。
その言葉はある意味、先祖の土地というものに執着があるから出た言葉なのかもしれません。
利便性や個性、デザインも不可欠ですが、たとえマンションやアパート、新興住宅地であっても
その土地の気候風土を知り、土地の神様に感謝して生きてゆきたいですね。
そこに土地の神様の恵みがなく、ご先祖が切り拓いてこなければ、マンションが建ったりするような
発展した環境にはならなかったと考えるからです。
それにね、自分の代から十代遡れば、千二十四人の先祖がいるそうです。
二十代遡れば百万人の先祖がいて、三十代遡れば十億を超えるそうですよ。
そうなるとみんな親戚みたいなもんですよねー
親方の家がある地区は、古い歴史があり、今も地域の繋がりが強いです。
すれ違う軽トラや乗用車はどなたかわかりませんが、みんな笑顔で会釈してくださいます。
古きよき日本の生き方を受け継いで紡いで生きたい。
今日も無事終了。
おつかれさまでした