じんわりとした梅雨空が続いていますね
今年植えつけられたばかりの植物や去年強剪定された植物たちには恵みの雨です。
体調の管理が難しい時期ですが、みなさんお変わりないですか?
私はちょこっと無理がきて只今入院中です
Kさま、工事が遅れていて申し訳ないです
オープンを間近に控えたお店の植栽もお待たせ中です。
あれもこれも声をかけて下さっているどなたもお待たせしたくなく、
飛んで馳せ参じたいのですが、点滴に繋がれ身動きできない状態です。
親方にも迷惑かけて本当にすみません
こんなときですが、時間はたっぷりありますので、
今までアップできなかった記事を書きますね。
先月、東京に行ってきました!
2013国際バラとガーデニングショウ
「ターシャの庭」
今年はテーマが「愛」だったこともあり、メルヘンな作品が多かったですね。
十年前と比べると年々小規模になってきた感があります。
こちらはよかった。
いろんな見解の方が居られると思いますが、私はショウガーデンにはメッセージ性を求めます。
実際に年月を重ね、家族と共に生活していく「庭」とは懸離れているところがありますが、
それはそれで良いと考えています。
造り手が作品に詰め込んだ想いに共感できるかどうかが大切なんであって、
その人の人柄や年齢、性別、生きてきた背景等の人間性を知るひとつのツールなんです。
「ここにこんな人間がいるんだぞー!」ってショウを通じて名乗りをあげて欲しいんだと思います。
セレブな奥様方がある作品を見ながら「この人は欲張りすぎ!!」なんて
ダメ出ししていましたが、その作庭家には「言いたいことがいっぱいいっぱいあるんだな~」
というのが伝わってきたので私はそれを感じ取れて楽しい。
あれもこれも詰め込みたいのはそんなに悪いことではないですよ。
歳取るとだんだんね、詰め込めなくなっちゃうんですから。
英語講師の関正生先生の本に書いてあってとても共感したことですが、
日本人は「空気を読む」文化なんです。
はっきり言葉で言わなくても空気を読んで伝えることを美徳としているのです。
これとは逆に英米人ははっきり伝えることがマナーです。
言葉だけでなく、庭にもまた同じことが言えます。
日本人は、さりげなく分かる人にしか分からない演出を美しいと感じる人が多いです。
足し算よりは引き算で、あくまでもさりげなく見せて欲しいという思いがあります。
私の大好きな平安の文化も全く同じで、和歌なんかは究極の空気読み合戦です。
想いを詰め込みすぎた庭はあからさまで下品と感じられやすいのかも知れませんが、
違う人種や年代の人から見ればわかりやすくて楽しい庭かもしれません。
幼少期に本当に自然の中で育った人は植物を肌で感じて生きてきたので、
説得力が違います。
文学を読みあさり、繊細な心を無くしてない人の作品も心に染み込みます。
どんなに前衛的でお洒落で今風で洗練されていても私自身、そんなに良いと感じないのは
この辺の成長過程の違いがカラーにでるのかなぁと思います。
今回一番多く目にしたバラ「ピンク・サマースノー」(春かすみ)
今回一番たまげたのはこのハンギング
ブーケのラップ部分は全て細葉のブルーデージー。
デザイン、テーマ性も素晴らしいうえに、
よくぞ全く蒸れずにこれだけ綺麗に仕上がったものだと感心しました。
びっしり上がった花芽が開いてしまうとこのハンギングの意味合いが変わってきます。
この状態でショウに飾れるなんて、どんだけ繊細な管理をしていたんだろうと作り手の努力に敬服しました。
国際バラとガーデニングショウいろいろに勉強になりました
今年植えつけられたばかりの植物や去年強剪定された植物たちには恵みの雨です。
体調の管理が難しい時期ですが、みなさんお変わりないですか?
私はちょこっと無理がきて只今入院中です
Kさま、工事が遅れていて申し訳ないです
オープンを間近に控えたお店の植栽もお待たせ中です。
あれもこれも声をかけて下さっているどなたもお待たせしたくなく、
飛んで馳せ参じたいのですが、点滴に繋がれ身動きできない状態です。
親方にも迷惑かけて本当にすみません
こんなときですが、時間はたっぷりありますので、
今までアップできなかった記事を書きますね。
先月、東京に行ってきました!
2013国際バラとガーデニングショウ
「ターシャの庭」
今年はテーマが「愛」だったこともあり、メルヘンな作品が多かったですね。
十年前と比べると年々小規模になってきた感があります。
こちらはよかった。
いろんな見解の方が居られると思いますが、私はショウガーデンにはメッセージ性を求めます。
実際に年月を重ね、家族と共に生活していく「庭」とは懸離れているところがありますが、
それはそれで良いと考えています。
造り手が作品に詰め込んだ想いに共感できるかどうかが大切なんであって、
その人の人柄や年齢、性別、生きてきた背景等の人間性を知るひとつのツールなんです。
「ここにこんな人間がいるんだぞー!」ってショウを通じて名乗りをあげて欲しいんだと思います。
セレブな奥様方がある作品を見ながら「この人は欲張りすぎ!!」なんて
ダメ出ししていましたが、その作庭家には「言いたいことがいっぱいいっぱいあるんだな~」
というのが伝わってきたので私はそれを感じ取れて楽しい。
あれもこれも詰め込みたいのはそんなに悪いことではないですよ。
歳取るとだんだんね、詰め込めなくなっちゃうんですから。
英語講師の関正生先生の本に書いてあってとても共感したことですが、
日本人は「空気を読む」文化なんです。
はっきり言葉で言わなくても空気を読んで伝えることを美徳としているのです。
これとは逆に英米人ははっきり伝えることがマナーです。
言葉だけでなく、庭にもまた同じことが言えます。
日本人は、さりげなく分かる人にしか分からない演出を美しいと感じる人が多いです。
足し算よりは引き算で、あくまでもさりげなく見せて欲しいという思いがあります。
私の大好きな平安の文化も全く同じで、和歌なんかは究極の空気読み合戦です。
想いを詰め込みすぎた庭はあからさまで下品と感じられやすいのかも知れませんが、
違う人種や年代の人から見ればわかりやすくて楽しい庭かもしれません。
幼少期に本当に自然の中で育った人は植物を肌で感じて生きてきたので、
説得力が違います。
文学を読みあさり、繊細な心を無くしてない人の作品も心に染み込みます。
どんなに前衛的でお洒落で今風で洗練されていても私自身、そんなに良いと感じないのは
この辺の成長過程の違いがカラーにでるのかなぁと思います。
今回一番多く目にしたバラ「ピンク・サマースノー」(春かすみ)
今回一番たまげたのはこのハンギング
ブーケのラップ部分は全て細葉のブルーデージー。
デザイン、テーマ性も素晴らしいうえに、
よくぞ全く蒸れずにこれだけ綺麗に仕上がったものだと感心しました。
びっしり上がった花芽が開いてしまうとこのハンギングの意味合いが変わってきます。
この状態でショウに飾れるなんて、どんだけ繊細な管理をしていたんだろうと作り手の努力に敬服しました。
国際バラとガーデニングショウいろいろに勉強になりました