寝転びの庭
「不来方のお城の草に寝転びて 空に吸はれし十五の心」
「・・・緑に吸はれしあまたの心」
大好きな石川啄木の短歌からイメージを膨らませた寝転びの庭。
縁あって広島安佐北からお声をかけて下さったKさま。
上品で気遣いのやさしいお人柄がそのまま現れたお庭になるよう心を込めて作りました。
座観式のお庭ですが、「いつまで見ていても見飽きない、ご家族や訪れた人が
つい寝転んで眺めたくなるような寛げる空間に」という想いをこめて名づけさせていただきました。
既存の樹木やプラ垣などの構造物を生かしつつ、調和のとれた新しいお庭に生まれ変わったリフォームガーデンです。
生活スペースを確保し、草取りなどの手入れの大変さや水はけの悪さも同時に解決しました。
施工前
入口にヒイラギとサツキの刈り込みがあり導線を遮っていました。
施工後
施工前
夏は草取りの手間が大変。
水はけが悪く、雨のあとは所々に水たまりができていました。
施工後
足元は歩きやすさを重視して板石貼りに。
勾配を取って水はけの問題を解決。
施工前
犬走りは経年で土が削れてデコボコでした。
施工後
一番頻繁に歩くところなので、洗い出しでスッキリと仕上げます。
軒が広いのでゆったりとした空間に生まれ変わり、歩きやすくなりました。
施工前
ヤマモモなどの大木が塀沿いに植えてあり、根が塀を壊さないかと心配しておられました。
施工後
塀沿いに植えられていた樹は撤去し、広がりのある空間に。
広大な敷地の庭以外は、一番奥のスペースを築山にして盛り上げると後で困ります。
水が家の方に返ってくるだけでなく、奥の草取りが大変になります。
将来的に考えるとよじ登ってしゃがんで草を取らないといけない生活は避けた方が良いですね
植え升の周りを通れるので管理が楽です。
春になると樹木が一斉に芽吹き、緑のトンネルになります。
木々の木漏れ日で夏の強光から杉苔や下草を守ります。
今回一番大変だったのは、団地の高い敷地の中への搬入と搬出でした。
植木の撤去や残土撤去もですが、砂利や砂、真砂土など全ての資材が1トンバックでは吊れない距離でしたので、
500キロ袋に詰め替える作業手間がかかりました。
ユンボが仕事を終えて搬出されるところ。
無事に出たのでホッ。
解体中。
春布造園の佐々木親方が台杉の植え付けと剪定をされました。
病気や剪定など樹木についていろいろ教えていただきました。
もっとお話聞きたかった~
お忙しいところありがとうございました!
雨落ちの位置調整。
洗い出し施工中。
備中砂利の洗い出し。
石貼り中。
おやつの時間になるとトコトコやってくるお隣のラッキーくん
じっと見てる→・・・からついあげる。
あげないと「ワン!」って呼ぶ→「今日はリンゴだからね、あげれんの。」って言うとさっさと行ってしまう。
雨の日は里山工房で作業
あまりの寒さに親方が薪を燃やしてくれます。
石の加工中。
防塵マスクと作業ゴーグル装備。
工事の間一ヶ月程、安佐北まで高速で通わせて頂きました。
沼隈と比べると広島は山が高く、気温が低くて雪が多いです。
地形から考えられる生活様式や文化の違いなど親方と毎日話しながら通いました。
その地域に根差す植物、動物、人の生活、考え方、建築様式、剪定方法、次々と終わりなく頭に浮かぶ。
いろんなこと感じながら道路を走っていると、民家の庭続きの山に鹿が二匹
木をハムハムしてました。
後半は雪が吹雪く中での作業が続きました。
ひどく低温になった朝、高速に乗ると、走るほどに雪は激しくなりPAには雪が積もって一面真っ白でした。
なんとか無事に現場に着くと、完成間近の庭は雪景色でした。
ハッとするほど美しい世界。
四つ目垣の柱の上にも綿帽子。
モミジの枝ってなんて繊細なんだろ
滅多に雪の降らない福山ではなかなか見ることが出来ません。
昨日までの景色が全く別の世界に変わっていたことに感動!!
雪の庭っていいなぁ。
太陽が出て雪を溶かしては、雪が突然吹雪き、の繰り返し。
寒すぎて顔がこわばる
寒いけど心はクリアです。
四つ目垣完成!
やっぱり四つ目垣はいい!!
上品です
間口をゆったりさせるためリャンコにしています。
手前の空間はできるだけ優しくお客様を迎えたい。
低木と宿根草、球根などを仕込む。
春が楽しみ
散水栓の移設に伴って立水栓を新たに設置。
見知らぬ土地でも温かい出会いが
ヒロキタの皆さまありがとうございました!
コバノズイナ
部屋から見た「寝転びの庭」
座椅子はO様よりお祝いの贈り物です。
Kさまはお料理がお上手です。
母親の帰りが遅い私の子供たちを心配して、ほぼ毎日帰り際に手料理を持たせてくださいました。
どれも手の込んだ野菜たっぷりのお惣菜で子供たちは大喜びでした。
帰った途端に倒れこむほど疲れていた私には言い尽くせないほど有難く、頂きながら涙がこぼれることもありました。
お弁当をもって来れなかったときは、お昼ご飯を用意して下さったり、風邪をひいたときは生姜の甘酢漬け、
レモンのはちみつ漬け、体力が落ちないよう、にんにくのミルク煮、らっきょう、梅干、ゴボウ茶などなど・・・
何から何まで温かく包んでくださるような方でした。
Kさまとの出会いを通じて新たな目標も見つかりました。
私の今年の目標である料理の腕を磨くこと!
健康でプラスのエネルギーで溢れる生活にはどんな食事を摂るかが一番大切だな。
料理以外でも新しく何かを始めるのではなくて、今あるものを見直す。
今でもできているけど、ちゃんと磨きをかけていない部分を磨いていく。
親方のような天才的な閃はありませんが、庭師としての腕を磨いてスキルを上げていこうと思っています。
そんな思いで今立っていられるのもKさまとの出会いがあったからです。
ありがとうございました!!
春のうららかな昼下がり、寝転ぶと「緑に吸はれし・・・」の空間が広がっていることと思います。
お会いできる日を楽しみにしています
「不来方のお城の草に寝転びて 空に吸はれし十五の心」
「・・・緑に吸はれしあまたの心」
大好きな石川啄木の短歌からイメージを膨らませた寝転びの庭。
縁あって広島安佐北からお声をかけて下さったKさま。
上品で気遣いのやさしいお人柄がそのまま現れたお庭になるよう心を込めて作りました。
座観式のお庭ですが、「いつまで見ていても見飽きない、ご家族や訪れた人が
つい寝転んで眺めたくなるような寛げる空間に」という想いをこめて名づけさせていただきました。
既存の樹木やプラ垣などの構造物を生かしつつ、調和のとれた新しいお庭に生まれ変わったリフォームガーデンです。
生活スペースを確保し、草取りなどの手入れの大変さや水はけの悪さも同時に解決しました。
施工前
入口にヒイラギとサツキの刈り込みがあり導線を遮っていました。
施工後
施工前
夏は草取りの手間が大変。
水はけが悪く、雨のあとは所々に水たまりができていました。
施工後
足元は歩きやすさを重視して板石貼りに。
勾配を取って水はけの問題を解決。
施工前
犬走りは経年で土が削れてデコボコでした。
施工後
一番頻繁に歩くところなので、洗い出しでスッキリと仕上げます。
軒が広いのでゆったりとした空間に生まれ変わり、歩きやすくなりました。
施工前
ヤマモモなどの大木が塀沿いに植えてあり、根が塀を壊さないかと心配しておられました。
施工後
塀沿いに植えられていた樹は撤去し、広がりのある空間に。
広大な敷地の庭以外は、一番奥のスペースを築山にして盛り上げると後で困ります。
水が家の方に返ってくるだけでなく、奥の草取りが大変になります。
将来的に考えるとよじ登ってしゃがんで草を取らないといけない生活は避けた方が良いですね
植え升の周りを通れるので管理が楽です。
春になると樹木が一斉に芽吹き、緑のトンネルになります。
木々の木漏れ日で夏の強光から杉苔や下草を守ります。
今回一番大変だったのは、団地の高い敷地の中への搬入と搬出でした。
植木の撤去や残土撤去もですが、砂利や砂、真砂土など全ての資材が1トンバックでは吊れない距離でしたので、
500キロ袋に詰め替える作業手間がかかりました。
ユンボが仕事を終えて搬出されるところ。
無事に出たのでホッ。
解体中。
春布造園の佐々木親方が台杉の植え付けと剪定をされました。
病気や剪定など樹木についていろいろ教えていただきました。
もっとお話聞きたかった~
お忙しいところありがとうございました!
雨落ちの位置調整。
洗い出し施工中。
備中砂利の洗い出し。
石貼り中。
おやつの時間になるとトコトコやってくるお隣のラッキーくん
じっと見てる→・・・からついあげる。
あげないと「ワン!」って呼ぶ→「今日はリンゴだからね、あげれんの。」って言うとさっさと行ってしまう。
雨の日は里山工房で作業
あまりの寒さに親方が薪を燃やしてくれます。
石の加工中。
防塵マスクと作業ゴーグル装備。
工事の間一ヶ月程、安佐北まで高速で通わせて頂きました。
沼隈と比べると広島は山が高く、気温が低くて雪が多いです。
地形から考えられる生活様式や文化の違いなど親方と毎日話しながら通いました。
その地域に根差す植物、動物、人の生活、考え方、建築様式、剪定方法、次々と終わりなく頭に浮かぶ。
いろんなこと感じながら道路を走っていると、民家の庭続きの山に鹿が二匹
木をハムハムしてました。
後半は雪が吹雪く中での作業が続きました。
ひどく低温になった朝、高速に乗ると、走るほどに雪は激しくなりPAには雪が積もって一面真っ白でした。
なんとか無事に現場に着くと、完成間近の庭は雪景色でした。
ハッとするほど美しい世界。
四つ目垣の柱の上にも綿帽子。
モミジの枝ってなんて繊細なんだろ
滅多に雪の降らない福山ではなかなか見ることが出来ません。
昨日までの景色が全く別の世界に変わっていたことに感動!!
雪の庭っていいなぁ。
太陽が出て雪を溶かしては、雪が突然吹雪き、の繰り返し。
寒すぎて顔がこわばる
寒いけど心はクリアです。
四つ目垣完成!
やっぱり四つ目垣はいい!!
上品です
間口をゆったりさせるためリャンコにしています。
手前の空間はできるだけ優しくお客様を迎えたい。
低木と宿根草、球根などを仕込む。
春が楽しみ
散水栓の移設に伴って立水栓を新たに設置。
見知らぬ土地でも温かい出会いが
ヒロキタの皆さまありがとうございました!
コバノズイナ
部屋から見た「寝転びの庭」
座椅子はO様よりお祝いの贈り物です。
Kさまはお料理がお上手です。
母親の帰りが遅い私の子供たちを心配して、ほぼ毎日帰り際に手料理を持たせてくださいました。
どれも手の込んだ野菜たっぷりのお惣菜で子供たちは大喜びでした。
帰った途端に倒れこむほど疲れていた私には言い尽くせないほど有難く、頂きながら涙がこぼれることもありました。
お弁当をもって来れなかったときは、お昼ご飯を用意して下さったり、風邪をひいたときは生姜の甘酢漬け、
レモンのはちみつ漬け、体力が落ちないよう、にんにくのミルク煮、らっきょう、梅干、ゴボウ茶などなど・・・
何から何まで温かく包んでくださるような方でした。
Kさまとの出会いを通じて新たな目標も見つかりました。
私の今年の目標である料理の腕を磨くこと!
健康でプラスのエネルギーで溢れる生活にはどんな食事を摂るかが一番大切だな。
料理以外でも新しく何かを始めるのではなくて、今あるものを見直す。
今でもできているけど、ちゃんと磨きをかけていない部分を磨いていく。
親方のような天才的な閃はありませんが、庭師としての腕を磨いてスキルを上げていこうと思っています。
そんな思いで今立っていられるのもKさまとの出会いがあったからです。
ありがとうございました!!
春のうららかな昼下がり、寝転ぶと「緑に吸はれし・・・」の空間が広がっていることと思います。
お会いできる日を楽しみにしています