露花便り

福山市の庭師のブログです。庭師の仕事や日々の生活の中からやさしさに包まれる出来事や気付きを綴っていきます。

謹賀新年 2017

2017-01-06 02:14:42 | 日記
新年が皆様にとって幸せな年になりますように!

昨年はお店(丘の上のつるばらや)や庭工事を通じて沢山のご縁がありました。

お店にご来店下さったり、ホームページを見て庭工事をご依頼頂いた方々、ご縁があったみなさまに感謝します。

以前はブログだけでしたが、最近はFacebookやインスタグラム等のSNSを通じて、沢山の方々と同時に交流できるようになりました。

SNSでも「いいね」等、応援して頂きありがとうございます!

応援してくださる方々のお名前をお一人ずつ拝見しながらページを管理していますので、お知り合いの方はもちろん、お会いしたことない方や遠方の方もお名前を記憶しています。お店に来てくださったときにはどうぞお声をかけてくださいね。

いつも温かい応援、ありがとうございます!


思えば昔はブログで一つの記事を書くのに10時間以上費やしていました。

日中は現場なので、夜中にほぼ徹夜で書き上げ、朝から仕事にいく日々を繰り返していました。

それに比べてFBやインスタはなんと楽になったことか・・!

ただ、お庭の施工例や庭に対する考え方などはブログで詳しく書き残しておきたいという思いは変わっていません。

思いはあれど、昨年は自宅のパソコンが何度か故障し、書いた文章が片っ端から消えるという状況に撃沈・・

お陰さまで日中忙しかったため、夜中はあっさり諦めて眠りに落ちる毎日でした

パソコンはその後何度か修理に出したのですが、故障続きでほぼ使えない状態だったため、昨年一年間のお庭の施工例や考え方などを書き残すことが出来ず申し訳ありませんでした


特に昨秋はスタートから三年かかって親方の思いの丈を込めた庭が完成しました。




施主様には大変ご迷惑をおかけしましたが、親方のこだわりをご理解下さり、いつも温かく迎えて下さってありがとうございました!

三年間の思いが沢山あり、こだわりを一言ではお伝えできないので、徐々にアップしていきたいと思います。

日本庭園以外にも私達の価値観に共感してくださる施主様と出逢うことができ、思いの詰まった庭が沢山生まれました。

こちらも一件ずつ丁寧に書き残して、みなさんにお伝えしていきたいと思います。



新年ということで、改めてバラと庭についての思いを書かせて頂きますね。

バラの庭というとイングリッシュガーデンやフランス式庭園を想像される方も多いと思います。

庭師の中にはバラと聞いただけで派手でうんざりする・・という方もおられますが、

様式やスタイルに対するイメージだけでバラと庭を結びつけて考えるのは少し残念です。


私達はご要望に応じて様々な庭を作りますが、どんな庭であっても日本庭園の決まりごとや排水等を最優先事項として庭を構成し植栽を考えます。

日本庭園には繊細な気遣いや視覚錯覚を利用した遠近感、日本の環境や生活で生まれた知恵と技術、美的センス等が詰まっていて、決まり事が沢山あります。

たとえ洋風の庭であってもバラの庭であってもその決まり事を必ず解決したうえで庭の構成を考えます。




庭のリフォームを検討する場合でも、家や外構全体を無視した構成になるようでは将来的に必ず問題点が出てきます。

とりあえず一部分だけ中途半端に仕上がるくらいなら、急いでやらない方が良いかもしれません。

その土地や環境で生活していくための理由や理想があって、その理に適うことが重要です。

そこに景の美が加わることも重要です。

そんな庭が時間をかけて残っていくもの、価値あるものになると考えています。





そんな考えからも、つるバラを庭の一部に取り入れるご提案をしています。

「庭」は、植物が主体となって構成されたものであれば、その土地の気候風土に大きく左右されます。

この辺りの瀬戸内地域であれば、真砂土や赤ネバ、白ネバの土質が多く、ほとんどの場合で土壌改良が必要です。

土壌改良をすることで、多くの植物が育ちやすい環境を作ることが出来ますが、中でもつるバラは病気に強く成長が旺盛なものが多く育てやすい。

限られたスペースの中でも剪定や誘引で日当たりを確保したり、成長スペースを決めて管理することも出来ます。



お隣と隣接した狭い庭の中でも、柔らかい目隠しとして生活スペースを穏やかに囲んでくれたり、日本の高温多湿の環境でも一本のつるバラが日陰を作ったりする光景は自然でとても癒されます。

その場合、庭を構成する植木や構造物の配置、耐久性も重要です。

バラにとって、日当たりは命ですが、瀬戸内地域では真夏の西日を避ける構成や風の通りを考慮した植栽や構造物が必要です。

ですから、個人の庭に広大なバラ園のようにバラばかりを植えることはお勧めしません。

誘引を頑張りすぎてもイバラ屋敷になりかねませんし、さりげない自然感がなくなってしまったら残念です。

びっちびちに誘引して、野菜を収穫するように出来るだけ花をたくさん咲かせましょうとも考えていません。

柔らかい枝のオールドローズなら、花数よりもあたかも自然に咲いたかのような美しい樹形の方が大事です。

「自然の理に適うように植物が配置されているかか」「庭に美しい景色が生まれているか」いうことを大切にしていますが、
バラは元々いろいろな楽しみ方がある植物なので、どれが正解でどれが間違いと決めることはできません。



ただ、つるバラは圧倒されるような風景を作り出す一方、一輪一輪はやさしく、繊細でさり気ない自然のままの植物だと感じています。

そんな感じ方や庭の魅力を日本の庭師目線でお伝えしていきたいと考えています。


最近ではヨーロッパの公園等でも多くの農薬が禁止される時代になりました。

日本でも無農薬もしくは減農薬で管理し、時代が変わってもバラが次の世代に受け入れられ続けるよう尽力していきたいと思います。


長々とお付き合いくださってありがとうございました

今年も庭や植物を通じて良いご縁がありますように!





命のリレー

2016-11-24 21:29:36 | 日記
今日はお世話になった方のお通夜でした。

明るくて、パワーと男気に満ち溢れていて、

気持ち良いほど毒舌で一緒にいると楽しくて、思いやりのあるやさしい方でした。

昔、現場で親方と大喧嘩になり、ユンボを動かして危険な状態のときも真っ先に間に割って入ってくれました。

心無い噂や嫌がらせを受けて、誹謗中傷されていた時も

「あっちでこうようたで~とこっちに来ていうやつが一番いけん」とさらりと言ったり。

親方が若いころ、現場でミスをしてユンボでカーポートの柱に傷を入れてしまった時も
全く責めず、アイスを買ってきてくれて、修理代も半分見てくれた。

私の拙い庭のスケッチを褒めてくれて、事務所に飾ってくれたり・・。


箒で掃いたり、カイズカを見上げたりして言った言葉でさえも思い出が笑いとなって涙になって頭の中を廻る。


先日コンビニの店員の女の子がすごい剣幕でお客に怒鳴られてて、

周りの人もオロオロしてたけど、マックンがいたらきっと「どーしょーるん?」と言いながら自然に間に入ったに違いない。


この間も親方に「夏目さん、家を建てるならどこに頼む?」と言われて、

「沼隈に建てるなら、信用できるマックンに頼む」と答えたばかりだったのに。



突然すぎて言葉もみつかりませんが、とにかく残念で仕方ないです。


頂いた言葉の重みを噛みしめながら、一人でも多くの方にお伝えしたいと思い書いています。




マックンに頂いた格言のような言葉が心の奥でずっと私を支えてくれていました。

この言葉の数々を引き継いで、次の世代に伝えていきたいと思います。


いつか私もそちらに行ったら一緒にお酒を呑みたいです。

その時は笑い転げるほどの毒舌を期待しています。



ありがとうございました。















2016年 年始の営業日のお知らせ

2016-01-03 19:32:29 | 日記
みなさま、新年あけましておめでとうございます!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


大好きな鞆の浦の朝日



遅くなりましたが、年始の営業のご案内をさせて頂きます。

 「庭.Life露花」  1月5日(火)より営業 
「丘の上のつるばらや」 1月9日(土)9時より通常営業 


庭工事の打ち合わせや測量が続きますので、「丘の上のつるばらや」は9日(土)が初営業日となります。
お休みが長くなってご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。


昨年は5月に念願の店舗「丘の上のつるばらや」をオープンしました。

多くの方のご支援を受け、たくさんのご縁に恵まれたことを感謝いたします。

お店の開店に伴って、継続中の庭工事、剪定ともに今年にかかってしまい申し訳ありません。

いつもあたたかい対応で受け入れて下さりありがとうございます。




さて、年末は例年通り29日まで二人で剪定、そこから親方は大晦日まで剪定、そして消防団の夜中の年末警戒。

私はぎっくり腰再発のため、資料作成と突然壊れたプリンター3台との闘い・・・
Kさま、資料をなかなか送れずご迷惑をおかけしました




そして今年こそはと、ムドラの村上さんに早くから作ってもらった年賀状を大晦日に書き始めるのでした




それにしても沼隈は春のように気持ち良い陽気の年明けです。



今日は日中15度くらいありました。




ぽっかぽかでビオラも満開状態キープです。

このこたち、たぶん冬は終わったと思ってる・・


コトも外で遊ぶのが楽しくて仕方ない様子。


こんなところからじーーっとこちらを見ていたりするのです。


今年は新たな取り組みや教室、イベントの開催を計画中です
Facebookページで随時お知らせしていきますのでそちらもチェックしてみてくださいね。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。






オープンから半年・・丘の上のつるばらや

2015-11-07 20:19:22 | 日記
里山の樹々の紅葉が始まり、秋の深まりを感じる季節になりましたね


2015年5月3日に丘の上のつるばらやをオープンしてから半年が経ちました。

あっという間に半年かぁ・・・余裕なくドタバタの毎日でしたが、校舎のお陰でたくさんのやさしい方々と出会えました。


校舎を改装するにあたって尽力くださった大工の野島さんや地域の方々、商工会のフジモトさん、私たちの想いに賛同して応援してくださった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです

facebookページでも530人以上の方に「いいね」して頂きありがとうございます!

口コミやSNSなどでも素敵な紹介をしてくださったみなさま、テレビ局、ラジオの取材に来てくださった方々、新聞記者、雑誌社の方々にも感謝します。



想いが強すぎてなかなか書けませんでしたが、半年で一区切り!

今日は校舎を改装してお店を出すことになった経緯と、改装工事の様子をご紹介したいと思います。




福山市沼隈町平家谷(横倉地区)の丘の上に木造校舎が建てられたのは昭和27年。

当時はバスの乗り入れもなく、本校まで歩いていくには遠すぎるため、山南小学校横倉分校として73世帯、地域の方がみんなで協力して建てられました。

二階は小学1年生から3年生の子供たちが勉強する3部屋があり、一階は職員室と保育園がありました。



子供たちは朝、二階の窓から先生が自転車で来たのを見つけると、みんなで一斉に坂を下り先生の自転車を押して丘の上まで上がってきたそうです。
子供たちが楽しそうにキラキラしている当時のお話しを聞くと、古き良き日本の情景が目に浮かびます。

当時の子供たちが使っていた小さな机とイスは、現在みろくの里の中にある「いつか来た道」に寄付され展示されています。



地域の山から木を伐りだし、大工さんと地域の方で製材してまさしく自分たちで建てた校舎でしたので、思い入れがありとても大切にされてきました。

平家谷で生まれ育った親方は、この地域の方とは全員知り合いです。

造園「庭.Life露花」の代表として庭の提案をしてきた親方ですが、庭師として京都で修行を積んできたので、当初は見た目が派手で豪華、病気も多いバラを毛嫌いしていました。

お世話になった方の紹介で福山市のばら祭に出店したり、三年ほどかけてツルバラを扱うようになり、旺盛に伸びながらも手入れされた自然咲きのつるばらの美しさと香りを知り、景色、風景になる姿に魅力を感じるようになりました。

バラ花壇のような豪華さや色とりどりを競うのではなく、楚々としたやさしさのあるオールドローズ等を庭に取り入れて魅力を伝えていくべきだと考えるようになったのでした。

沼隈は雨が少なく土質が良いため、ブドウの産地として定着しています。

バラもブドウと同じく温暖で雨の少ない気候を好むことから、この地域を綺麗にしたい、環境や古い建物を活かしたい、地域の想いも伝えていきたいという考えでこの校舎を改装しつるばらを専門に扱う店をオープンさせようと決意したのが三年前の二月・・。

様々な問題を乗り越え、たくさんの方々のお力添えでこのプロジェクトが実現しました。




校舎の改装が始まったのは3月4日。申請に半年かかったため、オープンの二カ月前からの工事になりました。

大工は福山市神辺町の「のじま家大工店」さん。
古民家再生や社寺なども手掛ける伝統工法を伝えていく木造建築のスペシャリストです。


グラグラだった床板を全て取り外し、根太をやり替えました。
予算の問題もあり、当初は諦めていましたが、のじまさんの「この建物を後世に残すべきだ」という熱い想いで工事は進んでいきました。





ほとんど骨組みだけになりました。


柱が下がって鴨居がへの字に曲がり、建具の開け閉めが出来ない状態でしたがジャッキで柱を上げて調整されています。






古い漆喰をはがす親方。




床板は丁寧に洗われ、NPO法人「沼隈民家を大切にする会」の方々によって柿渋を塗って再生されました。黒木さん、民家の会のみなさまありがとうございました!




さねを作り直して張り合わされていきます。




床板完成。




漆喰は左官職人の森岡さん。



どんどん完成していく。




校庭に生えていた木の枝を利用。のじまさんの遊び心。



古いガラスは揺らぎがあって大好きです。現場の合間に一枚ずつ洗って再利用しました。



もともとのトイレはこんな状態でした。
予算と勾配のことなどでいろいろな問題が出ましたが、こんな山奥まできてくださった方々にゆっくりして頂けないと申し訳ない・・
庭の工事を諦めてこちらを優先しました。


信頼できる水道屋グローバルさん、いつもありがとうございます!!


古い扉を再利用。



4月28日、ギリギリでトイレ完成!




照明は京都の橘商会さんで買付け。

玄関灯を後から追加して送ってもらったら駄菓子とお手紙付きでした





建具が入り、電気工事終了。

古い玄関灯に明かりが点り命を吹き返した分校。


それぞれの職人さんの工事がひとつづつ終わっていき、完成が近づく度に嬉しいような寂しいような気持ちがこみあげてきます。

「私たちの庭工事の施主さんもきっとこんな気持ちなんだろうな」と親方としみじみ・・。



そして大工さんの作業は全て終了!

ここからは親方の左官仕事や商品の準備・・徹夜の日々が続きました。



苗置き場の整備。小山社長、急ぎで無理を言いました



駐車場は地域の方々と有志の方々がボランティアで整備してくださいました。


そして迎えたオープン初日。


毎日徹夜しても間に合わず、オープン日の朝も瓦礫を片付けていましたが、地域の方々がお祝いを持って集まってくださり、何もお願いしたわけではないのに皆さんが片付けや準備、車の誘導などを手伝ってくださいました。


みなさんのやさしさが嬉しく、さすがの親方も思わず涙ぐみました。


たけしくん、あさちゃん、すーちゃん、オープンを助けてくれてありがとうねみのじ、みのばもありがとう!!



お客様には道案内がなかったり、商品に値段が付いていなかったり、足元も悪かったりと、全てに至らないところだらけで申し訳なかったです。

こんな状況でオープンしましたが、この考えや想いに賛同してくださるたくさんのやさしい方々と出会え、毎日ニコニコで過ごした半年でした

少人数で手仕事にこだわって仕事しているため、お庭のご依頼、剪定のご依頼も何カ月もお待たせしてすみません。


たくさんの方々の想いが詰まったつるばらや。

これからも地域とともに成長していけるよう、いろいろ発信していきたいと思います。


いつも応援ありがとうございます


















新スタッフみっちゃんのご紹介♪

2015-10-25 09:04:51 | 日記
今月から露花に新しいスタッフが入社しました~




みっちゃんは園芸経験の長いベテランの方ですので日頃のお困りや育て方などなんでもご相談くださいね♪
バラも専門に扱っていたのでバラにもとっても詳しいです




お客様からバラ相談を受けるみっちゃん



お陰さまで今日から私は安心して現場に出動!!

お店はみっちゃんとコトで頑張ります




植物とネコを愛するやさしいみっちゃんの応援よろしくお願いします!


秋の祭り

2015-10-13 01:40:10 | 日記
11日と12日は平家谷の秋の祭りでした。









神楽に夢中の子供たち





私の父は島根県出身で石見神楽の熱狂的支持者です。
その父の影響を受け、私も口上を覚えるほどの熱狂的神楽ファンなのです
今でも神楽太鼓が聞こえてきただけで心躍ります。

こちらは石見神楽ではありませんが、子供からご年配の方まで一緒になって神楽を見ている様子はどの地域でも同じですね。
子供のときに経験していれば、大人になってもその記憶が引き継がれていくと思うので、
子供たちが笑ったり騒いだりして神楽を夢中で見ている姿に勝手に胸が熱くなるのでした。





歴史の長い平家谷の行事はみな神秘的で、神がかっています。
これからも引き継いでいきたい風習や行事ばかりです。

今年は「丘の上のつるばらや」としてお花代をお納めできる幸せ。

この土地に呼んで頂いてありがとうございます!!

石亀さま、平家さん、赤旗神社の神さま、いつもありがとうございます!

親方はお神輿担いでおつかれさまでした








平家谷にお立ち寄りの際は是非、赤旗神社、通盛神社にもお参りくださいませ





丘の上のつるばらやに慣れてきたコト。

2015-08-30 23:51:29 | 日記



庭工事、お見積り、打ち合わせ、ご依頼頂いている全てのお客様に対応しきれず、遅れています。
楽しみにしてくださっているところ、長らくお待たせして申し訳ありません。

O先生、Y子さま、いつもやさしいお言葉に甘えてすみません。今すぐにでも飛んでいきたいです!
Oさま勉強熱心なご主人と一緒に作業していきたいと思っているのですが、なかなか伺えずすみません。
Sさま、ご依頼を頂いたのに伺えずすみません。Y先生、Oさま、Kさま、Oさま、Nさま、Mさま、何か月もお待たせしてすみません。
剪定のご依頼を早くから予約くださっている方々、今年もありがとうございます。

やさしいみなさまのお顔を思い浮かべるとお待たせしている期間が長すぎて、申し訳なさに胸が締め付けられる思いですが、より良い庭に仕上げたりご提案するため、親方と一日も休まずコツコツ進めています。

ご迷惑をおかけしますが、どうか今しばらくお待ちくださいませ





お店の方は涼しくなってきましたので、たくさんの方々にご来店いただいています。

今日も市内や遠方からもたくさんの方々にお越し頂き、ありがとうございました!



そして今日はネコの「コト」が来てました。


恐怖の台風体験からお店に連れてくるのを諦めていましたが、暇を持て余して夜中に家じゅうかけっこ運動会を始めるようになったため、日中はお店に連れてくることにしました。


すっかり慣れてどこでもリラックスの「コト」


・・・と思いきや、お客様の声が聞こえると慌てて通風孔から床下に猛ダッシュ!!


声が聞こえなくなるとこっそり這い出てきて様子窺い。



誰もいないのを確かめると床でゴロンゴロン。


ゴロン・・・。








わ~~~~ぁ。なになに・・その真剣なかお。


今日は外からちらりと覗いているところをたくさんのお客様に声をかけてもらって、ビクビクしながらも怖いことなかったので安心したようでした


やさしいみなさまに感謝です!

ネコ好きのみなさま、いつも気にかけてくださってありがとうございます






台風とネコのコト。

2015-07-17 21:53:04 | 日記
一年前、剪定に行く途中に拾った子ネコのコト(古都)








一年間の写真を振り返ると膨大な量のコトの写真がありました



正直こんなに可愛い生き物が世の中に存在するのか!!っていうくらい可愛いです



テレビ見るな~。こっち見ろ~とアピール。


食べ物には手を出す。


魚にはすごく触りたい。




普段いつも家族について回る寂しがりやですが、すり寄ったり膝に乗ったりは嫌いです。

鳴き声もほとんど聞くことがありませんが、親方に会うと激鳴き!!・・そして激スリスリ!!

めったに会えないのに何故か親方のことが大好きで、猛烈になついていました。



事務所に連れていくと大興奮!!親方の膝には飛び乗るコト。



電話中の親方に猛烈アタック・・


頭をチョイチョイ。





親方も可愛くて仕方ない様子。



拾ったときは女の子だと思い、「コト」と名付けましたが、獣医さんに診てもらうと男の子とのことでした。

男の子として育て、半年ほど経ったある日、風邪の症状で再び獣医さんに連れていくと本当は女の子だったことが判明しました。

ぎょえぇぇーーーって感じでしたが、そんなこともあるのね。

親方にだけ反応していたのも納得・・




そして昨日、「丘の上のつるばらや」に初めて遊びにきました。





知らないところで落ち着かず、物陰に隠れてオロオロ・・

大好きな親方を見ても誰だかわからない感じでビクビク・・・

初めて会うスタッフもいたため、パニック状態になりました。


カメラを向けると不信感いっぱいの顔でこっちを見てました。


このあと、窓から飛び出たコトは通風口から床下に入り込みました。

呼べど叫べど出てこず、辺りを探し回りましたが見つからず・・・。

家ネコで、毎日一緒に暮らしているのでこのまま外に置いておくなんて考えられない。

夕方になって台風が激しくなってきたので不安はピークに!!



現場から帰ってきた親方も近所中探し回りましたが見つからず。

ビビりすぎて遠くにはいけないと判断し、もう一度念入りに床下を懐中電灯で照らすとオルガンの下あたりにじっとしたまま光る眼を発見!!!

呼んでも動かないので、親方が床下に匍匐前進でもぐりこみ、一時間以上かけて救出しました。



台風で砂埃舞う床下で一時間・・・。




コトを救出したあと脱出する親方。


ぬぉぉぉぉ~~っ
親方のネコ愛に感動!ありがとうございました!!



帰ってすぐに体を洗い、何事もなかったように長男といつもの遊びに夢中のコト。
ご飯を食べて一安心。





流石に疲れてぐっすりのコトでした。


怖がりさんなのでお店は無理みたいです~



売約済みのバラたちは通路に隔離していたため無事でした。



台風でしたが大きな被害がなくて良かった



明日は売り場の片付け頑張ります



ネコのコトの他記事はコチラ
  ↓

「山道で子ネコに遭遇」

「ネコライフロカ」


オープンから一か月

2015-06-02 01:08:07 | 日記

「丘の上のつるばらや」明日6月3日で開店一か月を迎えます。


カメラを向けると走って行ってしまったNちゃん。




しゃがんで何かを拾ったみたい。


ドロ水たまりに落ちていたばらの葉を拾って手渡してくれたのでした

スコップは持参品です♪



借景の緑も美しいです


花もちの良さ抜群のクロード・モネ。

ゴールデンウイーク、ばら祭、テレビ中継など怒涛のような一か月でしたが、たくさんの方々にご来店頂きまして、ありがとうございました!
校舎が取り持ち、良いご縁がたくさんできました。


週末は店内の雑貨や多肉も大盛況

丘の上のつるばらやでは、実際に咲いたお花を見て香りや樹形を確かめて購入できるということを実現するため、
ばらの多くが7号鉢以上の仕立てになっています。

インターネットの普及でどこにいても何でも安く手に入る便利な時代になりましたが、そんな世の中と逆行してあえてネットで買えない、
ここに来なければ味わえない空気と建物、大株で元気な植物と専門知識の接客を大切にしていきたいという思いで経営しています。


そのことに共感して頂き、迷いながらも山奥まで探して来て下さりありがとうございます。

わかりにくくて辺鄙な場所にご案内することを申し訳なく思う反面、諦めずたどり着いて下さったことにご縁を感じています。

「ええところじゃなぁ」とか「こんな元気な鉢バラは見たことない!」などお声かけ下さり、この地と校舎と一生懸命育ててきたばら達をやさしい目で見て購入して頂き、嬉しくありがたい限りです。



それからプロとしか思えないぐらい素敵な写真やブログの記事などでご紹介して下さった方々、ありがとうございます!
お一人ずつにお礼を申し上げにいけずすみませんこの場を借りてお礼を申し上げます。


つるばらの開花状況やばら祭のご報告なども出来ず、いっぱいいっぱいの毎日ですが、少しずつアップしていきますね。

4年目の安曇野ウィーピング仕立ても満開になりました!


そして、肝心の庭工事とお見積りが完全にストップしていて大変ご迷惑をおかけしました


今月から腕の良い職人さんが新しく露花のスタッフに加わってくださることが決まりましたので、万年のろさが解消できると思います。


現在は多くのばらの花が満開ですが、遅咲き品種が咲き始めたのと、返り咲きの品種が二番花のつぼみを上げ始めたところです。


是非平家谷の空気を満喫しにいらしてくださいね。





2015 新年あけましておめでとうございます

2015-01-07 09:02:38 | 日記

鞆の浦の朝日





2014年はたくさんのご縁に恵まれ幸せな一年でした。
お世話になった方々に心より感謝致します

雨や雪での作業や剪定後も夜の工房での材木加工や塗装など親方は一日も休まずの12月でしたが、
私の体調不良とギックリ背中のせいで剪定も工事も手が回らず、年内に伺えないお宅がたくさんありました。
工事のほうも完成できず申し訳ない気持ちでいっぱいです
今年も引き続き感謝の気持ちを込めて全力で邁進して参りたいと思います。



本日仕事始めになります。

本年もよろしくお願いいたします!