さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

白洲正子 遊鬼 わが師わが友

2010年07月06日 | 本♪
婆さんのここ数日の愛読書は新潮文庫「白洲正子 遊鬼 わが師わが友」

白洲正子さんの著作は文章が簡潔で読みやすくとても好き♪

昭和56年10月の「芸術新潮」に書かれた「遊鬼 鹿島清兵衛」がとくに面白かった。

明治・大正期の写真家であり能笛家の鹿島清兵衛への想いを綴られたもので、

大正13年夏、梅若万三郎一世一代の「関寺小町」の笛を受けるにあたって
お粥ばかりで体力をつけずに臨み、老いさらばえた小町の心境を表現したというのに
心が震えた。

今の時代では考えられないスケールのお大尽で、
お道楽であった写真や笛がプロの道にすすむことになったらしい。

歌舞伎本によく掲載されている「九代目市川団十郎の暫」は鹿島清兵衛の作品。
現在、東京都写真美術館の「侍と私 -ポートレイトが語る初期写真- 」で
他の作品と一緒に公開中でなのでそちらも拝見するのが楽しみである。


キョウチクトウ

2010年07月06日 | 植物
キョウチクトウ科

夏の花ですが、白い花は涼しげでいいですね。
この花をみるとテイカカズラにも似てますね。

漢字で「夾竹桃」と書くのは、細長い葉を竹にみたて、花が桃に似ている由来だそうだ。
赤やピンクの種は八重咲きが多い。
キョウチクトウは非常に毒性の強い植物でもあるらしい。