さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

たえぬ契り

2010年07月07日 | 日記
北小路功光著「修学院と桂離宮」及び「花の行く方」によると

後水尾天皇に嫁いだ東福門院が最初に経験した宮廷行事が七夕だったそうだ。

お常御殿で七枚の梶の葉に、天皇と女御が七首の和歌を贈答しあったとある。

最初に御製
「七夕のたえぬちぎりをあまの河逢ふと嬉しき風や立つらん」

女御返歌
「いつしかに我もたのまん秋毎の七夕つめの中のちぎりを」

御製
「幾年をいざやながめん星合ひの空に行きかふあまのはつ秋」

女御
「東(あずま)にもけふや吹くらん星合ひの空もすずしき秋のはつ風」

御製
「かはらずも天の河原に年をふる七夕つめのちぎりからなん」

女御
「いひ初めしその古のいかなればたえぬ契りの秋を待つらん」

結びの御製
「けふよりぞ我もたのまん七夕のあふをたえせぬ秋の契りを」

後水尾天皇25歳、女御14歳の若さなのにさすがですね♪
女御は入内後一月も経たない時のことらしい。
旧暦の七夕なので、少し秋風がたっていたのでしょうか?


きなこ揚げパン

2010年07月07日 | 美味♪
午前中、区の出張所に用事があって出かけた際に、
久しぶりに娘が通っていた幼稚園の前にあるパン屋さんによってみた。

焼き立てホカホカの美味しそうなパンが沢山並んでいたが、
「脱脂粉乳が出た給食」時代の私にとっては非常に懐かしい「きなこ揚げパン」があったので頂いた。

時代が時代だけにあの頃の給食はかなり悲惨で(笑)
子どもたちにとっては、「食の楽しみ」というより「食の苦しみ」以外のなにものでもなかった!

アルミ製の小ぶりのボールのような容器に入れられた生ぬるい脱脂粉乳を
鼻をつまみながら一気飲み(笑)
主食はコッペパン+メチャメチャ気持ち悪い味のマーガリン。
おかずは、大半がすき焼きの薄まったごった煮のようなものばかり。

そんな中でも月に何度か、揚げパンが出る日があってそれが唯一の楽しみだった。
お砂糖がまぶしてある日ときな粉がまぶしてある日の2種類。

飽食の時代になった今振り返ると、

あの頃がとても懐かしく、貧しくても本当に幸福な時代であったように思う。

ちょくちょくデパ地下で、ヨーロッパブランドの全然名前の覚えられないパンを頂いてくるが、
この「きなこ揚げパン」に出会った時のような喜びはあまりない。


32年ぶり!

2010年07月07日 | 日記
季節外れの写真で(笑)

オランダが32年ぶりに決勝に進出することになった。

未明の対ウルグアイ戦は本当に面白かった。

このW杯を最後に現役引退をするらしい主将ファン・ブロンクホルスのミドルシュートで先制したが、
今度はウルグアイのエースであるフォルランのミドルシュートで同点にされ、
しばらくゲームはウルグアイの方が優勢にもみえた。

が、後半、スナイダー・ロッベンらが決め、今度は俄然オランダが優勢にたつ!

しかし、

あのロスタイム3分の表示が出た直後に、M・ペレイラのシュートが決まり、
またまたウルグアイの猛攻勢!
この瞬間は私は同点にしたくて、ウルグアイを応援してしまった(笑)

自国チームが出ていないと冷静かつ無責任にゲームを楽しめる(笑)

優勝候補になっていてもいろいろと番狂わせのあるW杯。
今回のオランダはやはり本当に強い!

そのチームとほぼ互角に戦った日本チームは本当に凄かったと思う。
こうなったらオランダに是非優勝してもらいたい!!!