弱い心

昼前から、太陽が強く照り付け始めて
気温がぐんぐん上昇し始めた。

曇り加減だから、きっとあまり暑くないだろう。
今のうちに外に出て走っておこうとうちを出たが
昼前になるとさすがに暑くなって、帰ってきたらシャツが汗でビッショリグッショリ。

ああ、こんな日には冷たいビールを飲んだら美味しいだろうな。

走った後に飲むビールはたまらないよねえ。

ああ、飲みたいな～飲みたいなあ～。
ビールを飲みたいなあ～～～～～～。
そして、ビールを飲んで気持ち良くなり
ゴロンと寝転がってお昼寝できたら最高なんだけど。

でも午後からはボランティアに出かけなくてはならないし
お昼にビールはなしだな、残念。

午後には出かけ、夕方には用を済ませて帰ってきた。

いったんうちに戻ると、
どうしても弱い心の私は迷いに迷って悩んでしまう。

夕食の準備をして、夕食も済ませ、ホッとしたところでまたまた
心の中で戦いが始まった。

「ああ、ビールを買いに行ってこようかなあ。」
「でも、体重を増やさないように、できるだけ飲まないと決めたはずじゃなかったっけ？」
「そう決めたのは自分だったでしょう？」
「そうね、できるだけ身体は軽くしながらも粘りのある走りができるようにしておきたい。」
「じゃあ飲んじゃまずいでしょう？」
「そうそう、レース終了まで飲まないって決めたはずだった。」
「レースを終えてから、たっぷり飲んだらいいんだよ。」

ビール一つのことでこんなに悩むなんて・・・・・・ほんと情けない心だ。

ビールを飲みたい心に負けたら、すべてのことに負けそうな気がして
とうとうビールを飲みたい心に勝つことはできた。

牛乳を飲み、ヨーグルトを食べ、ほうじ茶をわかして熱くて香りのいいお茶を楽しみ
やっと人心地ついた。
そしてビールのことはいったん心から切り離すことができた。

レースが終わるまで、「ビール飲みたい心」に打ち勝つことができるかちょっと不安。

初心を忘れずに、レースが終わるまでは、頑張り通したいものだ。

そして、レースが終わったら、すご～～く美味しいビールをたっぷり飲むぞ！！