先を越された

今朝五時半、ふと目覚めた私は
娘にモーニングコールすることにした。

今日は、娘が関空から韓国に旅行に行く予定。
でも昨夜は仕事で帰りが遅くなり
朝ちゃんと起きて出かけられるかどうか心配だと言っていたので
私がモーニングコールすることにしていたのだ。

電話すると、すぐに出るには出たが
まだ眠そうな声。

それでも旅行の準備もできていたようで
しばらくしたら、乗る予定にしていた電車に乗ることができたとメールがきた。

「ああ、良かった、間に合いそうだね。」と私はホッとした。

関空に着いてからは、搭乗手続きもすぐに済ませることができて
搭乗までの時間は、食事をしたり関空の中を探検してまわったりしたという。

そして、ついに搭乗し、一路韓国の仁川空港へ。

仁川空港からは電車でソウルに向かったという。

今回の娘の韓国旅行は、娘の完全な一人旅。

ツアーなのかと思ったら、ホテルと飛行機のセットを申し込んだだけで
一人でショッピングをしたり食事をしたりするのだとか。

それを聞いて私は内心驚いた。

恥ずかしながら、私はまだ海外一人旅をしたことがない。

外国語ができないので、一人で海外に出かける勇気がないのだ。

誰かと一緒なら、助け合って何とかできるかもしれないが
一人ではなかなか勇気が出なくてまだ海外一人旅はできていない。

そう言う意味では、娘に先を越されてしまったと言える。

娘に「言葉が通じないだろうに心配じゃないの？」と聞いたら
「韓国は日本語が通るようだし、英語も大丈夫そうだから
　きっと何とかなると思う。」
と言っていた。

なかなかの度胸だ。

「きっと何とかなる。」と考えることができるのがすごいところだと思う。

「何とかなるさ！」と楽天的に考えることが出来たら
不安なんかもあまり感じないのだろうなあ。

出かける前に準備して準備して、やっとこさ出かける私と
ササッと準備して、スーーと海外にも行ってしまう娘とでは
精神的な強さも違うのかもしれない。

私も娘をちょっと見習わないと・・・。
でなければ、いつまでたっても海外一人旅はできそうもない。

よし、近いうちに私も海外旅行に挑戦してみよう。