11月3日、文化の日。
そして毎年広島で行われている「平和マラソン」が開催される日。
昨日私は、赤いバンダナがトレードマークの人が10キロマラソンを走ると聞いていたので
うちから走って応援しに行った。
5キロを走る人がたくさんやってきた後に
10キロの人たちも勢いよく走ってくるのが見え始めた。
ものすごい人なので、気をつけて見ているつもりでも
どこを走っているのか分からないことも多いのだが
赤いバンダナはやはり本当によく見え、
遠くからでもその人を見つけることができた。
「アッ!あの人だ。」
そう気づいてすぐに、私はすぐに近くで声をかけられる位置に移動した。
最後の給水所近くで、目の前にやって来るのが見えた。
どの人も汗で顔が光っている。
その人も汗びっしょりだ。
そしてちょっと苦痛に顔がゆがんでいるようにも見えた。
ここだ、ここで声を掛けなくては・・・。
私は、その人の名前を知らない。
向こうも私の名前を知らない。
ゼッケン番号を叫ぶしかないのだ。
「○○○○!、ガンバレ!!」
声が届いたかどうか分からなかったがそう叫んで
また私はすぐにゴール地点に移動した。
必死だった。
なぜならその人の走るスピードはとても速くて
ゴールするのを見ることができるかどうか?と言うぐらいの速さだったから。
速くたどりつけるコースを選び、本当に一生懸命走った。
そしてフィニッシュのゲートに着いたと思ったその時に
赤いバンダナの人は私の目の前でゴールしたのだ!!
私は駆け寄った。
「頑張りましたね、速かったですねえ、お疲れさまでした!!」
そう言うとその人は
「突然、黄色い声が聞こえた時にはびっくりしたよ。」
とちゃんと気が付いていたことを教えてくれた。
そして互いに名も知らぬ二人が、固い握手をしたのだ。
そして「じゃあ、また会いましょう!」とサラッと分かれたのだった。
名前も知らない人。
でも時々走っている時に出会う人。
もう何度も会っている人。
きっと縁があるんだろう。
また会いましょうね、これからもお互いに元気でいる間はずっと
バンダナの人は自転車で、私はランで、走り続けたいものだ。
そしていつの日か、「君の名」を聞く日もくるかもしれない。
そして毎年広島で行われている「平和マラソン」が開催される日。
昨日私は、赤いバンダナがトレードマークの人が10キロマラソンを走ると聞いていたので
うちから走って応援しに行った。
5キロを走る人がたくさんやってきた後に
10キロの人たちも勢いよく走ってくるのが見え始めた。
ものすごい人なので、気をつけて見ているつもりでも
どこを走っているのか分からないことも多いのだが
赤いバンダナはやはり本当によく見え、
遠くからでもその人を見つけることができた。
「アッ!あの人だ。」
そう気づいてすぐに、私はすぐに近くで声をかけられる位置に移動した。
最後の給水所近くで、目の前にやって来るのが見えた。
どの人も汗で顔が光っている。
その人も汗びっしょりだ。
そしてちょっと苦痛に顔がゆがんでいるようにも見えた。
ここだ、ここで声を掛けなくては・・・。
私は、その人の名前を知らない。
向こうも私の名前を知らない。
ゼッケン番号を叫ぶしかないのだ。
「○○○○!、ガンバレ!!」
声が届いたかどうか分からなかったがそう叫んで
また私はすぐにゴール地点に移動した。
必死だった。
なぜならその人の走るスピードはとても速くて
ゴールするのを見ることができるかどうか?と言うぐらいの速さだったから。
速くたどりつけるコースを選び、本当に一生懸命走った。
そしてフィニッシュのゲートに着いたと思ったその時に
赤いバンダナの人は私の目の前でゴールしたのだ!!
私は駆け寄った。
「頑張りましたね、速かったですねえ、お疲れさまでした!!」
そう言うとその人は
「突然、黄色い声が聞こえた時にはびっくりしたよ。」
とちゃんと気が付いていたことを教えてくれた。
そして互いに名も知らぬ二人が、固い握手をしたのだ。
そして「じゃあ、また会いましょう!」とサラッと分かれたのだった。
名前も知らない人。
でも時々走っている時に出会う人。
もう何度も会っている人。
きっと縁があるんだろう。
また会いましょうね、これからもお互いに元気でいる間はずっと
バンダナの人は自転車で、私はランで、走り続けたいものだ。
そしていつの日か、「君の名」を聞く日もくるかもしれない。